策定趣旨

最終更新日:2012年6月1日

 バイオマス(BIOMASS)とは生物資源(BIO)の量(MASS)を表す概念であり、「再生可能な生物由来の有機性資源で、石炭や石油などの化石資源を除いたもの」です。

 バイオマスは、その燃焼や分解の際に排出される二酸化炭素が植物の生長の際に吸収されたものであるので、利活用によって新たな排出を伴わない「カーボンニュートラル」という特性を持つことから、二酸化炭素の排出源である化石資源の代替資源として期待されています。

 また、バイオマスには、太陽と大気と水があれば持続的に再生可能な資源であるという特徴もあり、その利活用の推進によって、地球温暖化の防止、循環型社会の形成、新たな産業の育成、農林漁業・農山漁村の活性化等が図られるものと期待が高まっています。

 このような中、国は、バイオマス資源を最大限有効に活用するため、平成14年12月に「バイオマス・ニッポン総合戦略」を策定し、バイオマス利用促進に向けた取り組みを開始しました。

 平成18年3月には、これまでのバイオマスの利活用状況や、平成17年2月の京都議定書発効等の戦略策定後の情勢の変化を踏まえた見直しを行い、国産バイオ燃料の本格的導入、林地残材などの未利用バイオマスの活用等によるバイオマスタウン構築の加速化などを図るための施策を推進しています。

 本市は、豊かな自然環境や広大な農地を有しながら、高次都市機能が集積しているという他の政令指定都市にはない特徴を有し、新・新潟市総合計画の中で、目指すべき5つの都市像の1つとして「大地と共に育つ、田園型拠点都市」を掲げ、農業の魅力づくりと環境重視のまちづくりに取り組んでおり、この基本方針のもとバイオマス資源のより一層の利活用推進を目的とし、「新潟市バイオマスタウン構想」を策定し、バイオマス利活用の方向性を示すこととしました。
 本構想は、学識経験者、市民、農業団体、食品流通関係、行政機関で構成する「新潟市バイオマス利活用推進協議会」での議論を踏まえ策定したものです。
 なお、平成20年2月に農林水産省へ提出し、平成20年3月に公表されました。

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