人権同和教育

最終更新日:2023年6月1日

 生涯学習センターでは、人権問題に対する理解と認識を深めるため、職員や関係団体を対象に、研修会を開催したり、様々な研修会等への参加や協力を行っています。

令和4年度 人権教育研修会

日時    令和4年11月7日(月曜) 午後2時30分~午後4時30分
会場 クロスパル新潟
テーマ 「いっしょに考えよう!子どもの人権 ~ひとりひとりが大切な存在~」
講師 公益財団法人新潟県女性財団 専門員 木村いほ子さん
対象 新潟市役所職員、新潟市教育委員会職員、学校教職員
参加者数 353名
内容

木村いほ子さんを講師にお迎えし、「いっしょに考えよう!子どもの人権~ひとりひとりが大切な存在~」と題して、職員一人一人が人権問題や同和問題に関心を持ち、理解と認識を深め、市民の良き相談相手役・パートナーとして資質を高めることを目的に、お話しいただいた。
 参加者からは、「子どもの人権」に関連して、虐待してはいけないことや虐待されている人の話を聞くことの大切さがわかりました。」「知っているだけではダメ。意識して継続して使っていかなければという話に大変共感しました。」「子どものSOSを逃さないようにアンテナを高くもっていきたいと思います。」といった意見が聞かれた。
講演骨子
1.子どもの人権について
2.子どもの人権を奪うもの
3.エンパワメントとレジリアンシー
4.子どもの話を”きく”


令和3年度 人権教育研修会

日時    令和4年1月26日(水曜)午後3時~午後4時45分
会場 江南区文化会館音楽演劇ホール
テーマ

「やさしいまちを⇒障がいのある人も無い人もともに生(活)きるまち を あなたから 新潟市から」
~新潟市生がいのある人もない人も共に生きるまちづくり条例施行6年を前に「自分の頭で考える」~

講師 新潟市障がい者基幹相談支援センター西 相談員 竹田一光さん
対象 新潟市役所職員、新潟市教育委員会職員、学校教職員
参加者数 361名
内容

竹田一光さんを講師にお迎えし、「やさしいまち⇒障がいのある人も無い人もともに生(活)きるまち を あなたから新潟市から~新潟市障がいのある人もない人も共に生きるまちづくり条例施行6年を前に「自分の頭で考える」~」と題して、市民一人一人の人権が尊重され、偏見や差別を生み出さない社会の実現のため、研修会を通じて職員が人権問題等に関心をもち、理解と認識を深めることで、市民のよき相談役・パートナーとして資質向上を図ることを目的に、お話しいただいた。
 参加者からは、「これらの新潟市の優しいまちづくりは、私たちが作っていくという気持ちになりました。」「障がい者の困り感を思いやり、話し合いで解決していく大切さがわかりました。」「明日は我が身という言葉が印象的でした。知らないからこそ、知らないうちに差別しているということは、実経験があったので、とても共感できました。」といった意見が聞かれた。

令和2年度 人権教育研修会

日時

令和3年2月8日(火曜)午後2時~午後3時45分
会場

新潟市江南区文化会館音楽演劇ホール

テーマ 「部落差別解消推進法などの人権政策」
講師 敬和学園大学人文学部准教授 藤本 晃嗣さん
対象 新潟市役所職員、新潟市教育委員会職員、学校教職員
参加者数 386名
内容

 藤本晃嗣さんを講師にお迎えし、「部落差別解消推進法などの人権政策」についてお話いただいた。
 はじめに、人権とは具体的なもので人間らしく生きるための権利であること、続いて「部落差別解消推進法」の概要や近年の部落差別の事例としてインターネット上でのアウティングの問題についてお話いただいた。
 参加者からは、「常に人権問題の意識を持って生活すべきだと思った」「自身の勉強不足を感じた」「正確な知識を持って差別しない心を育みたい」といった意見が聞かれた。
講演骨子
1.「人権」について
2.部落差別解消推進法(2016年12月施行)
3.近年の日本の差別の特徴
4.人権侵害の加害者をつくらないために

令和2年度研修会の様子
研修会の様子

令和元年度 人権教育研修会

日時

令和元年7月2日(火曜)午後2時30分~4時10分

会場

新潟市江南区文化会館音 楽演劇ホール

テーマ

「人間としての本当に輝く時」(それぞれの峠を深めて)

講師

徳島県人権啓発青少年団体連絡協議会「止揚の会」事務局 
中倉 茂樹 さん

対象

新潟市役所職員、新潟市教育委員会職員、教職員ほか

参加者数

356名
内容

中倉茂樹さんを講師にお迎えし、自身の体験に基づいた人権・同和問題についてお話しいただいた。
 冒頭、プロモ―ションビデオで自己紹介。高校生のときに同和教育と出会い、そこから始まる仲間との出会いやつながり、家族との絆を通して、部落差別や同和問題と向き合い、人生を重ねてきた。しあわせになるための勉強が人権・同和教育であることをお話しいただいた。
 参加者からは、「少しずつ差別をなくしていく努力をしたい」「世の中を変えていけるという勇気をいただきました」「自分の心を見つめ直すいい機会になった」といった意見が聞かれた。
講演骨子
1. いじめに耐え続けた小学校6年間の巻
2. いじめによる友の不登校の果てに
3. 仲間とつながれた人権集会
4. 特別推薦制度
5. 四国学院大学差別文書投函事件
6. 究極の約束
7. ぬくもりを感じて
8. いま、ここにある結婚差別
*差別=人間を人間として認めないこと
 *強くなるために=自分の弱さを語ることしかない
 *同和問題学習=すべての人間が幸せになるための勉強

研修会の様子

平成30年度 人権教育研修会

日時 平成30年7月3日(火曜)午後2時30分~4時30分
会場 新潟市江南区文化会館音楽演劇ホール
テーマ 「部落差別・部落問題に本気で取り組むために」
講師 新発田市同和教育推進協議会会長 駒澤一彦さん
参加者 361名
内容

 中学校教諭として永年、人権・同和教育を実践してきた経験から、新発田市教育委員会で嘱託指導主事・社会教育指導員となり、2011年3月に退任するまで人権教育・同和教育や部落解放運動に深く関わり、現在も新発田市の同和教育を牽引する駒澤一彦さんを講師に迎え、研修会を開催した。
 生徒の話や親との会話から差別の実態に衝撃を受け、「心掛け等の情緒に頼るだけでは人権尊重の実践力は育たない」という観念的な同和教育の誤りに気付き、関わる同和教育の大切さに目覚めたことや、差別を見抜く、違法性を見抜く、人の痛みを知ることで、人が人として尊厳をもって生きていくことができるといった話などを通じ、人権教育の必要性を基礎から学ぶ機会となった。
講演の骨子は以下のとおり。
1 はじめに「差別をしない自分づくり」
2 (1)同和教育ですること
 (2)偏見と誤解を解く
 (3)偏見と誤解を生まないように現実を伝える
3 人生観の見直し
4 「同和問題」「部落問題」の認識
5 人権と同和教育の結果とは
 参加者からは、「部落差別・部落問題の解決がいかに大切かということを改めて感じることができた。普段の生活の中にある差別にアンテナを高くして対応していきたい」「自分を振り返る機会になった」「新たな見方を身に着けることができた」「『差別をしない自分作り』を進めていこうと決めました」等といった意見が寄せられた。

平成29年度 人権教育研修会

日時

平成29年7月6日(木曜)午後2時30分~4時30分
会場 新潟市江南区文化会館 音楽演劇ホール
テーマ 「当事者意識をもって」
講師 元・新潟県同和教育研究協議会会長 神谷 敬二さん
参加者 365人
内容

 永く中学校教諭を務め、県教委教育事務所・義務教育課に勤務した際は同和教育を担当。教職を離れた今もハンセン病施設を訪問するなど、社会同和教育の普及・実践に取り組む元・新潟県同和教育研究協議会会長 神谷敬二さんを講師にお迎えし、研修会を開催した。
 部活動での差別発言を問題視し、全校朝会で人権講話シリーズとして生徒に語り掛けた体験談や、ハンセン病施設で出会った元患者の人生、同和問題の歴史等の話しを通じ、改めて「部落差別の解消の推進に関する法律」が制定・施行された背景について学んだ。
 講演の骨子は以下のとおり。
1 はじめに
2 ハンセン病元患者の人生
 (DVD視聴)「結婚差別・らい予防法廃止の戦い」
3 同和問題
 ・差別の実態
 ・被差別部落の歴史
 ・国策として行われた同和対策事業
 ・部落差別の解消の推進に関する法律
 ・意識調査
4 おわりに
 参加者からは、「学ぼうとしなければ差別は見えない」、「人権研修会は、被差別側のためにあるのではなく無意識に差別するかもしれない側のためにある」、「学んだことをどう生かすかという問いに答えられるようにしていきたい」等といった意見が聞かれた。

平成28年度 人権教育研修会

日時

平成28年8月1日(月曜)午後2時00分~4時00分
会場 新潟市江南区文化会館 音楽演劇ホール
テーマ ハンセン病の歴史から同和問題を考える
講師 曹洞宗・東岸寺(村上市)住職 野田 尚道さん
参加者 323人
内容

 ハンセン病市民学会会員や「狭山(さやま)事件から部落差別問題を考える」下越地区実行委員会会長を務め、心の悩み無料相談所を運営し自死防止活動にも取り組む曹洞宗・東岸寺住職 野田 尚道さんを講師にお迎えし、研修会を開催した。
 らい予防法が廃止されて20年が経ち、同対審答申から50年を迎えた今年、ハンセン病の歴史を通じて、ハンセン病差別や部落差別に学んだ私たちに、いま何が問われているのか、ということを今抱える課題を明らかにしながらお話しいただいた。
 参加者からは、差別がこれほど深刻に社会に根強く残っているという事実や、ハンセン病問題と同和問題の類似性や共通性を理解することができた、人権教育はとても大切だと改めて感じた、といった意見が聞かれた。

平成27年度 人権教育研修会

日時

平成27年6月26日(金曜)午後2時30分~4時30分
会場 新潟市江南区文化会館 音楽演劇ホール
テーマ 部落問題から見た差別の連鎖
講師 敬和学園大学人文学部国際文化学科教授 藤野 豊 さん
参加者 312人
内容

 2001年から3年間、厚生労働省・ハンセン病問題に関する検証会議の委員を務め、同和問題に関する書籍も多く著している敬和学園大学人文学部教授の藤野 豊さんを講師にお迎えし、日本の部落差別の歴史を時系列に沿って紐解きながら、人権運動としての部落解放運動の意義などについて、これまでの研究成果を踏まえ具体的にお話しいただいた。
 参加者からは、一言に差別と言っても様々な背景があることや、身近にある問題を一つ一つ考え、対応していくことがとても重要だと改めて感じた、といった意見が聞かれた。

平成26年度 人権教育研修会

日時

平成26年8月4日(月曜)午後2時00分~4時00分
会場 りゅーとぴあ新潟市民芸術文化会館 劇場
テーマ 同和教育で大切にしたいこと
講師 新潟産業大学 教授 秋山 正道さん
参加者 311人
内容

 新潟県教育庁義務教育課いじめ等対策・人権教育班指導主事や中学校長を歴任し、現在は新潟産業大学で特任教授を務める秋山正道さんを講師にお迎えし、同和問題の歴史的背景を中心に多くの事例を示し、今後、同和教育にどのように取り組んでいくかなど、具体的にお話しいただいた。
 参加者からは、同和問題と芸能との関わりや歴史的な見地から、同和問題を考える貴重な機会となったという意見が聞かれた。

平成25年度 人権教育研修会

日時

平成25年6月10日(月曜)午後2時30分~4時30分
会場 新潟市江南区文化会館 音楽演劇ホール
テーマ 被差別部落の形成史を考える-「穢れと差別」の視点から-
講師 東日本部落解放研究所 事務局長 吉田 勉 さん
参加者 407人
内容

 東日本部落解放研究所事務局長の吉田 勉さんを講師にお迎えし、これまで部落史の何が見直されてきたのかということをプロローグに、被差別部落がどのように形成されていったのか、そして、あらゆる人権侵害に共通する排除型の差別構造について、詳しくお話しいただいた。
 参加者からは、改めて、人権・同和教育の大切さを学ぶ良い機会となった。今後の取組に生かしていきたいという意見が聞かれた。

平成24年度 人権教育研修会

日時

平成24年8月24日(金曜)午後1時30分~4時30分
会場

新潟市東区プラザ 2階ホール

テーマ

「同和教育が大切にしてきたもの 戦後同和教育の歴史に学ぶ」

講師 鳥取環境大学環境学部 教授 外川正明さん
参加者 291人
内容

昨年に引き続き外川正明さんを講師にお迎えし、同和教育は「部落問題の解決」をめざして取り組まれてきた教育実践であり、「被差別部落の子どもたちに教育の機会均等の権利を完全に保障すること」、「すべての人々に部落問題に対する正しい認識を確立すること」を目指してきたことなど、戦後、同和教育は何を課題とし、どのような取組を進めてきたのかについて講演していただきました。
参加された方々からは、わかりやすく大変勉強になった、今後も継続して学んでいきたいとの意見をいただきました。

平成23年度 人権教育研修会

日時 平成23年8月31日(水曜)午後1時50分~4時30分
会場 新潟市黒埼市民会館 1階ホール
テーマ 「部落史に学ぶ2 ~歴史に学び、未来を語るために~」
講師 外川正明さん
鳥取環境大学人間形成教育センター 教授
参加者数 312名
内容  小中学校での歴史教科書における部落問題記述を題材に、部落問題を解決するための研修会などで、多数講師をつとめておられ、ご自身の研究成果を踏まえた示唆に富む貴重なお話をしてくださいました。
 参加された方々からは、わかりやすく大変勉強になった、今後も継続して学んでいきたい、もう一度今回の続きの講演を期待しているとの意見をいただきました。
その他 アンケート集計結果
参加者数:312人、回答数:208人、回収率:66.6%
1.人権研修に参加するのは初めてですか?
 はい 101人、いいえ 101人
2.研修会の内容についてお聞かせください。
 大変よい 133人、まあまあよい 67人

平成22年度 人権教育研修会

日時 平成22年8月24日(火曜)午後2時00分~4時00分
会場 新潟市生涯学習センター(クロスパルにいがた) 4階映像ホール
テーマ 「学ぶことは変わること」
講師 平田 昭 さん
新潟県立新井高等学校 教諭
参加者数 165名
内容  この研修は、現在もなお起こっている差別問題の事例を紹介と解説を交えて、行政に携わる職員が同和問題に対する正しい理解と認識を深め、人権に配慮した行政を推進するためのものです。
 そのために、講師が今までに研究した成果を踏まえて「学ぶことは変わること」というテーマでお話していただきました。
 参加された方々は、分かりやすく大変勉強になった、今後も継続して学んでいきたい、実際に取り組んでいきたいという意見を数多くいただきました。
 参加者それぞれが人権問題・差別問題を身近に感じとった研修となりました。
その他 アンケート集計結果
参加者数:165人、回答数:136人、回収率:82.4%
1.人権研修に参加するのは初めてですか?
 はい 56人、いいえ 80人
2.研修会の内容についてお聞かせください。
 大変よい 88人、まあまあよい 48人

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