地区計画の活用方法

最終更新日:2012年6月1日

●地区計画の活用方法にはさまざまな種類がありますが、ここでは代表的な6つのパターンを紹介します。

良好な住宅地の場合

活用の例

●もえぎ野地区
壁面の後退や生け垣などにより、ゆとりのある緑豊かな街並みになります。

地区のまちづくりの課題 地区計画によるルールの例
今の住環境を守るために住宅以外は建てられないようにしたい ・住宅以外の用途の建物は制限する、又は日常生活品を販売する店舗と住宅に限定する
高層のマンションが建って日当たりなどが悪くなるの防ぎたい隣地の盛土が気になる ・建物の高さを制限して、2階建て、あるいは3階建てまでとし、現在の環境を保全する
・盛土の制限をする
ゆとりのある街並みや緑豊かな環境にしたい ・前庭や雪下ろしのスペースを確保するため、外壁を道路や隣地境界から離して建てる
・生け垣とする
個々の敷地が小さくなって建て詰まることを防ぎたい ・敷地面積の最低限度を決め、現在の敷地の広さを維持する

密集した住宅地の場合

活用の例

●窪田町地区
北部グランドの跡地利用に合わせ、広場の整備を行うなど良好な住環境を形成しています。

地区のまちづくりの課題 地区計画によるルールの例
道路が狭い ・道路を広げたり、行き止まり道路をつなげたりする
・新しい道路の位置を決める
公園などのオープンスペースが少ない ・移転する敷地などを活かして小さな公園を増やしていく
住宅と工場が混在している ・地区を主に住宅を建てるところと、工場を建てるところにわけて誘導する

商店街での活用

活用の例

●石山団地商店街(建築協定)
商店の外観デザインの統一により、広く歩きやすい買い物空間や商店街のまとまりが形成されます。

地区のまちづくりの課題 地区計画によるルールの例
道路が狭く、買い物客が安心して歩けない ・建物の1階部分は道路境界よりも下がって道路空間を広くし、歩行者空間を創出する
店舗が連続していないところや風俗店舗が進出しているところがある ・1階部分は店舗や銀行などの商業業務施設に用途を制限し、商店街としての連続性をつくる
魅力的な街並みをつくる ・建物の高さや外壁の色、屋根などのデザインを揃えることによって、統一感のある街並みをつくる
・大きすぎる看板・広告を制限する

都心部などの商業・業務拠点の場合

活用の例

●新光町地区
商業業務施設の集積や緑のネットワークの形成により、県庁周辺にふさわしい都市景観を形成しています。

地区のまちづくりの課題 地区計画によるルールの例
商業や業務施設を誘導する ・商業・業務系用途に制限し、にぎわいを創出する
商業拠点としてふさわしい土地利用を図る ・敷地規模や容積率、高さの最低限度を決め、土地の高度利用を推進する
魅力的な街並みをつくる ・外壁や屋根の色彩の統一、広告看板の面積制限を行い、拠点にふさわしい統一感のある街並みをつくる

これから再開発を進めていく低・未利用地(再開発等促進区)での活用

活用の例

●美咲町地区
工場跡地を官公庁施設や都市型住宅地などに、計画的に土地利用転換しています。

地区のまちづくりの課題 地区計画によるルールの例
工場跡地などの大規模な低・未利用地の土地利用転換を図り、業務や商業施設などを誘導したい ・土地利用転換のために必要となる道路や公園などの位置や大きさを決める
・用途制限を緩和し、業務の利便性を向上する
・容積率制限等を緩和し、土地の高度利用を図る
工場跡地などの大規模な低・未利用地の土地利用転換を図り、業務や商業施設などを誘導したい ・土地利用転換のために必要となる道路や公園などの位置や大きさを決める
・用途制限を緩和し、業務の利便性を向上する
・容積率制限等を緩和し、土地の高度利用を図る

市街化調整区域の場合

活用の例

●早通かきの木通り地区(亀田町)
既存の農家住宅や自然環境、景観と調和したゆとりある田園居住環境の維持・保全を図っています。

地区のまちづくりの課題 地区計画によるルールの例
地区の自然環境を守り、ゆとりある居住環境にしたい ・今ある樹林地等を残しながら住宅を建てるところを決める
・生け垣等により緑化を進める
建物が無秩序に建てられ不良な街区が形成されるのを防ぎたい ・秩序だった道路網が形成されるように道路の位置や幅を決める
・敷地面積の最低限度を決める
人口が減少している既存集落の人口を回復したい ・現在の居住環境を損なわないように一部店舗等を認める
・道路、公園等の公共施設の整備を図る
幹線道路の沿道等に周辺の環境と調和する利便施設等をつくりたい ・必要な公共公益施設の整備を行う
・建物の形態や色彩を統一する
・利便施設などに用途を制限する

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