市報にいがた 令和2年11月15日 2731号 3面
最終更新日:2020年11月15日
新潟市の財政状況 令和元年度決算(一般会計)から
令和元年度決算(一般会計)の概要と財政状況について紹介します。
問い合わせ 財務企画課(電話:025-226-2195)
- 令和元年度からの3年間を集中改革期間として位置付け、限られた経営資源を重点課題へ配分し、これまで以上に行財政改革を徹底しました。
- 歳入では、幼児教育・保育の無償化に伴う国庫負担金の増加や、庁舎整備事業や学校空調設備整備事業に対応した市債の増加などにより、前年度比4.1パーセント増となりました。
- 歳出では、少雪により除排雪経費が減少した一方、庁舎整備事業、学校空調設備整備事業といった普通建設事業の増加などにより、前年度比4.5パーセント増となりました。
- 歳入確保・歳出削減に取り組み、実質収支は約34.4億円の黒字となりましたが、前年度同様除排雪経費が減少したことなど一時的な要素による影響も大きく、財政構造が好転したとまではいえない状況です。
- 引き続き、集中改革の取り組みに加え、既存事業・体制の見直しや税収の確保などにより、強固な財政運営の基盤づくりを進めていきます。
歳入総額4,006億3,690万円
※対前年度比 156億4,767万円(4.1パーセント)増
歳出総額3,965億3,304万円
※対前年度比 172億5,630万円(4.5パーセント)増
実質収支※34億4,059万円の黒字
※歳入と歳出の差から翌年度へ繰り越すべき財源を除いた額
歳出を目的別にすると
目的別経費 | 前年度比 | 令和元年度の主な取り組み |
---|---|---|
民生費 | +49億円 | 幼児教育・保育の無償化 |
教育費 | +52億円 | 学校の空調設備整備、新通つばさ小学校新設 |
土木費 | ▲6億円 | 新潟駅周辺整備事業・新潟中央環状道路事業の推進 |
公債費 | +1億円 | 市債の償還、市債管理基金への積み立て |
総務費 | +61億円 | ふるまち庁舎整備、北区役所庁舎整備 |
衛生費 | +1億円 | こども医療費助成の対象拡大 |
商工費 | +4億円 | プレミアム付商品券事業、産業振興センター大規模改修 |
消防費 | +9億円 | 指令管制システムの更新 |
その他 | +1億円 | 元気な農業応援事業 |
主要基金残高の推移
政令市移行以後、市の貯金である基金を活用した財政運営が続き、一時は基金残高が移行時点に比べて約10分の1にまで落ち込みましたが、令和元年度は前年度に引き続き基金を積み立てました。
市債残高の推移
臨時財政対策債※残高が増加したほか、ふるまち庁舎整備事業や学校空調設備整備事業などの建設事業の実施の影響もあり、市債全体として残高が増加しています。
※地方交付税の振替財源。返済にかかる費用が地方交付税で措置される
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