にいがた市議会だより
第110号(令和7年8月3日) 2ページ

最終更新日:2025年8月3日

一般質問の要旨

  • 一般質問者は22人です。質問項目は主なものを掲載しています。
  • [答]の末尾にかっこ書きの記載がない答弁は、全て市長答弁です。
  • 議会の録画中継画面は下の二次元コードからご覧ください。
    6月定例会の録画中継は、次回の定例会の録画中継が開始されるまでの間ご覧いただけます。

二次元コード 議会の録画中継画面

翔政会 小野 照子

写真 小野照子

鳥屋野潟南部開発に伴う交通対策と新潟駅周辺緑化推進の民間連携

[問]鳥屋野潟南部は、休日を中心に現時点でも渋滞が発生している。今後の開発に伴う交通量増加でさらなる渋滞が想定されるが、市民の懸念や不安を軽減するため、特にイベント時の交通量予測と対応が必要と考えるがどうか。

[答]長潟周辺地区交通対策連絡協議会でイベント時も含めた交通量予測を行い、ハード・ソフト面で効果的な対策を実施する。併せて都心エリアとの公共交通のアクセス強化も検討する。

[問]新潟駅周辺は市民や観光客など多くの人の目に触れる場所であり、美観や市民の憩いのためにも質の高い緑を増やす必要がある。そのためには専門知識を有する民間団体と連携した緑化推進が望ましいと考えるがどうか。

[答]市造園建設業協会や樹木医、本市の花育マスターなど、専門知識を有する方々と連携して、まちなかの緑化を推進していく。

翔政会 保苅  浩

写真 保苅浩

指定管理者のリスク負担の在り方と本市の持つ資源の有効活用

[問]物価高騰下において、指定管理者による公共施設の運営は大変厳しい状況にある。物価変動は、指定管理者がそのリスクを負う契約となっているが、物価変動の予測は難しいことから、物価変動スライド方式を導入してはどうか。

[答]リスク分担の考え方やどの物価指数を用いるかなど課題があり、早急な導入は難しい。指定管理者に過度な負担が生じないよう他市の動向などを注視し、制度の適切な運用に努める。

[問]給食調理の野菜の端材や下水汚泥、もみ殻などの農産物残さといった廃棄物資源は本市に潤沢にある。環境部や下水道部など組織横断で、資源を堆肥化して有効活用し、循環型社会に向け一歩前進させるべきではないか。

[答]下水汚泥などを有効活用できれば、資源循環などの効果が期待できるが、堆肥成分などで多くの課題があり、解決策を考えていく。

翔政会 米野 泰加

写真 米野泰加

安心して暮らせる社会づくりとハザードマップの在り方

[問]安心して暮らすには健康に働くことが欠かせない。どのような人でも不安のない生活を送るための働く環境づくりと、健康を支えるため、どのような施策を行い、また、これからどのような方針が検討されているのか伺う。

[答]安心して暮らせる社会づくりには誰もが個性と能力を発揮できる環境づくりが重要であり、その土台となる健康づくりに向け、適切な食生活の啓発や健康診断などの施策に取り組む。

[問]国は誰もがハザードマップを理解し、避難できるよう、「ユニバーサルデザインに関する検討会」を設置し、ハザードマップの在り方を検討している。本市におけるユニバーサルデザイン化や多言語対応などへの検討状況を伺う。

[答]総合ハザードマップ更新時に他都市の事例も参考にしながら、障がいのある方や外国籍の方も含め、利便性が向上するよう検討していく。

市民ネットにいがた 竹内  功

写真 竹内功

県民投票条例案否決の市長の印象といじめ対策の学校の取り組み

[問]東京電力柏崎刈羽原発再稼働の是非を問う県民投票条例案が本年4月18日の県議会臨時会で否決された。1996年8月に旧巻町で原発建設計画を巡る住民投票が実施され「民主主義の学校」とも例えられたが、今回の県議会で否決された経緯について、市長の印象を伺う。

[答]「賛成、反対の二者択一の選択肢では、県民の多様な意見を把握できない」との知事の意見を踏まえ、県議会が県民の代表として議論した結果は尊重されるべきものと考える。

[問]学校の多忙化により、児童・生徒への教職員の目配りや気配りが少なくなり、そのひずみが「いじめ」となって表れている。いじめに対する学校教職員の今後の取り組みを伺う。

[答]教職員に対し、いじめ初期対応ガイドブックを周知徹底する他、研修の見直しを図り、資質向上・組織対応力の育成を目指す。(教育長)

日本共産党新潟市議会議員団 野村 紀子

写真 野村紀子

柏崎刈羽原発事故発生時の避難方法と白山エリアのアリーナ建設

[問]福島第一原発のような放射性物質が拡散する事故が発生し、避難が必要になった場合、地震などとの複合災害が発生していれば道路の寸断や家屋の倒壊も考えられる。そのような事態を想定した際の市民の避難方法について伺う。

[答]本市は原発から30km圏外のため、広域避難計画は定めていない。一方、本市の地域防災計画では、原子力災害時の屋内退避や避難を定めているが、具体的な避難方法は県が決定する。

[問]「新潟市スポーツ施設の未来構想会議」では、白山エリアをアリーナ建設候補地としているが、市陸上競技場は現在も多くの学生や社会人から利用されている。興行施設ではなく、市民が使うスポーツの拠点として整備すべきでは。

[答]白山エリアのスポーツ施設の現在の利用状況や市民のニーズなども十分に精査し、総合的に判断していく。

日本共産党新潟市議会議員団 武田 勝利

写真 武田勝利

物価高騰対策と新潟地下開発への債権放棄の市長の責任

[問]国の重点支援地方交付金を活用した本市のこれまでの物価高騰対策は、交付金の使い方として疑問がある。新たな物価高騰対策は、真に困っている生活者や事業者に、直接的に及ぶ施策を行う必要があると考えるがいかがか。

[答]食料品価格の高騰が続いていることから、学校や保育施設の給食費への支援など、こどもを中心とした生活者支援を優先的に行う。

[問]新潟地下開発株式会社への債権放棄について、三越跡地再開発などによる西堀ローサの新たな人の流れを期待して抜本的改革を行わず、その判断の誤りが市への債務返済の猶予につながったのではないかと考えるがどうか。

[答]同社の経営健全化に向け着手したものの、対応が場当たり的で抜本的改革につながらず、結果的に経営改善に至らなかった点と債権放棄の責任は、市政運営の責任者である私にある。

翔政会 豊島  真

写真 豊島真

新潟駅万代広場への簡易田設置と本市の強みを生かす条例制定

[問]選ばれる都市・新潟市実現のため、リニューアルする新潟駅万代広場への「簡易田」設置など、私たちが当たり前に思っている本市の強みを目に見える形で表現することで田園型政令指定都市をアピールする広場としてはどうか。

[答]同広場は新潟らしさの演出と居心地の良い空間を目指して整備を進めている。広場完成後の活用や運用の中で、簡易田や湿地、水鳥など新潟らしさのPRに活用できるよう取り組む。

[問]本市の強みである「お米」をもっと生かすため、お米の収穫に感謝する11月23日の新嘗祭(にいなめさい)の日を「お米の日」として条例制定することで、お米の恵みに感謝し消費拡大にも寄与する施策を展開してはどうか。

[答]条例制定は市民の機運を高めることも重要であると考える。購入促進や消費拡大に寄与する施策を県と連携して取り組む。

翔政会 山際  務

写真 山際務

本市スポーツ施設の今後と発達障がい児者支援地域協議会の在り方

[問]令和5年に始まった「新潟市スポーツ施設の未来構想会議」での協議を経て、昨年3月に提言書が示された。未来構想会議の提言を受けて、本市のスポーツ施設は、現時点で、どのように検討が進んでいるか伺う。

[答]鳥屋野運動公園野球場の供用を最優先で取り組む他、白山エリアの施設再編に向けた基礎調査を実施し、「県都・政令市にふさわしい」スポーツ施設の在り方について議論を深める。

[問]発達障がい児者支援地域協議会の関係機関に当事者団体が含まれておらず、当事者の声を聞くという運営方針が見えない。実態をしっかり把握し、支援の手が差し伸べられる体制づくりに向けた協議会の在り方について伺う。

[答]当事者の声を聞き支援に生かす点も含め、課題を洗い出し、年度内に開催を予定する協議会で関係機関と調整し、課題解決に取り組む。

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