新潟市立学校適正配置審議会第10回会議議事録

最終更新日:2012年6月1日



第9次新潟市立学校適正配置審議会 第10回会議 議事録


日時:平成21年11月4日(水曜)午前9時30分~12時
会場:市役所本館6階 第1委員会室

大科参事

皆さん、おはようございます。
 本日は会議に先立ちまして、10月9日に亡くなられました、齋藤前委員長のご冥福を祈りまして、1分間の黙祷を捧げたいと思います。
 皆様、ご起立お願いいたします。
 それでは、黙祷を始めます。
 黙祷。
(黙祷)

大科参事

黙祷を終わります。
 ありがとうございました。
 お座りください。
 本日の進行でございますが、お手元にお配りしました審議会規則第4条第3項の規定によりまして、委員長の職務を雲尾副委員長に代行していただきます。
 では、雲尾副委員長お願いします。

雲尾委員

よろしくお願いいたします。
 ただいまから、第10回新潟市立学校適正配置審議会を開催いたします。
 最初に、本日の出席状況を事務局から報告お願いいたします。

朝妻学務課長

ただいま、伊藤委員から少し遅れるというご連絡をいただいております。
 現在14人のところ13人の委員の出席をいただいておりますので、会議は成立していることをご報告いたします。

雲尾委員

ただいまの事務局報告のとおりでございます。
 本日は、新潟日報社、北陸工業新聞社より取材したいとの申し出がありましたが、許可することとしてよろしいでしょうか。
 それでは、許可いたします。
 それでは、審議会の運営について、事務局から説明がありますのでお願いいたします。

朝妻学務課長

齋藤委員長のご逝去によりまして、当審議会の委員長が空席となっております。
 お手元にございます、審議会規則第4条第1項の規定で、委員長・副委員長各1人を委員の互選によって定めることとされておりますので、委員長の選出をお願いいたします。

雲尾委員

では、委員長の選出をいたします。
 ご意見はありませんでしょうか。

齋藤委員

雲尾委員に委員長をお願いしたいと思います。

雲尾委員

小野沢委員は。

小野沢委員

同じです。

雲尾委員

ほかにご意見等はございますか。
 ただいま、私に委員長というご意見がありましたが、ほかにないようでございますが、よろしいでしょうか。
 では、私が委員長を務めさせていただきます。
 よろしくお願いいたします。
 そうしますと、次に副委員長選出がございます。
 副委員長についてのご意見はいかがでしょうか。
 ご意見はございませんか。
 事務局のほうには、何かご意見ございますか。

朝妻学務課長

事務局といたしましては、畠山委員に副委員長をお願いしてはと思いますがいかがでしょうか。

雲尾委員長

ただいま、畠山委員を副委員長にという事務局の意見がありました。
 ほかにご意見はございますか。
 よろしいでしょうか。
 では、畠山委員に副委員長をお願いいたしたいと思います。
 よろしくお願いします。
 それでは、審議に入ります。
 まず、議事録署名委員の指名ということでいきまして、順番からいきまして畠山委員、それから小林委員にお願いいたします。
 それでは、先回の審議概要について説明をお願いいたします。

朝妻学務課長

それでは、第9回の概要でございます。
 3ページの資料1にございます、下の6、会議の経過でございます。
 前回、中央区の審議に入りまして、江南区の審議まで終了いたしました。
 中央区では白新中学校区の検討が途中になっております。
 資料の説明は秋葉区まで終了しております。

雲尾委員長

わかりました。
 では、次に中央区、江南区についてまとめた資料がありますので、また事務局から説明をお願いいたします。

朝妻学務課長

4ページからの資料2適正配置審議会の審議状況についてご説明します。
 この資料は、市議会と区の自治協議会に説明するためにまとめたものです。
 本日、白新中学校区の審議が予定されておりますので、その結果を加えて市議会と中央区、江南区の各自治協議会に説明したいと考えております。
 1にありますように、今のところ中央区は中学校が1校減の1校増で現在と同じ9校。
小学校が4校減の1校増で3校減の18校に。
 審議中が白新中学校区の3校となっています。
 このほか、有明台小学校が統合しないことになり、方向性がない状態になっております。
 2の江南区は、中学校は2校減の4校に、小学校は2校減の8校になっています。
 旧横越町の十二前地区は北区の校区に編入することといたしました。
 具体的にあらわしましたものが別紙1と別紙2でございます。
 以上、説明に用います資料について説明させていただきました。

雲尾委員長

ただいまの説明につきまして、ご質問はございますか。
 よろしいですか。
 それでは、審議に入ります。
 前回の会議で、方向性のまとまりませんでした中央区の白新中学校、鏡淵小学校、白山小学校について、まず審議を行い、それから秋葉区の再編案について見ていくという順番でいきたいと思いますが、いかがでございますか。
 それでは、まず中央区について事務局から説明をお願いいたします。

朝妻学務課長

8ページからの資料3についてご説明いたします。
 白新中学校区の検討に先立ちまして、中央区の五つの中学校区について説明を追加させていただきたいと思います。
 この五つの中学校区は信濃川と関屋分水路と海に囲まれております。
 海岸線は6キロより少し長い程度で、例えば中央部にあります白新中学校から半径3キロメートルの円をつくりますと、その中に寄居中学校区と関屋中学校区が入るように、国の中学校の通学距離の基準6キロメートルからしますと、かなり近くに多くの学校がある地域になります。
 このいわゆる新潟島と言われています地域の範囲の児童生徒数は、1の表にありますように、平成27年度では児童数が約2,000人、生徒数が約1,300人になると見込んでおります。
 2の前回までの審議ですが、案としてまとまっておりますのは、(1)の(1)ア、二葉中学校と舟栄中学校を統合する方向性、(2)アの浜浦小学校と関屋小学校、イの豊照小学校、湊小学校、栄小学校、入舟小学校の4校を統合する方向性になっております。
 (2)の(1)白新中学校区の審議では、白新中学校を隣接校と統合することとした上で、寄居中学校の案がございました。
 また、(2)白山小学校では同じ白新中学校区同士で鏡淵小学校との統合とのご意見と、新潟小学校との統合とのご意見がありました。
 事務局からは、この中学校の範囲の生徒数が平成27年度に1,200人台になり、さらにその校区内にある小学校の児童数が減少していくことから、中学校は将来2校か1校になっていくと思われることをご説明いたしました。
 地域バランスから、この範囲で2校として、白新中学校と関屋中学校の統合案を提案させていただきました。
 白山小学校と新潟小学校の組み合わせでは鏡淵小学校が小規模校のまま残ることから、白山小学校と鏡淵小学校の組み合わせを提案させていただきました。
 今回は、白新中学校区の3校について審議することから始めるということで、前回終わっておりますのでよろしくお願いいたします。

雲尾委員長

ただいまの事務局の説明につきまして、ご意見、ご質問はありませんでしょうか。

朝妻学務課長

少し補足させていただきますと、本日の資料の9ページに地図がございます。
 前回の議論では、白新中学校と寄居中学校を一つにしますと、新潟島の地域の真ん中に学校が一つできるというような形で、関屋中学校がこの地域の中の西側に位置していることから、バランスとしてはいいのではないかというご意見がかなりあったかと記憶しております。
  一方、その場合、舟栄中学校と二葉中学校を統合した学校が、かなり小さいということがありまして、その先に舟栄中学校区の入舟小学校などがさらに小規模化 していくということを考えていくと、二葉と舟栄の統合中学校ができたとしても、それをまた早晩どこかと統合しなければいけなくなります。
 そうしますと、ここで寄居と白新を統合した学校ができていると、そことの統合になりまして、この地域の中では関屋中学校と残りの4中学校という構成ができてしまうので、それでは少しバランスが悪いかもしれないということが、事務局から説明したところでございました。
 その際、齋藤委員長からは、今回の審議会は平成27年時点で一回整理をするということにしているので、この三つの中学校にする案でもいいのではないかというご意見もあったかと記憶しております。
  ただ、ここで事務局が提案させていただきました、二葉、舟栄、寄居という三つの中学校を合わせますと、9ページ右側の二重線で囲んでございます、平成27 年度の段階で16学級と、関屋、白新というグループでいけば20学級ということで、比較的バランスがとれるかなというようなことがあります。
 この辺が、前回、意見を少しいただいたところでとまったところで、ここから議論を進めていただけるとありがたいと思います。

雲尾委員長

中学校区のことでございますが、ご意見はいかがでございましょうか。

登石委員

先回は事情で欠席させていただいたのですが、今の話ですと二葉、舟栄、寄居で三つ統合して一つにしたらどうかという話なのですが、まず私が心配なことは、どちらにしろ結構この間ですと交通量がはげしくて、特に3校ともみんな海岸沿いに建っているわけなのです。
  子供たちが通うには少し厳しいのかなという面もありますし、今度、まち全体のことをお話ししますと、この間のところ、通学の場所は昼間であるといいのです が、夕方になりますと住宅街でほとんど薄暗くなってしまうと子供たちにも危険性があるということで、少し無理もあるのかなということで、私は前々回のとき に、寄居中学校は除外視したほうがいいのではないかという話をしたかと思いますけれども。

雲尾委員長

寄居を除外視するということは、もう少し具体的にお願いします。

登石委員

最初、全体的にいきますと、小学校区が全部で五つになるわけです。
 それを見ますと、これをまた一つとなると少し厳しい面もあるのかなということで、できれば前々回では一応、多分前委員長のお話ですと、寄居中学校、新潟小学校のところは、一応適正から離したほうがいいのではないかとお聞きしたかと思うのですが。

雲尾委員長

具体的な提案といたしましてはどうなりますでしょうか。

登石委員

先々回のとおり、先回もそうでしょうけれども、二葉中、舟栄中は先々回第8回から適正に適しているのではないかということと、白新も最初はほかのと ころと統合した方がいいのではないかということであればいいのかと思っておりますし、通学場所がどちらにしても子供たちが通学する危険箇所なのです。
 ですので、ここのところを考えてもらいたいなとは思っております。

雲尾委員長

二葉中、舟栄中の統合は。

登石委員

前々回第8回のときに。

雲尾委員長

寄居中と白新中の統合はしないほうがいいというご意見でよろしいですか。
 事務局から出ています白新中学校、関屋中学校の統合にご賛成という趣旨でしょうか。
 それとも、それには触れていないのでしょうか。

登石委員

そうなりますと、自治会のところでも一つの自治会で三つの小学校に通っている子供のところがあるので、そこのところも考えた方がいいのかと思います。
 ですから、鏡淵、関屋小、浜浦小が新潟小学校と鏡淵、そして、実を申しますと、関屋小学校に通っている子供たちが一つの自治会の中にあるのです。
 ですから、そこから通うとなると厳しいのかなという場合もあるので、できれば白新中は白山小学校と鏡淵のところで一つという形で、関屋は浜浦小学校、関屋小学校の2校で、原案どおりのそのままいじらないほうがいいのかとも思っております。

雲尾委員長

再度確認しますが、白新中学校、関屋中学校の統合案についてはどういうご意見だったでしょうか。

登石委員

白新中学校と関屋中学校に関しては、これも離したほうがいいのかと。

雲尾委員長

離すというのは存続という意味ですか。

登石委員

存続そのままということで、現状維持という形のほうがいいのかと思っています。

雲尾委員長

つまりご意見としては、二葉、舟栄の統合を含めて4校体制でいくということでございますね。
 わかりました。
 そのほかいかがでしょうか。

小林委員

将来的なことを先ほど事務局のほうで話されて、9ページにあります3校、舟栄、二葉、寄居というように分けて、下のほうを白新、関屋と一緒にすると いう案が出ているのですが、たとえ将来的に平成27年度以降、最終的に二葉、舟栄、寄居、白新が1校になろうとも、それはそのとき判断すればいいことであ りますので、現段階では二葉と舟栄が一つになる。
 寄居と白新が最終的に統合して一つになる。
 関屋はそのまま残すというような形がいいと思います。

雲尾委員長

寄居と白新、二葉と舟栄の統合による3校体制という形のご意見がございます。
 そのほかいかがでしょうか。

笹川委員

私も、基本的にはその考え方に賛成です。
 つまり二葉、舟栄、それから寄居が統合を仮にしたとします。
 そうすると白新の問題が残ってきまして、これを仮に寄居のところに統合したりしますと、小学校区を考えた場合に、非常に通学も困難になるという問題もありますし、したがいまして私も二葉、舟栄は、現時点ではこの二つは統合する。
 寄居と白新がどうなるかということですけれども、白新も小規模校であったりしているわけでして、先日から問題になっております鏡淵、白山という二つが統合しますと、1中1小という問題も残るというようなことが前回からも出ているわけです。
 したがいまして、二葉、舟栄を統合する、寄居、白新を統合して、鏡淵と白山。
 少し先走ったことになるのでしょうか。
 鏡淵と白山を統合するというような方向が一番自然といいますか、妥当なのではないかと思います。

雲尾委員長

二葉中、舟栄中の統合については小規模校同士ということで、皆さんご賛成をいただいております。
 白新中学校につきましては、一番大きなことなわけですけれども、お二方が寄居中との統合案、お一方がそのまま存続するというご意見がございました。
 そのほかいかがでしょうか。

杉中委員

一つ確認をさせてください。
 5ページの別紙1白山小学校の平成27年度推移は11学級271人というのは、当初の数と若干ふえているように記憶しているのですが、この11学級でよろしいですか。
 10学級というように記憶しているのですけれども。

朝妻学務課長

11学級271人でございます。

杉中委員

10学級ではなくて11学級ということですね。
 当初もこの推計でしたでしょうか。

朝妻学務課長

中央区の検討資料の2ページにございます資料でも、年度27年度は11学級でございました。

杉中委員

いずれにしても減少ということにはかわりないわけですよね。
 10学級という資料があったように記憶があるのですが。

朝妻学務課長

平成21年度では白山小学校8学級の210人でございます。
 平成27年度に11学級の271人になります。
 今、ごらんの5ページの表は、それを再編したとしたらどうなるかというところを合わせておりますので、平成27年度の推計と再編後の推計というものは、白山小学校の場合は同じ数字が入っているということでございます。

杉中委員

わかりました。

雲尾委員長

白山小学校につきましては、平成15年度で10学級であったという数字は載っております。
 杉中委員、それで確認していただいたうえでのご意見等はよろしいですか。

杉中委員

前回の議論を受けると、いわゆる1小1中ということもありますし、鏡淵の学校の特色といいますか、特別支援というようなこともありますので、今のところはそのあたりをもう少し考慮していったときにどうなのかなということです。

笹川委員

小学校の問題もあり、中学校の問題もあり、今、一緒に議論している感じがするのですが、私は小学校から順序立ててやったほうがいいのではないかと思っています。
 今、触れられましたけれども、前回までの意見が9ページに載っていますが、鏡淵と白山小学校、特に鏡淵のほうが小規模校で、白山小学校も小規模校なのです。
 この二つは統合の方向でいこうではないかということだったわけです。
 そのときに、では白山と鏡淵を一緒にするかどうかというときに、白山は少しオーバーにいえば文化的には新潟小学校などといろいろ共通点があるので、そちらがいいのではないかというような意見も、齋藤委員長から出たと思うのです。
 それも考慮しなければならない問題かもしれませんが、私はそれほど大きな問題ではないと思っているのです。
 問題は、今ほども少し触れられましたけれども、鏡淵が特別支援学級のセンター的な役割を持っていると。
 ここに児童数がふえることは、果たして問題ないのかというような懸念があったのです。
 それに対しては、校長先生方から「いえ、それはここにも出ていますが問題ではない」ということになりますと、白山小学校と鏡淵が一緒になると。
 この方向性だろうと思います。
 これをどこと一緒にするかということになりますと、最寄りの中学校は白新中学なのです。
 ところが白新中学校に行くということになると、これまた余り規模が大きくなくて、そこへ持ってきて1中1小という形になると。
 ですので、この白新中学をどこかと統合する方向ではないかということになってきたと思うのです。
 そうしたところに、では白新が一緒になるとすれば、関屋か寄居かということになってきているのではないかと思います。
 関屋中学校は西の端にありますし、小学校との兼ね合いもありますので、これは残すべきだと思っています。
 そうすると、寄居中学校と白新が統合する。
 鏡淵と白山が統合するという形が方向性としてはいいのではないかと。
 これを白新が寄居と統合して、さらに二葉と舟栄を統合するということになると小学校区の問題があると思うのです。
 ですから、二葉と舟栄というものは残して、白新を寄居に統合して、鏡淵小学校と白山小学校を統合するということが、一番自然な妥当な案ではないかと思っています。
 ですから、積み上げをどこからするか、小学校からするのか、あるいは中学校からやってしまうのか。
 今、あっちいったりこっちいったりしていますので。
 私は、今のような積み立ての考えでいったらこうなるのではないかと思っています。

雲尾委員長

そのほか、ご意見はいかがでしょうか。
 事務局案は余り支持されておりませんが、ただ積極的に反対というご意見もないのでいかんとも決めが たいところでございますけれども、半数以上の方がご意見を表明されていない部分もございますので、多数決をとるわけでありませんが、ある程度ご意見をお出 しいただいた方が、方向性は決まるかと思います。

畠山委員

今笹川委員の意見に賛成なのですが、基本的に今白新中学校を関屋中学校と統合させるか、寄居中学校とさせるかという話なのだろうと思うのです。
 事務局のお話は、なぜ関屋かというと、将来的に寄居が、例えば二葉と舟栄と合併する可能性が出てくるので、そうなったときに困るというお話なわけです。
 ですから、今を考えるか、あるいは将来的なことを考えて今回の合併案をつくるかというお話だと思います。
 そうすると、私は思うのですが、では、次は一体いつ見直すのだと。
 しかも、今回平成27年度時点のことで話をしていますので、簡単に今から五、六年先の話なわけです。
 それがあって、なおかつその次にまた見直しということになると、相当先の話になるわけです。
 そうすると、今の時点で一番適正と思われるところで動いたほうがよろしいのではないかと思いますので、先ほど来の笹川委員のお話が一番自然ではないかという気がいたします。

雲尾委員長

そのほかご意見いかがでございましょうか。

登石委員

すみません、反対というわけでもないのですが、そうなって考えますと、前にもお話ししたとおり、まず通学の面になりますと、かなり交通の厳しいところ、例えば白新と寄居が一緒になったとしまして、どうしても交通の激しいところを通らなければならないのです。
 だから、一番危険性がある時点なので、もしでしたら今までどおり寄居は寄居で、白新は白新というように現状維持のままがいいのかと思っております。

雲尾委員長

中学校9学級という原則を立てた中で、その原則の例外としてそういう交通の安全性というところを配慮等兼ね合いにあるかと思います。
 校舎が新しい場合ですとか、いろいろな配慮の事項がございますので、その中にこの案件をどう考えるかというご意見かと思います。
 この中のご意見はいかがでしょうか。

小野沢委員

今の登石委員の通学時の交通に対する危惧なのですが、それは中学生でそういうところで学ぶこともたくさんあると思いますので、寄居中学校の9学級というものは適正なのですよね。

雲尾委員長

適正の一番の下限といいますか。

小野沢委員

それが非常に悩ましいところではあるのですが、ただ、私は、白新と寄居はこんなに近くにあって、こんなに白新中学校は不便そうな感じでグラウンドを またいでいたりとかしながら、学級数も減っていって、なぜ一緒にならないのかということが、実はずっと疑問に思っていたところなのです。
 今回、 いろいろ審議を聞かせていただいて、さまざまな理由があることはわかったのですが、ただ平成27年度時点の学級数等を考えると、二葉中学校と舟栄が9学級 になって、寄居中学校と白新中学校が一緒になり、そして関屋中学校が残る3校体制というものが平成27年度時点では最も適正なのではないかと思います。

雲尾委員長

そのほか、いかがでございますか。

坂上委員

今ごろになって質問なのですが、寄居中学校というのは、新潟小学校だけの1小1中なのでしょうか。

朝妻学務課長

そのようになっております。
 ただ、中学校の範囲が今までよりも広いのでということもありますけれども。

雲尾委員長

本日配付の資料ですと、5ページを見ていただくとおわかりなるかと思いますが。
 坂上委員、それでよろしいでしょうか。
 ご意見はよろしいですか。

齋藤委員

皆さんの意見を聞きながら、私も気持ちが動くのですが、一つ生徒のことを考える交通の危険というお話があったのですが、寄居と白新というのは、改めて考えれば、非常に距離的に近いところにあるわけです。
  もちろんこれは新潟市の話をしているのですが、全国的に見てもそういった人口密集地、交通量のはげしいところで、それを乗り越えるといいますか、通学して いる人たちもたくさんいますし、もう一つの要素として中央区以外の区をこれまで見てきましたけれども、これ以上にはるかに遠いところを、交通量の問題は別 にして、遠いところを通うことを前提にした案を私たちは提示してきています。
 ですから、全体的なバランスの中で、やはり委員の方たちは一番身近なところで、一番詳しいところかもしれませんけれども、もう一方、客観的な立場で考える必要があるのではないかと、個人的には思っています。
 私の意見はほかの委員の方からも出ていますが、平成27年度ということを見越して、二葉、舟栄が一つになり、寄居と白新が一つになり、そして関屋中学が一つになるという案に賛成したいと思います。

雲尾委員長

ありがとうございました。
 そのほかいかがでございますか。

大野委員

一番最初に北区の話が出ましたが、私は、松浜と濁川、南浜という案を出しました。
 そのときに国道113号線が走っていて、田舎でも交通量 が非常に多いところなので、それは統合を進める中で考えながらしていっていただきたいという意見も申し上げたのですが、そのようなことを考えますと、私も 今、皆様のお話を聞きながら、先ほどから出ております三校体制の案に賛成です。

雲尾委員長

そのほかいかがでしょうか。

杉中委員

現時点では統合したときの校舎の位置というものは考えないという前提でございますね。

朝妻学務課長

はい。

雲尾委員長

そのほかいかがでございますか。

中川委員

私も視察に行かせてもらって、ここから通っているのかというような農道のようなところが通学路になっていて、そこを自転車で通うとか、小学校でも自転車通学をしているところもあるという現実を見ました。
 そういうところは、そういうところで、また非常に車も確かに少ないのかもしれませんが、冬場の問題などを考えると心配だなということもあるのですが、子供たちは何とか乗り越えてきていますし、冬場になればバス等を使って通学していくのだと思います。
  中心部のほうの新潟島は、確かに交通量は多いですけれども、それに気をつけて歩道を歩けば、危険だということで考えていると学校にやることすら危険なわけ で、そういうことを考えると余り通学の手段や距離というものは、意外と我々が考えているほど子供たちは苦にしないのではないかと思うのです。
 慣れもあるでしょうから。
 結論的にいうと二葉と舟栄が一つになって、寄居と白新が一つになって、関屋がそのまま残るという3中の方向でいいのではないかと思います。

坂上委員

私も今の意見に賛成で、交通量が多い分、信号も多い、歩道は大抵ついていますということを考えると、新しく合併したところの国道が一本通っていて、信号が余りないとか、そういうことも考えると、子供たちは信号を守っていれば行けるのではないかと。
 それぐらいは当然だろうと思いますので、今の意見に賛成です。

雲尾委員長

おおむね寄居・白新統合による3校体制というご意見が大勢かと思いますが、交通面についてはまた別途指導等で考慮するということになるかと思いますが、いかがでしょうか。

登石委員

今、皆さんの意見を聞かせていただきましたけれども、二葉中と舟栄中は妥当かと思っております。
 確かに白新と寄居はこれだけ近いということもあるのかと考えるのですが、その辺がまだ納得が。
 自分の中では半分そのほうがいいのかなということと、あとは地元として、そして寄居の場合ですと礎小学校区からも通っておりますので、確かにまだ半々という、自分の中では半分よくて、半分ちょっと気になるのかなという感じでございます。

雲尾委員長

原則案に従って進めていくということと、この原案をもって地域と協議に入るということから言いまして、ご懸念の点はまたその際にご検討いただくということでご了承いただければと思います。
 また、平成27年度時点で見た場合、舟栄で23%、寄居・白新で38%、関屋で39%と、平成27年度時点のバランスは一番いいということでございます。
  その後、二葉、舟栄、寄居の3校統合の案が事務局では出されていますが、これは逆に関屋だけですと39%ですから、61%と39%、そんなにバランスが悪 いわけでもなかろうということですし、全く同規模のものが2校あるということも考えられますが、少し大きいところと少し小さいところというバランスでもあ り得るかと思いますので、全体の方向性としましては、白新中学校は寄居中学校と統合という方向性でまとめてよろしいでしょうか。
 次いで、議論の 中で大分ございましたが、鏡淵小学校と白山小学校につきましても、その結果統合して、そして寄居、白新の統合1中学校に新潟小学校と鏡淵・白山小学校の2 校体制となるという形で、今、一緒にご意見をいただいたかと思うことでまとめさせていただいてよろしいでしょうか。
 ありがとうございました。
 では、再度確認いたしますが、白新中学校の方向性としましては、寄居中学校との統合校といたします。
 白山小学校、鏡淵小学校は両校の統合校といたします。
 次に、秋葉区の再編案の審議に入ります。
 資料につきましては、前回説明済みでございますので、早速審議に移ります。
 なお、秋葉区の具体的な再編案については事務局の振り分けに沿って進めていきたいと思います。
 資料11の4ページをごらんください。
 4ページ小合中学校、金津中学校、小須戸中学校を対象とした再編案の中で、5ページ、ここで出ました前回のご説明では小合中、案1が第一候補ではないかということ、案4、案8というものが第二候補ではないかというところまでご説明いただいたかと思います。
 これにつきまして、ご意見、ご質問等はございますか。
 小合中、金津中、小須戸中、3校を統合した第一原案15学級になるというもので、ほぼ秋葉区の南西側半分近くを一つの学区とする案が第一候補ではないかというお話でございました。
 この案で進めるという提案がございますが。
 いかがでございますか。
 ご意見やご質問。

坂上委員

小合というのは、もともとが小須戸に近いのでしょうか。
 それとも新津だったのでしょうか。

雲尾委員長

もともと新津市内の小合と金津、それから小須戸町という形で。

坂上委員

新津の中の小合だったのですか。

雲尾委員長

ですから、旧の市町域を超えた提案ということになりますけれども、旧小須戸町の小須戸中と旧新津市内の小合、金津というものの提案でございます。
  小合にしろ、金津にしろ新津市になる前の段階で、それぞれ旧村の中心ではあるということでございますし、もともとの小須戸町の学校であるということからい うと、いずれも残してほしいということは住民の方のお考えだとは思いますけれども、学校がいずれも小規模であるというところから審議会の原則といいます か、提案としては3校統合ではないかということのご説明があったかと思うのです。
 いかがでございますか。
 特に審議会を進める原案から、例外の要因といえば小合中学校の校舎建て替えだけがございますけれども、これについてはどう影響しますでしょうか。

朝妻学務課長

 小合中学校の中で木造校舎がございまして、その建て替えというものが合併建設計画に入っておりますので、これを変更する場合には合併建設計画の中で地元との協議になります。
 また耐震補強という部分からも進めなければいけないものは着実にやってまいりますけれども、それと将来的な教育環境を確保するという視点からの適正配置は切り離して考えていただきたいと思います。
  結果として、例えば小合中学校の校舎の建て替えがされたとすると統合時期が延びるということは、国の補助金との関係では起こり得るのですが、また一方で地 域の方々が逆にそれはそれとしてこの人数では困るというようなお話があれば、教育委員会としてはそうしたお話にも対応していく必要があるだろうと思ってお ります。
 したがいまして、建て替えとは切り離していただいて、ご検討いただきたいと思います。
 少し申し上げますと、小合と金津と小須戸というのは地図を見ていただきましても、かなり広い範囲になります。
 金津と矢代田の二つの小学校の場所を見ていただきますと、山間に沿った形で集落がずっと続いていて、その中に学校があるという形成になっておりますし、小合の場合は田園地帯の集落の中に小学校があります。
 また、小須戸は小須戸町の中で小学校があるという形で、それぞれの形成段階も違います。
 それなりの文化の違いは当然あるわけですけれども、それを踏まえた上で地域と相談しながら、実際にこれからの少子化への対応をどう進めていくかという提案をしていく必要があるのだろうと思います。
 そうした中では、地図だけ見ると広い範囲ですし、大胆な提案ではございますけれども、3校統合というような形で地域と相談にいきたい、ということが事務局の提案でございました。

雲尾委員長

ご質問、ご意見はございますか。

笹川委員

小合中学に関して1か5まで5案ありますよね。
 一番学級数ないし生徒数から妥当な案はご説明のあった1案だろうと思うのです。
 ただ、これはなかなか面倒ではないかという気がするのです。
 つまり、合併以前の行政区でいえば、金津と小合は新津ですよね。
 小須戸は小須戸町ですよね。
 秋葉区の区名で大もめにもめたところですよね。
 確かに小須戸の8学級というのは少ないことは少ないのですが、これを新津の中学校と合併することを住民感情として認めないのではないかと思うのです。
 それは、各地域の方々は自分のところから学校がなくなるということについては、余り賛成するわけないと思いますけれども、小須戸に関しては、これはなかなか厳しいものがあるのではないかと思うのです。
 これも2学級しかないとか、3学級しかないというのであれば、これは幾らそのような感情があったとしてもやむを得ないかもしれませんけれども、8学級持っていて255名、将来的に予想される生徒数の減少は微減ですよね。
  ですので、これを金津と小合と一緒にした3校の中に置くということは、例えば旧新津市の中学校と3校を合併しますが、校舎は小須戸に置きますというように なってきますと、これはまた話は少し違うと思いますけれども、そうでもない限り、非常にこれは机上で妥当な案だと言えるかもしれませんが、現実は非常に厳 しいと思います。
 ですから、3校を合併するのであれば、小須戸に校舎を持ってくるということしかないと思います。
 そうしなければ、案を出しても通らないと思います。
 ですから、一番適正な規模としては第1案なのですが、これに踏み切ることは、私は余り賛成ではないです。
  とりあえずは、小合の3学級はいかんともしがたい面がありますので、やるなら小合と金津を統合して、小須戸はしばらく残すということにするか、あるいは3 校でやる場合には、その前提条件は小須戸に校舎を持ってくるのだという前提条件でないと3校統合は、ここで結論を出し、どこで結論を出しても非常な反対に あうだろうと。
 区名の二の舞になる可能性があると思っていますので、1案には反対というわけではないですが、現時点では賛成できません。
 ですから、ではお前は何だといえば、小合と金津を合併して、これも適正ギリギリの9学級にしかなりませんけれども、そういう形でいくしか当面はないのではないか。
 少なくとも地域に提示する案としてはそういう案でいくしかないのかという気がします。
 余りこれについては、私はこう思うというきちんとした結論を出せない状況です。

小林委員

先日、視察に参加させていただきましたし、私は小須戸に勤めていた経験もありますので、小須戸は一番近い繁華街というと新津という感覚でいましたので、小須戸と新津のつながりは全くないわけではないと思います。
 私は、基本的には第1案の小須戸と金津と小合の3校の統合に賛成です。
 というのは、これから小学校の検討に入ってきますが、小須戸小学校と矢代田小学校も将来的に8学級、7学級と非常に小さくなっていきますので、これを多分統合することになるのだろうということを考えると、小須戸中学校区の中では1小1中がまたできてしまうと。
 小須戸中学校は建てかえたばかりでもったいないのですが、今後将来的には、真ん中に大きな国道が通っていたと思うのです。
 そのあたりのところにつくれば、どちらからも交通の便としてはスクールバスが必要にはなると思いますが、非常に広い学区なので通学面の手立ては必要だと思いますが、3校合同でいくのは私の意見としてはいいのではないかと思います。

雲尾委員長

そのほか、ご意見いかがでございますか。

上田委員

まず、先ほど通る、通らないという話がありましたが、私はPTAの副会長という立場でここには来ています。
 今、適正配置の話というのはいろいろな新聞とか、雑誌とかを通して、保護者の人もすごく関心のある話題の一つです。
 私たちPTAというのは、健やかに子供を育てるという部分で、地域、家庭、学校と連携して活動していますので、この統廃合のいろいろな問題というのは自分の中の地域が外れるということで、かなりどうなのというようなところで思って話している人は多くいます。
 そういう意味では先ほどもめるという話があったけれども、恐らくどういうような提案を出しても、それぞれの地域ではもめると思います。
 恐らく小須戸、金津、小合にしても、きっとそういう話になってくると思いますので、ただ、この会議というものは方向性を示すということだけであれば、将来を踏まえて、金津、小須戸、小合ということでいいのではないかと思います。
 実は、金津は私の地元です。
 けれどもやはりもめると思いますし、もしそういう話があれば私もそういう部分では反対される人にはきっと協力しながら、そういう話はしていくと思うけれども、きっとこの会が方向性を示すというところであれば、そういうことでいいのかと思います。
  ただ、最後に言っておきますが、本当に子供を育てる、私自身この審議をとめるつもりも、話を戻すつもりもないですけれども、本当に今こうやっていることが 子供の将来にいいことなのかなということは、どうしても自分の中にはクエスチョンマークがあるので、例えば多数決とか意見どうですかと言っても、正直わか らないというのが私の答えです。
 来るときはこういう話になるのだろうと思いながら来て、実際にそういう話といいますか、重要性というものはすご く大変なのだなということは、本当に申しわけないのですが、今年の4月からこういう話になって、改めて大変なところに来ているのだなといいますか、責任の 重いところに来ているのだなという部分と、やはりわからないなというのが私の中では正直な気持ちです。
 ですから、いろいろ意見を言えなくて申しわけないと思いますけれども、自分の地元ということであって、一言意見を述べさせていただきました。
 ありがとうございます。

雲尾委員長

そのほか、ご意見いかがでございますか。
 笹川委員は、3校統合案自体は支持するけれども、場所の問題ということをご提案されましたが、場所の問題に関しましては、審議会の中では一応触れないということになっておりますので、3校統合についても原案としてご支持いただいているかと思います。
 おおむね3校統合の15学級という形が原案からいって望ましいであろうかと思いますが、そういう方向でここはまとめさせていただいてよろしいでしょうか。
 ありがとうございます。
 続きまして、その後でございますが、7ページの小合東小学校、小合小学校、矢代田小学校、小須戸小学校の再編案についてでございます。
 これにつきましても、前回のご提案では案1というものが第1候補として示されました。
 それから案6、案20をセットにしたものが第2候補としてご提案されたかと思います。
 第1候補、小合東、小合、小須戸、矢代田4校統合の18学級というものが事務局提案でございました。
 これにつきまして、ご質問やご意見はいかがでございますか。

坂上委員

中学校で無駄に広いところを一応は統合の話を出そうということだけれども、小学校までこれ全部を一緒にしなければだめだということは、もっとちまち まと小合と小合東を一緒にするというのはわかりますが、全部を一緒に、3中学校を一緒にするから小学校も全部一緒にするということはどうかと思います。
 小さくなっていても、中学校で一緒になればいいのではないかと思います。

雲尾委員長

原案1の場合であれば、小学校4校統合でございますので、その4校を統合した1校と金津小学校の2校体制ということが提案かと思います。
 第2案の場合であれば、北側の3校と南側の2校です。
 やはり1中2小体制ということがご提案になるかと思います。
 その中で、1案ですと南北にはかなり長い校区にはなるだろうということでございます。
 だいたい、南北に10キロぐらいあるようなことになるかと思いますが。

小林委員

坂上委員と同じ意見で、小学校くらいは近くの地元のというほうが好ましいのではないかと思いますので、小須戸に勤めていた感覚からしますと、小須戸 小、矢代田小は一つに統合しても、それほど支障はないと思いますし、旧新津の小合東小、小合小、少し離れていますが金津を入れて14学級ということでいい のではないかと思います。

雲尾委員長

第6案と第20案の組み合わせで行うほうがよいのではないかというご意見でございます。
 そのほか、いかがでございますか。
 当 面、平成27年度時点では20案の小須戸、矢代田の合併でも13学級が維持されておりますし、旧町の中にそのまま一つ残るということからいうと、そういう 意味でいいますと中学校のことも考え合わせると小須戸に1校小学校があることが望ましいのではないかというご提案かと思います。
 そのような形で案6と案20の組み合わせということで、審議会の原案としては進めてよろしいでしょうか。
 それでは、まとめさせていただきますと、小合中学校、金津中学校、小須戸中学校の3校統合案。
 それから、小合東小学校、小合小学校、金津小学校の統合と矢代田小学校、小須戸小学校の統合ということで方向性を決めさせていただいてよろしいでしょうか。
 ありがとうございました。
 続きまして、資料の11ページでございます。
 新津第五中学校区を対象とした再編案でございます。
 少し長くなってきましたが、ここまで進めてから休憩に入りたいと思いますので、これでございますと、満日、阿賀、新関小学校の再編案についてでございますが、案1というものが事務局提案でございました。
 これにつきまして、ご意見やご質問はございませんでしょうか。
 いかがでございますか。
 案1、新津第五中学校の4校を統合という案でございます。

朝妻学務課長

少し補足させていただきたいと思います。
 この新津第五中学校区の中でございますけれども、満日小学校が4学級ということで複式学級になります。
 この解消が急務になると考えております。
 また、新関小学校でございますけれども、合併建設計画によりまして建て替える学校でございますので、例えば今回方向性としては統合という形で打ち出されたとしましても、しばらくの間は、多分統合がおくれるのではないかということが予測されるところです。
 もう一つ、新津第二小学校が14学級の見込みでございますので、この範囲であれば適正規模ということになります。
 ですから、案1の五中の中を一つにしてしまうという中でも、時間差が出てくる可能性があるということです。
 もう一つ、新津第二小学校自体が、今適正規模なのだから、これを外すとしたらという考え方も出てくるので、それが12ページにあります案2の3小学校の統合案でございます。
 この二つの案が軸になるのかと事務局では考えております。

雲尾委員長

ただ、案2の場合でも新関小学校の統合がおくれるということでございますね。
 いかがでございますか。
 複式学級の早急な解消を図りたいということが第一にあり、満日小学校が最初の検討校として一番に挙がってきているわけですが。
 いかがでございましょうか。
 事務局のご説明にありましたように、第1提案としましては案1でありますが、校舎の関係で必ずしも4校一度ではなく、まずは3校からかもしれませんが、方針としては4校統合というご提案でございます。

笹川委員

新津第二小学校なのですが、現在も14学級ありますし、将来的にも増加傾向が予想されているということなのですが、これをあえて阿賀小、新関小、満 日小の中に入れたのは、満日小と阿賀小、新関小学校3校では人数的に将来また統合しなければならないというような懸念があるからということでしょうか。

朝妻学務課長

12学級ですので、将来的にはそこからさらに少なくなってくれば統合の検討もしなければいけなくなるかと考えております。
 ここは微妙なところで、委員ご指摘のとおり、もう一つ残った第二小学校は14学級あるわけですから、そこをあえて今入れるかという話になるかと思います。
 それは、先ほどの中央区の中でも同じようなパターンでご議論があったように思います。
 原案としましては4校ではいかがかということでございます。

小林委員

私は新津第二小学校とここはそのままにしておいて、そのほかの小さい3校を満日小、新関小、阿賀小を一緒にしてはどうかと思います。
 新関小の建てかえがあって一緒になるのが遅くなるとしても、満日と阿賀をとりあえず一緒にして、満日の複式学級の解消にはつながると思うので、その後、新関も時期を見て一緒になれると。
 その校舎の中に入れるということになれば一番いいかと思いますので、満日、阿賀、新関を一つにする。
 それから、新津第二はそのままにするという案に賛成です。

雲尾委員長

そのほかいかがでしょうか。

杉中委員

質問ですか、今ほど事務局から新関がずれるのではないかということで、以前に両川小、割野、酒屋でしょうか、新設校でとりあえず10年を目途にというような議論があったかと思うのですが、そうすると新関の場合10年ということでよろしいのでしょうか。

朝妻学務課長

中間報告の段階で、事務局案では建てかえた場合というのは相当な期間という原案を出したのですが、審議会の中で相当な期間ではいつのことかわからないということで、10年という数字を仮置きしたような経緯があったと思います。
 この新関小学校も建てかえをしたわけですから、建物としては国の補助金の返還だけを考えれば、そういう10年とかという今の制度では、その間は使ってもらわないと困るなという思いはあります。
 けれども、両川小学校と決定的に違いますのは、両川小学校は酒屋小学校と割野小学校を統合してできる新しい学校であって、これから学校の目標とか、理念などをつくっていく。
 新しい学校をつくっていくというときに、統合ということを打ち出すのはどうなのかと。
 そこはやはり新しい学校をつくるというようにした、統合を決めた地域の皆さんの意向をしっかり踏まえるとすれば、これは存続していくことが今回の審議会ではいいのではないかということでなったと思います。
 今回の新関小はケースは逆でして、新津市時代では木造の校舎でございました。
 隣に新関中学校という、これはコンクリートですけれども古い学校がございまして、そこを第五中学校と統合するということと、新関小学校を改築するということはセットで地元と話をしていた経緯がございます。
 したがいまして、地元との審議としましては、新関小学校は当分残すということがコンセンサスであろうと思います。
 それを踏まえた上で、しかしながら84人という数字はかなり厳しい数字です。
 もう少し減っていきますと複式学級が見えてくるような数でございます。
 それから、新関小学校の場合は、五泉市の一部羽下地区というところから教育事務委託を受けているような形で、学校配置図の下のほうにピンク色で塗られているところがあるのですが、そこから今年ですと15人、この中に入ってきています。
 そういう形で見ていきますと、新関自体は、かなり人数的に厳しくなってきて、複式が見えてきそうなので、果たして10年でいいのか。
 人数等様子を見て注目しなければいけないと思っている場所でございます。
 両川小学校と新関小学校に特別事情がございますので詳しく説明させていただきました。

杉中委員

ありがとうございました。
 よくわかりました。
 ということであれば、将来的なことも考えると、私は案1でいいのではないかと思います。

雲尾委員長

案1というほうを支持するご意見も出ました。
 そのほか、ご意見はいかがでしょうか。
 今、教育事務委託の話なのですが、いずれ新関小学校が統合になった場合、委託は例えば解消される見込みとかどうなりますでしょうか。

朝妻学務課長

それは、五泉市との協議になるかと思います。
 実際に、ここに新関小学校があるので、教育事務委託があるという形になっていると思います。
 経緯を申しますと、昔は新関村があり、それが五泉市と新津市に分かれた時代がございました。
 そのときに、五泉市側にいた地域の方が、今、新関小学校に通っておられるということなので、実際に新関小学校の場所が変わるということになると、話が変わってくるのかと思います。

雲尾委員長

つまり、もっと予想よりは減る可能性もあるということですか。

朝妻学務課長

さようでございます。

雲尾委員長

ご意見いかがでございますか。
 案1、案2とございますが。

小林委員

案1にしますと1小1中ということになってしまいますし、私の考えですが、小学校はそんなに大人数のところで、複式は困りますけれども大人数のとこ ろで育つ必要はなく、本当のアットホームな適正規模の範囲の中でできればしたほうが子供にとっては過ごしやすいのではないかと思います。
 中学校に入っても少し大きな、人数的にはそれほどですが、いろいろな地域の方たちとかかわり、また高校に行ってというように、だんだん触れる地域が広がっていくということがいいのではないかと思うので、そういう意味で案2がいいと思います。

雲尾委員長

そのほかいかがでしょうか。
 また、積み残しにしますと進みませんので、案1の杉中委員のご意見にも皆さんうなずかれていましたし、小林委 員のご意見にも皆さんうなずかれましたが、若干後から言われたほうが有利なので、小林委員のうなずきのほうが大きかったかなと、ここから見ていると判断さ れるのですが。

畠山委員

恐らく教育的な見地からすれば、今小林委員のおっしゃるとおりなのだろうと思うのです。
 ただ、今まで北区から秋葉区までずっとやってきまして、私なりに今までの平均をとってみますと、北区の平均が14クラスの約384人の生徒数、そのように全部地区別にいって、北区から秋葉区までの平均をとりますと約16クラス、そして870人なのです。
 そうしますと、今の三つを合わせますと12クラスにはなるのですが、生徒数は320人なのです。
 非常に、私は基本的に今までの中から見ると少ないのかなと考えると、確かに教育的な面からするとそういうことなのだろうけれども、今までの流れの中でいい意味の公平感をとろうということであれば、新津第二を一緒にしたほうがいいのかなという気がいたします。

雲尾委員長

そのほかにご意見いかがでしょうか。
 なかなか休憩に入れないところがございますので、ここで一たん休憩といたします。
 短いですが、時計の区切りのいいところで11時10分まで休憩といたしますのでお考えおきください。
(休憩)

雲尾委員長

では、11時10分となりましたので再開いたします。
 先ほど11ページ以降のところで、案1、案2、どちらも支持する意見がございました。
今、いろいろお話しされたかと思いますがいかがでございますか。
 そのほかご意見等お願いいたします。

坂上委員

私は、この学校のことはさっぱり知らないのですが、今までもことがあっても案2のほうが大きなところに何が何でも小さいのを全部統合するということ ではなくて、新津第二はそのままでいいと思いますし、将来複式になりそうというのであれば、地域の人たちも納得するかもしれませんが、ただ人数が大きいほ うがいいことだということで合併すれと言われても、やはり反対も多いのではないかと思うので、ゆずっても第2案ぐらい、小さいもものが三つは一緒になる。
 これは将来のことを考えても仕方がないかと思いますけれども、案2に賛成です。

雲尾委員長

そのほかいかがでしょうか。

杉中委員

私は第1案でということで、はっきりした理由は言わなかったのですが、先ほど両川小に絡んで事務局からご説明いただいて納得したわけですが、いわゆる新関小が今後流動的であると。
  複式の可能性もあるのだというようなことで、そうすると満日も複式、それから新関も将来的には複式の可能性があるということで、当審議会では複式の解消と いうことを大事に考えておりますので、そういった将来のことを考えると、いずれまた同じようなことが早期に出てくる可能性があるということで、確かに新津 第二もふえているのですが、1小1中のいわゆる弊害だけがクローズアップされていますけれども、早い時期に子供たちが一つの学校へまとまるというよさもあ るわけですので、そういった意味で、将来を見越して案1がいいのではないかという理由です。

雲尾委員長

そのほかにいかがでございますか。

中川委員

私は案1に賛成であります。
やはり満日が今現在複式になっているということで、新関小学校も委託を受けている分が15名いて、恐らく学校の 位置がそれこそ変わった場合には複式になるだろうということが容易に想定されるわけで、そうなると複式になる学校二つをもう一つが統合しても12学級にし かならない。
 その下限であって微妙なところでありますので、ある程度先のことを考えれば、確かに1小1中が絶対に悪いかというと、私はそうでもないというところもあるのです。
 そういうことも考えると第1案で先の不安を解消してじっくり学校づくりをしてもらったほうがいいのではないかと思いますので、第1案に賛成であります。

雲尾委員長

そのほかいかがでしょうか。
 案2にいたしましても、新関小学校の統合がある程度後になることを見込むとなると、この数が維持できるかどうか。
 つまり1学年2学級が維持できるかどうかは難しいということ。
 それから、早晩それで統合した際には、既に小規模校化している可能性も高いということもございます。
  あと、必ずしも確かに1中2小以上体制というのは望ましいものでありますが、それ自体は審議会の原則としてはなっておりませんので、そういう点から見ます と、おおむね案1のほうがやや支持が多いかなということもありまして、協議に入る原案としましては第1案で進めたいと思いますがいかがでしょうか。
 よろしいでしょうか。
 では、案1という形で満日小、阿賀小、新関小、新津第二小、4校統合案を原案として進めていきたいと思います。
これによりまして、新津第五中学校区4校統合案ということで、秋葉区の方向について一通り方向性を出していただきました。
 改めて統合案を繰り返しませんが、これで一応秋葉区の方向性がまとまりましたので、今後市議会と区の自治協議会に説明することになります。
 次に南区の審議に入りますので、事務局から傍聴の方に南区の資料をご配付願います。
そして、南区の資料についての説明をお願いいたします。
 配付は終わりましたでしょうか。
 よろしいですか。
 お願いします。

朝妻学務課長

それでは、南区について説明させていただきます。
 まず、最初に26ページからの資料14、参考資料から説明させていただきます。
 一つ目の資料は学校配置図です。
 A3判で、これは縦に見ていただきたいと思います。
 区の境界が赤い太線で、東側が信濃川です。
よろしいでしょうか。
 区の境界が赤い太線になっておりまして、東側が信濃川で秋葉区と。
 南側が三条市、西側が西蒲区になっております。
 黒い太線が中学校区、細い線が小学校区の境界です。
 中ほどに南北に蛇行しております線がございまして、橋の場所と名称が幾つかあります。
 ここが中ノ口川で旧白根市と旧味方村、旧月潟村の境界です。
 橋のマークが赤く塗られているところが、バスが通行可能な橋でございます。
 南区の開発地域は31ページにございます。
 あわせてごらんいただきたいと思います。
 1カ所でございます。
水色の部分、開の18です。
現在も分譲が続いております。
 学区外就学の認可地域はございませんが、配置図の東側に臼井小学校がございます。
 その南側に戸石地区というところがあり、かつて戸石小学校と臼井小学校を統合した際に、小林小学校と白根第一中学校を選択することができることになっております。
 平成21年度は小林小学校に通学している子はおりませんが、白根第一中学校へは28人が通学しております。
 地域から適正配置の話があるところはありません。
 しかし、旧白根市のときに臼井中学校と白根第一中学校の統合案がございました。
 今回の審議会で新たに審議されますので、旧白根市の方針はいったん白紙になることを臼井中学校区に説明してあります。
 28ページから30ページまでは、学校の経緯を大まかにあらわしたものです。
 中学校の再編が盛んに行われ、直近平成15年に白南中学校が開校しております。
 小学校も昭和50年代に統合が行われております。
 直近では、平成7年に登石小学校と臼井小学校の統合がございました。
 32ページから37ページまでが、各学校のデータを集めたものです。
 38ページに施設の整備状況がございます。
 適正規模以外の小規模校で40年以上の校舎があるところは、臼井中学校と味方小学校です。
 このうち臼井中学校は木造校舎で耐震診断の結果、建てかえを計画しております。
 南区の参考資料の説明は以上でございます。

雲尾委員長

ただいまの資料14の参考資料についてご質問はございますか。
 よろしいですか。
 それでは、次に検討資料についての説明をお願いいたします。
朝妻学務課長
 それでは、1ページからの資料13、検討資料をお願いいたします。
 南区の説明の中では学校の位置のイメージを掴んでいただくために、今日は中ノ口川の西側を左岸、旧白根市を大まかに北部、中部、南部という言い方をさせていただきたいと思います。
 2ページの初めに市町村合併の歴史がございます。
 歴史の中の2行目のところで新飯田村のいの字が井戸の井になっているかと思いますが、訂正させていただきたいと思います。
 下の表の右側の一番上に新飯田小学校とございますが、この字でございます。
 その下の2、学級数と児童生徒数の推移の表で、網がかかっている学校は、平成27年度の時点での適正規模校で、網がかかっていない学校が今回の検討対象です。
 南区全体では、平成27年度で中学校が1,168人、小学校が2,205人です。
 この表で特に統合を進める5学級以下の中学校は平成15年に統合した白南中のほか、臼井中と味方中、月潟中の4校です。
 6学級以下の小学校は新飯田小と茨曽根小、庄瀬小、臼井小、大鷲小、根岸小、月潟小の7校です。
 強く進める複式学級の学校はありません。
 また、小規模校で主な校舎が老朽化していて、重点的に検討を進めることにしております学校は、臼井中が建て替えを計画しておりますので、味方小の1校です。
 南区では、統合を特に進める学校が11校、校舎の老朽化により重点的に統合を検討する範囲の学校は1校です。
 次に、施設整備についてですが、3ページの3にありますように、6学級の月潟小と根岸小の建てかえが終了しております。
 また、臼井中の建て替え計画がございます。
 4に検討対象校が規模区分別に表にしてあり、4ページに配置図がございます。
 5ページの5、再編案の(1)は、味方中学校と月潟中学校区を対象として見たものです。
 南区では中ノ口川で旧味方村と月潟村、それから旧白根市が分かれておりました。
 中ノ口川をわたらせるかどうかがポイントになると思っております。
 6ページの(3)の中学校の再編案では、案4の3学級の味方中と3学級の月潟中の組み合わせでは6学級になりますので、中学校では旧白根市側の学校との組み合わせが必要になります。
 一方、9ページの(5)、味方小7学級と6学級の月潟小のところですけれども、案1の2校の組み合わせでは12学級の適正規模が確保できます。
 このようなことから、小学校では中ノ口川左岸の味方小を月潟小と組み合わせて、川を渡らなくて済む案が可能になります。
 この小学校2校を川を越えさせるか、ここが南区の組み合わせを考えるときのポイントになると思いますし、越えさせる場合は南区の小学校を南北に分ける案も検討対象になります。
 越えさせない場合は、小学校は味方小と月潟小の組み合わせのほかは、旧白根の中の小学校同士の組み合わせを検討することになります。
 では、6ページにお戻りいただきたいと思います。
 味方中学校と月潟中学校の組み合わせから説明します。
 案1は左岸の2中学校を白根第一中学校と組み合わせる案です。
 15学級になります。
 案2では、案1の場合、3学級の白南中が残りますので、これを加えた18学級の案です。
 案3はさらに4学級の臼井中を加え、4校を統合するもので18学級になります。
ここでは、白南中が平成15年度に統合したことや臼井中が建て替えることから、同時に統合とならない場合もございます。
 4校がそろうときには18学級より小さな規模になると思います。
 案4は中ノ口川左岸の2校の案で、6学級で小規模校のままです。
 そのほか、案5は左岸の2校と南部の白南中の3校で9学級ですが、白南中の統合がおくれるとさらに小さくなると思われます。
 案6は逆にこの2校と北部の白根北中との3校案で16学級ですが、大きな橋では先ほどの配置図をごらんいただきたいと思うのですが、真ん中ほどに味方橋がございます。
 ここがバスが渡れる一番北側の橋になります。
 そうしますと、どちら側に行くにしましても、白根第一中学校区を通っていくという組み合わせになります。
 案7は5中学校をまとめる案で、12学級の大規模になります。
 ただ、臼井中と白南中の問題がありますので、5校がそろうときにはさらに小さくなっていると思います。
 案8、案9、案10では月潟中が小規模校のまま残ってしまいます。
 案18から案21は味方中が残ってしまいます。
 次に小学校ですが、9ページをお願いいたします。
 案1が左岸の組み合わせで12学級です。
 案2から案18までは川を越える案になります。
 案2から案7までは味方小と月潟小をセットにして、旧白根の学校と組み合わせたのです。
 案2と案3は味方中と月潟中が白根第一中と統合することと対応します。
 案4、案5、案6は二つの中学校が白南中と9学級で統合することに対応します。
 案7では、味方中、月潟中と臼井中、白根第一中の一部との統合となります。
 案8は味方小が北の対岸にある根岸小と統合する案になり、案9は大通小を加えたものです。
 ともに味方中と白根北中との組み合わせとのセットになります。
 案17と案18は月潟小を白根南部の小学校と組み合わせたもので、月潟中と白南中の6学級の組み合わせとセットなります。
 12ページからの(2)白南中学校区を中心とした案では、13ページの案1から案3までは味方中と月潟中を白根の学校と組み合わせないときの案になります。
 案1は白根第一中学校との単独の組み合わせです。
 案2は、案1では臼井中学校4学級が残りますので、これを加えた案です。
 案3は臼井中学校との組み合わせで7学級の小規模になります。
 案4から案8までは先ほど6ページ、7ページで見たものと同じものでございます。
 14ページからが白根南部の小学校の案で、案1が白南中学校区の3校をまとめる案です。
 12学級になります。
 案2は小林小が加わる案で、白南中と白根第一中学校の統合とセットの案です。
 案3から案24までは異なる中学校区の統合になります。
 ここでは、平成15年に白南中でまとまったばかりの3校を統合する案の1がふさわしいのではないかと思っております。
 次に、17ページからの(3)臼井中学校と白根第一中学校区の案です。
 18ページの案1から案4までは白根の中での案です。
 味方中と月潟中が残される案になります。
 案1は白根の中部と南部を統合する組み合わせになります。
 案2は北部と中部の組み合わせ、案3は中部だけ、案4は北部の白根北中との案になります。
 案5は味方中を加えた北部の案です。
 案6と案7は左岸の2校との組み合わせで先ほど説明いたしました。
 20ページをお願いします。
 臼井小学校6学級と小林小学校7学級の案です。
 臼井小学校が臼井中学校と1小1中のため、どの組み合わせも中学校の統合とセットになります。
 案1の小林小との組み合わせは13学級で適正規模です。
 案2は大規模、案6と案7は小規模になります。
 案3は白南中学校区とも組み合わせる案になります。
 案4と案8は中ノ口川沿いの根岸小を含みます。
 案5は小林小より遠い白根小との案です。
 21ページの小林小の案12から16までは6学級の臼井小が残る案になります。
 次に22ページの(4)白根北中学校区です。
 白根北中学校は、平成27年度で12学級の適正規模です。
 小学校では大通小学校が15学級の適正規模です。
 大通小学校の東側の大鷲小、西側の根岸小が検討対象になります。
 6学級の大鷲小の組み合わせが23ページからになります。
 案1は白根北中学校区の3小学校を統合する案で21学級です。
 ただ、根岸小学校は平成19年度に建てかえたばかりになります。
 案2は大通小学校を超えて、根岸小と大鷲小の南側にある臼井小学校との組み合わせです。
 これでは13学級です。
 案3は根岸小との案で、大通小を飛び越えた案です。
 案5とともに小規模校になります。
 案4、案6は根岸小が6学級で残ります。
 案7は南区の北側をまとめる案ですが、大通小を越える学校になります。
 24ページをお願いします。
 根岸小の案11では、大鷲小が残ります。
 案12は遠い臼井小学校との案です。
 案13は、これだけでは適正規模になりますが、中学校区が白根北中と白根第一中学校にまたがります。
 案14の味方小とは12学級の適正規模になりますが、大きな橋が味方橋になりますので、白根小学校区を通ることになります。
 案15では大規模校になります。
 以上で、南区の検討資料の説明を終わらせていただきます。
 お願いいたします。

雲尾委員長

ただいまの事務局の説明では、中ノ口川左岸の味方地域、月潟地域を一まとめにして、小学生が中ノ口川をわたらないでいいようにということになっております。
 この案につきましては、南区全体の方向性を左右するものとなりますので、そのことも含めまして事務局の振り分けにしたがって進めてもよろしいでしょうか。
 では、その方針で進めます。
 では、まず資料5ページでございます。
 味方中学校区、月潟中学校区の再編案でございますが、6ページ、7ページのところでの案につきまして、ご質問、ご意見等はございますか。
 いかがでございますか。

朝妻学務課長

ここの再編案では、中学校の場合南区全体で1,200人を切る数になっているということと、また小学校も減っていくということの中で、将来的には適正規模で見ていくと学校数が少なくなっていかざるを得ないのではないかと思っております。
 その中で、直近として味方中、月潟中がまず3学級だということと、それから統合したばかりですけれども、白南中もかなり少ない。
 臼井中学校も今は4学級ですけれども、白南中学校と余りかわらない数で、小学校を見ていくとさらに減っていくだろうと思われます。
 そうすると、この地域では白根第一中学校が一つの核になって再編を考えていかなければいけないと思います。
 施設的にも白根第一中学校というのはかなり広い校地を持っているところで、地域の中心的なところと言えると思います。
 実際にどこと組み合わせても、やはり第一中学校との組み合わせをしないと適正規模にはならない。
 どこかだけを組み合わせるとよそが小規模のまま残ってしまうというようなことがあると思います。
 例えば、6ページの表の中では、味方中と案4の月潟中をあわせてみると6学級だと、そうするとまだ小規模のままだと。
 そこに案5で白南中を加えても9学級で適正規模ギリギリですと。
 そうすると、臼井中の4学級がどうなのかというところが残ってくると思います。
  一つの大きな案としては、案7の5中学校の統合というものが先のほうの一つの方向性かと思いますけれども、この中で白南中学校が建てたばかりだと、統合し たばかりだということがあるのと、臼井中学校が耐震の関係で建て替えがあるというようなことで、若干おくれるとします。
 そうすると味方、月潟と 白根第一という案1というのが一つの現実的な選択肢なのかと思うのですが、その先を考えていくと、案7を出しておかないと、では白南の方々、臼井の方々 が、我々は3学級なのにどうなるのだろうという形で、ずっと不安を抱えたままいかざるを得ないというようなことがあります。
 そういう点で、非常に大胆な感じもあるのですが、案7が事務局としてはふさわしいのではないかと考えているところです。

雲尾委員長

18学級を超える大きな提案でございますけれども、各学校が一度に統合しないでおくれることを見込むと、実際の統合の際には18学級以下におさまるということで7が提案されているところでございます。
 いかがでございますか。

笹川委員

少し難しいところもありますので、少し意見を言う前に質問をお願いしたいのです。
 よろしいですか。
 今、案7にしますと21学級になりますよね。
 そうしますと、白根が2中になるわけです。
 白根北が12学級ですか。

朝妻学務課長

はい、そうです。

笹川委員

一つの区の中に二つの中学校で一つが21学級、一つ12学級と9学級の差がありますよね。
この差についてはどのように考えですか。

朝妻学務課長

白根北の12学級というのは適正規模の範囲ということでありますし、21学級は適正規模は少し超えているわけですけれども、南区の中で必ずバランスをとらなければいけないということではないかと思います。
 適正規模自体が、学校規模の目安という形で考えられていたと思いますので、その範囲の真ん中ぐらいと少し上ぐらいという位置づけであって、ここで必ず半分にしなければいけないとか、人数的に半分にしなければいけないというようなことではないかと思っております。

笹川委員

そういうことを言っているのではありません。
 新潟市の一つの区ですけれども、旧白根と味方、月潟ということです。
 やはりそこに中学が二つになるという場合に、21と12というのは結構大きいですよね。
 半分までいかないけれども、それに近いです。
 例えば部活をやるにしても、いろいろな点で差が出てくるだろうと思います。
 ですから、同じくしろというのではないですが、二つしかなければ、片一方が20学級で片一方が6学級というわけにはいかないだろうし、それらしい規模にあるのが一番望ましいのではないかと思ったりするのです。
 そうなりますと、味方、白根第一、月潟、白南を今、臼井も入れてありますけれども、臼井と白根北という選択肢というものはないのですか。

雲尾委員長

笹川委員としては、つまり6ページの案2というものと18ページの案4を組み合わせたいというご意見ですね。

笹川委員

意見といいますか、そうすると規模的にも大体同地区にあるものが二つ同じような規模になると考えられるのですが、これをなぜ質問したかというと、それが1案では出てこないわけです。
 そうすると臼井と白根北が一緒になることにどういう支障があるのか。
 これをお聞かせ願いたいのです。

朝妻学務課長

人数的な問題でいえば、特に支障があるというようには考えておりません。
 旧白根市の時代に、白根第一中学校と臼井中学校という統合案があったというように聞いています。
 臼井校区と白根第一中学校へはかなり道が整備されていて、校区の南と北に白根第一中学校のほうへ向かっていく道があるものですから、ここが一つのつながりどころなのかという見解はあります。
 けれども、北を通っていなければいけないかというと、そういうことはないかと思います。
 ただ、今までの経緯を踏まえると、臼井は白根第一のほうがいいのかなと思っております。

笹川委員

今日は結論出ませんよね。
 もう時間が時間ですからね。

雲尾委員長

出していただければ、それはありがたいですけれども。

笹川委員

それは出ないと思いますよ。
 出ないことを前提に質問させていただきますが、臼井と白根第一の統合案があったというのは、それは白根第一が味方とか、月潟ということと統合するという案が全くない時代の話でしょう。
 そうですよね。
 そして、臼井が4学級で少ないということで、白根北に比べてより近くのより便利な白根第一と統合したらいいのではないかという話になっていたわけです。
 そうすると規模的にも15学級対12学級ということで、白根北、白根という二つの旧白根の中学校が同じ規模になるのではないかというようなことで合併の話が出ていたのではないかというように推察するのです。
 今は事情が違ってきているわけです。
 同地区にある南区の残り5校が全部一つになって、言ってみれば21の大所帯になると。
 こちらは12のままということはどうなのでしょうか。
 そこまで大胆に統合するということであれば、先ほど申しましたように4校を一つにして統合する。
 一方で4学級の臼井と12学級の白根北を統合すると、規模が同じくなることは必ずしもいいことではありませんけれども、大体似通った規模の学校が同地区に二つできるというように、私は考えたということです。

雲尾委員長

そのほかいかがでございますか。

笹川委員

それで支障があればその案は即座に取り下げますけれども。

小林委員

味方中学校なのですが、子供たちの生活の範囲を考えると、町の真ん中の、白根第一中学校区のほうに行き来することが非常に多いです。
 月潟とか、白南とは全くつながりはありません。
 統合するなら白根第一中学校かと思っていたのですが、突然ものすごく大きなエリアでの統合の話が出て困ったなと思っています。
 地元の方はいずれは月潟と統合することはあるかもしれないという予想は立てているようです。
  その気持ちはあるのですが、こんなに大々的になると果たしてどうなのかなという、私とすれば味方と白根第一、そこに臼井が入るかどうかわかりませんけれど も、そこが一緒になって、その下のほうの月潟と白南とが、とりあえずは一緒になることがいいと思ってきたのですが、今、少し迷っています。
 学区を見ていただくと分かるのですが、大きなものを見るとわかるのですが、白根北中学校区が結局臼井中学校も全部白根第一に統合してしまいますと、ものすごく狭いエリアの一つの中学校区。
 残りすべてが白根第一中学校区ということになると、ものすごく変わっているなという感じがしますので、この辺ももう少し時間をいただきながら考えたいと思います。

雲尾委員長

そのほかいかがでございますか。

笹川委員

これは全部合併して白根にきたら、これは取り残された感じがします。
 しかも、こちらは圧倒的に数が多いのですから。

雲尾委員長

結局、ここでは味方中、月潟中の再編案を審議しておりますけれども、ここを一つ決めた後、南区全体はほぼ決まってしまうというような形になっており ますので、そこだけを見るわけにはいかないという問題もございまして、先のほうまで見通しながら、例えば今、味方、白根第一、臼井という統合であった場 合、月潟、白南と白根北の間を分断してしまいますので、その両方の統合はありえないということになれば、白根北は1校残り、月潟、白南の統合は6学級であ るということで、しかも白南の新校舎ということを考えますと、3学級のまま二つ残ってしまうということにもなります。
 中学校の話をしております が、いずれ小学校につきまして、先ほど中ノ口川左岸ということでお話をいたしました、審議会の原則としては中学校区を決めてから中学校区を割らない中で小 学校という話を進めておりますけれども、小学校を決めてしまいますと中学校の案もかなり縛られるところがありまして、なかなかどちらを先にということは難 しいところもございますけれども、小学校のところも視野に入れながらご意見をいただければと思います。

小林委員

小学校のほうについてなのですが、できれば味方と月潟を一緒にする方向でいっていただければありがたいと思います。
 というのは、生徒指導 上の関係で、やはり川を越えて向こうに行くということになると、非常に目が届かなくなるということで、小学校のほうでは中ノ口川を超えて向こう側には行か ないという約束をしているようですので、味方、月潟であれば川のこちら側で何とかなるかなという感じがいたしますので、小学校に関しては味方と月潟を一緒 にするという形で、私はその案に賛成です。

雲尾委員長

先ほどのことで、臼井中学校のところで一つお伺いしたいのですが、臼井中学校と白根第一の再編案につきましては、臼井地域の方々からの要望であったということなのでしょうか。

朝妻学務課長

白根第一中学校と臼井中学校の再編案については、臼井中学校区の方は反対ということでございました。
 これは白根時代の配置審議会の中で、旧白根の中を三つの中学校に再編しようという検討案がありまして、北の白根北中学校と白根第一中学校、3校統合した白南中学校と。
 この三つの案でいこうということで審議が行われて、白南中学校は実現したわけですけれども、臼井中学校については校区の皆さんは反対ということでございました。

雲尾委員長

その反対というのは、別に白根北と一緒になりたいというわけではなくて、とりあえず臼井は残してほしいという趣旨でしょうか。

朝妻学務課長

その当時は戸石地区に住宅開発などがありまして、小学生が少しふえているというようなことがありましたので、中学校ももうしばらくあとにはふえるだ ろうという希望的な見方が一つあったのと、さらにさかのぼりますと旧白根の時代にいつごろかはわからないのですが、国道側と信濃川沿いに中学校を1校ずつ つくる2中案というものがあったと聞いております。
 その中で、臼井中学校としては位置的に信濃川の中で一番真ん中だというようなことで、やはり残すべしという考え方が強く地域の中にあると伺っておりました。

雲尾委員長

ありがとうございました。
 というような経緯があるようでございます。
 間もなく12時になりますので、大体今までのところをまとめますと、小学校の観点からいうと味方、月潟は一緒のほうが望ましいということで、必然的に味方中学校、月潟中学校を一緒にした案ということになります。
 事務局原案としましては、その5中学校を一つにした大規模校になりますがというものと、白根北の南区2中体制ということが提案でございますが、南側の4校と北側の臼井、白根北の2校をそれぞれ統合した2校体制のほうがよいのではないかというご意見もございました。
 この二大意見に集約されるかと思うのですが、いかがでございますか。
 これに関しましてもう少しご意見をいただければ。
 残り時間も二、三分でございますので、その中で今、二つのどちらにということを決めがたいと思います。
 この二つのことを前提としまして、次回ここから入りまして、それに基づいて小学校のところについても検討するというように進めていきたいと思いますがよろしいでしょうか。
 本日の審議はここまでといたします。
 事務局にお返しいたします。

大科参事

ありがとうございました。
 それでは次回でございますが、11月20日、本日と同じく9時半からこの会場でまたお集まりいただきたいと思います。
 よろしくお願いいたします。
 本日は長時間どうもありがとうございました。

このページの作成担当

教育委員会 教育総務課

〒951-8554 新潟市中央区古町通7番町1010番地(古町ルフル4階)
電話:025-226-3149 FAX:025-226-0030

このページの作成担当にメールを送る

本文ここまで

サブナビゲーションここから

第10回会議

  • 第10回会議
  • 新潟市立学校適正配置審議会第10回会議議事録

注目情報

    サブナビゲーションここまで