第285号(平成31年2月17日)1ページ目
最終更新日:2019年2月17日
認知症になっても安心して暮らせるまち
認知症を学び地域で支える西蒲区 第2弾
問い合わせ 健康福祉課高齢介護係(電話:0256-72-8362)
認知症は特別な病気ではなく、誰もがなる可能性のある病気です。
特集第2弾の今回は、本市の認知症施策の概要や西蒲区の取り組みなどを紹介します。
本市の認知症施策
認知症に関する施策には、正しい理解を深めるための普及や啓発のほかにも、医療や介護などを含めた社会全体で支える総合的な取り組みが必要です。
このため、市では認知症の予防・早期発見・早期診断のほか、認知症高齢者グループホームなどの整備促進、医療と介護の連携強化などを行っています。
認知症になっても住み慣れた地域で安心して暮らし続けられる地域づくりを目指しています。
地域で支える
認知症地域支援推進員
市では2人を地域包括ケア推進課に配置。認知症施策の円滑な推進や、医療と介護の連携強化を図っています。
認知症サポーター
認知症サポーター養成講座を実施。平成30年度は、西蒲区でこれまでに695人が受講しています。
見守り事業所
新潟市高齢者等あんしん見守りネットワーク事業などにより、地域住民や協力事業者、地域包括支援センター、区役所が見守り活動の中で異変を発見した時に対応できる体制をつくっています。
地域の健康教室など
高齢者いきいきお達者プロジェクト(下記参照)などで日頃の活動を支援し、多くの人に利用していただいています。
「認知症かな」と思ったら…
認知症を正確に診断するためには専門の医療機関で検査を受けることが必要な場合もありますが、まずはかかりつけ医に相談してみましょう。
ほかにも、高齢者に関する総合相談窓口として地域包括支援センターがあります。主任介護支援専門員、社会福祉士、保健師(または看護師)に相談することができます。
地域包括支援センター連絡先
西川(電話:0256-88-3122)
中之口・潟東(電話:025-375-8833)
巻(電話:0256-73-6780)
岩室(電話:0256-82-5501)
西蒲区の取り組み
高齢者いきいきお達者プロジェクト専門職訪問介護予防事業
要介護状態になることを予防するため、平成30年8月から介護予防専門職(作業療法士、理学療法士、言語聴覚士、保健師)が西蒲区内にある地域の茶の間を訪問し、高齢者の皆さんにアドバイスなどを行う事業を進めています。
平成31年2月からは、高齢者の皆さんの集会(各地域の団体サロンや老人クラブの会合など)も対象に事業を行っています。
西蒲区感謝の集い
日時 3月9日(土曜)午後1時半から午後4時半
会場 巻文化会館
内容 西蒲映画予告編上映、認知症予防緩和講演
対象・定員 先着500人
その他 手話通訳あり
申し込み 3月3日(日曜)までに市役所コールセンター(電話:025-243-4894)へ
認知症を理解するための茶話会
西蒲区長マニフェスト事業として、区内のコミ協を単位に「認知症を理解するための茶話会」を開催しています。平成30年6月に開催された岩室地域コミュニティ協議会役員会から始まり、2月18日の巻西中学校まで、計9カ所で延べ550人を対象に出前講座を行っています。
西蒲区自治協議会主催「西蒲区認知症予防講演会」
平成30年9月30日に加藤俊徳さん(医学博士)の講演会「今日からできる脳の強化〜認知症予防のコツを伝授〜」が開催されました。同講演会には約800人が訪れ、参加した皆さんは「笑いがありとても楽しく分かりやすく飽きずに聞けた」や「今から即実践できる内容だった」などとコメントしていました。
にしかんオレンジの輪
認知症サポーターの皆さんに参加していただく制度です。サポーターとしての意識を持ち、多くの目で見守りを続けられるように西蒲区で立ち上げました。行政からサポーターの皆さんへ、講演会の案内など認知症関連の情報を定期的に発信し、サポーターの皆さんを支援します。
■認知症サポーターとは
認知症を正しく理解し、認知症の人や家族を見守り・支援する応援者です。特別なことをするのではなく、できる範囲での見守りや支援を行います。認知症サポーター養成講座を受講した人には認知症を支援する目印のオレンジリングを配布しています。