西区役所だより 380号(令和5年2月5日) 1ページ

最終更新日:2023年2月5日

地域とともにある学校へ

問い合わせ 西区教育支援センター(電話:025-264-7530)

 新潟市では、地域と学校がともに歩むため「地域と学校パートナーシップ事業」を行ってきました。次のステージとして、子どもの成長を「地域総がかり」で支える学校にするため、今年度から全ての市立小・中学校、中等教育学校、特別支援学校で「コミュニティ・スクール」を導入しました。今号では、両方の取り組みを併せて紹介します。

地域の参加で多種多様な学習活動に 地域と学校パートナーシップ事業

 地域と学校パートナーシップ事業とは、「学・社・民の融合による教育」を進め、学校が今まで以上に地域に開かれ地域とともに歩むための事業です。

学校支援ボランティアを募集しています

 未来を担う子どもたちのために、一緒に活動しませんか。活動に関心のある人は各学校または西区教育支援センターまでお問い合わせください。

中野小屋地区いきいき健康教室
中野小屋中学校

 西地区公民館、コミュニティ中野小屋と中野小屋中学校PTAの共同で「いきいき健康教室」を開催しました。
 1年生と地域の皆さんは、心と体の健康スポーツ学セルフケアトレーナーの乙川千香さんから、歩きながら体を動かし姿勢・呼吸・心拍の把握をしたり、 体のゆがみをとったりするストレッチを教えてもらいました。
 参加者は、心身ともに健康でいられるように真剣に取り組み、有意義な時間となりました。

中野小屋地区いきいき健康 中野小屋中学校

レッツ 50 トゥ いからし!
五十嵐小学校

 創立50周年を迎え、10月25日に学習の場を地域の松林や砂浜に広げ、校区内全部を活動の場にする「全校なかよし遠足」を地域と共同で行いました。保護者や学生、自治会の皆さんに見守りボランティアをしてもらい、子どもたちは楽しい秋の一日を過ごしました。

レッツ 50 トゥ いからし 五十嵐小学校

フレンドリアンウオークラリー
児童の声:黒埼南小学校6年 羽生彩楽(はにゅうさら)

 黒埼南小では、夏に縦割り班で全校ウオークラリーを行いました。グラウンドや学校近くのまいぶんポートで、ミッションをクリアしたり、ボランティアさんが隠した豆太郎を探したりしてポイントを貯めます。答える時にみんなの意見が割れて困った時もありましたが、班長だから何とかしなきゃ!と思ってまとめました。ミッションはみんな笑顔でできて楽しかったです。ボランティアさんとあいさつをして言葉を集めるビンゴもたくさんできました。今年のウオークラリーは暑かったけど「大変」よりも「楽しい」気持ちでいっぱいでした。

フレンドリアンウオークラリー 黒埼南小学校

地域がより一層学校に関わる仕組みへ コミュニティ・スクールを始めました

コミュニティ・スクールとは?

 保護者や地域の代表、教職員などで組織する「学校運営協議会」が設置された学校です。地域と学校が一体となって子どもたちの成長を支えます。

学校運営協議会とは?

 「地域の子どもたちにどう育ってほしいか」を話し合う場です。教育の目的などを共有し、子どもたちに必要な支援や教育活動の質の向上などについて、地域と学校が当事者意識を持って一緒に考えます。

期待されることは?

  • 地域と学校が協働で行う活動の目的を改めて明確化することで、活動がさらに改善、進展します。
  • 社会の課題や地域のニーズに合せた教育が行われます。
  • 地域の新たな教育資源の発掘や子どもたちの地域への愛着、担い手としての意識づくりにつながります。

学校運営協議会はコミュニティ・スクールの鍵

赤塚中学校・木山小学校・赤塚小学校

 4月から5月にかけて、各校で第1回学校運営協議会が開かれ、教育方針について話し合われました。
 8月5日には、第2回が同校区の小・中学校合同会として開かれました。学習指導、生徒指導、総合学習、学校保健の4つの目的に分かれて、各校での意見交換、そして委員同士の交流を行いました。学校保健では、新潟青陵大学の碓井真史教授から「自己肯定感の育て方、優しく強い子に育てる家庭教育」の講演をしてもらいました。
 これまでも小・中学校間の交流は行ってきましたが、地域の人たちが小・中学校を継続した一連の教育活動と捉えて情報交換を行うことで、学校間での連携を一層深める事ができました。

赤塚中学校、木山小学校、赤塚小学校 学校運営協議会

赤塚中学校、木山小学校、赤塚小学校 学校運営協議会


地域から期待の声が届いています

五十嵐中学校

 五十嵐中学校は、昨年度から学校運営協議会が始まりました。委員の皆さんから「学校と地域の連携がますます強くなることを期待しています」「地域の小中学生の環境や生活の向上のために貴重な話し合いができていると思います」との声をいただいてます。
 また、令和2年度から保護者や地域の人が集う「ほのぼのカフェ」を運営しています。毎回、地域の人を講師に招き、これまで「防災講習会」「地域学」「絵手紙講習会」「認知症サポーター養成講座」などを行いました。学校と地域のつながりを強めていきたいと考えています。

地域からの期待の声が届いています 五十嵐中学校

真砂の文化が広がりました

真砂小学校

 真砂小学校が長年取り組んでいる海岸清掃は、今年で27年目になりました。例年の新潟海上保安部や保護者との連携に加え、今年度は学校運営協議会委員、自治会長の皆さまにも声をかけ、海の環境保全活動が「真砂地域の文化」として一層広まるよう働きかけました。
 さらに4年生は、海水浴シーズンを前に、美しい砂浜を守るために、啓発ポスターを作成し、20の施設に掲示しました。また、動画(下の二次元コード)でも啓発活動を行いました。

真砂の文化が広がりました 真砂小学校


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