市報にいがた 令和4年12月4日 2780号 4面

最終更新日:2022年12月4日

新潟市の財政状況 令和3年度決算(一般会計)から

問い合わせ 財務企画課(電話:025-226-2195)

  • 令和3年度は前年度に引き続き新型コロナウイルス感染症への対応に多額の経費を要し、過去最大となった令和2年度に次ぐ規模の決算額となりました。
  • 歳入では、地方交付税や税交付金が増加したほか、旧小針野球場や旧白山浦庁舎などの売却により財産収入が増加しましたが、特別定額給付金の終了に伴う国庫補助金の減少などにより、前年度比8.3パーセント減となりました。
  • 歳出では、ワクチン接種や飲食店への感染症拡大防止協力金、子育て世帯への給付金などの取り組みにかかる経費が増加しましたが、特別定額給付金の終了や除排雪経費の減少、学校増改築の減や北区役所庁舎の整備完了に伴う普通建設事業費の減少などにより、前年度比9.3パーセント減となりました。
  • 基金は58億円を積み立てたことで残高が108億円となり、自然災害などの緊急時に必要な一定の水準が確保されました。今後も安定した財政運営を行うため、より一層の事業の選択と集中や公共施設の最適化などに取り組み、将来にわたる強固な財政運営の基盤づくりを進めていきます。
新型コロナウイルス感染症対応の取り組み
  決算額 財源※ 国県支出金など 財源※ 一般財源
感染拡大の防止 206億円 197億円 9億円
市民生活の回復 204億円 202億円 2億円
地域経済の再興 37億円 31億円 6億円
合計 447億円 430億円 17億円

※翌年度精算額を反映

歳入総額 4,490億4,899万円
対前年度比 404億1,749万円(8.3パーセント)減

歳入のグラフ


歳出総額 4,384億1,908万円
対前年度比 450億3,563万円(9.3パーセント)減

歳出のグラフ


実質収支※ 69億516万円の黒字
※歳入と歳出の差から翌年度へ繰り越すべき財源を除いた額

歳出を目的別にすると

目的別歳出のグラフ

目的別経費 令和3年度の主な取り組み
民生費 子育て世帯や住民税非課税世帯への臨時特別給付金
教育費 学校改修工事、GIGA(ギガ)スクール構想関連
土木費 新潟駅周辺整備、新潟中央環状道路整備
公債費 市債の返済、市債管理基金への積み立て
総務費 テレワーク環境整備、葛塚コミュニティセンター移転改修
衛生費 新型コロナワクチン接種体制確保
商工費 地域のお店応援商品券、飲食店などへの感染症拡大防止協力金
消防費 消防署の感染防止対策、感染防止資器材の整備

主要基金現在高の推移

主要基金現在高の推移のグラフ

 政令市移行以後、市の貯金である基金を活用した財政運営が続いていましたが、近年は積み立てに転じています。令和2年度は新型コロナウイルス感染症への対応のため10億円を取り崩しましたが、令和3年度は58億円を積み増しました。

市債残高の推移

市債残高の推移のグラフ

 学校増改築などの普通建設事業費の減少に加え、地方交付税の追加交付に伴い臨時財政対策債※の発行が抑制されたことにより、市債全体の残高が減少しました。
※地方交付税の振り替え財源。返済にかかる費用が地方交付税で措置される

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