にいがた共育通信 令和4年度 第109号

最終更新日:2023年3月17日

良好な教育環境の整備

 新潟市教育ビジョンの実施計画に位置付けられた重点的な取り組みのひとつ「誰もが安心して学べる環境づくり」を進めるため、計画的に学校の大規模改造やトイレ改修を行っています。
 また、老朽化に伴う施設や設備の損耗や機能低下について、学校・園の運営に支障が生じないよう、保守点検や老朽改修などを適宜行うことで適切な機能の維持や安全性の向上に努めています。

 コロナ禍において、GIGA(ギガ)スクール構想の推進と感染症対策の強化のため、学校の体育館やランチルームにWi-Fi機器の設置やトイレ手洗い場の自動水栓化を実施しました。
 今後は、特別教室へのエアコンの新規設置や校舎及び体育館等にLED照明設備の導入に取り組むなど、良好な教育環境の整備を進めます。

 学校施設整備に関する詳細は、下記リンクをご覧ください。

(問合せ先 施設課 電話:025-226-3193)

新潟市の教職員研修 (教職員の学びが、子どもの学びを支えます)

総合力を高めるキャリアステージ研修

若手教師研修
 教職2年目から5年目までの教諭を対象に行うのが若手教師研修です。受講者は、学級経営、児童生徒理解、コンプライアンス、組織マネジメントなどの内容について、多角的に学びます。
 若手5年目の研修では、授業力を高めることをねらいとした「公開授業研修」を実施します。総合教育センター指導主事(注釈)の指導助言のもと、指導案(授業プラン)の検討、授業実践と授業後の協議を行います。それぞれの授業の優れていた点や改善点を明らかにし、授業改善を図ります。
 (注釈)指導主事 教育委員会に置かれる学校教育の専門的職員

中堅教諭等資質向上研修
 中堅教諭等資質向上研修(中堅研)は、教職13年目までの教諭を対象とした教育公務員特例法に基づく法定研修です。重点的に研修する内容を5つのカテゴリー(授業力向上/組織マネジメント/生徒指導・教育相談/特別支援教育/ICT教育)から選択できるようにしたり、オンデマンド研修を導入したりするなどして、受講者一人一人のキャリアデザインやライフプランに沿った研修として実施しています。
 今年度10月には全受講者が共通して「課題演習」を受講し、組織マネジメントの理念や手法について学びました。中堅教諭には、各学校園においてミドルリーダーとしての活躍が期待されています。
 なお、来年度からは教職7年目からの教諭が受講対象となり、研修期間を7年間に延長します。

専門性に磨きをかける多様な研修

授業力向上研修
 授業力は、子どもたちの学びを支える教師に求められる資質の要です。総合教育センターでは、今年度、各教科の授業づくり研修講座を中心に、教師の授業力向上を図る23の講座を開催しました。
 7月に実施した「算数科・数学科授業づくり講座」では、受講者は、算数科授業における「主体的・対話的で深い学び」の実現のために、「数学的な活動を充実させるポイント」について学びました。また、学んだポイントを生かして、9月以降の単元について、同じ学年を担当する者同士で協働して授業プランを立てました。

ICT研修
 子どもたちの学びを深めるために、ICTを効果的に活用する能力が求められています。総合教育センターでは、タブレットの操作、アプリの活用法、プログラミング学習、情報モラルなど、ICTに関する複数の講座を実施しました。
 6月に実施した「アプリ活用研修講座」では、タブレットに導入されているアプリの基本的な操作方法や授業における具体的な活用例について、受講者は実際にタブレットを操作しながら体験的に学びました。

 教員免許更新制の発展的解消に伴い、令和5年度から教職員の研修の在り方が大きく変わります。新潟市でも、採用から退職まで切れ目なく学び続ける研修体系を整えます。そのため、総合教育センターでは研修講座数を大幅に増やし、教職員一人一人のニーズやキャリアデザインに沿った多様な研修を提供していきます。

 教職員研修については、総合教育センターホームページでもお伝えしています。

(問合せ先 総合教育センター 電話:0256-88-7444)

このページの作成担当

教育委員会 教育総務課

〒951-8554 新潟市中央区古町通7番町1010番地(古町ルフル4階)
電話:025-226-3149 FAX:025-226-0030

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