このページの先頭ですサイトメニューここから
このページの本文へ移動


本文ここから

中央区役所だより 第334号(令和3年3月7日) 2ページ

最終更新日:2021年3月7日

知っていますか?地域と学校パートナーシップ事業

 市では、地域に開かれた学校を目指し、地域との連携を強化しながら「地域と学校パートナーシップ事業」を行っています。市内の各小学校・中学校に配置されている地域教育コーディネーターが、学校・社会教育施設と地域をつなぐネットワークづくりや、教育活動への地域人材の参画などに取り組んでいます。今号では、区内の学校で実施したその活動の一部と各校の地域教育コーディネーターを紹介します。
問い合わせ 中央区教育支援センター(電話:025-223-7026)

地域と学校パートナーシップ事業とは

 「学・社・民」※の融合による教育活動を進めることで、人づくり・地域づくり・学校づくりに取り組みます。学校と地域が共に元気になることを目指す事業です。

地域と学校パートナーシップ事業図

※「学」…学校
 「社」…社会教育施設(公民館、図書館、スポーツ施設など)
 「民」…家庭、地域、企業

映像で学ぶ地域の歴史 関屋小学校

映像で学ぶ地域の歴史 関屋小学校

 関屋小の歴史は古く、創立は明治時代までさかのぼります。同小では卒業を前に6年生が、学校と地域の歴史を学ぼうと、2月4日、関屋の郷土史を研究している団体「関屋映像研究会」から話を聞きました。
 同会の人は学校に保存されている昔の写真や周辺の地図などを見せながら、かつての小学校のようすを説明しました。子どもたちは見慣れた地域の昔の姿に、夢中で見入っていました。児童の田辺湘大(しょうた)さんは「校庭に植えられている桜の木や、校舎を囲う石垣がずっと昔からあることを知り、驚きました。こんな学校がこれからも続いていくといいなと思います」と晴れやかに話していました。

地域教育コーディネーターを紹介します

大野綾子さん(写真右)、佐々木範子さん(写真左)

大野綾子さん(写真右)
佐々木範子さん(写真左)

 もうすぐ小学校を巣立っていく6年生が、学校と地域を大切に思う心を育むきっかけになればと思い企画しました。校舎の何気ないところにも歴史があると知ることができたのではないかと思います。このほかにも、創立記念祭ではテレビを通して昔の卒業生に講話をしてもらいました。コロナ禍でもできることを探しながら、子どもたちと地域の関わりを作っていきたいと思います。

まちのお店でインタビュー 新潟小学校

まちのお店でインタビュー 新潟小学校

 新潟小周辺の古町・本町地区には、飲食・販売などのお店が多くあります。同小の3年生は、地域の人たちがどのような工夫をして仕事に取り組んでいるのかを学ぶために、実際にお店を訪ね、質問や見学を行いました。
 昨年11月5日、老舗料亭・鍋茶屋を訪ねた児童2人は、7代目の高橋英司さんにおもてなしの工夫などについて質問しました。高橋さんは「おもてなしはやりすぎるとお客さんも疲れてしまいます。気付かれないくらい小さな気配りをすることが大切ですよ」と話しました。児童の長谷川彩夏さんは「相手に分かるように、目立つことをするのがおもてなしだと思っていたので意外でした」と話していました。

地域教育コーディネーターを紹介します

星野理江さん

星野理江さん

 自分たちが住む地域のお店で仕事ぶりを見学して、子どもたちも、まちの活性化や自分の将来を考えるきっかけになったと思います。新潟小ではほかにも、助産師から命の大切さを学ぶ授業など、さまざまな取り組みを行っています。これからも、地域のことを良く知る存在として先生をサポートし、子どもたちが大人になったとき、ためになるような学びの場を企画していきたいです。

地域が好きになる学習発表 鳥屋野小学校

地域が好きになる学習発表 鳥屋野小学校

 鳥屋野小の2年生が自分たちの住む町を調べて、学習したことを発表する会が1月15日に開かれました。これは、生活科「とやの 大すき」の授業で、児童たちが鳥屋野地区に関わる5つのテーマに分かれ、地域の人の話を聴いたり、実際に体験したりした感想などを発表することで、地域への親しみや愛着をもってもらおうと企画されたものです。発表会は、自作した絵や道具を使う、クイズを交えるなど、分かりやすく伝わるよう工夫されており、児童や招待された地域の人は楽しそうに聴いていました。
 児童の寺尾龍平さんは「鳥屋野神社のしめ縄について調べたことを発表しました。年の終わりにしめ縄が神社に掛けられるので、今年はその様子を見てみたいです」と話しました。

地域教育コーディネーターを紹介します

阿部聡子さん(写真右)、山岸希さん(写真左)

阿部聡子さん(写真右)
山岸希さん(写真左)

 鳥屋野地区は歴史が古く、今回のような取り組みで、子どもたちは大人でも知らないことを学ぶことができていると思います。このほかにも、学校田を使った稲刈り体験や、稲わらを使った縄ないチャレンジなど、特色ある取り組みを続けています。活動に協力してくれる地域の人も「学校のために」と言って来てくださるのが嬉しいですね。

鳥屋野潟の環境は食で実感 紫竹山小学校

鳥屋野潟の環境は食で実感 紫竹山小学校

鳥屋野潟の環境は食で実感 紫竹山小学校

 1月19日、紫竹山小の3年生を対象に、鳥屋野潟の魚について学び、試食する会が開かれました。3年生はこれまで、総合学習で鳥屋野潟の自然について学んできており、この日は鳥屋野潟漁業協同組合の方を講師に招き、鳥屋野潟の役割や自然環境、漁の方法について学びました。その後、鳥屋野潟で取れた魚の試食会が行われ、できたての「鮒のつみれ汁」と「鯉のつみれあんかけ」を、児童たちはおいしそうに食べていました。
 児童の笹川由里菜さんは「鳥屋野潟にはいろんな生き物がいることがよく分かりました。どちらの料理も、つみれが柔らかくておいしかったです」と満足そうに話しました。

鮒のつみれ汁(右)と鯉のつみれあんかけ(左)

鮒のつみれ汁(右)と鯉のつみれあんかけ(左)

地域教育コーディネーターを紹介します

武田早苗さん

武田早苗さん

 紫竹山小は以前から、全校遠足や野鳥観察などで鳥屋野潟に親しんでいて、魚の試食会もその一環で始めました。また、福祉教育にも力を入れており、「地域の茶の間」を学校内に設置して、児童と地域の高齢者との交流を大切にしています。今年度はコロナ禍で茶の間が開催できず、子どもたちが手紙を送り、心の交流を行いました。これからも、学校が地域へつながる事業を進めていきたいです。

目次へ

本文ここまで

サブナビゲーションここから

注目情報

    にいがた魅力発信

    情報が見つからないときは

    サブナビゲーションここまで


    以下フッターです。

    • twitter
    • facebook
    • video
    〒951-8553 新潟市中央区西堀通6番町866番地
    電話 025-223-1000(代表)

    開庁時間

    月曜日から金曜日の午前8時30分から午後5時30分(祝・休日、12月29日から1月3日を除く)

    外部サイトへリンク 新規ウインドウで開きます。新潟市役所コールセンター 電話:025-243-4894 午前8時から午後9時
    © 2017 Niigata City.
    フッターここまでこのページのトップに戻る