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市報にいがた 令和2年6月21日 2721号 2面・3面

最終更新日:2020年6月21日

暮らしを守る下水道

下水道について知っていますか? 今回は下水道の役割を紹介します。

問い合わせ 下水道計画課(電話:025-226-2982)

下水道は私たちの大切な財産です。
大切に使いましょう。

役割1 浸水を防ぐ

雨水を集めて、雨水(うすい)ポンプ場から川などに流し、浸水被害を防いでいます。

まちを守る 排水施設のお話

下水道管理センター 遠山
下水道管理センター 遠山

 新潟市には低平地が多く、海水面より低い地域が点在しています。昭和20年代ごろまでは、水はけの悪い沼地のような田んぼで農作業を行う地域もありました。これを乾いた土地に変えたのが排水施設です。
 雨水ポンプ場は河川や農業用排水路の排水機場とともに24時間稼働し、雨水などを排水して私たちの暮らしを守っています。

昭和20年代の亀田郷の稲刈りの様子
昭和20年代の亀田郷の稲刈りの様子。「芦沼(あしぬま)」と呼ばれ、洪水や海水の逆流がたびたび起きていた
※江南区郷土資料館(江南区茅野山3)に乾田化の歴史展示あり

役割2 汚水を処理

まちを美しく清潔に

みんなが使った後の汚れた水を下水道管で下水処理場へ運び、まちを清潔に保っています。

川や海をきれいに

下水処理場では、60種類以上の微生物の力を借りて汚水をきれいな水に戻しています。

とってもエコ 下水処理場のお話

 下水処理場では、汚水から

  1. 大きな汚れを沈殿させて取り除き
  2. 微生物で汚れを分解し
  3. 細かい汚れを沈殿させて取り除いて

川や海に戻しています。
 この沈殿作業で生まれるのが「汚泥」です。汚泥はセメントの材料や肥料として100パーセントリサイクルされています。また、汚泥から発生したガスを利用して発電も行っています。

中部下水処理場
中部下水処理場(中央区太右エ門新田)。毎日約13万9,000立方メートルの汚水を処理。汚泥で作った電気は施設全体の約36パーセントの電力をまかなっている

皆さんへのお願い

トイレや排水口には生ごみなどを流さないでください。
下水道管の詰まりや傷みの原因になります。

公共下水道への接続をお願いします

 汚水が住宅の周りにたまると、悪臭やハエ・蚊などの発生原因となります。 私たちが安全で快適に暮らすために下水道は欠かせません。 まだ接続していない人は速やかに接続をお願いします。※工事に必要な費用の一部を助成、融資する制度あり

接続した人に聞きました

下水道に接続したことで側溝の清掃頻度が減り、悪臭も少なくなりました。

雨水ポンプ場の働きを紹介します

 令和2年3月に供用を開始した山田雨水ポンプ場(西区山田)を案内し、排水の仕組みを紹介します。

問い合わせ 下水道管理センター (電話:025-281-9200)

私がご案内します
同センター 小林

1 雨水のごみを取り除きます

 雨水は、雨水ますから下水道管を通り雨水ポンプ場に集まります。一緒に流れてきたごみは焼却施設に運んで処分します。

ごみのポイ捨ては止めましょう。
自動除塵(じょじん)機

2 ポンプでくみ上げます

 山田雨水ポンプ場に設置するポンプは全部で5台。全てを稼働すると1秒間に最大約11立方メートルの雨水をくみ上げることができます。1時間に40ミリの雨※に対応し、周辺地域の安心安全を守ります。
※バケツをひっくり返したように降る雨。出典:気象庁ホームぺージ「雨の強さと降り方」

ポンプのエンジン
ポンプのエンジン

ポンプ本体
ポンプ本体

3 川に排水します

 くみ上げた雨水は信濃川に流します。
 大雨のときは川が増水し大変危険です。絶対に川や河川敷に近づかないでください。

放流渠(きょ)
放流渠(きょ)

もしものときに 備えよう 実践しよう 地域・自宅の浸水対策

イラスト

 地域や大切な財産を守るため、浸水対策に取り組みましょう。

問い合わせ 下水道計画課(電話:025-226-2982)

イラスト

情報を得る 雨量の情報を公開中

 市内31カ所のポンプ場に設置している雨量計の情報を市ホームページで公開しています。

地域を守る 道路側溝・雨水ますなどの定期清掃を

 側溝や雨水ますが詰まると浸水の原因になります。定期的な清掃や点検に協力をお願いします。

側溝清掃
側溝清掃

清掃後の雨水ます
清掃後の雨水ます

地域の人に聞きました

 私たちの地域には雨水の集まる場所があり、大雨が降ったときに道路に水があふれる心配があります。そのため町内会で協力して側溝清掃をし、常に水はけが良くなるように気を付けています。
 側溝清掃の参加者には高齢者が多く、ふた上げなどが負担になっています。どこの地域も高齢化は同じだと思います。ぜひ若い人の積極的な参加と協力をお願いします。

伊藤和美さん
西区清心町自治会 伊藤和美さん

自宅や財産を守る 助成制度の活用を

 浸水が発生した・発生する恐れがある区域を対象に助成制度を設けています。

  制度名 内容 問い合わせ先
1 雨水浸透ます・貯留タンク設置 助成額/浸透ます…1基当たり上限2万円
貯留タンク…上限2万円(設置方法により異なる)
北区…北下水道分室(電話:025-387-1806)
東区・中央区・江南区…東部地域下水道事務所(電話:025-281-9562)
秋葉区…秋葉下水道分室(電話:0250-25-5810)
南区・西区・西蒲区…西部地域下水道事務所(電話:025-370-6372)
2 防水板設置等工事 助成額/工事費の2分の1(上限50万円) 北区…北下水道分室(電話:025-387-1806)
東区・中央区・江南区…東部地域下水道事務所(電話:025-281-9562)
秋葉区…秋葉下水道分室(電話:0250-25-5810)
南区・西区・西蒲区…西部地域下水道事務所(電話:025-370-6372)
3 駐車場かさ上げ工事 対象/既存の駐車場
助成額/工事費の2分の1(上限10万円)
北区…北下水道分室(電話:025-387-1806)
東区・中央区・江南区…東部地域下水道事務所(電話:025-281-9562)
秋葉区…秋葉下水道分室(電話:0250-25-5810)
南区・西区・西蒲区…西部地域下水道事務所(電話:025-370-6372)
4 住宅かさ上げ工事 対象/平成10年8月4日以降に床上浸水被害が発生した地域
助成額/工事費の2分の1(上限100万円)
下水道計画課(電話:025-226-2982)

話し合おう 水害から命を守る行動

イラスト

 豪雨などの災害時に「迷わず避難」できるよう家族や知人と話し合い、日頃から備えましょう。

問い合わせ 防災課(電話:025-226-1143)

事前に決める いざというときの避難行動

 いざというとき適切な行動が取れるよう、日頃から「自宅からの避難行動」を確認しましょう。密集を避けるため、安全な親戚宅などへの避難も検討してください。

避難行動判定フロー(洪水・土砂災害)

避難行動判定フロー

学ぶ・準備する 避難方法や防災情報を確認

総合ハザードマップ

 中学校区単位、災害の種別ごとに想定される浸水深や避難所などの情報が掲載されています。日頃から確認してください。
※区役所地域総務課(東区・中央区・西区は総務課)で配布

新潟市総合ハザードマップ

もっと詳しく知りたい人は

 避難情報のポイントや適切な避難行動、避難所での感染症対策などについて市ホームページに掲載しています。 ※関連記事を1面に掲載

避難 コロナ対策 検索
市ホームページから

避難する 警戒レベルと避難行動

 豪雨や浸水のときの移動は大変危険です。発表される警戒レベルを確認して、早めに避難しましょう。
 警戒レベル3から警戒レベル5は市が発令し、警戒レベル1・警戒レベル2の情報は気象庁が発表します。

警戒レベル3以上で早めの避難を

警戒レベル

※地震・津波の場合、警戒レベル情報は出されません(洪水・土砂災害のみ)

!避難とはけること、安全を確保することです。安全な場所にいる人は避難する必要はありません
!車で避難する場合は渋滞などを避けるため、警戒レベル4を待たずに早めに避難
!警戒レベル5でまだ避難できていない場合は、自宅の安全な部屋に移動するなど命を守る最善の行動をとる
!豪雨時の屋外避難は危険です。車での移動も控える

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    〒951-8550 新潟市中央区学校町通1番町602番地1 電話 025-228-1000(代表)

    開庁時間

    月曜日から金曜日の午前8時30分から午後5時30分(祝・休日、12月29日から1月3日を除く)

    ※部署、施設によっては、開庁・開館の日・時間が異なるところがあります。

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