東区役所だより 第380号(令和5年2月19日) 1ページ

最終更新日:2023年2月19日

フレイル予防でいつまでも元気に!

問い合わせ 健康福祉課健康増進係(電話:025-250-2350)

フレイルって何?

 加齢や病気などにより、体や心のはたらき、社会的なつながりが弱くなった状態をフレイルといいます。
 多くの人が健康な状態からこのフレイルの段階を経て、要介護状態になると考えられています。
 フレイルの予兆に早めに気づき、生活習慣を見直すことでフレイルの進行を防ぎ、健康な状態に引き返したり要介護になる時期を遅らせることが可能です。

フレイル図説

予防のポイントは3つ!

栄養

 毎日の食事はフレイル予防の基本です。主食・主菜・副菜をそろえ、いろいろな食品を栄養バランス良く取るようにしましょう。

栄養

身体活動

 体を動かすことは、食欲や心の健康にも良い影響を及ぼします。今より10分多くを目安に体を動かしましょう。

身体活動

社会参加

 趣味やボランティアなどで外出することはフレイル予防に有効です。自分に合った活動を見つけましょう。

社会参加

セルフチェックをしてみよう

 年を取るにつれて筋肉が衰える現象を「サルコペニア」と言います。
 計測器を使わずに行う簡易チェック方法で、筋肉量を確認してみましょう。

  1. 両手の親指と人差し指で輪を作ります。

    両手の親指と人差し指で輪を作ります。

  2. 利き足ではない方のふくらはぎの一番太い部分を力を入れずに軽く囲んでみましょう。

    利き足ではない方のふくらはぎの一番太い部分を力を入れずに軽く囲んでみましょう。

サルコペニアの危険度の高まりとともに、様々なリスクが高まっていくことがわかってきています。

囲めない

サルコペニアの危険度 低い

囲めない

ちょうど囲める

サルコペニアの危険度 中

ちょうど囲める

隙間ができる

転倒・骨折などのリスク
サルコペニアの危険度 高い

隙間ができる

「指輪っかテスト」は、東京大学高齢社会総合研究機構が実施した柏スタディをもとに考案されました。
出典:「フレイル予防ハンドブック」(東京大学高齢社会総合研究機構)

家でできる運動

衰えた骨や筋肉を取り戻すには、適度な筋力トレーニングを毎日続けることが効果的です。
自分のペースで、できることから始めてみましょう。

下肢の筋力をつける「スクワット」

(1)肩幅より少し広めに足を広げ、つま先を30度くらいずつ外に向けます。

(1)イメージ

(2)膝が足の人差し指に向かうように、そしてお尻を後ろに引くように体を沈めます。
 このとき、膝がつま先より前に出ないように気を付けましょう。
(3)呼吸するペースで10回繰り返し、1日3セットを目安に行いましょう。

(2)(3)イメージ

足全体の筋力とバランスを鍛える「片足立ちトレーニング」

(1)姿勢を真っすぐにして、片足を床につかない程度に上げます。
(2)左右1分ずつ、1日3回を目安に行いましょう。

片足立ちトレーニングイメージ

東区での取り組みを紹介

 下山地区コミュニティ協議会の協力のもと、2月3日(金曜)に下山コミュニティハウスでフレイルチェックを行いました。
 参加者は、指輪っかテストなどの方法で簡易チェックを行ったあとに、滑舌テストや手足の筋力量の測定などの深掘りチェックを実施し、結果についての説明を受けました。

フレイルチェック風景

フレイルチェック風景

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