にいがた市議会だより
第111号(令和7年11月2日) 4ページ

最終更新日:2025年11月2日

常任委員長報告の要旨

9月29日の本会議で行われた各常任委員長報告の要旨です。

総務

財務部長総括説明

賃金引き上げなどによる市税収入の当初予算比約20億円の増加は、市職員、会計年度任用職員の賃金引き上げ、物価高騰による光熱費とともに、震災支援などに重点的に充てることを求める。
賃金やなりわいに関わる所得や課税額だけではなく、市民の暮らしの質の部分に焦点を当てた市政運営を期待する。
状況を正確に見据えながら、今後も適切な財政運営を期待する。

全国瞬時警報システム(Jアラート)更新事業

既存の防災行政無線やエリアメールとの整合性を図るとともに、更新後は市民参加型の訓練を通じて、その効果を検証することを望む。

写真 全国瞬時警報システム(Jアラート)更新事業

税系システム標準化対応事業

システム標準化に向けた今後の作業については、国の動向、全国の自治体の取り組みなどを常に注視して進め、改善を要するものについては、国に対して積極的に意見、要望することを求める。
システム標準化作業に伴い、本市独自施策のシステム部分の改修を一般財源から支出しなければならないことから、あらゆる機会を通じて国に財政支援を働きかけることを求める。
既存システムとの接続や改修に要する費用、今後のランニングコストに関する自治体側の負担が不透明なため、他の自治体とも連携し、今後も国へ働きかけることを望む。

文教経済

人事・給与システム改修事業

国の事業に伴うシステム改修について国に必要な財政支援を求めることを望む。

中学生のための地域クラブ活動支援事業補助金

多様な地域クラブが中学生の受け皿になるよう支援事業を周知することを望む。
持続可能な地域クラブ活動になるよう、必要な経費について各クラブから聞き取り、改めて制度設計の検討することを求める。
生徒の物理的・金銭的負担について調査し、必要な手立てを検討することを求める。
区や地域の格差の解消に一層努めるとともに、部活動をしたい生徒を一人も取りこぼすことがないように全力で進めることを期待する。

新潟市体育施設条例の一部改正

新潟市アイスアリーナの持続的で健全な経営を目指し、集客のための広報や自主事業の取り組みを強化して、収支の安定を求める。
公的支援の状況や自主事業などによる収益の状況を見ながら、利用者増に向け上限額の範囲でより安価に利用できるよう工夫し、努力すること望む。
条例改正後は、料金改定については、十分な時間を取り、丁寧な周知、広報に努めることを望む。
利用料金は、利用者区分の見直しなども含め、小・中学生の料金は据え置くなど、こどもたちへの優遇措置を設けることを強く要望する。

写真 新潟市体育施設条例の一部改正

市民厚生

システム標準化対応事業全般

国による一律な標準化だけでなく、地方自治体の特色ある事業やニーズと柔軟に連携できるよう、国に働きかけることを求める。

介護保険事業所システム構築事業

介護サービスを希望する市民が少しでも早くサービスを受けられるようになることがメリットであるため、供用開始を少しでも早め、スピード感を持って対応を強化することを求める。

病院事業会計決算

市民の健康を守る最後のとりでとして、救急医療、感染症対策など採算性が合わない分野でも、市民の安心安全を確保するための役割を果たしていることに敬意を表する。
市民病院一丸となって、経営面と実際に働く方の気持ちを合わせながら、状況が前進するように実行することを望む。
外部コンサルタントの活用などの医業収益の増加への取り組みなど、健全経営をさらに進めることを望む。
市民の代表である議会へ積極的にアプローチし、共に市民の健康をしっかりと協力しながら守っていくことを強く要望する。

写真 病院事業会計決算

環境建設

デジタルを活用したまちづくりプラットフォーム推進事業

デジタルツインを活用した国内でも先例の少ない事業に取り組むことを評価する。
デジタルツインに関するにいがた2km(ニキロ)の取り組みの進捗(しんちょく)を市民にも分かりやすく発信することを望む。
この取り組みが周知され、広がり、にいがた2km圏外の市内のあらゆる可能性を示せるようになることを望む。
都心軸のにぎわい創出や交流人口の拡大、安心安全なまちづくりなど、本市の重点施策に資する活用を求める。
まちづくりにおける課題解決につながる実効性と市民や事業者の利益向上につながるようなプラットフォームの運用が図られることを望む。

液状化等被害住宅建替・購入支援事業

引き続き丁寧な対応を求める。
申請者の状況に寄り添いながら、完了報告の期限について柔軟な対応を求める。

下水道事業会計決算

雨水対策としてさまざまな施策を講じていることを評価する。
下水道に起因する道路陥没は全国的な課題でもあるため、人手不足の対応や予算措置などを国に強く求める。
緊急度を見極め、計画的な対策を早急に求める。

写真 下水道事業会計決算

水道事業会計決算

老朽化した施設の更新や災害対策などさらなる財源の確保が必要と見込まれることから、引き続き経営努力を重ねることを求める。
水道は市民の命に直結する大切なライフラインであるため広く市民の声を聞き、安心安全な水道水の安定供給を求める。



若者の議会への関心を高めるための取り組み

夏休み親子参加の動く市政教室 「挑戦しよう こども議会」

こどもたちに市政や議会に関心を持ってもらう、動く市政教室「挑戦しよう こども議会」が8月4日に開かれ、小学3から6年生と保護者10組21人が参加しました。

こどもたちは、議会事務局の職員から議会の仕組みや役割の説明を受けた後、議長、議員、市長役にそれぞれ分かれて「こども議会」に挑戦し、議案の提案から討論、採決までの流れを学びました。この後、議長室や各委員会室などを見て回りました。
こどもたちは、「市長役をして議案が提案できて楽しかった」「議会を分かりやすく学ぶことができた」「本物の議会の進行がイメージできたし、議員の気分も味わえた」と満足そうに話していました。


写真 夏休み親子参加の動く市政教室1

写真 夏休み親子参加の動く市政教室2


写真 花野古町 笹団五郎

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