中央区役所だより 第385号(令和5年4月16日) 1ページ

最終更新日:2023年4月16日

歴史的建造物で特別なひとときを

 中央区内は、いくつもの歴史的建造物が文化財になっています。その中で、元々は住宅として建てられた建物が、気軽に足を運べる喫茶やお食事処となるなど、歴史と伝統を受け継ぎながらも以前とは違った利用の仕方で賑わいをみせているところがあります。歴史と文化を感じながらゆっくり過ごしてみませんか。

瓢亭(ひょうてい)(旧花岡家住宅) (古町通8番町)

 昭和9年ごろに建築したとされる木造の建物で、鍋茶屋通りにあります。かつては元芸妓で邦楽師匠の住宅兼稽古場として使用されていました。現在は、鰻・日本料理店として活用されています。

問い合わせ 歴史文化課(電話:025-226-2575)

新たに登録有形文化財に登録へ

風情ある町屋のたたずまいが評価

 古町通8番町にある瓢亭(旧花岡家住宅)が3月に国の文化審議会で国の登録有形文化財に登録するよう答申されました。これにより、本市の国登録有形文化財は計39件(126棟)となる見込みです。古町花街の街路に面する建物は塀で囲った前栽(ぜんざい)と玄関を構えた二階建ての町家となっていて、風情ある歴史的町並みを形成していることが評価されました。

登録有形文化財
旧片桐家住宅 (上大川前通12番町)

 明治35年に建てられた築121年になる古民家で、当時は新潟鮮魚問屋を立ち上げた片桐寅吉の邸宅でした。
 現在は、「港料理 魚や片桐寅吉」とカフェ「港茶屋」として利用されています。庭師・後藤石水による作庭の趣ある庭園があり、眺めながらゆったりと飲食を楽しむことができます。

問い合わせ 歴史文化課(電話:025-226-2575)

登録有形文化財
燕喜館(えんきかん) (一番堀通町1)

 明治から昭和にかけて活躍した新潟を代表する豪商・三代齋藤喜十郎の邸宅として、明治40年代に建てられたと推定されています。

 白山公園内に移築再建され、現在は茶道や華道をはじめとした日本の文化芸能を推進する施設となっています。一般公開されていて見学ができるほか、新潟市無形文化財(工芸技術)「白根絞り」の展示や琴尺八無料体験教室といった自主事業を実施しています。受付で販売している抹茶やコーヒーを飲みながら、公園の四季の移ろいを眺めてみてはいかがですか。

問い合わせ 同館(電話:025-224-6081)

燕喜館写真

名勝
旧齋藤家別邸 (西大畑町576)

 明治から昭和にかけて活躍した新潟を代表する豪商・四代齋藤喜十郎が大正7年に別荘として建てました。当主の意向を反映し、部屋ごとに異なる銘木を使用したり、欄間やふすまが凝った造りになっています。

 国の名勝に指定されている庭園は、建物を一体のものとして考え造られました。建物の内側からも外側からも風情ある景色を堪能できます。1階では、お茶や和菓子を販売しています。

問い合わせ 同館(電話:025-210-8350)

旧齋藤家別邸写真

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周辺マップ

市美術館

タイルでできた外壁をはじめ、建物にみどころがいっぱい!

白壁通り

石畳が一面に敷かれた伝統的な街並み!

鍋茶屋通り

料亭や割烹(かっぽう)が並ぶ趣ある雰囲気の通り

人情横丁

魚の市場として始まった商店街。雑貨屋や食堂も立ち並ぶ。

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