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364号(令和4年6月5日) 1ページ

最終更新日:2022年6月5日

大野町の歴史を知る

問い合わせ 西区 農政商工課 食と産業振興室(電話:025-264-7630)

 大野町は、農村地域にありながら、商業も盛んに行われた農商混在の町でした。今号では、大野町の歴史を紹介します。

地の利・水の利を生かした農商混在の町

大野町の始まり

 大野町は万治元年から4年(1658年から1661年)に、金巻村の庄屋の3人が分村を図ったのが始まりとされ、徐々に発展していきました。享保18年(1733年)に書かれた古文書で「大野」という地名が、寛保2年(1742年)の古文書で「大野町」という地名が記載されています。

大野町で保管されている古文書

舟運で栄えた町

 大野町は信濃川と中ノ口川の合流地点にあり、舟運で栄えました。昭和40年(1965年)頃までは近郊から運ばれてきた物資を売買する「三・八市」が盛大に開かれ、町は盛況を極めました。現在も旧堤防の道で市(いち)が開かれています。

昭和40年ころの三・八市

当時の町の象徴

大野町と鷲ノ木をつなぐ吊り橋
 大正5年(1916年)に開通した吊り橋。当時この吊り橋には、手すりがなく、風が吹くと大変揺れたため、怖くて渡れない人が大勢いたそうです。大正14年(1925年)に初代大野橋が開通したことで、吊り橋は役目を終え、廃橋しました。

大野町と鷲ノ木をつなぐ吊り橋

中ノ口川で活躍するコウレンボウ(貨客船)
 明治初期から昭和中期にかけて内水面輸送の花形として活躍し、町の発展を支えてきた木造船。現在は、鋼船のコウレンボウに姿を変えましたが、現役で活躍しています。

中ノ口川で活躍するコウレンボウ

大野町の歴史を守っています

歴史を記す案内板

 大野町にある小路の2つに地域の協力を得て、案内板を設置しました。今は姿を変えていますが、案内板を見て、当時の雰囲気を想像しながら小路を進んでみてください。

石屋小路
 当時、通称「石屋」という乾物店があることから石屋小路と名付けられました。この小路の先から、多くの出征兵がコウレンボウに乗って戦地に向かったことから、別名「兵隊さん小路」とも言われていました。

石屋小路

蒸気場小路
 当時は、道の左右に商店が並び、蒸気船の切符売場や、休憩所などに乗降客が多く集まり、にぎわっていました。

蒸気場小路

大野甚句 サアー・エー・キッズ

 江戸時代から現在まで受け継がれている大野甚句。歌詞に「弥彦山から吹き降ろす風は、大野、繁盛と吹き降ろす」「大野の船頭さんに積ませたい」など、蒸気船の発着もあり、にぎわっていたことを物語る言葉があります。近年、後継者不足で存続の危機を迎えていましたが、歴史を守るため、大野小学校の児童で「サアー・エー・キッズ」を結成。練習の成果を保育園、介護施設などで発表しています。観覧した人は、「昔を思い出して懐かしかった」と話しています。

サアー・エー・キッズ

新しいまち歩きマップができました

 多くの人から、古い写真を提供していただき、「大野町まち歩き用地図作成検討会」の皆さんの編集でできあがりました。大野町商店街のお店に設置しているほか、まち歩き参加者にお配りしています。そのほか、ご希望の人は、問い合わせまでご連絡ください。

まち歩きマップ


実際に大野町を歩いてみませんか?
イザベラ・バードが見た明治の新潟を歩く2022in大野町

 英国の旅行家、イザベラ・バードが垣間見た大野町。魅力あるさまざまな店や歴史を巡るまち歩きです。ぜひ、ご参加ください。

日時 6月25日(土曜)午前10時から午後0時30分
集合場所 黒埼商工会館(大野町3021)
定員 20人(応募多数の場合、抽選)
参加費 500円
申し込み 10日(金曜)までに、はがき(〒950-2097)、FAX(025-260-3899)またはメール(nosei.w@city.niigata.lg.jp)で、「大野町まち歩き」、参加者全員の郵便番号、住所、氏名、ふりがな、年齢、電話番号を明記し、問い合わせ先。当選者にのみ、15日(水曜)までに案内を発送

大野まち歩き会

コース

大野町商店街から旧梅八造船所から稲荷大明神から川口の渡し場から中ノ口川沿い土手(石屋・蒸気場・長居小路、吊り橋跡)から雪屋から道場から大野諏訪神社(コース全長約2.2キロ)


〇今号掲載の情報は5月30日時点のものです。新型コロナウイルスの感染状況により催し等を中止する場合があります。開催状況はそれぞれの問い合わせ先までご確認ください
〇催しに参加する場合は、それぞれで実施される感染対策を確認し、徹底をお願いします

  

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