第451号(令和8年1月18日) 1ページ

最終更新日:2026年1月18日

伝統的工芸品 白根の仏壇

白根仏壇3台が横並びに並んでいる写真

江戸時代中期の元禄年間(1688〜1704年)に、宮大工の長井林右エ門(りんえもん)が京都の技術を取り入れた「京形の仏壇」を作りました。その後自身で簡単な彫刻を施した「白木(しらき)仏壇(※)」を完成させたのが、白根仏壇の始まりといわれています。天明年間(1781〜1789年)には白根独特の技術技法が生み出され、木地(きじ)・彫刻・金具・漆塗り(金箔)・蒔絵(まきえ)の5部門に分業化することで、各工程の専門の職人が作り出す「白根仏壇」が確立されました。昭和55年(1980年)には「伝統的工芸品」として通商産業大臣(現 経済産業大臣)の指定を受け、300年を超えた現在も職人たちの高い技術と誇りは受け継がれています。
※漆を塗っていないシンプルな仏壇
問い合わせ 白根仏壇協同組合(新潟みなみ商工会内) 電話:025-373-4181

白根仏壇ができるまで

木地(きじ)

仏壇を作る木材にかんなを掛けている写真

厳選した良質な材料を使用し、細かい部分まで手仕事で作ります。

彫刻

木材に彫刻刀を使って彫刻を施している写真

人物や花鳥などの図柄を選定し、のみや小刀などで手彫りします。

漆塗り

ハケを使い仏壇の材料に漆を塗っている写真

形作られた木地に下地加工を施し、天然精製漆を手塗りします。この作業を何回も繰り返して仕上げます。

金箔

彫刻が施された材料にピンセットを使い、金箔を貼っている写真

漆塗りが仕上がった後、純金箔を一枚ずつ丁寧に貼ります。

蒔絵(まきえ)

漆塗りが終わった材料に細い筆を使い絵を描いている写真

漆で花鳥や人物を描き、金粉や銀粉などを蒔いて装飾します。

凧っこ13人衆の本新蝶が人差し指を上げ「漆で模様を描き、乾かないうちにその上に金粉・銀粉を蒔くから「蒔絵」っていうんだって!」と言っているイラスト

金具

銅板に金槌を使って打ち出し作業をしている写真

銅・真鍮(しんちゅう)板に打ち出し作業を行い着色し、伝統的な手作業で製作します。

組立

扉を開いた白根仏壇の写真

各工程で完成したものを一カ所に集め、最終組み立てをします。

白根仏壇には設計図がない!

白根仏壇には設計図がありません。設計図の代わりに、仏壇のあらゆる箇所の寸法が記してある「定規棒」を使います。この定規棒を使って寸法を取って木を切り、カンナで削って整えます。設計図がなくても、技術と定規棒で正確に作り上げます。

四角い棒状に手書きの印が入っている「定規棒」の写真

漆を塗るハケは髪の毛でできている!

ハケ目(ハケの塗り跡)を残さないように塗るには、髪の毛が最適です。

大小さまざまなハケ幅の「漆ハケ」の写真

海外クルーズ船の担当者が蒔絵を体験しました

スキンヘッドの外人男性が小筆を持って絵を描いている写真
新潟港視察の一環として、南区で体験をしました!

金箔を蒔いて、絵に金粉を定着させている写真
細かい作業に真剣な表情!

白根の仏壇 世界へ!

昨年4月から10月まで開催された「EXPO2025大阪・関西万博」では、新潟県産品の魅力を世界に発信するブースも設けられました。錦鯉や花火、雪や伝統工芸品など、彩りある県産品と共に「白根の仏壇」も認知度向上と魅力発信の一役を担いました。

昨年開催された大阪・関西万博での新潟県産品ブースに展示された白根の仏壇の写真
株式会社笠井仏壇工芸にて展示中

み~つけた♪
仏壇のお友だち「ろうそく」と「線香」ですが…

炎が電池式のろうそくが立てられた白い燭台と先端の火が付いた部分が電池式の線香が立てられた線香立ての写真

よ~く見てみてください。「ろうそくの炎・線香の先端」を! 何か違和感はありませんか?
これは、火を使わなくても大丈夫な電池式のろうそくと線香です。本物そっくりですよね!
「衣服に火が付いた」「消し忘れて火事に」なんて心配がなくなります。お年寄り、小さいお子さんでも安心して使えますよ。

本文ここまで

サブナビゲーションここから

南区役所だより

注目情報

    サブナビゲーションここまで