シックハウス対策
最終更新日:2019年2月27日
住宅の建材や内装材、家具などから発生する化学物質により、頭痛や鼻水などの体調不良になることがあり、「シックハウス症候群」とよばれています。症状の有無や程度には個人差があります。
生活のなかでの対策
Check point! 化学物質の発生源となるものを、なるべく減らしましょう!
- 新しい家具やカーテン、じゅうたんにも化学物質を発散するものがあるので注意しましょう。
- 防虫剤、芳香剤、消臭剤なども化学物質を発散するので必要最小限の利用にしましょう。
- タバコからもホルムアルデヒドなどが発散します。室内で吸うことは避けるようにしましょう。
- 暖房器具は、室内に燃焼ガスを排出するもの(灯油ストーブ、ファンヒーターなど)を避け、燃焼ガスを屋外に排出するもの(FF式ストーブなど)や、燃焼ガスの出ない電気暖房器具などを使用することが望ましいです。
化学物質の主な発生源
Check point ! 適切な換気を心がけましょう!
- 窓の配置を考え、複数の窓をあけ効果的な換気をしましょう。また換気扇も有効利用しましょう。
- 新築やリフォーム後は化学物質の発散が多いので、十分な通風、換気をしましょう。
- 24時間換気システムは、切らずに常に運転しましょう(建築基準法での規制は常に換気することが前提です)。
- 夏場に高温多湿となる場合は特に発散が増えるので、長時間窓を閉め切らないで、定期的に換気をしましょう。
効果的な換気(窓の配置と空気の流れ)
室内空気中の化学物質の指針値
厚生労働省では、揮発性有機化合物の室内空気中の指針値を次のように定めています。指針値は、人が指針値以下の濃度に一生涯さらされたとしても、健康への有害な影響を受けないであろうとの判断により設定されたものです。
物質名 | 主な用途 | 指針値(1立方メートルあたり)※ |
---|---|---|
ホルムアルデヒド | 合成樹脂、接着剤の原料や防腐剤 | 100μg(0.08ppm) |
トルエン | 接着剤や塗料の溶剤及び希釈剤 | 260μg(0.07ppm) |
キシレン | 接着剤や塗料の溶剤及び希釈剤 | 200μg(0.05ppm) |
パラジクロロベンゼン | 衣類の防虫剤、トイレの芳香剤 | 240μg(0.04ppm) |
エチルベンゼン | 接着剤や塗料の溶剤及び希釈剤 | 3800μg(0.88ppm) |
スチレン | プラスチック、合成ゴムの原料 | 220μg(0.05ppm) |
クロルピリホス | 防蟻剤 | 1μg(0.07ppb) 小児の場合、 0.1μg(0.007ppb) |
フタル酸ジ-n-ブチル | 塩化ビニルなどの可塑剤 | 17μg(1.5ppb) |
テトラデカン | 灯油の揮発成分、塗料の溶剤 | 330μg(0.04ppm) |
フタル酸ジ-2-エチルヘキシル | 壁紙、床材、各種フィルムなどの可塑剤 | 100μg(6.3ppb) |
ダイアジノン | 殺虫剤 | 0.29μg(0.02ppb) |
アセトアルデヒド | 接着剤、防腐剤、写真現像用薬品 | 48μg(0.03ppm) |
フェノブカルブ | 防蟻剤 | 33μg(3.8ppb) |
※指針値の( )内は、25℃のときの換算値。ppmは100万分の1、ppbは10億分の1の単位。
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新潟市保健所環境衛生課
電話:025-212-8266
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