全国とつながる　世界とつながる　拠点都市・新潟を目指して（2020年3月15日）

　新潟市は昨年開港150周年を迎え、みなとまちの歴史や文化などの魅力を市民の皆さんと改めて認識することができました。これをきっかけに活力ある拠点都市を目指し、「みなとまち新潟」を活（い）かしたまちづくりを進めていきます。
　
　今、新潟市のまちは、大きく生まれ変わろうとしています。
　
　現在整備を進めている新潟駅周辺地区は、57年ぶりのリニューアルとなります。新潟駅を高架化することで新幹線と在来線を同一ホームにしたほか、これまで課題であった南北市街地の一体化や交通渋滞の解消、駅周辺地区の活性化を図ります。新潟駅と駅周辺を政令市にふさわしい玄関口にしていきたいと考えており、バスや鉄道などが集約する広域的な交通結節点をつくっていきます。
　
　また、万代島地区を中心としたさらなる賑（にぎ）わいを生み出すために、大かま、みなとぴあなど、港とまちを一体とする構想づくりや、その具現化を進めていきます。
　
　古町地区では2月末に古町ルフルが完成し、古町再生の第一歩を踏み出しました。同地区は商店街のほか銀行や企業が集積し、歴史的な街並みや古町芸妓（げいぎ）など「みなとまち」情緒が息づく地域です。一つの大きな転換期を迎える今、地元商店街や市民の皆さんと一緒に賑わいづくりに取り組み、活気あふれる地域を目指します。
　
　これらの新潟の都心が賑わい、経済活動が活性化することは、新潟市が目指す拠点都市や国際都市としての発展、交流人口の拡大、市民の皆さんの愛着・誇りへつながっていきます。
　
　引き続き、市民の皆さんと一緒に「全国とつながる　世界とつながる拠点都市・新潟」を目指していきますので、ご理解、ご協力をお願いします。
　
　
　
新潟市長　中原　八一
　
市報にいがた2715号（令和2年3月15日発行）掲載