378号(令和5年1月1日) 1ページ

最終更新日:2023年1月1日

〜新しい風が吹く〜
未来につなげる白根高校

大入の文字の上に干支のうさぎが描かれた凧の写真

 

白根高校は南区にある唯一の高校です。令和4年には創立60年を迎えました。
南区と白根高校が連携することで、協働して人づくりやまちづくりに取り組むことを目的とした「新潟市南区と新潟県立白根高等学校との連携・協力に関する協定」を締結し、もうすぐ1年を迎えます。さまざまな活動を通して、白根高校の生徒たちが私たちのまちに新しい風を吹き込んでくれています。
令和5年新年号は、白根高校生のフレッシュな声を届けます。

 

「地域を支える仕事人の図鑑」の写真

 

白根高校少林寺拳法部が集合している写真

 

白根高校少林寺拳法部が少林寺拳法をしている写真

 

白根高校2年生星蒼矢さんの写真

白根高校2年生 星蒼矢そうやさん(新生徒会長)

地域の人たちが、生徒が少なくなっている白根高校を存続させるための活動をしていると聞き、大勢の人に支えられている学校だと感じました。その期待に応えるため、地域に愛され共に歩む明るい学校を目指し、校内・外活動の両面で取り組みたいと思っています。校内は、生徒の声を集約するための目安箱を設置し、学校生活が充実するようにしたいです。校外は「社会に一日踏み出す社会貢献」として、地域と学校の交流をさらに深めたいです。区のスポーツや文化系のイベントに校内で参加者を募り、参加したいと考えています。

 

白根高校2年生小川涼華さんの写真

白根高校2年生 小川涼華すずかさん

かぼちゃ電車保存会の人との出会いは、自分自身の将来を考える貴重な機会になりました。会話の中で「イラストレーターになりたい」と話したところ、グッズのクリアファイルのデザインをさせてもらうことになりました。まさか自分の将来につながるとは驚きでいっぱいです。

小川さんが描いたかぼちゃ電車グッズのクリアファイルの写真

 

白根高校1年生宮本碧衣さんの写真

白根高校1年生 宮本碧依あおいさん

 根高校を選んだ理由のひとつは凧部があったことです。凧部員として関わった「凧揚げしようぜ」では、凧のこと・揚げ方を何も分からない子どもたちに教えるのは難しかったです。最初は緊張しましたが、体を低くして目線を子どもたちに合わせるように努力しながら指導しました。凧部での活動はとても楽しいです。

子どもたちが揚げた六角凧の写真

「凧揚げしようぜ」で凧を揚げている子どもたちの写真

 

白根高校1年生宮本碧衣さんの写真

白根高校3年生 松田拓磨たくまさん

かぼちゃ電車保存会と活用を考えるワークショップでは、地域の皆さんの意見を聞き「自分とは違ういろいろな意見がある」と、勉強になりました。梨農家さんと話す機会では、皆さんが発展的な考え方をしていると改めて思いました。「失敗した時は1回休んで、なぜ失敗したのかを考えて次の行動に生かす」という言葉が印象に残っています。

かぼちゃ電車保存会と活用を考えるワークショップの様子の写真

 

令和5年、新しい年に私たちのまちで新しい風はどんな活躍を見せてくれるでしょうか。
地域の一員としてまちづくりに積極的に取り組む白根高校を区全体で応援します。

 

茨曽根小児童対象カルタ大会でカルタを読み上げている様子の写真

地域の防災訓練に参加している様子の写真

地域を支える仕事の人の図鑑を作るために話を聞いている様子の写真

白根大凧合戦で、凧部がYouTubeの配信をしている様子の写真

地域に健康啓発のチラシを配布している様子の写真

凧部の部員が凧を持って集合している写真

 

新年を迎えて

「しろね大凧と歴史の館」の大凧をバックに微笑む五十嵐区長の写真

新潟市南区長
五十嵐 雅樹

南区民の皆さま、新年あけましておめでとうございます。
今年の干支は卯です。元気よくとび跳ねる姿から、何かを始めるのに縁起が良く、希望にあふれる年になるといわれています。新型コロナウイルスは、依然として市民生活にさまざまな影響を及ぼしていますが、これまでに培った知見を生かして一日も早く平穏な日常を取り戻し、良い年となるよう努めていきたいと考えています。
その足掛かりとして、昨年は3年ぶりに白根大凧合戦が5日間にわたって開催されました。良い北風に恵まれ数多くの合戦で綱を引き合う姿に、南区に暫しの日常が戻ったようでうれしかったことを思い出します。これも感染対策を徹底し、運営に苦心をしていただいた白根凧合戦協会はじめ関係者の皆さまのおかげと、心から感謝申し上げます。
区役所では、凧合戦の様子をドローンで撮影しライブ配信や大河津分水通水100周年に合わせて記念大凧を揚げるなど、コロナ禍で来場が叶わない皆さまに南区の魅力を知ってもらえるようPRに努めました。
また、旧月潟駅で保存してきた新潟交通電鉄線のかぼちゃ電車を23年ぶりに走行させ、体験乗車イベントを行いました。乗車を希望する愛好家が全国から集まり、チケットの予約が即完売となる盛況ぶりでした。
笹川邸は、国が重要文化財に指定した本市が所有する唯一の建造物です。より多くの人から訪れてほしいとの思いから、プロジェクションマッピングや和傘を使ったひかりの演出で彩り、夜間開館に取り組みました。味方中学校の生徒もアイデアを持ち寄って運営に携わり、新たな魅力づくりに一役買ってくれました。
このように南区には、他の地域に誇れる宝物が数多く受け継がれています。ひと工夫することで、大勢の皆さんが興味を示し、足を運んでくれることを認識することができた良い機会となりました。これからも南区の文化や歴史、伝統を大切にその活用に努め、また、新たな宝物の発掘にも力を注ぎ、広く発信をしていきたいと考えています。
一方で、これら南区のお宝を受け継いでくれる人たちを育てていくことも大切です。区内の全小中学校では郷土愛を育む未来創造教室に取り組んでいます。児童生徒から地域に関心を持ってもらえるよう、各校で趣向を凝らし学習活動を行っています。白根高校では、南区との連携協定のもと、ボランティア活動をはじめ、高校生らしい若い視点でまちづくりに活躍してくれています。これら後継者を育む学習活動に地域の皆さんの力は欠かせません。住民の皆さまや団体、企業、区役所など地域総がかりで次代を担う人材の育成にご理解とご協力いただきますようお願いいたします。
私は日頃から、まちづくりの基本は人づくりであるという思いを持っています。区民の皆さまにとって、今まで取り組んできた一人ひとりの努力が実を結び、本年がうさぎの如く飛躍の年となりますようご祈念申し上げ、新年のごあいさつといたします。

 

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