第446号（令和7年11月2日）　1ページ

最終更新日：2025年11月2日

まちを守る！消防団

消防団が放水訓練を行う写真

災害対応だけではなく、地域のイベントや防災活動でも活躍する消防団。実は会社員や学生、主婦など地域の人たちが活動していることを知っていましたか？
今回は、地域の消防・防災のリーダーとして地域に密着し、区民の安心と安全を守る消防団について紹介します。
問い合わせ　南消防署消防課電話：025-372-0119

消防団の基礎知識

消防団ってどんな組織？

消防団は市町村の非常備の消防機関です。消防団員は消防士とは違い、普段はさまざまな仕事をしている人たちが、災害時に消防団員として、消火活動や救助救出活動などを行っています。

こんな活動をしています！

平常時
(1)防火指導・啓発活動・高齢者訪問
(2)応急手当の普及活動
(3)広報活動
(4)消火・防災訓練

災害時
消火活動・救助活動・避難誘導

活動報酬もアリます！

年ごとに支給される報酬や、災害活動・訓練に出動した際の報酬があります。

年額報酬
団長	副団長	分団長	副分団長	部長
96,900円	70,320円	59,880円	48,720円	41,100円
班長	機関系の団員*1	その他の団員	機能別団員*2
37,000円	37,000円	36,500円	9,600円

*1機関系の団員・・・消防車の運転や、水を出すポンプの操作を担当する団員

*2機能別団員・・・災害時だけなど特定の活動をする団員

出動報酬(1回ごと)
水・火災、その他の災害	8,000円
その他の消防団活動	3,500円

現役消防団員へインタビュー

凧っこ13人衆の中蝶が「どのくらいの頻度で活動しているか教えてください」と話すイラスト

白根中分団(なかぶんだん) 1班班長　蜜田(みつだ) 健一さん(会社員)

消防団員の蜜田さんが「基本的に活動するのは月に一回で、春・秋季消防演習やイベントのある月は活動回数が増えることがあります」と話すイラスト

基本的に活動するのは月に一回で、春・秋季消防演習やイベントがある月は活動回数が増えることがあります！

ある活動日のスケジュール

10時から・・・集合、団舎の清掃
10時45分から・・・小型ポンプ・車の点検、練習・動作の確認
11時から・・・火災予防啓発の広報活動
12時頃・・・終わり次第解散

凧っこ13人衆の中蝶が「密田さんに消防団に入ったきっかけなどいろいろ聞いてみました」と話すイラスト

Q　入団した経緯を教えてください！
A　地元の先輩に誘われて入団しました。

Q　どんな人が入団していますか？
A　会社員や自営業者などさまざまです。いつでも対応できるように平日休みの人、土日休みの人、どちらも大切な団員です。また、現在40代から50代が中心となって活動をしているため、若い世代の団員が少ないことが悩みです・・・。

Q　消防団員になって良かったと思うことは？
A　地域の人との交流が増えたことです。地域のイベントはもとより、凧合戦などの大きなイベントでは、他の班と一緒に活動することもあるんですよ。そして、応急手当の講習です。AEDをいざという時にすぐ使用できるようするためには、講習会などで使った経験があるのとないのでは全然違うと思います。受講者と交流し、なおかつAEDの普及の一助となる講習会は「やって良かった」と感じます。

Q　昔と今で活動内容に違いはありますか？
A　各種訓練やポンプ操法大会などの参加が任意となり、昔よりも団員のプライベートとの両立がしやすくなったと思います！

Q　あまり知られていない消防団の活動はありますか？
A　降雪時の消火栓掘りですかね。緊急時にすぐに使用できるよう、消火栓周りの除雪をしています。他区から消防隊が来た時には、消防団員が消火栓の場所を案内することもあるんですよ。あとは火災現場を消火した後の見守りです。再燃しないように4〜5時間ほど見守りを行います。