住みたくなるまち　南区自治協議会だより
令和3年12月19日発行　第22号

南区自治協議会では、活動内容などを広く区民の皆さまへお知らせするため「南区自治協議会だより」を発行しています。

南区自治協議会では、委員の研修会を毎年開催しています。今年度は、「歴史的な町並みが素晴らしい白根のまち歩きを体験したい」という意見を受け、11月4日にまち歩きガイドの私が案内役を務め、委員11人が参加して開催しました。
商店街を巡り、この地域の魅力を再発見してもらいました。当たり前のように思っていたものが貴重な財産であると知った委員も多かったようです。
例えば、わずかな間隔を隔てて町屋同士が建物の一部を出し合って有効利用する「ダシアイ」もそのひとつです。この特徴的な方法により、一斉に建物を再建したことで、昭和6年の白根大火からわずか2年で復興を成し遂げることができました。
町屋の内部も見学する中で、改めてこうした歴史的建造物の保存、再生の必要性を感じてもらいました。
今後の南区自治協議会の活動の中で、さらなる検討・課題の解決に向けての参考になったものと思います。

　　

南区まち歩きガイドブックでは、白根地区のほか、新飯田、月潟地区のまち歩きも取り上げています。
問い合わせ　産業振興課　電話：025-372-6505

自治協議会では、3つの部会を設置しており、全ての委員がいずれかの部会に所属して各分野の地域課題解決に取り組んでいます。
今年度最初の部会では、「あなたが描く南区の未来予想図を実現するために」というテーマでグループワークを行いました。委員が普段から感じている南区の課題や問題意識、取り組みの方向性を共有した上で、その後の部会活動に臨んでいます。

　

現在の南区バスの利用者は、通勤や通学で毎日乗車する人と、それ以外の外出などに利用する人に分けられます。後者は微増していますが、前者は減少傾向で、全体としては減少しており、企業による協賛がなければ運行継続が難しい状況です。
現状では増便が難しい中で、取り組むことができる利便性の改善策を考え、将来の区バスの在り方について行政と議論を重ねています。
今年度は、新たな利用者獲得のため、グループで使える区バスや乗合タクシーの乗車体験チケットをプレゼントする「もっと乗ろてバス！」事業を実施しました。

11月は、南区「家族ふれ愛」絵画展、標語・川柳展を開催しました。家族のつながりを大切にし、温かい家庭をつくることが目的です。子どもたちから多くの出展があり、さまざまな家族の愛を感じることができました。
12月は、出会いの場づくり事業「サルナートdeクリスマスパーティー」を開催しました。南区で出会いイベントを開催することで、少子化・晩婚化対策、そして定住化を促進したいと考えています。その他、区民に健診の受診を促すチラシを作成しました。
子どもも大人も、笑顔でもっと楽しく、みんな健康に、「ずっと住みたい南区」になるよう取り組んでいきます。

新型コロナウイルス感染症の影響により、予定していた事業の一部が中止になりましたが、商店街の元気とまちなかの活性化を目指し、南区で収穫している豊富な果物や産業、まち歩きとのコラボレーションによるまちの魅力の掘り起こしや区内外へのPRなど、ポストコロナを見据え、具体的な取り組み案を検討しています。
また、観光資源を活用した魅力アップと交流人口の拡大を目指し、「しろね大凧と歴史の館」への誘客と伝統文化を広く啓発するため、凧合戦の勇壮な雰囲気が伝わるような展示方法などアイデアを持ち寄り、調査研究を重ねています。

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