中央区役所だより 第441号(令和7年8月17日) 1ページ
最終更新日:2025年8月17日
おかえり、
新潟市美術館
同館は11カ月におよぶ改修工事を終え、8月30日に再開館します。アート作品を見たり、随所にこだわりの詰まった建物や内装を楽しんだり、自分だけの楽しみ方を見つけて、美術館を味わってみませんか?
問い合わせ 同館(電話:025-223-1622)
新潟市美術館はどんな場所?
新潟市出身の建築家・前川國男が設計し、1985年に開館、今年40周年を迎えます。企画展や5,000点以上の所蔵作品によるコレクション展を季節ごとに変えながら開催しています。オリーブグリーン色の外壁は、前川建築でおなじみの頑丈な打ち込みタイル工法でつくられています。
どこが変わったの?
外壁の打ち込みタイル約13万枚を職人が一枚一枚叩いて確認し、傷んだものを交換しました。また全館において照明のLED化が完了し、色や明るさにこだわった、より作品がきれいに見える照明になりました。この他、空調機器の更新など作品保護にとって重要な改修を行いました。
「ビスの跡」が新しいタイルの目印!
探してみるのも楽しいかも!
取り外したタイル
学芸員が紹介
美術館をまるごと楽しもう!
展覧会をはじめ、同館には見どころがたくさんあります。前川國男が設計した西大畑公園も目の前にあり、散策も楽しめます。島田浩子学芸員に美術館をもっと楽しむポイントを紹介してもらいました。
カラフルな色使い
かまくらをイメージした風除室の朱色タイル
からし色と水色の対比が素敵な壁
ロビーを見上げると空のような水色
ロビーにある椅子もカラフル
前川こだわりの色で彩られた館内、お気に入りの色を見つけてみてください!
美しいアール(曲線)
エントランス照明にもアール!
展示室に続くスロープの天井も
柱の下の木目調コンクリートまで…!
こんなところも!?と驚くくらい、館内のあちこちがアールで処理され、柔らかな印象を与えてくれます。ぜひ探してみてください。
自然や周りの風景との調和
「山の庭」に続く小路は、美しい木々とかっこいい建物の輪郭にも注目!
随所に野外彫刻もあります
西大畑公園まで視線が抜ける、斜路スロープの上からの景色も素敵です。
8月30日(土曜)
ミニコンサート開催します♪
時間
(1)午後1時50分から2時10分
(2)午後4時から4時20分
場所 同館エントランス
内容 ヴァイオリンやフルートなどの演奏
※参加無料・申し込み不要
音楽好きな前川國男好みのクラシック音楽も演奏します。
新しいカフェ「スープとお茶〈ひとさじ喫茶室〉」もオープンします
その他のイベントや展覧会などはホームページを確認してください。
まちの中にある美術館、皆さん気軽にお越しください。