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市報にいがた 令和3年3月7日 2738号 5面

最終更新日:2021年3月7日

みなとまち新潟 歴史探訪(43)

問い合わせ 歴史文化課 電話:025-385-4290

地下に眠る資源 ~新潟の天然ガス

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 石油や天然ガスは、現代の生活に欠かせない資源です。新潟県内各地には油田やガス田が分布し、古くから石油や天然ガスが利用されていました。文化9年(1812年)刊行の「北越奇談」には、越後の七不思議として「火井(かせい)」が紹介され、家の炉から噴き出たガスが燃えている様子が描かれています。
 新潟でガスが燃料として一般に利用されたのは近代以降で、明治44年(1911年)には市内960戸へ石炭ガスの供給が始まり、天然ガスも大正半ばから昭和初期にかけて需要が高まりました。当時主に採取された天然ガスは浅い地層から採れる水溶性天然ガスで、自家用にガス井戸を掘り家庭用燃料として利用することも多くありました。
 水溶性天然ガスは戦中・戦後の燃料不足の時期に重宝されましたが、採掘量の増加による地盤沈下が社会問題となり、深い地層から採れる構造性天然ガスへの転換が行われました。昭和40年代後半のオイルショック後には石油の代替エネルギーとして重要性を増し、現在も工場の燃料や都市ガスに利用され、私たちの生活を支えています。

橘崑崙著「北越奇談」より「火井」の
橘崑崙(たちばなこんろん)著「北越奇談」より「火井」の図
炉から噴き出たガスが燃えている

自家用の天然ガスタンク
自家用の天然ガスタンク(昭和59年、中央区女池付近)

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