中央区役所だより　第401号（令和5年12月17日）　1ページ

最終更新日：2023年12月17日

華やぐまちへ出かけよう

　冬の夜空の下、商店街や地域の人がまちを盛り上げようと企画やイベントを実施しています。今号では、その中から笹口小学校が行ったNIIGATA光のページェント2023の取り組みや、古町と万代の催しを取り上げます。
　イルミネーションが輝くまちを巡って、食や音楽などを楽しみませんか。

新潟駅南エリア

けやき通り

NIIGATA光のページェント2023
日時　令和6年1月31日(水曜)まで　午後5時から翌0時半
上記期間中の特別メニューを提供している店舗があります。詳細はこちらから確認してください。

NIIGATA光のページェント

地域と学校パートナーシップ事業
笹口小学校　子どもたちがまちをつなぐ

　NIIGATA光のページェント2023をより楽しんでもらおうと、笹口小学校の6年生が周辺の店舗と協力した企画を行いました。これは、地域の団体や企業とともに教育活動を行う「地域と学校パートナーシップ事業」の一環です。児童の発案で、お店に掲示したクイズを解いてまちを巡るウォークラリーや、お店を紹介するマップの作成、点灯式で販売する炊き込みご飯やパンとクッキーのレシピの考案をしました。準備を進める児童たちは、限られた時間の中でクイズやマップを考えるのが大変と口にしていましたが、自分たちの案が形になっていくことに喜びの表情を浮かべていました。
　点灯式で販売する炊き込みご飯を監修した和らぎ亭しまや代表島倉さんは、「このイベントでこうして協力するのは初めてでした。毎年行っているイルミネーションですが、新しい取り組みを加えることで初めて訪れた人も再び来てくれた人も楽しめる魅力になったと思います。また、笹口小学校の出身でこの地域と学校に思い入れがあるので、今後もつながりを深めていきたいです」と話します。ウォークラリーや期間限定メニューの販売として協力している和食酒場風花(かざばな)のオーナーシェフ長吉さんは、「店内で食事をしながらイルミネーションが見えるので、毎回楽しみにしています。これをきっかけにイルミネーションを見に来た人や関わった児童たちが、けやき通りのお店や食に興味を持ってくれたら嬉しいです」と期待していました。

協力店舗を訪問し交渉する児童

点灯式でのクッキー販売

地域のつながりを大事にし、学びの場を作りたい

　笹口小学校では、NIIGATA光のページェントとの連携活動を15年以上前から行っています。同校の地域教育コーディネーターの佐藤さんは、「連携企画は子どもたちがアイデアを出し、私たちがそれを形にするために協力先への声掛けをしています。お店や実行委員会との企画の提案・交渉は子どもたちが自ら行いました。こうした交渉を通してしなやかに考える力をつけてほしいと思っています。また、ここは核家族が多く人の入れ替わりが早いことから人とのふれあいが減りがちですが、子どもたちにはこの地域にいてよかったと思ってほしいので、いろいろな人との関わり合いを大事にする活動を今後も取り入れていきたいです」と話していました。