展示室


生命の進化
世界最古の化石は約38億年前のチャート層から発見されたシアノバクテリアとされています。およそ32億年前に、海の中で光合成をする藻類があらわれ、酸素が大気中に大量に放出されました。


哺乳類の時代
約2億年前の中生代後半からは、大陸が分裂して陸地の地形が複雑になりました。さらに新生代の後半になるとアルプスなどの大山脈が誕生し、気候がしだいに涼しくなり、乾燥地も増えてきました。

石油の誕生
無酸素状態の深海底に土砂とともに少しずつ堆積した多量の藻類などの遺骸が、深くうずもれていきました。このような有機物をたくさん含んだ地層は、石油をつくるもとの根源岩になりました。


石油の採掘技術
明治の中頃まで石油井戸は、人間が井戸の穴の中に入って掘り進む「手掘り」の方法で掘られていました。明治27年、新津では「上総掘り」が導入され、深さ約200m位までの比較的浅い油層の開発に用いられ、新津油田には適していました。





新潟の石油開発に貢献した人
ここでは内藤久寛、中野貫一の二人について簡単に紹介します。
内藤久寛は西山町石地の出身で、尼瀬の海底油田の開発からはじまり、明治21年に県内の有力者と日本石油会社を設立しました。


世界の石油
世界の石油、天然ガスの生産地が示されています。地図の左からイギリス北東の北海油田、世界の3分の1の生産量を占める中東油田、そしてアフリカ、ロシア、中国、東南アジア、南北アメリカの産油地の分布を示しています。
