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第331号(令和3年1月17日) 1ページ

最終更新日:2021年1月17日

生誕100年記念 日本画家 横山操展 ーその画業と知られざる顔ー
風雲児がみせた挑戦と望郷の眼差し

1月23日(土曜)から3月21日(日曜)新津美術館で開催
前期:1月23日(土曜)から2月14日(日曜) 後期:2月16日(火曜)から3月21日(日曜)  ※会期中一部の作品は展示替えを行います

【写真】横山操《送電源》1960年 燕市教育委員会蔵横山操《送電源》1960年 燕市教育委員会蔵

【写真】《ふるさと》1965年 東京国立近代美術館蔵横山操《ふるさと》1965年 東京国立近代美術館蔵


 新潟県燕市(旧吉田町)出身の日本画家・横山操(1920年から1973年)は戦後の日本画壇の風雲児と称され活躍しました。
 14歳で上京して洋画家を志すも、その後日本画へ転向します。20歳で川端龍子が主宰する日本画団体・青龍社の第12回展に《渡船場》を出品。その後招集され、捕虜生活を経て帰国する頃には30歳になっていました。再び青龍社に所属し、意欲的で大胆かつ豪放な大作の作品を発表。青龍社で受賞を重ね社人となり、将来を嘱望されましたが後に脱退します。晩年は病に倒れますが、左手で筆をとり叙情溢れる色彩豊かな作品や水墨画など意欲に満ちた作品を発表し続けました。
 本展では、戦前に川端画学校で勉強し制作した青龍展入選作の《渡船場》や戦後の青龍展での出品作に加え、これまでの「横山操展」では公開されることの少なかった小品や素描により、日本画壇に新風を巻き起こした横山操の「知られざる一面」をご紹介します。

関連イベント

※申込不要(聴講無料)。 当日、会場にお越しください。

■記念講演会

「日本画家・横山操-その知られざる顔-」

講師

横山秀樹氏(前新津美術館館長)

日時

3月13日(土曜)午後2時から

会場

新津美術館 レクチャールーム

定員

35人

■学芸員によるスライドトーク

担当

奥村真名美

日時

1月24日(日曜)、2月20日(土曜)午後2時から(各回30分程度)

会場

新津美術館 レクチャールーム

定員

35人

担当の奥村学芸員のおすすめポイント

【写真】奥村学芸員
新潟では約20年ぶりの大回顧展!迫力ある大作の《グランドキャニオン》(前期のみ展示)、《塔》(後期のみ展示)は必見です。ふるさとを描いた作品では、皆さんが知る風景もあると思います。貴重なこの機会をお見逃しなく!

【写真】横山操《塔》1957年 東京国立近代美術館蔵横山操《塔》1957年 東京国立近代美術館蔵

【写真】横山操《赤富士》1966年頃 雪梁舎美術館蔵横山操《赤富士》1966年頃 雪梁舎美術館蔵

【写真】横山操《絶筆》1973年 東京国立近代美術館蔵横山操《絶筆》1973年 東京国立近代美術館蔵


新潟市新津美術館

住所 秋葉区蒲ヶ沢109-1

電話 0250-25-1300

休館日 毎週月曜日(ただし2月22日、3月15日は開館)

開館時間 午前10時から午後5時(観覧券販売は午後4時半まで)

観覧料 一般1,000円、大学・高校生500円 ※中学生以下、障がい者手帳・療育手帳をお持ちの方は無料


 

新津の大庄屋(おおじょうや) 桂家

 秋葉区の歴史や発展に関わりの深い「桂家」。越後屈指の名家である桂家は、江戸時代初期に能登国飯田(石川県珠洲市)から移住し、次第に家産をなし、新発田藩新津組の大庄屋に任命されました。
 皆さんの身近にある桂家が残したものを紹介します。

秋葉山は桂家の山だった?!

 かつて田家山(たいやま)と呼ばれていた秋葉山。宝暦11(1761)年、3代当主の桂誉春(たかはる)は、新発田藩からこの田家山の一部を与えられ、後に秋葉神社を創建しました。これにより、田家山は秋葉山と呼ばれるようになりました。また、秋葉公園の日本庭園付近には桂家の別荘がありました。

【写真】秋葉神社秋葉神社

【写真】医学者 平澤興が揮毫した「桂家顕彰碑」(秋葉神社鳥居脇)医学者 平澤興が揮毫した「桂家顕彰碑」(秋葉神社鳥居脇)


桂家の屋敷はこんなところにあった!

 新津郵便局周辺の一帯に、かつて桂家の屋敷がありました。屋敷を建てた大工は、味方の旧笹川家住宅を建てた村松の小黒杢右衛門(もくえもん)です。広大な邸内には「桂樹園」と名付けられた庭園や「萬巻楼(まんがんろう)」と名付けられた書庫がありました。
 明治11(1878)年9月20日、明治天皇は北陸巡幸の途上、この屋敷に宿泊しました。新津郵便局の前に立つ「明治天皇新津行在所阯(あんざいしょあと)」の碑は、それを示すものです。

【写真】桂家の屋敷桂家の屋敷

【写真】「明治天皇新津行在所阯」(新津郵便局前)「明治天皇新津行在所阯」(新津郵便局前)


新津高校も!

 今年創立百周年を迎える県立新津高校。その前身である新津高等女学校が大正10(1921)年に創立されるとき、秋葉山の一角に当たる学校の敷地や造成のための費用を県へ寄付したのが、10代当主の桂恕佑(ひろすけ)でした。
【写真】新津高校 旧校舎
新津高校 旧校舎

良寛とのエピソード

 6代当主の桂誉正(たかまさ)と妻とき子は、良寛の弟である橘由之(たちばなゆうし)に和歌を学びました。その縁もあって、文政13(1830)年9月に、誉正夫妻は邸内に実ったザクロを7つ良寛へ贈りました。1か月後、病床にあった良寛の元に届いた時には、ザクロはすでに腐っていたそうですが、良寛は感謝の思いを和歌に表しました。
くれなゐの ななのたからを もろてもて おしいただきぬ ひとのたまもの
 この歌の碑は、秋葉公園の日本庭園に立っています。また、桂家の邸内にあったザクロの木は堀出神社の境内に移植されています。
【写真】良寛へ贈ったザクロの木(堀出神社境内)
良寛へ贈ったザクロの木(堀出神社境内)

もっと桂家を知ろう!

桂家に関する講演会を行います。ぜひお越しください。

日時

2月13日(土曜)午後1時半から(開場は午後1時)

会場

秋葉区文化会館 ホール

内容

「桂家住宅とその大工」 奈良文化財研究所 目黒新悟さん
「今に問う!新津の大庄屋 桂家」 新津郷土に親しむ会

定員

先着200人(無料)

申し込み

1月20日(水曜)から2月6日(土曜)必着で(1)住所(2)氏名(3)電話番号もしくはメールアドレスを明記の上、はがき(〒956-0864新津本町2-12-9)またはメール(niitsukyodo@gmail.com)で新津郷土に親しむ会へ

問い合わせ

新津郷土に親しむ会の小林さん(電話:070-3961-4399)


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