ストレス基本情報
最終更新日:2012年6月1日
ストレスとは?
私たちが生活している環境には、
- 温度の変化、騒音などの「物理的な刺激」
- 農薬や化学物質などの「化学的な刺激」
- ウィルス感染などの「生物的な刺激」
- 人間関係のトラブルなどの「精神的な刺激」
といった多くの刺激があります。
これらの刺激を「ストレッサー」と呼びます。
ストレッサーにより負荷がかかり「こころ」や「身体」に現れた「歪み」のような状態を「ストレス」と呼びます。
ゴムボールを、指で押してへこませた状態をイメージするとわかりやすいでしょう。
私たちのこころと身体は、へこんだボールが元に戻ろうとするように、これらストレッサーに対し、うまく適応しようとして様々な反応を示します。
ストレスって悪もの?
ストレッサーに対する反応は、適度に集中力が高まったり、嬉しい気持ちが生じるなど、私たちにとってプラスになる「良いストレス反応」として表れるものもあります。
逆に、やる気を失わせたり、不安な気持ちが生じるなど、私たちにとって好ましくない「悪いストレス反応」として表れることもあります。
同じ刺激、ストレッサーであっても、それを受け止める側の状態や捉え方によって、「良いストレス反応」となるか「悪いストレス反応」となるか異なるのです。
「こころ」が疲れているときは…
- ウォーキングや好きなスポーツを行う。
- カラオケなど、大きな声を出す。
- 温泉やお風呂にゆっくりと入る。 etc…
身体を動かし血行を良くするなど、身体に程よい刺激を与えると効果的です!
「身体」が疲れているときは…
- 好きな映画、好きな音楽を鑑賞する。
- 家族や友人と、おしゃべりを楽しむ。
- 自分の趣味の世界を楽しむ。 etc…
こころの栄養を蓄えるような、精神的に豊かな時間を過ごすことが効果的です! 「こころ」と「身体」は車輪の両輪です。
「こころ」が疲れているときは、「身体」に刺激を。
「身体」が疲れているときは、「こころ」に刺激を。
両方のバランスをとることで、ストレスと上手に付き合うことができます。
何もやる気が起こらないときは…
長い間ストレスにさらされ続けてきた結果、心身共に「エネルギー切れ」の状態になってしまうことがあります。
「エネルギー切れ」の状態のときは、積極的休養も逆効果になってしまいます。
何もやる気がおこらない。やろうと思うのに身体が動かないなど、疲れ切ってしまったときには、何もしないことが大切です。
まずは、エネルギーの充電を優先させ、自然とパワーが回復するのを待ちましょう。