このページの先頭ですサイトメニューここから
このページの本文へ移動


本文ここから

市報にいがた 令和2年11月1日 2730号 1面から3面

最終更新日:2020年11月1日

私たちのまちづくり

私たちのまちづくり

 今号では、各区の市民が中心となったまちづくりの取り組みを紹介します。

問い合わせ 市民協働課(電話:025-226-1105)

地域の力を生かし市民主体の政令市へ

中原八一

 「新潟市自治基本条例」をご存じでしょうか。

 これは、地域のことは地域自らが考え行動するまちづくりを推進するため制定した条例です。地域の特性や独自性を生かした地域自治の実現に向けて、新潟市では市民の皆さんに参画していただきながら、市政運営や公共的課題の解決に当たっています。

 現在、急速な人口減少や少子高齢化が進行するなど、地域が抱える課題はますます多様化、複雑化しており、その解決に向けて「行政と地域との協働」が重要となっています。

 そうした中で、区自治協議会や地域コミュニティ協議会、自治会・町内会をはじめとする地域の皆さんから、課題解決に向けた多くの知恵やお力をお貸しいただいています。

 これからも各区の地域の特性や独自性を大切にしながら、市民の皆さん一人一人から市政に参画していただけるよう、協働によるまちづくりを推進してまいります。引き続き市政へのご理解とご協力を賜りますようお願い申し上げます。

新潟市長

中原八一 書き文字

私たちのまちづくり

市民と行政が協働し、各区の特色を生かしたまちづくりを行っています。
今回は、まちづくりに取り組んでいる人に話を聞きました。

北区 福島潟の魅力を高校生が発信

問い合わせ 北区役所地域総務課(電話:025-387-1155)
水の駅「ビュー福島潟」(電話:025-387-1491)

 北区自治協議会では、潟の魅力を幅広い世代の人に知ってもらおうと、県立豊栄高等学校の生徒と一緒にPR動画を制作しています。潟の魅力を高校生の視点で発信し、潟のにぎわいづくりにつなげていきます。
※完成動画は来年1月ごろYouTube(ユーチューブ)の「新潟シティチャンネル」で公開予定

野沢彩桜さん
県立豊栄高等学校
美術部3年
野沢彩桜(さくら)さん

 福島潟には小さい頃から親と一緒に来ています。さまざまな鳥や植物などを見ることができる自然豊かなところです。
 動画には潟舟から撮影した鳥の様子や普段聞くことのできない水中にいる生き物の音などを入れたので、臨場感のある映像になっていると思います。福島潟を知らない人や若い人たちなどがこの動画を見て、興味を持ってくれたり、潟に来て自然を感じてくれたりしたらうれしいです。

オニバス池の撮影
オニバス池の撮影

潟舟に乗って撮影
潟舟に乗って撮影

区自治協議会委員と高校生の話し合い
区自治協議会委員と高校生の話し合い

東区 歴史のロマンを感じに来てみませんか

問い合わせ 東区役所地域課(電話:025-250-2110)

 東区には日本最古の城柵「渟足柵(ぬたりのき)」があったといわれ、牡丹山諏訪神社古墳など、古代日本の重要な歴史的スポットもあります。学識経験者や地域住民などで構成する「東区歴史浪漫プロジェクト」では、それらを多くの人に伝え、地域の誇りづくりに取り組んでいます。

嶋田正章さん
東区歴史浪漫プロジェクト
実行委員会 副実行委員長
嶋田正章(まさあき)さん

 牡丹山諏訪神社古墳や北国街道沿いの寺や神社などの史跡は、地域の宝です。これらについて知ってもらうため、写真を撮りながらまち歩きをするガイドをしたり、小学生に地域の歴史を教えたりしています。
 東区にはさまざまな産業が集まっており、区内に点在する工場の夜景も区の魅力の一つです。これらの区の誇りを子どもから大人まで区内外の多くの人に伝え、地域を発展させていきたいです。

まち歩きの様子
まち歩きの様子

東区応援団長 渟足柵造(ぬたりさくぞう)(ぬたりん)
東区応援団長 渟足柵造(ぬたりさくぞう)(ぬたりん)

「沼垂城(ぬたりのき)」と書いてある木簡(平成2年 八幡林遺跡から発掘)
「沼垂城(ぬたりのき)」と書いてある木簡(平成2年 八幡林遺跡から発掘)

江南区 田植え枠を活用した「わく灯篭」でふるさとのぬくもりを

問い合わせ 江南区役所産業振興課(電話:025-382-4809)

 大正から昭和初期に田植え作業に使っていた木枠を灯篭に加工したものを、夏の時期に亀田駅や亀田排水路公園などに展示し、優しい明かりでまちを照らしています。夏以外は商店街に飾るなどして、地域のにぎわいづくりを行っています。
※詳しくは「わく灯篭まつり」実行委員会Facebook(フェイスブック)などに掲載

土田進也さん
亀田商工会議所
青年部 会長
土田進也さん

 地域の夏の風物詩として約12年前から灯篭を作り始め、今では200個以上になりました。今年は感染症の影響で新作を作れませんでしたが、例年小・中学生に映し出される絵を描いてもらっています。
 わく灯篭は、地域の皆さんの絆を深める温かい明かりです。子どもたちが大人になって「亀田ってやっぱりいいところだな」と思えるように、今後も変わらない風景としてずっと続けていきたいと思います。

わく灯篭
わく灯篭

小学生による灯篭作成の様子
小学生による灯篭作成の様子

田植え枠を使った農作業の様子
田植え枠を使った農作業の様子

秋葉区 区一丸となってもち麦を新たな地域ブランドに

問い合わせ 秋葉区役所産業振興課(電話:0250-25-5337)

 新たな特産品づくりの取り組みとして、区内産の「秋葉の里 白雪もち麦」の地域ブランド化を目指しています。生産者や福祉施設、大学、JA、飲食店などが一体となって6次産業化にも取り組んでいます。

詳しくは

秋葉の里 白雪もち麦 検索

小泉翔太さん
AKIHA(アキハ)麺屋 粋翔
店長
小泉翔太さん

 お世話になっている地域の人たちへの恩返しのため、自分の店を持ったら区内産の食材を使うと決めていました。麺の相談をした農家さんに白雪もち麦を紹介され、福祉施設で製粉したものを製麺所に掛け合って麺にしました。香りが良くもちもちとしているのが特徴です。
 今後はチャーシューとスープも含め材料の全てを区内産にするのが私の夢です。ラーメンを通して区の魅力を伝えていきたいと思います。

秋葉の里 白雪もち麦
秋葉の里 白雪もち麦

もち麦麺のつけめん
もち麦麺のつけめん

もち麦畑
もち麦畑

中央区 若い力で地域を活性化「はじめて、しもまち。」

問い合わせ 中央区役所地域課(電話:025-223-7023)

 新潟柳都中学校区周辺の「しもまち」は、江戸時代に北前船の往来で栄え、今も湊町(みなとまち)文化が息づいています。しもまちの魅力を伝え若者を呼び込もうと若手クリエーターたちが活動し、SNSや動画サイトで作品を発信しています。
※詳しくは市ホームページや同プロジェクトホームページ、SNSなどに掲載

平田英治さん
MUSIC DROP(ミュージック ドロップ)
クリエイティブ
ディレクター
平田英治(えいじ)さん

 しもまちは小さな路地や昔の風情を感じる街並みがあり、ゆったりとした時間の流れを感じられます。ここで「はじめて」見て感じたことなどをアーティストや映画監督、写真家、イラストレーターなどが作品にして発信しています。
 今後地域の皆さんの協力を得て、さまざまな企画をしていく予定です。訪れた人に「なんだかいいところだな」と思ってもらい、しもまちファンを少しづつ増やしたいです。

路地裏(フォトグラファー片桐悠太さんの作品)
路地裏(フォトグラファー片桐悠太さんの作品)

日和山展望台から(同)
日和山展望台から(同)

旧小澤家住宅(同)
旧小澤家住宅(同)

西区 開削200年の新川を通したまちおこし

問い合わせ 西区役所地域課(電話:025-264-7193)
越後新川まちおこしの会・加藤(電話:090-4701-3910)

 西区を流れる新川は、地域を水害から守るため200年前に人の手で作られた川です。地域住民などで結成された「越後新川まちおこしの会」は、川の歴史や先人の思いなどを多くの人に知ってもらい、未来のまちづくりにつなげる活動をしています。

綱本麻利子さん
越後新川
まちおこしの会
綱本麻利子さん

 この会は約13年前、地域の人に新川の歴史を知ってもらいたいと結成されました。子どもたちと舟で川から町を見たり、水質調査や川の清掃などをしたりしています。
 新川の魅力発信を続け、若者からお年寄りまでみんなで、この地域の良さを未来につないでいきたいです。新川や内野地区の歴史を振り返る写真展を開催したいと思っているので、昔の写真をお持ちの人はぜひお知らせください。

西川の下に立体交差する新川
西川の下に立体交差する新川

中学生と一緒に新川を清掃
中学生と一緒に新川を清掃

水をかき出す機械「踏み車」の体験
水をかき出す機械「踏み車」の体験

南区 「みなみーて地域応援隊」が南区の魅力を発信中

問い合わせ 南区役所産業振興課(電話:025-372-6507)

 南区には、首都圏から移住し区民と一緒に地域の魅力発信や観光分野のサポートをする地域おこし協力隊「みなみーて地域応援隊」がいます。
 区役所と共に移住・関係人口の増加を目指す取り組みをしています。

前田紗織さん
みなみーて
地域応援隊
前田紗織さん

 今年は地域の農家や白根高校の生徒と一緒に農業体験を企画・実施したり、農家が農産物の魅力をライブ配信で紹介するオンラインツアー開催に関わったりしました。南区には観光農園や凧など外国の人から注目される地域資源があるので、今後は国外から観光に来てもらえるような取り組みもしてみたいです。また、私の目線で南区の魅力を紹介する「しろねこチャンネル」をYouTube(ユーチューブ)で配信しているので、ぜひご覧ください。

高校生と一緒にツアーを企画
高校生と一緒にツアーを企画

農業オンラインツアーの様子
農業オンラインツアーの様子

南区の広い空と水田
南区の広い空と水田

西蒲区 「にしかん なないろ野菜」で新たな産地づくり

問い合わせ 西蒲区役所産業観光課(電話:0256-72-8407)

 色や形、大きさなどに特徴のある珍しい野菜に「にしかん なないろ野菜」というブランド名を付け、区の新しい特産品となるよう取り組んでいます。
 現在は約30人の生産者が50品種ほどの野菜を生産・販売し、もうかる農業の実現も目指しています。

佐藤昭一さん
なないろ野菜生産者
佐藤昭一(しょういち)さん

 なないろ野菜の「マッチャン」や「バターナッツカボチャ」などを栽培しています。マッチャンは夏にたくさん採れる野菜でズッキーニよりも柔らかくて食べやすく、天ぷらにすると絶品です。来年の夏を楽しみにしてください。
 なないろ野菜は彩りが良く、料理に色が欲しいときに重宝します。皆さんにたくさん味わってもらいたいので、これからも丹精込めて作り続けたいです。

マッチャン(韓国カボチャ)
マッチャン(韓国カボチャ)

主な「なないろ野菜」
主な「なないろ野菜」

農産物直売所越王の里(西蒲区竹野町)で販売
農産物直売所越王の里(西蒲区竹野町)で販売

前の記事へ

目次へ

次の記事へ

関連リンク

PDF形式のファイルを開くには、Adobe Reader(旧Adobe Acrobat Reader)が必要です。
お持ちでない方は、Adobe社から無償でダウンロードできます。
Get Adobe Acrobat Reader DCAdobe Acrobat Reader DCのダウンロードへ

本文ここまで

サブナビゲーションここから

注目情報

    にいがた魅力発信

    情報が見つからないときは

    サブナビゲーションここまで


    以下フッターです。

    • twitter
    • facebook
    • video

    新潟市役所

    ( 法人番号:5000020151009 )

    市役所庁舎のご案内

    組織と業務のご案内

    〒951-8550 新潟市中央区学校町通1番町602番地1 電話 025-228-1000(代表)

    開庁時間

    月曜日から金曜日の午前8時30分から午後5時30分(祝・休日、12月29日から1月3日を除く)

    ※部署、施設によっては、開庁・開館の日・時間が異なるところがあります。

    外部サイトへリンク 新規ウインドウで開きます。新潟市役所コールセンター 電話:025-243-4894 午前8時から午後9時
    © 2017 Niigata City.
    フッターここまでこのページのトップに戻る