398号(令和5年11月5日) 1ページ

最終更新日:2023年11月5日

南区にはすてきな文化がいっぱい!
味方&月潟特集

南区には、昔から受け継がれてきた魅力的な文化や伝統がたくさんあります。
今回は、国指定文化財や天然記念物が存在する味方・月潟地区を紹介します。

笹川邸の写真 類産ナシの木の写真

味方

重要文化財
江戸時代後期の大庄屋の邸宅 旧笹川家住宅

 江戸時代に旧村上藩の大庄屋(おおじょうや)を務め、味方組の8つの村を束ねていた笹川家の旧邸宅です。所有者であった笹川家は、安土桃山時代に信濃国から移住をし、この地を離れるまで14代300年以上続いた名家です。前庭の眺望、威厳ある表座敷、高い木組み天井の広間、土庇(どびさし)障子欄間(しょうじらんま)、立ち並ぶ土蔵群はいずれも雄大さと雪国らしさを兼ね備え、この地域の発展を主導した「大庄屋」の気概を今に伝えています。1954(昭和29)年に国の重要文化財に登録されました。

巽風門の写真
400年の歴史をもつ「巽風門」

表門(巽風門(そんぷうもん))は、1819(文政2)年の火災を免れ、天正年間(1573年から1592年)に建てられたままの姿を残しています。
(たつみ)の方角(南東)を向いているのが名前の由来になっているよ!

凧っこ13人衆の弁慶が「表門(巽風門(そんぷうもん))は、1819(文政2)年の火災を免れ、天正年間(1573~1592年)に建てられたままの姿を残しています。巽(たつみ)の方角(南東)を向いているのが名前の由来になっているよ!」と話すイラスト

笹川邸の居間で、味方小学校が作成した動画をテレビで流している写真 動画の中で味方小学校の児童が、笹川邸を見学しているところの写真

邸宅内の居間では、味方小学校の児童が笹川邸の見どころを紹介する動画を視聴できます。

凧っこ13人衆の五郎が「邸宅内の居間では、味方小学校の児童が笹川邸の見どころを紹介する動画を視聴できます。」と話すイラスト

楽しいイベントも開催しています♪

9月から10月開催 「和のヒカリ」

笹川邸「和のヒカリ」の写真

8月開催「夏かざり〜(りょう)回廊(かいろう)〜」

笹川邸「夏かざり~涼の回廊~」の写真

月潟

天然記念物
現存する最古のナシの品種「類産(るいさん)」 月潟類産ナシ

 月潟のナシの栽培の歴史は古く、江戸時代の文化年間(1804年から1818年)に大別當(おおべっとう)の深澤剛蔵(ごうぞう)上総国(かずさのくに)※よりナシ苗を求めて植えたことが始まりといわれています。その原木は現在も深澤家のナシ畑に存在し、古木ながら毎年10月下旬には約500個の実を付けます。1941(昭和16)年に国の天然記念物に指定されました。
※現在の千葉県中央部

月潟類産ナシの写真

実は酸味があり、石細胞(せきさいぼう)が多いので加工品にして食べられているよ!

凧っこ13人衆の本新蝶が「実は酸味があり、せき石細胞が多いので加工品にして食べられているよ!」と話すイラスト

刀匠の技を伝授する 月潟手打鎌

 江戸時代に農鍛冶(のうかじ)であった薄田沖右衛門(うすだおきうえもん)と薄田周平が大別當に移り住み、文政年間(1818年から1831年)に鎌を作り始めたのが始まりです。鎌は三条の金物問屋を通して全国各地に広まり、全盛期には50軒もの鎌職人の家がありました。
 月潟鎌の始まりを築いた沖右衛門と周平は、刀鍛冶でもありました。刀匠(とうしょう)の技を受け継ぎ、一枚一枚丹念に鍛えられた鎌は、抜群の切れ味と耐久力で草刈りから造林用まで現在も全国で愛用されています。

月潟農村環境改善センターにある、職人が鎌を作る様子を再現した人形の写真

月潟農村環境改善センターで鎌や当時の職人の様子が見られるよ!

凧っこ13人衆の大高が「月潟農村環境改善センターで鎌や当時の職人が見られるよ」と話すイラスト

み〜つけた♪
場所によって形を変える月潟鎌

 同じ「草刈り」用でも、使う地域に合わせて刃の厚さを変えて作られています。
 降雪が多い東北地方では、草が柔らかくなるため刃は薄く、温暖な関東地方では草が丈夫に育つため、刃が厚くなっています。さまざまな地域の特徴に合わせ、一つ一つ作られていました。

様々な種類の月潟手打鎌の写真

読書の秋
物語の中へ冒険に出掛けよう!

 本の中の世界では、なんでも見たいものを見て、どこでも行きたいところに行くことができます。本の選び方、読み方に正解はありません。自分の好きな本を見つけて、自分なりの読書スタイルで、物語を楽しみましょう。

図書館職員が選ぶおススメの本

月潟図書館 片桐さん
『ケーキ やけました』

彦坂有紀/作、もりといずみ/作 講談社

 チーズケーキにカステラ、ホットケーキ、ふんわり甘いケーキがやけました。さあ、めしあがれ。
 やわらかく温かみのある絵は、木版画で描かれたもの。木ならではの質感が、本物のような存在感を与えています。
 赤ちゃんやお子さんと一緒に読むのはもちろん、大人も楽しめる絵本です。
にいがた市電子図書館でも読めます

「ケーキ やけました」の表紙の写真

白根図書館 増田さん
『十月のみずうみ』

シンシア・ライラント/作、エレン・ベイアー/絵、中村妙子/訳 偕成(かいせい)

 メドー一家は、ヴァージニア州ブルーヒルの町で暮らしています。山と湖に囲まれた谷での彼らの日常は、どうということはありません。けれども、穏やかで素晴らしい日々でもあるのです。
 そんな幸せな彼らの生活を、季節ごとにたどる短編集です。

「十月のみずうみ」の表紙の写真

にいがた市電子図書館

 忙しくて図書館に行く時間がなくても大丈夫!
 スマートフォンやパソコンから、約3600冊の本が読めます。

利用するには、新潟市の図書館の「貸出カード」と「パスワード」が必要です。市内の図書館で登録してください。

新潟市立図書館貸出カードの写真

臨時休館のお知らせ 白根図書館

 空調設備改修工事のため休館します。
期間:12月1日(金曜)から令和6年3月6日(水曜)
※休館中は全てのサービスを停止します。白根図書館受け取りの予約資料がある場合は問い合わせてください

白根図書館 電話:025-372-5510

読書会

日時 11月19日(日曜)午後2時から
会場 白根学習館 
内容 テーマ「二銭銅貨」江戸川乱歩/著、岩波書店他 
申し込み 当日直接会場へ

赤ちゃんタイム

日時 毎週水・土曜 ※第1水曜を除く 午前11時から午後2時半 
会場 白根図書館

おはなしのじかん

日時 毎週土曜 午後2時から 
会場 同館

月潟図書館 電話:025-375-3001

えほんのへや(絵本の読み語り)

日時 毎週土曜 午前10時半から午前11時
会場 同館

赤ちゃんタイム

日時 毎週木曜 午前10時から正午 
会場 同館

月潟おはなしの会(民話語り)

日時 毎月第1日曜 午前10時半から午前11時
会場 同館

おはなしのじかん

日時 11月9日(木曜)午前11時から同30分 
会場 同館 
対象・定員 乳幼児向け

読書週間イベント

南区全図書館共通イベント
日時 11月30日(木曜)まで

1.わくわくスタンプラリー

 本を借りるか、2に参加してスタンプを集めよう。スタンプを3つ集めるとプレゼントがもらえます!

しろね・つきがたとしょかんスタンプカードの写真

2.ぶっくぶくろぅ(本の福袋)

 図書館のおススメの本が入っています。袋に書いてあるメッセージを見て好みの本を選んでください。

ぶっくぶっくろう(本の福袋)の写真

3.読書ノート(大人向け・子ども向け・ぬりえ)を配布

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南区役所だより

注目情報

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