新潟市立学校適正配置審議会第9回会議議事録

最終更新日:2012年6月1日



第9次新潟市立学校適正配置審議会 第9回会議

 日時:平成21年8月27日(木曜)午前9時30分~正午
 会場:市役所本館6階 第1委員会室

齋藤委員長

おはようございます。
 朝早くからで少し長丁場なので、事務局から区切りのいいところで5分から10分休憩を入れてくださいということです。
 お願いします。
 それでは、第9回の会議を開催したいと思います。
 本日、取材の申し込みは新潟日報社と北陸工業新聞社です。
 申し出がありますが、許可することでよろしいでしょうか。
 それでは、許可することにします。
 続いて、本日の会議の議事録署名人ですが、今日は雲尾委員と齋藤委員にお願いしたいと思います。
 よろしくおねがいします。
 早速、議事に入りたいと思います。
 まず、第8回の議事概要について、事務局からお願いします。

朝妻学務課長

第8回の審議概要について説明させていただく前に、本日の出席状況でございますけれども、登石委員が欠席でいらっしゃいます。
 14人の出席をいただいておりますので、会議が成立しておりますことをまずご報告させていただきます。
 では、前回の審議概要について説明させていただきます。
 資料の3ページでございます。
 資料Iでございますけれども、下の6に会議の経過がございます。
 まず、北区の木崎中学校の審議に入りまして、さらに継続になりました。
 また、東区の審議を終了し、中央区の検討に入りまして、鏡淵小学校のところで時間になりましたので、中断となりました。

齋藤委員長

第8回会議概要ですが、よろしゅうございますか。
 では、資料2以下について、課長から説明をお願いします。

朝妻学務課長

その前に、前回の私の発言について、訂正させていただきたいと思います。
 前回、審議の初めの方で、皆様にご確認いただいております議事録では8ページになりますけれども、委員長から、委員会の採決方法についてお尋ねがありました。
 そのときは、木崎中学校についての審議を進めている流れの中でのお尋ねでしたので、審議の途中での採決は規定にないと申し上げたことがございます。
 正しくは、審議会規則の第5条第3項に「議事は出席委員の過半数で決し、可否同数のときは委員長の決するところとする」という規定がございますので、前回の場合も委員長判断で採決することも可能でした。
 申しわけありませんが、説明を訂正させていただきたいと思います。
 よろしくお願いいたします。

齋藤委員長

確認しましたが、途中ですし、8区全部を検討していないので、最後に見直した段階で、審議会答申を出す段階での採決でいいのではないかと委員長は考 えているので、木崎中学校は視察等を含めて、また話し合うということになっていますので、大筋は前回の会議通りで進むということでご了解いただきたいと思 います。
 それでは、審議状況についてお願いいたします。

朝妻学務課長

4ページからの資料II「適正配置審議会の審議状況について」は、市議会と区の自治協議会に説明するためにまとめたものでございます。
 現在、すべての小規模校と大規模校を対象に、地域と協議を進めていくための方向性について審議をいただいております。
  スケジュールとしては、区の方向性についてまとまったところから教育委員会や市議会、区の自治協議会に説明し、そこでご意見などがあれば審議会に報告し て、再編案の全体のバランスや区同士、学校同士のバランスなども含めて見直して、来年4月に答申を予定しているということでございます。
 こちらの資料で、配置計画というところに平成22年4月とございますけれども、答申後配置計画を教育委員会がまとめていくという意味で、平成22年4月としてございます。
 答申は、検討したすべての小規模校と大規模校を対象としたものになるのではないかと思いますけれども、教育委員会では、さらに緊急性などから対象校を絞り込んだ再編計画を策定しまして、それから地域との協議に入ってまいります。
 ここまでで、北区と東区についてはある程度まとまってまいりましたので、9月に市議会と北区、東区の自治協議会に説明したいと考えております。
 3にありますように、北区は中学校が3校減、小学校が5校減、審議中が木崎中学校1校となっております。
 4の東区では、中学校は対象校がないのでそのままですし、小学校は1校増という形で審議が進んでいると思います。
 具体的にこの内容を示したものが別紙1と2になります。
  この2回の審議を終えた段階で、北区と東区2区の状況を俯瞰してみますと、通学距離について、国の基準を超えて広い校区に再編する所がある一方で、国の基 準内でも遠いということで統合しない所がありますので、答申前には若干バランスを取っていく必要があるのではないかと考えております。
 この辺りのところも、市議会や自治協議会で説明して、再編案自体審議中であること、それから、地域の皆様に再編が決定したという誤解を生まないよう理解していただこうと考えております。
 以上、説明に用います資料について、説明させていただきました。

齋藤委員長

ありがとうございました。
 資料IIに関わりまして、ご質問、ご意見はございますでしょうか。
 よろしゅうございますか。
 続きまして、資料IIIに入ります。
 中央区の追加資料関係です。
 課長からお願いします。

朝妻学務課長

8ページの資料IIIによりまして、中央区について説明を追加させていただきたいと思います。
 まず、前回、白新中学校と関屋中学校の審議の中で、距離が遠いということで統合しないという形になっていたかと思います。
 しかしながら、関屋小学校のところで関屋中学校区の浜浦小学校との統合ということで、距離は問題ないというお話がございました。
 小学生で関屋小学校が問題ないのであれば、隣接する鏡淵小学校もそう距離の違いはないので、まして中学生であれば大きな問題にならないのではないかと思います。
 そこで、関屋中学校の位置を起点にして、各小学校区で一番遠い所の直線距離を調べてみました。
 一番遠い白山小学校が右側の欄にありますけれども、3.8キロメートルで、中学校の基準の6キロメートル以内になっています。
 北区ではこれよりはるかに遠い学校区を設定したと思いますので、そことのバランスを考えますと、白新中学校と関屋中学校を統合しても無理がないのではないかと思われます。
 本日は、白新中学校も、もし距離以外のところで統合しないというお話を進めていただくということであれば議論いただければと思います。
 二つ目は、鏡淵小学校のところです。
 特別支援との関係について資料をまとめましたので、説明させていただきます。
 上の表は、今年の鏡淵小学校の状況です。
 特別支援学級が1学級、がんセンターの院内学級が2学級あります。
 特別支援学級は、市内の82校にあります。
 また、院内学級は病院内にありますので、適正配置から見て特別な状況ではないと思います。
 このほか、比較的軽度の障がいがある児童が週1日か2日、通いで障がいに応じた特別な指導を受けている通級指導教室というものがありまして、これが3種類4学級あります。
 通級指導教室は、市内に9校ありまして、鏡淵小学校は規模が大きく、センター的な位置にあります。
 ただ、このセンター的な配置については、市全体で考えるものと教育委員会では考えておりまして、通常学級を対象とした学校の適正配置とは別枠にお考えいただけないかと思います。
 したがいまして、鏡淵小学校につきましても、通常学級のみを対象にご審議をいただきたいと思います。
 ちなみに、参考のところに礎小学校と新潟小学校の統合のときの資料がございます。
 これは、両校を統合した当時、礎小学校に特別支援教室が2学級ありましたので、保護者の方々の理解を得て新潟小学校に移したという経緯がございました。
 以上、中央区の追加資料について説明させていただきました。
 ご審議をお願いいたします。

齋藤委員長

ただいまの追加資料について、ご質問がございましたらお願いします。
 よろしゅうございますか。
 それでは、前回、白新中学校につ いては統合しないという形で一応の結論を得たのですけれども、中央区の検討資料の7の5ページになりますけれども、統合ということになると、関屋中学校と 白新中学校が統合する場合は20学級になって、寄居中学校と統合すると14学級になると。
 この資料に基づいて、白新中学校は統合しないで残すという結論になっていたのですけれども、ただいま事務局から説明がありましたように、白新中学校と統合した場合は国の規定にある範囲内になりますということです。
 寄居中学校と統合した場合どうなるかが出ていないのですけれども、事務局からすると、前回、通学距離で、大きな国道とか道路がたくさんあって、かつ、この地区の学校はすべて自転車通学を認めていないということもありまして、統合しないという結論になりました。
 再度検討してほしいということが事務局から追加資料に基づいて出されています。
 これは、白新中学校が寄居中学校と統合する場合も全部規定の距離の範囲だということですか。

朝妻学務課長

参考資料の学校配置図をごらんいただきたいと思います。
 いわゆる新潟島部分ですと、海岸線で約6キロメートルということで、どこも国を基準とすれば1学校区にしてもいい距離になるかもしれないというくらいの広がりしかございません。
 まして、今ほど寄居中学校区との統合ということで委員長からお話がありましたけれども、この下にあるメジャーを当ててみますと、2~3キロというところだと思います。
 ですから、どちらも距離的には可能ですし、新潟市の中でも一番交通機関の便のいい所ですので、この中で距離だけで遠いというのは、少しバランスを欠くのではないかと思っております。

齋藤委員長

今の説明を聞くと、距離だけから行くと、中央区の新潟島の所は中学校は1校でいいのではないかということになります。
 そういう点で、統合 しない理由が距離だけでは、今まで審議してきた南区など、そちらは自転車通学やスクールバスの問題があって、すっと統合という議論になったのですけれど も、こちらは自転車やスクールバスの問題はなしということで進んできていたもので、通学距離ではなくて通学手段も前回説明があって、大きな国道などを挟ん でいるので統合しないということになったのですが、ただ、それが記録に残っていないと言われたので、まさかという感じなのですけれども、確かに発言したの ですけれども。
 ですから、事務局からは考え直してほしいということなのですが、委員の皆さんはいかがですか。
 委員長があまり言うと悪 いのですけれども、例えば、中学校に進学する小学校を考えると、そこの神社や古町の地の利などを考えると、白山小学校が新潟小学校の方が近いなということ で、関屋に行きなさいというのは、今までの活動をすべて分断するように取れるので、ちょっとと浮かぶのですが、もし再検討するのであれば、寄居も含めて検 討しないとだめなのではないかと。
 まず、議事の進行としては、前回、統合しないで白新中学校でずっと行きますとなったわけなので、事務局は検討してほしいということなのですけれども、再検討に賛成のご意見はございますか。
 なしのようです。
 前回の記録が通学距離だけになっているということなのですけれども、通学手段がここの所は徒歩以外認めていないと。
 スクールバスや自転車を一切認めない地区になっています。
 今度は認めなさいというところまでここで決めることになるでしょうか。

朝妻学務課長

実際の通学方法については、学校の考え方や教育委員会としても考えていく部分があると思いますので、審議会の中では、いろいろこういうことが考えら れるという時点で議論いただいて、このやり方でというところは行政の責任で、学校と相談しながら答申に沿って考えるというような進め方をしていきたいと 思っております。

齋藤委員長

行政の方でまた検討すると。
 ですから、私が言ったのは、現状がそうなっているとご理解いただきたいと思います。
 事務局の言うように再検討しなおすことに賛成のご意見はございますか。

坂上委員

この地図を見ましても、新潟島の一番はずれにある関屋中学校に白新中学校と統合するよりも、地域を考えても、旧新潟市内ということで、寄居と白新が一緒になった方が、町の中だけでぴったりくるような気がします。
白山小学校が一緒の中学校になったときに一番外れの関屋中学校まで子どもたちが通うというのは、関屋中学校がとても外れにあるということから見ても、白新と寄居の方がいいような気がします。

齋藤委員長

では、検討し直すことに賛成ですね。
 ほかの委員の方はどうでしょうか。

伊藤委員

議事録に訂正はありましたか。

朝妻学務課長

字句の若干の訂正はあったかと思いますけれども、文脈的な訂正はございません。

齋藤委員長

では、今日の段階では、事務局の再検討して欲しいということですけれども、坂上委員から賛成意見で、もし再検討するのであれば、白新は寄居じゃないかという意見があったことにとどめて、結論は出さないで先に行くと。
 多分、今まで審議してきたところに比べると、ここの関屋、浜浦、有明や寄居に委員の審議の意見が甘くなっているのではないかと。
  今までは遠くても統合したとか、そういう意見が結構出ていたのに、中央区へ来たら急に減ってしまったという点で、区に対しての、区内の学校についての意見 で、委員会として一貫した方針になっていないのではないかということもあろうかと思うのですけれども、8区をずっとやって、地元の意見も聞いて、また最終 的にここの会議で方向性を決めますので、まず、現段階は前回の通りで行くということでよろしゅうございますか。
 では、そのようにさせていただきます。
 まずは前回通りで、白新中学校は統合しないとさせていただきます。
 それからもう一つ、前回残ったのは鏡淵小学校と白山小学校の統合問題ですが、資料では7ページになります。
  ここに関わって、この審議会で特別支援学級については審議しないで別で考えるということは了解されていたのですけれども、鏡淵小学校は、特別支援学級だけ ではなく通級指導教室というものが設置されていて、全市の通級指導教室のセンター的な役割を持っている形で、さらに4学級あります。
 これはこの審議会で1回も審議されたことはなかったので、ペンディングになったといういきさつがあります。
 今、事務局の説明では、通級指導教室も市全体でどうするか、適正審議会とは別に考えたいと。
 特別支援学級同様、通級指導教室も検討範囲から外してやって欲しいと。
 通常学級だけでやってほしいと先ほど提案がありました。
 これについて、ご意見はどうでしょうか。
 事務局に質問しますけれども、通級指導教室は新潟市内の小学校に9校あると書いてありますけれども、鏡淵小学校のほかはどこの小学校に設置されているのか、資料か何か、情報も提供していただけますか。

朝妻学務課長

北区では、葛塚東小学校に2学級ございます。
 東区にはございません。
 中央区では、今ほどの鏡淵小学校のほかに万代長嶺小学校で3学級ございます。
 江南区では、亀田西小学校に1学級ございます。
 秋葉区では、新津第一小学校に3学級、結小学校に1学級ございます。
 南区では、白根小学校に1学級ございます。
 西区では、内野小学校に1学級です。
西蒲区では、巻南小学校に1学級ございます。
 以上、9校でございます。

齋藤委員長

分かりました。
 それらの学校が適正規模の検討対象に上がったときにも、全部考慮しないというのが事務局の提案かと思います。

笹川委員

白山小学校と鏡淵小学校の統合というのは、学級の規模数からいえば合わせて14学級ですので、同じ中央区の、先日審議された関屋小学校、浜浦小学校が15学級ということですので、規模的には条件を満たしているというか、適正なのではないかと思います。
 距離的にも、特に通学に不便だということもありませんので、この二つを統合するということは、私は異論はないです。
 前回は、特別支援学級のことが問題になったのです。
 私が懸念したり、少しお聞きしたいと思っているのは、鏡淵小学校になぜセンター的な機能を持たせる支援学級を置いたのかということです。
 現在は7学級ということで、非常に少人数の小学校だということもあるいは理由にはあったのではないかという気もするのです。
 これが統合しまして450人規模となった場合、特別支援学級を500人近い児童のいる学校に併設しても全く問題がないのかどうかという懸念があるので、それがなければ、この両校が統合することに私は異存はありません。
 その辺はどうでしょうか。

齋藤委員長

質問ですね。
 では、課長、お願いします。

朝妻学務課長

通常学級の規模と特別支援学級の規模とは、特に通常学級の規模が大きいとか少ないということによって大きな問題があるということは聞いたことがございません。
 実際に、通級指導教室がある結小学校というのは大変大きな学校で、今、市之瀬小学校との再編を進めているような規模でございますので、支障はないと考えております。

齋藤委員長

ありがとうございます。
 笹川委員、よろしゅうございますか。

笹川委員

そう言われてしまえば仕方がないのですが、実態がよく分かりませんので。
 学校の先生がおられるので、その辺はどのような感じなのでしょうか。

齋藤委員長

杉中委員、お願いします。

笹川委員

普通学級の数には全く関係がないのだというお考えかどうか、その辺はどのような感じなのですか。

杉中委員

通常学級と特別支援学級ということでありますが、教育活動の面でも、学校運営的な面でも問題はありません。
 むしろ、特別支援学級があり通級指導教室があるということは、通常学級の子どもたちにとっても、教育的には大変効果があると思っています。
  ただ、この適正配置の問題の前に、やはり、特別支援教育の方向性として、通級指導教室のセンター的な役割をする学校が各地域に必要だという時期がありまし て、そういう中で鏡淵小学校がその任を持ったといいますか、恐らくそういう依頼があって、校舎の改築等もありましたので、そういう経緯の中で特別支援学 級、通級指導教室を設けたのではないかと思っています。
 それで、中央区では主に鏡淵小学校に、言語障害、難聴、発達障がいの通級の子どもたちは行っているのではないかと思います。
 東区になると万代長嶺小学校へ行っているのではないかということで、今ほどご説明がありました小学校9校というのは、それぞれの地域のセンター的な役割を担っていますので、恐らく各地域の距離的にちょうどいい学校に配置されているのではないかと考えております。

齋藤委員長

ありがとうございます。
 それでは、鏡淵小学校と白山小学校は特別支援学級及び通級指導教室については、この適正審議会では枠外に置いて、通常学級だけで検討するということで確認させていただきますが、よろしゅうございますでしょうか。
 ありがとうございます。
 それでは、鏡淵小学校と白山小学校の統合について、ご意見をいただきたいと思います。
  委員長は、先ほど言いましたように、白山小学校は神社や古町で、新潟小学校と統合した方がいいのではないかというのが、原則的にそちらだろうという考え方 をしているのですけれども、白山小学校と鏡淵小学校の統合は、中学校が白新ということであれば一緒という発想かもしれませんけれども、白新はペンディング になっているのですけれども、小学校の統合問題から行くと、地の利や文化、教育活動からいくと新潟小学校の方なのではないかという考え方をしているので、 鏡淵との統合は私はあまり賛成しないと先ほど言ったのですけれども、7ページの案も、白山という13案になりますか、そういう考え方をしています。
 反対意見もあろうかと思いますが、皆さんのご意見をお願いします。

朝妻学務課長

口を挟んで申し訳ないのですけれども、13案を取りますと、鏡淵小学校の7学級が残ることになります。
 まず、どちらが切迫しているかと言えば、7学級の方をどうするかというように考えられないものかと思います。
 少し口を挟んで恐縮です。

齋藤委員長

鏡淵がどこと統合するかを先に議論してほしいという意味ですか。

朝妻学務課長

そういう形になります。
 今の13案でいきますと、白山小学校と新潟小学校が統合したときに、例えば、中学校は寄居に行くと。
 白新、鏡淵の子どもは白新に行くという形とすると、今の白新中学校ができてからは少なくとも鏡淵小学校と白山小学校は同じ中学校区でずっと来ています。
 白新中学校もそのままにするということであれば、自然に受け入れやすいのは、同じ中学校区ではないかと思います。

齋藤委員長

先ほど白新中学校の統合問題がペンディングになってしまったので、これがはっきり、白新中学校が寄居と統合するというようにまとまればすっと行くのでしょうけれども、事務局は関屋とおっしゃるので、それはちょっとという私の考えがあるのです。
 これもペンディングにしておきますか。

小林委員

前回欠席しましたので、議事録を読んだ程度の理解しかなくて、話し合いに参加するのが恐縮だと思っていたのですが、前回の議事録の中に1小1中のことについて再度触れられていたかと思います。
 私の経験では、中規模でもあります。
 1小1中で中規模校くらいの中学校だったのですが、一番のデメリットは、小学校から中学校に上がるときのリセットが効かないということです。
 同じ人間関係をそのまま引きずっていきます。
 2校あってそれが中学校で1校にということになりますと気持ちが変わりまして、いろいろな意味の人間関係の清算ができるのです。
 そこが大きいかと思いますので、1小1中は私の経験としては好ましくないと思います。
 ただ、小中一貫校は選択ですので別です。
 その学校を選ぶということができますので、こういう学区の中で考えると、選べなくて行くしかないという状況の中での1小1中はできるだけ避けた方がいいという意見ですので、この段階では、最終的には白新中学校と寄居が一つになるべきだと私は思います。
 白山小学校と鏡淵小学校が一緒になって、新潟小学校はいろいろな事情から校区外の方が入ってくるということですので、そのまま1校にしておいて、寄居中学校と白新中学校が統合して一つになるという形を考えたらどうでしょうかと思っています。

齋藤委員長

やはり、中学校の問題を解決しないとここはうまくいかないということですよね。
 白新中学校問題はペンディングになりましたので、鏡淵と白山もペンディングにしておくということになろうかと思います。
 坂上委員と小林委員からは、先ほどはお一人だったのですけれども、統合で出てきました。
 小野沢委員、どうぞ。

小野沢委員

今までの審議の流れで、基本的な考え方でいくと、白山と鏡淵小学校が一緒になって、それがちょうど規模としても14学級で適正ではないかと思います。
  ほぼ小林委員と同じ意見なのですが、そう考えていって、1小1中は経験上できれば回避した方がいいという意見があるのであれば、私もそうだと思いますの で、今置いてあります白新中学校の問題も、白新中学校と寄居中学校という線は、今まで北区、東区を考えてきた中では、非常に自然な流れではないかと思いま すが、いかがでしょうか。

齋藤委員長

ありがとうございます。
 伊藤委員、どうぞ。

伊藤委員

委員の方々の出身母体といいますか、少し変な言い方になりますけれども、その辺もわりとこの審議を聞いていると見えてくるところがあります。
 前回の白新、寄居の問題についても、だんだん議論が煮詰まってくるとそういう話になってくるのかなと思うのですが、若干そういう感じも受けました。
 それで今回また臨んだのですが、小林委員の話、小野沢委員の話を聞きまして、当然、委員長もそのようなことをおっしゃっておりますし、私も小林委員、小野沢委員の意見に賛成です。

齋藤委員長

白新問題は少し置いておくということにしたので、鏡淵、白山の問題も今日は一気に結論を出さないで置いておいて、あとで戻ってくるということでいいのではないかと思います。
 事務局は関屋とおっしゃるし、私はどう見ても、なぜ関屋が強力に推されているのかが、地図を見ても今までの学校の成り立ち、教育活動を考えても、そちらにあまり結びつかないのです。
 事務局も正直になぜ関屋なのかはっきりおっしゃっていただくと、距離ばかりをおっしゃるけれども、それは寄居も同じだと思うのです。
 だから別の要因があるのだろうと思うのですけれども。

朝妻学務課長

今、新潟島の中学生は大体1,400人くらいになっています。
 先々1,200人くらいにはなるということが大体見えてきたと思いますし、少子高齢化の流れの中でさらにそれが減っていくということになると、新潟島、海岸線で6キロメートルくらいの中で、中学校の規模として適正規模の9から18学級の中に入っていくと考えます。
 将来的には2校、あるいはさらに、本当は考えたくはないですけれども、少子化がさらに進むと、新潟島は1校くらいの人数になっていくのかなと思います。
  先般、中学校のところで二葉中学校と舟栄中学校の組み合わせという形で案としてなっているわけですけれども、推計というのはある程度外れていく部分がある ので、あまり遠くなると確かなことは言えない部分があるのですが、中学生の場合を、今いるゼロ歳児から3歳児くらいのところで見ていきますと、二葉中学校 と舟栄中学校の統合という案は、案としての寿命がそう長くはないと思います。
 そういう流れの中で、これははるか先の推計になるので、今の段階では舟栄と二葉の統合ということで、それが一番妥当なのかなとは思うのです。
  けれども、将来的に子どもたちが減っていくという先を見ていくと、関屋中学校が非常に西に寄ってはいるのですが、ここを何か考えないと、将来的には新潟島 自体のバランスが崩れていくのではないかという視点から、関屋中学校を早い時期から検討対象に入れていきたいという気持ちがあります。
 それが一つのこだわりとして、関屋中学校と白新中学校という案を作ったということでございます。

齋藤委員長

委員長があまり言うと悪いのですけれども、この会議は第9次なのです。
 要するに、今おっしゃっている問題は第10次配置審議会で検討することではないかと。
 そんな先まではということがあって、推計からの心配ですが、都市開発のマンション群やそちらの問題もあるし、それは第10次で議論していただければいいのではないかと思います。
 今聞くと、白新と関屋はそれほど私としては強硬に言う必要もないのではないかということを改めて思いました。
 議事進行問題になりますけれども、事務局も考えを変えないと思いますので、今日の段階では、白新中学校、鏡淵、白山の3校についてはペンディングして、今お3方からご意見が出ましたけれども、次にはっきりどこと結びつくかを決めたいと思います。
 よろしゅうございますか。
 ありがとうございます。
 次に、資料の9ページに進みます。
 もっと難物のようにも取れるのですけれども、豊照小学校、湊小学校、栄小学校、入舟小学校の4校です。
 皆さんからご審議いただいて、中間答申から行くと、この4校全部を一つの学校に統合しても適正規模になります。
 この4校を統合して一校にするというのが中間答申から行くと一つ浮かぶのですが、小林委員も言われたように、中学校の方が二葉中学校と舟栄中学校と統合することになりましたので、4校一緒になった場合、小学校1校、中学校1校になるという形になります。
 小林委員の見識からいくと、4校一緒ではなくて2校で1校ずつくっつけるのはどうかということが出てくるかと思います。
 まず、小林委員から先に意見を出していただけますか。

小林委員

先ほどの事務局の話を聞きまして、新潟島全体で最終的には1中学校区になる可能性も将来的にはあるということなのですが、過渡期で舟栄と二葉中学校 が一緒になって小学校4校が一緒になってということもやむを得ないかなというところもあるのですが、どことどこをくっつけて、2校、2校で何とかうまく凌 ぐことが得策かどうか。
 私には小学校のこの規模で、豊照とどこかをくっつけて何とか2校で1小学校、2小学校をこの学区に残して、うまく舟栄と 二葉をくっつけて1中学校に行かせるということが可能であればそれが一番望ましいと思うのですが、浜浦小学校の校長である杉中委員から意見を聞きたいと思 います。

齋藤委員長


ありがとうございます。
 杉中委員、お願いします。

杉中委員

まず、中学校が舟栄中学校と二葉中学校を統合するという方向性は確認されているわけです。
 それで、湊小学校と豊照小学校と二葉中学校というのは、今は同じ中学校区であるわけです。
 栄小学校、入舟小学校は舟栄中学校区ということでありますので、2小1中というご意見もなるほどなとは思いますが、例えば、航空写真を撮りますと、湊、栄、入舟はみんな一緒くたに入ってしまうような距離なのです。
 そういうことでありますので、この場合は4校一緒でもやむを得ないのではないかと思います。

齋藤委員長

学校関係の委員からは4校を統合して1校でやむを得ないのではないかと。
 その場合、1小学校1中学校になるということになります。
 他の委員の方はいかがでしょうか。
 笹川委員、どうぞ。

笹川委員

先ほど、1小1中の弊害のようなことがお話しされました。
 私はそのことに関しては全くそのとおりだと思うのです。
 特に、いじめなどを受けた子どもがそのまま行ってしまうということになると、なかなか中学校でも回復されないという事実を私も見ております。
 避けたいことは避けたいと思いますけれども、ただ、そのためにこの校区に関して、これを二つに統合するというのは、いかにも中途半端な感じがします。
 そういう問題はあるのですが、やむなくここは4校で統合するということがやむを得ないのかなという気がします。

齋藤委員長

ありがとうございます。
 杉中委員、どうぞ。

杉中委員

今ほどの付け足しになりますけれども、確かに1小1中というデメリットもあるかと思います。
 例えば、新潟小学校、寄居中学校も1小1中と いうこともあるので、確かにそういうところは学校運営上、教育活動上配慮しなければならないことだと思うのですが、それも念頭に置きながら、この場合は、 いわゆる下町の学校ということで、それぞれの交流も強いものがあり、適正規模でもありますので、ここは4校一緒ということでいいのではないかということで す。

齋藤委員長

ありがとうございます。
 4校を一つにするという意見だけが出ていますが、2校ずつのペアでどうかというご意見はございますか。
 なし。
 では、豊照小学校、湊小学校、栄小学校、入舟小学校の4校は1校に統合するということにさせていただきます。
 ありがとうございます。
 資料の17ページに進みます。
 鳥屋野中学校、上山中学校区に入っていきます。
 ここでは、検討対象として上がっているページは20ページになります。
 上山中学校になるでしょうか。

朝妻学務課長

すみません、17ページからお願いします。
 今は鳥屋野中学校が大規模になっておりますので、そこをどうするかというところからお願いしたいと思います。
 17ページの下に、(2)で鳥屋野中学校と、その校区にあります女池小学校と上所小学校の児童数、生徒数の推移がございます。
 今、鳥屋野中学校が22学級で大規模校の中に入っております。
 説明としては、その校区にある小学校が減少傾向にあるので、この先、鳥屋野中学校自体も減少していく可能性があるのではないかということを説明させていただきました。
 さりながら、ここで再編案を考えるとすると、大規模校ですから、分離して新しい学校を造るか、どこかと通学区域を調整するかという2種類の方法になるかと思います。
 この地域としては、分離して新設するということはなかなかできないと思います。
 そこで、18ページに、通学区域を変更するとすれば、例えばどういうところが見込まれるのかという一つの試案を作らせていただきました。
  そこで、a、b、cの3地区を調整するとしたらどうなるのかという組み合わせをしたものが19ページの上の鳥屋野中学校と宮浦中学校の通学区域の変更案に なるわけですけれども、これをやってみますと、試算では大きな変化があまりないということで、そういう中で鳥屋野中学校をどうするかというところからお願 いしたいと思います。

齋藤委員長

私なりに資料を読んだ範囲では、そこから入るとまた膠着するのではないかと。
上山中学校問題で新しい中学校を1校造るというようにはっきり出してしまえば、鳥屋野中学校は校区割りを少し変えるくらいで再編しないでいけるという。
 この中でやっていると、また白新問題と同じになりそうだと思うので、少し先走ったかもしれませんが、上山中学校を先にやって、上山中学校も新しい中学校を1校造らなくてもいいということになると、鳥屋野の方の新設問題が出てくるので。
 資料は鳥屋野から順番に書かれていますが、現実の審議からいくと、上山中学校からいった方が先に進んでいくのではないかと判断したのですが、やはり鳥屋野中学校がいいですか。

朝妻学務課長

失礼しました。
 それはお任せいたします。

齋藤委員長

よろしいですか。
 申しわけありませんが、委員長としては、20ページの上山中学校が大規模校になっていて、新設中学校12学級という、中 学校適正規模は9学級以上なのですけれども、もう1校新設するということにすると、住宅地急増地域で子どもも増えているのですけれども、ここの問題が解決 できれば、上山中学校、鳥屋野中学校と接しているところで大体解決するのではないかという判断をしているのです。
 生徒数はそれほど伸びないのではないかというご意見もあろうかと思います。
 しかし、通ってみるとまだ空き地もあるので。
 この上山中学校大規模問題について、委員の皆さんからご意見がありましたらお願いします。
 新設中学校を1校造るというのが原案です。
 まず、造らなくてもいいというご意見を先にいただくと審議がかみ合っていいのですけれども。

坂上委員

先ほどの生徒数が減少するというお話をもう一度聞かせていただきたいのですけれども、どこがどう減少する予定なのでしょうか。

朝妻学務課長

資料の17ページをごらんいただきたいと思います。
 下の方の(2)で、鳥屋野中学校と、その校区にあります女池小学校、上所小学校の児童生徒数の推移がございます。
  平成27年までは今の子どもたちの推計が出ていますから、中学校はほぼ横ばいとなっておりますけれども、そのあと中学校に上がっていく女池小学校と上所小 学校の子どもたちは減っていくトレンドになっていますので、これが3年後になってくると、やはり鳥屋野中学校自体も下を向くのではないかということでござ います。

齋藤委員長

上山中学校の方は19ページにグラフが出ていて、どんどん増えていくという推計になっています。
 小林委員は中学校畑ですけれども、上山中学校問題についてご意見がございましたらお願いします。

小林委員

新設中学校を造って2校にしていくという形で提案されていると思うのですが、これからの生徒数の増加を考えると、それでいいのかなという意見です。
 先ほどから、1小1中にならないようにということで、私なりに見てきたのですが、過渡期ではそういうことも出てくるのかなと。
 新設小学校も造って、鳥屋野小学校が新設小学校と一緒になって新設中学校に入っていくという、22ページの例2の形で、とりあえず過渡期ですので、ここで収める方がいいのではないかという意見です。

齋藤委員長

上山中学校の再編案について、委員長提案として、分離新設の中学校を1校造るという案にさせていただきたいと思います。
 ありがとうございます。
 連動して、急激に増えている鳥屋野小学校なのですけれども、21ページになります。
 鳥屋野小学校から分離新設して小学校1校14学級のものを造るという案です。
 ご意見がございましたらお願いします。
 現在、鳥屋野小学校は29学級なのです。
 私が見に行った範囲では、まだ住宅地が増えそうな形で、どんどん拡大しているなと思っています。
 反対意見はございませんか。
 よろしいですか。
 では、鳥屋野小学校は分離新設で、新設小学校を造るという案にさせていただきたいと思います。
 ありがとうございます。
 それでは、鳥屋野中学校に戻ります。
  これは18ページですが、先ほど課長からもご説明がありましたが、現在、大規模学校で、中学校の先生から苦労してもらっているわけですけれども、上所や女 池の小学生の数が、推計、平成27年度まで見ると減っていくのですが、平成27年度はまだずっと鳥屋野は大規模校です。
 今まで私たちが作った適正規模中学校の場合ですと、鳥屋野中学校も分離新設、1中学校を造らなければならないという中間答申からいくと、そうなります。
 ここは減っていくけれども、宮浦は減っていますから、通学区域で少し宮浦中学校に行ってもらうなり、山ノ下小学校問題と同じで、線引きを少し変えて、鳥屋野中学校をもう少し適正規模に近づける努力はする必要があると思います。
 鳥屋野中学校は分離新設しないという再編案なのですけれども、やはり、中間答申をきちんと出したのだから、それに従って小規模校については厳しくやっているように思うけれども、大規模校もきちんと厳しく分離新設せよという意見も当然あろうかと思います。
 鳥屋野中学校問題について、ご意見をいただきたいと思います。
 これも小林委員からお願いいたします。

小林委員

航空写真を見る限り、新設する中学校はどこになるのだろうと、あいているところがないと思われますので、ここは提案どおり、通学区域を見直して、できるだけ適正規模に近づけるという案でいいと思います。

齋藤委員長

ありがとうございます。
 ほかにご意見はございますか。
 なしということで、鳥屋野中学校は校区の線引きをやって、適正規模に近づける努力はするけれども、学校の統合分離問題としては扱わないということでよろしゅうございますか。
 ありがとうございます。
 これで中央区の審議は一区切りつきまして、白新、鏡淵、白山問題はできるだけ次回までに、各委員、こういったらいいのではないかと、はっきり。
 事務局もまた考えてくると思いますから、関屋、関屋と言わなくなると思うので、事務局も検討してもらいたいと思います。
 その3校が残りましたけれども、そこで区切らせていただきます。
 それでは、中央区が終わりましたので、休憩にさせていただきます。

(休憩)


齋藤委員長

それでは、審議を再開したいと思います。
 今度は江南区、資料9です。
 江南区は今日が初めてですので、事務局から概要を説明していただきます。
 課長からお願いします。

朝妻学務課長

江南区の資料で、14ページからの資料10、参考資料から先に説明させていただきたいと思います。
 一つ目の資料は、A3版の航空写真図になっています。
 学校配置図です。
 区の境界が赤い太線で、東側が北区、南側が秋葉区、北側が中央区になっています。
 江南区の開発地域は、参考資料の18ページにございます。
 配置図の中では水色で、開7から13まで、7か所ございます。
 横越中学校区の開7と8は、開発からかなり時間が経過しておりますので、落ち着いていると考えています。
 児童生徒数に影響がありそうな場所は、亀田東小学校区の開10と12、亀田小学校区の開13です。
 次に、赤い枠の学区外の認可地域が1か所あり、認18で示されています。
 ここは19ページに資料がございます。
 住宅地の開発に伴って設定したところで、丸山小学校と大江山中学校へ通学できるようにしたものです。
 そのほか、鳥屋野潟の西側、認13で、中央区に東曽野木小学校の一部が入っていて、鳥屋野小学校へ行けるようにしてある地域があります。
 地域から適正配置の話があるところは、中央区でご説明した鳥屋野潟西側の認13の東側にある上沼地域1か所です。
 ここは東曽野木小学校区なのですが、中央区になったので、鳥屋野小学校に行けるようにしたいという要望が一部の方からあるものです。
 参考資料の16ページと17ページは、学校の経緯を大まかに表したものです。
 それから、20ページから25ページまでが、各学校のデータを集めたものです。
 26ページに施設の整備状況があります。
 適正規模以外で40年以上の校舎があるところは、小学校の一番最初にあります丸山小学校1校です。
 江南区の参考資料の説明は以上でございます。

齋藤委員長

検討資料の説明を続けてお願いします。

朝妻学務課長

では、検討資料の説明をさせていただきます。
 1ページからの資料9をお願いいたします。
 2ページの始めに、市町村合併の歴史がございます。
 その下の2、学級数と児童生徒数の推移の表で、今までと同じく、網がかかっている学校は、平成27年度の時点で適正規模校で、網がかかっていない学校が今回の検討対象です。
 この表で特に統合を進める5学級以下の中学校は、両川中学校、6学級以下の小学校は大淵小学校と両川小学校の2校です。
強く進める複式学級の学校はありません。
 また、小規模校で主な校舎が老朽化していて、重点的に検討を進めようという学校は丸山小学校の1校です。
 江南区では、統合を特に進める学校が3校、校舎の老朽化によって重点的に統合を検討する範囲の学校は1校になります。
 次に、施設整備についてですが、3ページの3にありますように、6学級の大淵小学校が建て替えを終了し、酒屋小学校、割野小学校を統合する両川小学校の建て替えが進んでおります。
 4に検討対象校が規模区分別に表にしてあり、その下に配置図があります。
 4ページの5、再編案の(1)は、大江山中学校区を対象としてみたものです。
 5ページの(3)の中学校の再編案で、7学級の大江山中学校と隣接する案1の横越中学校、案2の亀田西中学校の組み合わせが適正規模になります。
 ここでは、横越中学校が平成27年度に9学級で適正規模ぎりぎりですから、この先に小規模校にならないためにも、案1の組み合わせが第1候補と思います。
 6ページに、大江山中学校区の丸山小学校と大淵小学校の組み合わせがございます。
 同じ中学校区の案1、丸山小学校と大淵小学校の組み合わせが適正規模でありますので、第1候補と思います。
 ただ、大淵小学校は建て替えたばかりですが、一方の丸山小学校は、参考資料にありましたように、築46年になります。
 このようなことから、方向性としては、2校統合が第1候補ですが、統合の時期については、教育委員会が策定する再編計画の中で検討させていただくものと考えております。
 次に、7ページの(2)両川中学校区と亀田西中学校区を対象とした検討でございます。
ここでは、両川中学校と平成22年4月に開校する両川小学校が対象校です。
 8ページの(3)で、両川中学校の相手としては、同じ旧新潟市ということで、案1の曽野木中学校が第1候補と思います。
 案2の亀田西中学校は単独で12学級あります。
 案3は20学級ということで大規模校になりますので、今後さらに少子化が進んだときの候補と考えます。
 9ページの小学校の組み合わせでは、まず、両川小学校は旧新潟市内同士ということで見ますと、案1、2、3が候補と考えられます。
 先ほども申しましたが、両川小学校は平成22年4月に酒屋小学校と割野小学校の統合によって設置する学校です。
 審議会としては、方向性として統合の組み合わせを示していただくということでお願いしたいと思います。
 次に、早通小学校ですが、案8は同じ亀田西中学校区の亀田西小学校との組み合わせになります。
 案10から12までは、旧新潟市の学校との組み合わせ。
 案16は、亀田中学校区の亀田小学校との組み合わせです。
 早通小学校は、案8の同じ中学校区の亀田西小学校が第1候補になると思います。
 次に、11ページに、亀田東小学校26学級の再編案を考えてみました。
 下の(3)にありますように、亀田中学校区の亀田小学校が15学級で適正規模です。
 12ページの上に簡単な地図がございます。
 北側に亀田駅がありまして、自由通路があります。
 その南側に、階段で信越本線をまたげる跨線橋に上がるゆきよし跨線橋がございます。
 その南側の信越本線には踏切が何箇所かありますし、亀田東中学校の東に歩道が分かれていない跨線橋もございます。
 こういう状況の中で、亀田駅の西側は亀田西小学校区なのですが、亀田西小学校は早通小学校との統合で、この案でいきますと23学級になりますので、その前提で考えますと、亀田東小学校の一部を亀田西小学校に変更することは困難と思われます。
 そこで、亀田駅の自由通路とゆきよし跨線橋を使用して亀田東小学校の通学区域の北側の一部を亀田小学校へ変更する仮の案を考えてみました。
 aの向陽1丁目から4丁目は、先ほどの開10の部分になります。
 b、cはその南側の地域です。
 13ページにさまざまな組み合わせを表にしてありますけれども、信越本線に制約されていることもありまして、今、亀田東小学校が26学級、亀田小学校が15学級ですが、どういう組み合わせも大きな効果が望めない状況にあります。
 以上で、江南区の検討資料の説明を終わらせていただきます。

齋藤委員長

ありがとうございます。
 検討資料及び参考資料につきまして、ご質問がございましたらお願いします。
 よろしゅうございますか。
 それでは、早速審議に入ります。
 まず、大江山中学校区の再編案ということで、大江山中学校は現在7学級ということで、案1から案3まで出ております。
 阿賀野川沿いで統合したらどうかという案になっているかと思います。
 ご意見がございましたらお願いします。
 市川委員、どうぞ。

市川委員

距離はどのくらいあるのですか。

朝妻学務課長

配置図の下にメジャーがございますけれども、大江山中学校の場所と横越中学校の場所ですと5キロメートルくらいですが、阿賀野川の一番北の端と横越中学校の南の端を図ってみますと、だいたい11キロメートルくらいの広がりになるのではないかと思います。

齋藤委員長

ご意見はございますか。
 よろしいですか。
 ほかの委員の方。
 小林委員、どうぞ。

小林委員

大江山中学校と横越中学校を統合するということで、案1でいいと思います。
 このあと、小学校の大淵小学校と丸山小学校のことも出てきますので。
 端から端まで11キロメートルという話ですが、真ん中辺りに中学校ができれば、何とか6キロメートル以内ということなので、いいのではないかと思います。

齋藤委員長

真ん中辺りに新しい中学校を造ってということですね。
 案1を支持すると。
 ほかの委員の方、いかがですか。
 よろしゅうございますか。
 これは堤防沿いで車を走らせても、はっきり言って結構距離があります。
 異論がなければ、事務局の原案通り、案1、大江山中学校と横越中学校を統合すると。
 そして15学級にするという案にしたいと思いますが、よろしゅうございますか。
 ありがとうございます。
 続きまして、6ページになります。
 丸山小学校、大淵小学校ということで、現在、大江山中学校に入っているところです。
 先ほど、一番のお勧めも第1案で、丸山小学校と大淵小学校を統合するという案が出されています。
 案としては、全部で七つあります。
 ご意見ございましたらお願いします。
 次は小学校ですので、杉中委員から口火を切ってもらうということでよろしいですか。

杉中委員

案1、丸山小学校と大淵小学校の統合ということで賛成です。
 これまでの沿革や経緯を見てきましても、同じ大江山中学校区ということで、いろいろな活動をされておりますので、妥当かと思います。

齋藤委員長

ありがとうございます。
 ほかの委員の方、いかがですか。
 笹川委員、お願いします。

笹川委員

もう少し考えたいと思ったのですけれども、ぱっぱっと決まってしまったので。
 大江山中学校と横越中学校の統合問題がありましたよね。
 今ほど新設という話がありましたけれども、これは条件ではないわけでしょう。
 それを配慮しますと、どうなのでしょうか。

齋藤委員長

地元と話し合う形になります。

笹川委員

大淵小学校と丸山小学校を統合するとします。
 大江山と横越を統合したとします。
 この場合に、仮に横越辺りに学校が残るような事態になってきますと、大淵小学校に通っている児童はかなりの距離になってくるという問題があると思うのです。
 大江山、横越が新設という形になれば、大淵と丸山が一緒になるのもいいのではないかと思いますけれども。

齋藤委員長

18の動きがどうなるかというのも大きいのでしょうけれども。
 課長、お願いします。

朝妻学務課長

審議会にお願いする役割としては、地域と協議を始めていくための方向性を示していただきたいということですので、真ん中に造ればとかという条件付というのは困るのです。
 地元の方も本当にそう思っているかどうかはまた別の話ですし、学校統合というのはそれぞれの歴史があっての話ですから、はいそうですかというまとまり方ではなかなかないのだろうと思います。
  そういう中で、教育委員会として地域の方に、例えば、ここでは大江山中学校の小規模校を解消するためには、横越中学校との統合をということで協議に入って いかせていただいて、それから先について、実際にどうなるかということは、地域と行政との議論、協議の中で固まっていくことだと思いますので、審議会とし ては、方向性というところでお示しいただきたいと思います。

齋藤委員長

ということです。
 笹川委員のご心配はよく分かります。

笹川委員

心配しているのです。
 というのは、横越小学校は19学級あるわけです。
 これが横越中学校に行っているわけです。
 横越はそれほど大きい規模ではないけれども、大江山などに比べれば大きいわけです。
 大の方が小の方に統合されていくというのは少し考えづらいわけです。
 そうすると、新設でない限り、大江山が横越の方に統合されてくるという可能性も高いのです。
 そうなりますと、大淵小学校が横越まで通うという、丸山小学校と一緒になってこの児童がこちらに通う。
 中学校もここから横越まで通うということになると、通学的に厳しいかなという感じを持っているのです。
 ただ、それは今後の問題だということであれば、私は丸山、大淵小学校の統合、案1でいいのかなと思います。

齋藤委員長

ありがとうございます。
 心配なご意見が出たというのは議事録に残りますので、それはそれで。
 伊藤委員、どうぞ。

伊藤委員

それは非常に大事だと思います。
 これはなぜ審議しているかと言えば、そういう危惧、危うさ、不安のようなものがある程度あるわけですから、それは付帯意見というきつい形ではないにしろ、そういう意見があったということはきちんと明記してほしいと思います。

齋藤委員長

ありがとうございます。
 小林委員、どうぞ。

小林委員

横越中学校の21ページを見ていただくと、普通教室が11しかないということで、統合したあとは15学級になるのだから、多分収まらないのだろうと 思って、どこかにできるのかなと思って先ほどの発言をしたので、多分、横越中学校に吸収して統合という形は無理なのではないかと思われます。

齋藤委員長

ありがとうございます。
 学校に入ってみると、面白い作りなのです。
 私は校長だったら行きたくないけれども、昔そのようにしたのでしょうか、新しいのですけれども、ちょっと不便だなと思って入りました。
 笹川委員の危惧もあるということを残しておきたいと思います。
 では、丸山小学校と大淵小学校が統合するということにさせていただきたいと思います。
ありがとうございます。
 次に、曽野木に行きまして、両川中学校と亀田西中学校ですが、7ページの下に生徒数の変化がありますが、両川中学校だけ減っていくという形になっています。
 あと、亀田西と曽野木は増えるか現状維持という形になっています。
 それでは、両川中学校の再編案ということで、案が1、2、3とあります。
 前も新潟市だったので、統合するとしたら曽野木中学校の方ではないかということで、案1がお勧めということです。
 案は三つ出されています。
 ご意見がございましたらお願いします。
 市川委員、どうぞ。

市川委員

曽野木、両川は、昔からお互いに助けあってやってきたところで、両川はこれから生徒数が増えるということはないと思います。
 曽野木も、東曽野木小学校は少し減ってきているのですけれども、曽野木小学校は増えています。
 統合するのであれば案1で、曽野木中学校と一緒になった方がいいのではないかと言う父兄の方もいます。
 亀田西中学校へ行くよりはいいのではないかと感じます。

齋藤委員長

ありがとうございます。
 ほかにご意見ございますか。
 それでは、両川中学校は曽野木中学校と統合するという案にさせていただきます。
 ありがとうございます。
  続きまして、9ページ、両川中学校と曽野木中学校が統合することになりましたが、そこにあります両川小学校、6学級ですが、先ほど新しい校舎などいろいろ ありましたけれども、とりあえず、校舎はそれほど重きを置かないで、これを放っておくと複式にいくのだろうと思いますけれども、両川小学校を中学校と同じ ように曽野木の方ということになると、曽野木関係の小学校は曽野木小学校と東曽野木小学校と二つあるのですが、市川委員はこれはどちらをお勧めですか。

市川委員

私から見ますと、両川小学校へ行くよりは、東曽野木小学校は曽野木小学校と統合した方がいいのではないかと思います。

齋藤委員長

両川小学校。

市川委員

両川小学校と統合するあれなのですか。
 それは地域的にも難しいのではないかと思います。

齋藤委員長

両川小学校は統合しない方がいいと。
 分かりました。
 貴重なご意見ありがとうございます。
 多分、前の審議会で割野と酒屋を両川小学校に統合ということで進んできたのですが、両川小学校が6学級で、今、新しい方向性を出さなければならないと。
 新しい道路ができれば別ですけれども、現状から言うと、スクールバスを走らせるにしても曽野木の方なのではないかと思うのですけれども。
 雲尾委員、どうぞ。

雲尾委員

学校規模からいうと1案で全部統合してもいいだろうし、平均を取るならば3案でしょうけれども、交通の便からいくと2案だろうと、いずれの案もあり得ます。
  ただ、実際問題、両川小学校のスタートが来年でございますので、来年スタートする学校に更に次の再編案を示してしまいますと、そもそも来年スタートする学 校づくりをする気になれなくなってしまうのではないかということが非常に懸案事項でございまして、その点をどう配慮するかが大きな問題だと思います。

齋藤委員長

杉中委員、そういう経験はありますか。
 新設に赴任したら5年後になくなるよと言われると。

杉中委員

雲尾委員のおっしゃる通りかと思います。
 地域感情というか、住民の皆さんもせっかく二つの学校が一緒になって両川小学校という中で、これから一緒に力を合わせて学校づくりをしましょうというところに、次はあと何年ももたないのだよということではやはりいかがかと思いますので、同感です。

齋藤委員長

ありがとうございます。
 この中間答申からいくと適正規模ではないのですが、そういう事情を考慮して、今次の審議会としては残すと。
 具体的には次期、第10次でやってほしいということになります。
 両川小学校はこのまま存続させると。
 市川委員もそうでしたね。
 3人の委員がそういうご意見なのですけれども、委員長もそれでも何ら困らないし、いいなと思っています。
 事務局で案1からずっと作っていただいていますけれども、両川小学校は存続する、今回は統合しないということにしたいと思います。
 よろしゅうございますか。
 では、そのようにさせていただきます。
 ありがとうございました。
  次に、早通小学校が複数あるもので私はしょっちゅう間違えるのですけれども、亀田の早通小学校ですが、この学校は現在7学級ということで、地図通り、亀田 西小学校という、亀田西は23学級なのですけれども、この委員会で定めた24学級以下になっていますので、そことどうかと。
 案8が原案です。
 ご意見ございましたらお願いします。
 早通の子どもはどのくらいの距離になるでしょうか。
 遠い子どもです。
 早通の周りは田んぼばかりなので、外れの集落に住んでいるお子さん。
 道が曲がっているのですけれども。

朝妻学務課長

これも下にメジャーがございますけれども、直線距離でいけば4キロメートル以内くらいではないかと思いますけれども、おっしゃるように、集落が分散しておりますので、通学の安全については配慮がいる地域ではないかと思います。

齋藤委員長

ここは、登校する場合はスクールバスが必要なのではないかと思います。
 ここの小学校は視察コースに入っていましたか。

朝妻学務課長

今、コースを精査中でございます。
 ご希望であれば。

齋藤委員長

ここは統合に反対とかそういうことではないのだけれども、将来、統合が正式になった場合、私が行って見ている範囲ではスクールバスが必要かなという感じで、歩いては無理ではないかと。

朝妻学務課長

今回、両川小学校を統合して新設いたしますが、酒屋側、割野側、両方からスクールバスを出すような形にしておりますので、条件的には同じではないかと思っております。

小林委員

亀田西小学校と早通小学校はもともと亀田西中学校の学区の子どもたちですので、似ているところもあるのかなと思うのですが、早通小学校と亀田西小学 校をくっつけてしまうと1小1中になってしまうので、通学区域を小学校の方でもう1回検討して、どこかの地域の子どもたちから早通小学校に通ってもらうと いうことは難しいのでしょうか。

朝妻学務課長

学校配置図を見ますと、やはり、住宅が連続しているところと、それを区切るような形で田んぼがありまして、そこから早通の地域がありますので、住宅街から田んぼを越えて行けというのはなかなか理解が得られないのではないかと思います。

齋藤委員長

今回は案はできるけれども統合はできないのではないかと踏んでいますけれども、方向性として、今後くっつくならそこですよというくらいの考え方でどうかと思います。

市川委員

両川小学校は。

齋藤委員長

そちらに行っても中学校の問題があるので。
 亀田西に行っているもので、なかなか難しいのです。
 交通だとか区切りとかいろいろ考えるのは難しいのですが、方向性としては、今回、早通小学校は亀田西小学校、案8ということでどうかということです。
 よろしゅうございますか。
 ありがとうございます。
 それでは、先に進みます。
 11ページ、亀田東小学校が大規模化してまいりまして、分離新設問題なのですけれども、分離新設ではなくて、通学区域の変更でどうかというのが原案です。
 跨線橋などを使って、行ける範囲内の線引きを変える形でいきたいという原案です。
 まず、分離新設した方がいいというご意見もあろうかと思いますが、いかがですか。
 亀田東小学校をどうするかということについて、ご意見ございましたらお願いします。
 試算だと230人くらいを亀田東小学校から亀田小学校に線引きを変えて通学してもらうという案になっています。
 分離新設と言うこともあるのですけれども、案としては出ていませんが、杉中委員、いかがですか。

杉中委員

亀田駅も整備されましたし、明訓高校、向陽高校附近の住宅地でしょうか。
 あの辺りが増えているということで亀田東が増えているのではないかと思いますが、若干、住宅地によって亀田小学校も増えているということも伺っております。
 分離新設のエネルギー等を考えると、通学区域を変更することで適正規模になるのであれば、その方がいいのではないかと思います。

齋藤委員長

ありがとうございます。
 分離新設の案で何とかいけるのではないかと。
 ほかにご意見ございますでしょうか。
 亀田小学校も独特の作りなのです。
 亀田は一つの学校ごとに大分違っていて面食らうというか、どこへどう行けばいいのかという感じで、少し違う感じの作りなのです。
 教育委員会で線路を越える安全性は何とかクリアできるのではないかということです。
 線引きで解消を図りたいと。
 よろしゅうございますか。
 ありがとうございます。
 では、亀田東小学校の大規模の現状は、先ほど出てきた鳥屋野中学校と同じで線引き問題で解決、校区変更でいきたいということです。
 向陽何丁目までにするかはまた地元との話し合いになっていくと思いますので、この原案どおり、向陽、稲葉、諏訪が全部そちらに行くというように安易にはならないかもしれませんが、線引き問題で解決するという合意を得たということにさせていただきたいと思います。
 江南区については、ペンディングはありませんでしたね。
 ありがとうございます。
 では、もう少し時間がありますので、説明だけ受けて、次回の会議まで考えてきていただくということでよろしいでしょうか。
 次に検討するのは秋葉区になります。

朝妻学務課長

あらかじめお配りしました秋葉区の資料で、検討資料の部分に記載漏れがありましたので、今、差し替えさせていただきたいと思います。
 お願いいたします。
 少しお時間をいただきたいと思います。

齋藤委員長

それでは、秋葉区についてご説明をお願いします。

朝妻学務課長

秋葉区の資料で、14ページからの資料12、参考資料の説明を先にさせていただきたいと思います。
 一つ目の資料は、学校配置図です。
 北側に新津第二中学校という青い四角のマークがございますけれども、そこから西に真っ直ぐ行ったところで小学校区の細い境界線が南北に真っ直ぐあると思います。
 これが信越本線でございまして、南に真っ直ぐ進んでおります。
 この青い四角から西側に行ったところに白い屋根が小さくありますけれども、これが荻川駅になります。
 この配置図で10センチメートルくらい南に開17という区域がありますけれども、そこの東側に線路などで構内が広くなっているところが新津駅になります。
 こういう形でJRが通っておりまして、区の境界は赤い太線になっております。
 南北に、東は阿賀野川、それから、少し西側ですけれども、真っ直ぐ河川がありまして、これが能代川です。
 それから、西の端に信濃川がございます。
 太い黒線が中学校区の境、細い黒線が小学校区の境です。
 旧新津市の一部は校区が入り組んでおります。
 配置図の中央部分で、新津第二小学校のマークがありますが、その北側です。
 新津第二小学校と阿賀小学校の間に能代川が南北に流れておりますけれども、そこに沿って結小学校の校区に入り込むように新津第一小学校と新津第二小学校の校区があります。
 この部分が入り組んでいるところです。
 秋葉区の開発区域の説明は、資料18ページにありますので、合わせてごらんいただきたいと思います。
 水色の部分が、信越本線に沿いまして、開14から17まで4か所あり、4か所とも住宅地です。
 開14と15は開発から時間が経過しておりますけれども、ここは空き地がまだある場所です。
 特に、開15は結小学校と市之瀬小学校の再編小学校が平成23年度にできますので、さらに児童数が増加する可能性があると思います。
 開16はまだ空き地が目立ちますので、ここも児童数が増加する可能性があります。
 開17は新津第一小学校区ですが、旧新津市の特例で、ほとんどの児童が新津第三小学校へ通学しているところです。
 ここはまだ相当空き地がありますが、建築が止まっている状況なので、今後の動向が心配な地域になります。
 今ほど旧新津市の特例と申しましたけれども、旧新津市の学区外就学の基準では、旧新潟市のように許可する地域を公表して行うのではなくて、申し出があった方に個別に通学距離によって判断しております。
 19ページにその状況がまとめてございます。
 この表のうち、2行目の新津第三小学校へ行っている子どもたちのところで、美善1丁目、2丁目が今ほど説明した開17のところです。
 平成21年4月現在で34人が通っています。
 次の結小学校の126人の内、あおば通1丁目、2丁目と車場1丁目の一部で122人が、市之瀬小学校区なのですけれども、現在、結小学校に通学しています。
 この地域の子どもたちは、平成23年度から新設小学校に通学することになります。
 また、配置図で、東南の角のところに新関小学校の南側に教育事務委託を受けている地域があります。
 赤く塗っている所です。
 これは19ページに記載がありますが、旧新関村の五泉市羽下地区の小学生を新関小学校に受け入れているものです。
 平成21年度では12人いらっしゃいます。
 秋葉区で地域から適正配置の話がある所はありません。
 ただ、旧新津市では、すべての小学校を存続するという方針をもっておりました。
 16ページ、17ページは学校の経緯を大まかに表したものです。
 また、20ページから26ページまでが各学校のデータを集めたものです。
 27ページに施設の整備状況がございます。
 適正規模以外で40年以上の校舎があるところは、小合中学校と小合小学校の2校です。
 市之瀬小学校は再編によりまして平成23年度に新設校が開校しますので、廃止になります。
 秋葉区の参考資料の説明は以上でございます。

齋藤委員長

ありがとうございます。
 続けて、検討資料もお願いします。

朝妻学務課長

1ページからの資料11、検討資料をお願いします。
 2ページの始めに市町村合併の歴史がございます。
 その下の2.学級数と児童生徒数の推移の表で、同じく網がかかっている学校は平成27年度時点での適正規模校で、網がかかっていない学校が今回の検討対象です。
 この表で、特に統合を進める5学級以下の中学校は小合中学校です。
 6学級以下の小学校は新関小学校と小合東小学校、小合小学校の3校です。
 強く進める複式学級の学校は満日小学校です。
 また、小規模校で主な校舎が老朽化していて重点的に検討を進める学校としては、小合中学校と小合小学校の2校になります。
 秋葉区では、統合を特に進める学校が4校、強く進める学校が1校、校舎の老朽化によって重点的に検討する範囲の学校は2校です。
 次に、施設整備についてですが、3ページの3にありますように、6学級の新関小学校の建て替えが終了いたします。
 また、3学級の小合中学校の校舎建て替えが合併建設計画で計画されております。
 4に検討対象校が規模区分別に表にしてあり、その下に配置図がございます。
 4ページの5.再編案の(1)は、小合、金津、小須戸の中学校区を対象として見たものです。
 5ページの(3)の中学校の再編案で3学級の小合中学校と隣接する学校のうち、小須戸中学校と金津中学校の3校を組み合わせたものが案の1です。
 15学級の適正規模になります。
 案2の小須戸中学校、案3の金津中学校との組み合わせでは、9学級でぎりぎりの適正規模になります。
 案4の新津第一中学校とは、まだ空き地が多い住宅開発区域が新津第三小学校区にありますので、場合によっては大規模化が心配になる案になります。
 案5の第二中学校は、秋葉区の北東の端にある学校です。
 このようなことから、小合中学校から見ますと、案1が第1候補ではないかと思います。
 しかしながら、金津中学校から考えた場合は、案8の小須戸中学校との統合も12学級で有力候補かと思います。
 その場合、小合中学校の相手は案4の第一中学校と考えられます。
 また、案9の金津中学校と第一中学校との組み合わせにしますと、小合中学校は案2の小須戸中学校になりますが、この場合は9学級で適正規模ぎりぎりです。
 このようなことから、5ページの3中学校については、案1の組み合わせが第1候補、案4と案8の組み合わせが第2候補と思います。
 6ページからが、小合東小学校、小合小学校、矢代田小学校、小須戸小学校の検討になります。
 6ページの下のグラフで、結小学校の児童数が平成27年度に減少しているのは、平成23年度に再編校が開校するからです。
 7ページから再編案があります。
 先ほどの3中学校区のうち12学級の金津小学校を除く4小学校をまとめるのが案1です。
 この場合は18学級になり、案1では12学級の金津小学校との2校体制になります。
 小合東小学校と小合小学校だけでは、案8に飛びますが、6学級になります。
 また、さらに北側の市之瀬小学校と結小学校の再編校と一緒にすると、案7になり適正規模ですが、開発された住宅の動向によっては大規模校になってしまう心配もございます。
 案2で第三小学校との組み合わせを考えましても、この第三小学校区に通えることになっている住宅地の動向で大規模校になります。
 案3と4、5は、旧小須戸町の小須戸小学校と矢代田小学校の2校を分ける案になります。
 案6は旧新津市の3校で14学級の適正規模になり、この場合は、旧小須戸町の2校は、8ページにあります案20で、2校合わせて13学級になります。
 案9のように五つの小学校を1校にまとめると、大規模校になります。
 案21では、案8の6学級の組み合わせがセットになりますので、この場合は小合東小学校と小合小学校の小規模校が解消できないことになります。
 案22は、隣接校としての組み合わせではありますけれども、新関小学校が、先ほどの学校配置図をごらんいただくと分かりますように、山の向こう側、東側になりますので、現実的ではないと思います。
 このようなことから、案1が第1候補と思います。
 第2候補は案6と案20の組み合わせです。
 次に、11ページの新津第五中学校区の再編案です。
 満日小学校が複式学級になっています。
 新関小学校が6学級ですが、新関小学校は改築したばかりです。
 ほかに、阿賀小学校が小規模校8学級です。
 第五中学校区の4小学校をまとめる案が、11ページ下の案1で、23学級の適正規模です。
 第五中学校の中での案が、12ページに行っていただいて、案2と5、6で、案3、4は第二中学校区の結小学校との組み合わせになります。
 複式解消を優先すると、案5の阿賀小学校との組み合わせになりますが、この2校では10学級の小規模校になります。
 案2では、3校の統合校と第二小学校の2小体制ができます。
 案6は、案1から改築したての新関小学校を除いたものです。
 適正規模にはなりますが、新関小学校の小規模を解消できない案になります。
 阿賀小学校から見ますと、案10の新関小学校との組み合わせで11学級になります。
 また、案11で第二小学校と組み合わせますと、第五中学校区の真ん中を占める形になりますので、北側と南側にある満日小学校と新関小学校が小規模校のまま残ることになります。
 案14では、複式学級の満日小学校が残ります。
 新関小学校から見ますと、案18、第二小学校との組み合わせは17学級で適正規模ですが、案5の満日小学校と阿賀小学校の10学級とのセットになります。
 案20の金津小学校と新関小学校の組み合わせとは、校区が隣接していますが、先ほど申しましたように、山越えになります。
 このようなことから、新関小学校の統合時期が課題にはなりますが、方向性としては、案1が第1候補かと思います。
 以上で、秋葉区の検討資料の説明を終わらせていただきます。

齋藤委員長

ありがとうございました。
 秋葉区、主に旧新津市ということになりますが、先ほど説明がありましたように、今まで学校統廃合はしないという原則でずっと来ているというお話です。
 当然、ここで決めるとトラブルが起きると思うのですが、合併のときに、今後もしないという密約でもあるのですか。
 先ほど合併建設計画でもう2校くらいだめだと言われたので、お願いします。

朝妻学務課長

合併の直前に、旧新津市で今後の統合方針というものを何年かかけて検討して、議会の了承を得ていることがございます。
 その中では、小学校はコミュニティの中心なので、統合しないということで出されておりましたが、中学校については、統合の話がございました。
 今ほどお話しした新津第五中学校は、いくつかの中学校を既に統合した形になっておりまして、合併後も新関中学校を第五中学校に統合いたしました。
 その代わりに新関小学校は建て替えるという、中学校は統合するけれども小学校は残そうというお話が地域にあったとは聞いております。
 ただ、同じように、そのころの方針として、新津第三小学校区と第一小学校区は通学区域を若干変更したり、また、市之瀬小学校を統合して結小学校と再編校を作るという形で、実際に方針として動いております。
 今後とも統合はしないという約束事などはございません。

齋藤委員長

新関小学校は今は木造ですけれども、いつ新校舎ができるのですか。

朝妻学務課長

平成22年度までが建設年度ですので、平成23年度に新しい校舎になるということでございます。

齋藤委員長

そうすると、そこはできないことになるのではないですか。
 あと、該当しているようなものはありますか。
 歴史と伝統が違う所に入っていくので。

朝妻学務課長

建設計画として、資料11の3ページでございますけれども、小合中学校の校舎の建て替えが平成24年度に計画されております。

齋藤委員長

ありがとうございます。
 質問があればお願いします。

雲尾委員

小学校、中学校の新校舎2校ですけれども、計画されているというのは、既に実施段階に入っているという意味ですか。

朝妻学務課長

小合中学校の設計段階には入っております。

齋藤委員長

その辺も含めて、平成23年度、24年度で、説明があって統合対象になっているのだけれども、新校舎を造った場合は10年間はやらないと中間答申に書いてあるので、その問題が2校では起こるということを次回考えていただいて。
 宿題は、白新中学校、鏡淵、白山小学校の問題。
 それからもう一つは、秋葉区ということで、そこから審議に入っていきたいと思います。
 今日はここで区切らせていただきます。
 事務局にお返しします。

大科参事

長時間どうもありがとうございました。
 次回の日程でございますが、視察もございますので、後日、調整の上ご案内させていただきたいと思います。
 どうもありがとうございました。

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〒951-8554 新潟市中央区古町通7番町1010番地(古町ルフル4階)
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