区の魅力と特色を生かしたまちづくりを進めるために実施する、中央区の令和3年度予算の概要を紹介します。
　地域の皆さんと連携・協働しながら、区ビジョンまちづくり計画に示す4つの目指す区の姿に沿った事業に取り組み、「歴史と文化の薫りただよう、うるおいとにぎわいのまち」を目指します。
問い合わせ　総務課管理財務グループ(電話：025-223-7082)

　中央区役所の「門前」であるNEXT21アトリウムで、地域の情報発信やイベントを行うほか、対象エリアを古町・本町まで拡充しながら、まちなか活性化の契機を作ります。

　「しもまち地域」の知られざる魅力を、若い世代へ向けて編集・発信することで、人の交流・流入の定着を図ります。

　区の健康課題である糖尿病を予防するため、講座の開催や動画配信などを行います。

　妊娠期から子育て期まで、専門職による切れ目のない支援を行います。また、新たにオンラインによる妊婦個別相談を実施します。

　子育て中の保護者と地域住民の交流を図る、赤ちゃん誕生お祝い会の開催を支援します。

　1人暮らしや身寄りのない高齢者をはじめ、誰もが人生の最終段階における医療やケアについて事前に考え、家族や知人と共有することの大切さを周知します。

　避難所運営に関する講習会などを開催し、防災資機材などに対する助成を行います。また、地域による津波自主避難マップの作成を支援します。

段ボールベッド

　主に高齢者に向けて、特殊詐欺に対する注意を喚起します。

　鳥屋野潟の認知度と環境意識を高め、都市と自然豊かな水辺が共生するまちづくりを推進するため、学校への出前講座や映像教材作成などの環境啓発事業を行います。

　防風対策を図るため、新潟島の海岸林の重要性を周知するほか、海浜植物園周辺に松くい虫に強いクロマツの植樹などを行います。

　市民・区民が地域への関心を深めるきっかけになるよう、新潟シティガイドの解説付きまち歩き(えんでこ)の実施や、SNSなどを活用した区民自らが地域の魅力を発信する企画を行います。

　区の伝統的産業である新潟漆器や発酵食、みなとまち新潟の繁栄を象徴する古町芸妓をPRすることで、区の魅力を次の世代へ継承し、これらの産業の振興を図ります。

　区自治協議会が、地域の課題解決や活性化につながる取り組みを提案し、深掘り調査や効果検証するためのモデル事業などを行います。

　松くい虫による松枯れ被害を収束させるため、被害木の伐倒駆除および植栽などを行います。

　本市設置のコミュニティ施設がない山潟中学校区内に、新たに同施設の整備を行うため、基本構想を策定します。

中央区長　日根　秀康
（撮影地　旧齋藤家別邸）

　うららかな春の日差しが心地良い季節となってきました。新年度がスタートして、私も気持ちを新たにしています。
　この春から新たに中央区で暮らし始める方や、進学・就職で生活環境が大きく変わるという方もたくさんおられることと思います。新たな出会いに期待が膨らむ一方で、コロナ禍が続く中、先の見えない不安を抱いている方もいらっしゃるのではないでしょうか。このような時期であるからこそ、今年度、中央区役所では、オンラインでの子育て相談や、SNSを通じた区の魅力発信など、「新しい生活様式」に対応した事業を積極的に展開し、区民の皆さまとのつながりを保ち、安心して健やかに暮らしていただけるまちづくりへとつなげてまいります。
　また、今年は東日本大震災が発生してから10年を迎えました。今なお余震とみられる活動が続き、2月に発生した地震では当市でも大きな揺れを観測しました。コロナ禍の現状では、地域総出での防災訓練は難しい状況にありますが、これまで培ってきた防災意識は、いざというときに必ず役立つものと思っています。中央区役所では引き続き、災害に強いまちづくりに向けて、皆さまを支援してまいります。
　今年度も区の取り組みが、皆さまの気持ちや生活に寄り添った実りあるものとなるよう、中央区役所職員一丸となって取り組んでまいります。どうぞよろしくお願いいたします。

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