中央区役所だより　第384号（令和5年4月2日）　1ページ

　「区ビジョンまちづくり計画」は令和5年度から12年度までの8年間の中央区のまちづくりの方針を示した計画です。区の将来像を「にぎわう都心、豊かな自然、みなとまち文化が織りなす活気あふれる拠点のまち」とし、その実現に向けた4つの目指す区の姿を掲げ、区の特性や課題を踏まえた取り組みの方向性を示しています。詳細は区のホームページから確認できるほか、点字版やデイジー版も用意しています。

問い合わせ　地域課(電話：025-223-7023)

　都市機能と、歴史感じる各地域の特色を活かしながら、住む人、働く人、学ぶ人、そして観光やビジネスなどの来訪者にとって魅力的で、にぎわいあふれる場所であるとともに、多様な手段で子どもからお年寄りまで誰もが出かけたくなるような移動しやすい環境整備を進めていきます。

　生活様式や社会情勢が変化する中で区民や区内で活動する団体同士のつながりと、地域全体での子育てや防災・防犯活動を支援し、年齢や性別、障がいのあるなしなどにかかわらず、互いに支えあい、助け合い誰もが安心して暮らせるまちを目指します。

　市街地に近接する信濃川や鳥屋野潟周辺などの豊かな自然空間を区民や事業者とともに守り育み、緑あふれる都市環境に誇りをもち、学びや体験、やすらぎの場として保全しながら利活用を通じて、自然の豊かさを感じられるまちを目指します。

　開港5港の一つとして古くから栄えた風情あふれるみなとまちの歴史・文化を受け継ぎ、文化の魅力発信と産業の育成に取り組むことで、各地域の伝統を多様な世代が親しむことができる環境づくりと、住む人々が地域を誇れるまちを目指します。

 

区ビジョンを反映した具体的な事業は 2面・3面 へ

　中央区民の皆さま、はじめまして。4月より中央区長に就任しました佐久間なおみです。どうぞよろしくお願いいたします。

　さて、4月から、区自治協議会をはじめ区民の皆さまからのご意見をいただきながら作り上げた「区ビジョンまちづくり計画」がスタートしました。中央区は、都市機能が集積した都心と水辺や緑に囲まれた自然が共生するまちであるとともに、みなとまちの歴史や文化を感じることができるまちです。こうした魅力を最大限に活かした取り組みを行いながら、多くの区民の皆さまから「住んでよかった」と思っていただけるような区にしていきたいと思っています。

　一方で中央区は、65歳以上の単身世帯の数が8区の中で最も多く、子育て世帯に占める核家族の割合もまた8区の中で最も高くなっています。こうした区の特性を踏まえ、子育て世帯や高齢者が孤立しないよう、地域全体で支えあう仕組みづくりを引き続き進めるとともに、皆さまと中央区が掲げる取り組みの方向性や事業を共有しながら、誰もが住み慣れた地域で安心して暮らせるまちを目指していきます。

　区民の皆さまをはじめ、中央区に関わる一人一人の声にしっかりと耳を傾け、職員一丸となって中央区を盛り上げていきたいと考えております。ご支援・ご協力をお願い申し上げます。