南区意見交換

最終更新日:2017年7月26日

(1)

ミニドック型集団健診の会場について

(2)

塩分摂取量の測定について

(3)

地域の茶の間に男性を参加させる方法について
(4) 健診会場までの送迎への補助について
(5) 高齢者は自分の健康を守る取り組みをするべきである
(6) 白根バイパスについて
(7) 地域の要望について
(8) 空き家対策について

質問1

ミニドック型集団健診の会場について

発言者

 南区ミニドック型集団健診の会場が、今年は5会場から6会場に増えたようだが、南区はとても広い。もっと細かく会場を設定し、日数を増やすようなことは考えていないのか。

市長

 ミニドック型集団健診は、南区や西蒲区などで実施させていただき、今のところ効果があるのではないかと思っている。南区では、今年はまず1会場増やし、今後さらに地域の要望なども聞きながら、実施したほうが効果があるという会場が見えてきたら、地域の方と相談して会場を増やしていくなど、できるだけ効率的・効果的な形での実施を考えている。南区はかなり細長いので、そのような地理的配慮も必要ではないかと思うが、ひとまず今年度は1会場増やして実施させていただきたい。

質問2

塩分摂取量の測定について

発言者

 健康寿命を延ばすには減塩が重要とのことだが、自分がどの程度塩を摂取しているかということが分からなければ、知らず知らずのうちに摂取してしまい、多くの家庭において減塩をする機会が少なくなるのではないかと思う。そのため、自分がどの程度塩を摂取しているかという測定を定期的に行うシステムを作らなければ、減塩の実行はなかなか難しいような気がするが、市長はどのように考えているのかお聞きしたい。

市長

 確かに、自分がどれだけ塩分を摂取しているかを把握することも非常に重要だと思う。市では、塩分摂取量の把握についてはまずモデル的な食事を食べていただいて、そのメニューだと1日このくらいの塩分で抑えられるということをお知らせするように考えていたが、自分の日頃のメニューにおける摂取量がどうなのかについて、モデルになっていただく方を募るようなことも考えていきたい。また、いきなり薄味とするのは困るという方もいらっしゃるので、どのようなものを食べると塩分を排出しやすいのかという観点も、大事なのではないかというご指摘を市の医師会からいただいている。そういった観点からのアプローチも、順次充実させていきたい。今いただいたご指摘はもっともなので、例えば私はこんな食事を摂取しているが塩分摂取量はどのくらいになるのかということを、ご希望がある方に対応するという取り組みも検討していきたい。手間は相当かかると思うが、一人ひとりの課題として、私はあと1日何グラム減らさなければならないかということを、頭に置いて取り組むということは非常に重要だと思うので、より効果的な取り組み方法を今後検討していきたい。

※H29南区・西蒲区のミニドック型集団健診会場で、特定健診に併せて尿中食塩摂取量検査を実施。

質問3

地域の茶の間に男性を参加させる方法について

発言者

 地域の茶の間で健康づくりを行うということはとても良いことと思うが、どうしても茶の間というと女性が中心のようになっている。男性を引っ張り出す方法をどのように考えているのかお聞きしたい。

市長

 八つの区のモデルハウスでも、やはり参加者は女性のほうが非常に多いというのが特徴になっている。ただその中でも、割と男性が参加するというところが出始めてきた。私どもは、そのモデルハウスがどのようなやり方で男性参加者を増やしているのかということを聞き取り、その中で効果的な方法があれば、それぞれのモデルハウスに情報をお伝えして、男性の方にも参加いただきたい。一番最初に開設した「実家の茶の間」のときには、モデルハウスを造る段階で、古い家をリフォームする必要があり、そこで80代の男性トリオに活躍していただき、その縁で開設後の茶の間の活動にも参加いただいているという例もある。まずはモデルハウスを準備する段階から男性の出番をどうすればつくることができるかという辺りを考え、有効な方法はどんどん広報していきたい。

質問4

健診会場までの送迎への補助について

発言者

 庄瀬地区も健診の受診率が悪い。当地区は南北に7キロメートル余りもあり、非常に広域である。健診会場まで自分で車で来られる方はよいが、そうではない方も多くいると思う。例えば、当地域でバス等を運行して健診会場までの送迎を行うということになった場合、補助的なものを今後考えられるのかお聞きしたい。

市長

 市には福祉バスのようなものもあり、また、西蒲区では通学用のスクールバスと福祉バスを組み合わせて、効率的に事業費を削減したうえで利用者の便を考えた取り組みをさせていただいた。

区長

 南区でもバスを持っているので、受診したい方が多くいらっしゃれば検討させていただきたい。これからまたいろいろと調整させていただければと思う。

質問5

高齢者は自分の健康を守る取り組みをするべきである

発言者

 10年くらい親の介護でとても大変だった。長生きが良いといっても、寝たきりではお金もかかるし、周りにも大変な思いをさせる。そのため、歳をとったらなるべく自分で自分の健康を守るようにして、医療費や介護費用をかけないようにするべきだと思う。若い子育て世代の中には大変苦しい生活を強いられている人もいるので、なるべく私たちが気を付けて若い人にお金を回すようにしなければ、少子高齢化による問題は解決しないと思う。

市長

 生活習慣を全く見直さない、特定健診を何年も連続で受けないということは犯罪的な行為なのだと言うお医者さんも出てきている。また、日本は医療費がどんどん膨れ上がってきているので、そのような面で、自らの健康を自らで守るということは権利でもあるが、義務でもあるというような言い方も出てきた。ご発言いただいたおかげで、私が首長としては言いにくいこともだいぶ伝わったのではないかと感謝する。
 子ども・子育て支援については、子ども保険という言葉も出てきた。若いお母さん、お父さんに子育ての負担がしわ寄せになることを防げるのかということで、社会で子どもを育てていくという観点も、これから非常に重要になると思う。そして、そのお金をどうやって捻出するかということもみんなで考えていく必要がある。
 児童手当はかなりのお金が当該の家庭に入っているが、若いお母さん、お父さん方の安心感には全くつながっていない。そのお金をもう少し現物給付に回すことができれば、例えば保育園や学校給食を無料にすることなどができる。現金給付と現物給付、そのバランスが日本は悪すぎるのではないかということも全国市長会を通じて国に申し上げている。国は現物給付が薄すぎるというのが、日本の特徴だと思っているので、そのような面も工夫して、これから子ども・子育ての負担があまり大きく感じることのないような取り組みを、国・県・市で頑張る必要があると思っている。

質問6

白根バイパスについて

発言者

 これから白根バイパスが延長されると思うが、そのことによって南区の商工業やまちの中心が寂れるのではないかと懸念している。これを解消するためには、バイパスが白根に止まらずに、環状するということではいけない。白根のまちなかが活性化するか、しないかということによって、バイパスが有効に使えるか、使えないかということが決まるのではないかと思っている

市長

 白根バイパスが一部開通し、建設がさらに続いている。白根は、旧新潟市のまちなかまで出るのに非常に時間が読みにくい地域の一つである。新津も同じような状況だったが、あちらはスマートインターができたことで、時間を計算しようと思えば高速道路を利用することでかなり解決した。そのような面で白根バイパスは非常に重要であり、通過する方はそちらへ行っていただこうということである。一方、白根が目的地にならなければまちなかは活性化しないということで、先日、白根のまちなかで、今の国道を止めるということもやらせていただいた。

区長

 白根はバイパスができたことにより、まちなかが空洞化するのではないかという若い人たちの思い、商工会の方々の思いがあり、何とかみんなで考えようという取り組みの第一弾として、今年3月26日に国道を止めてイベントを開催した。しかし、これはただの実験であるので、将来的にまちを活性化するにはどのような取り組みが必要なのかを、今後考えていく必要がある。これは行政だけでは難しいので、4月に、24団体の方から集まっていただいて、行政と区民が一緒になってまちなかの活性化について考えていく南区創生会議というものを立ち上げた。これから会議の中で若い人たちからいろいろな意見を聞き、南区をどうしていけばよいのかという話をしていくということになっている。いろいろなところで情報を皆様に提供し、また皆様からご意見をいただきながら、この創生会議を盛り上げていきたいと思っている。こんなまちをつくりたいというご意見があれば、ぜひ区役所にご意見をいただきたい。その中でいろいろな若い人たちとお話しするという方法もあると思う。そのようなウェーブが起こりつつあると思っている。

質問7

地域の要望について

発言者

 私どもの地域も苦情やお願い事の問題があり、コミュニティ協議会を通して要望を出してある。
 一つ目は、バイパスが立体にならなかったという大問題があったために、地域の渋滞問題が発生していると思っていることである。
 二つ目は、交通事故が多発していることである。白根第一中学校や白根高等学校が東西に分かれてしまい、白根小学校区の問題としては生徒が非常に危険であるということは事実である。今後、縦割りの道路の交差については、よく点検をしていただきたい。
 三つ目は、大型トラックが通ると家が揺れるという話を、ほかの自治会からも聞いていたが、やはり家が揺れるようになった。
 四つ目は、国道や県道のところにお住まいになっている地域の方は、何十年たっても側溝の泥さらいをしたことがないという問題が出ている。これは通行止めでもしてもらわなければできないという話を何回もしているのだが、全く実施してもらえない。

区長

 バイパスによって古川地区が大渋滞を起こしているということは、私たちも把握しており、警察署にも信号機の時間をもう少し調整してくれないかという要望を出している。
 また、古川地区の渋滞をなくすためには、古川・味方線を何とかしなければならないということもあるので、これについては南区として要望を土木部に最優先として予算要求してある。予算がつけば、それについては早めに実施できるのではないかと思っている。
 子どもの事故については、やはり信号機を渡っていただくというのが基本だと思うので、学校関係にも十分お伝えしながら、このことを守っていただくということが交通事故をなくすことにつながると思う。

質問8

空き家対策について

発言者

 空き家対策について、南区役所と市役所には骨を折っていただき、空き家の持ち主には注意喚起をするという話が届いている。この問題は合併前からの問題であり、当時嘆願書を出したが、その後どのような方向に進んでいるのかお聞きしたい。

市長

 空き家対策は全国でも大きな問題になっている。
 私どもも危険な空き家を把握し、所有者を特定して、特定できたところには、このような状況で非常に危ないので解消いただきたいとお願いし、今のところ3割程度が改善の動きを見せてくれている。残りの7割は持ち主がどこへ行ったか分からない、あるいは言うことを聞いていただけないという状況である。これも非常に危険な場合は、取り壊しをせざるを得ないケースが全国にあるが、その費用を自治体が負担するということになると、一般の多くの市民の理解が得られないところもあるということで、本当に苦慮している状況である。一件一件事情が違うので、全体としてこのようにすると線を引いて実行するわけにはいかないと思っている。

区長

南区としては、空き家を何とか把握しようということで、今年、自治会を対象にすべての空き家を調査しようと考えている。そこで、いろいろなご意見をいただきながら、どういう形で空き家を減らしていけるのかという点についてもアンケートを取って、検討しようということになっている。アンケートは8月くらいに実施する予定にしているので、ぜひご要望があれば、そのアンケートに付け加えていただきたい。

市長

 空き家は大変な問題だが、逆に空き家を地域の財産にできれば、本当にプラスとなる。西蒲区の越前浜も非常に空き家が多くて困っていたが、あそこは空き家が財産になってきており、Uターン、Iターンの方にかなり空き家を活用していただいている。そのように、地域の大きなご協力をいただき、行政がしっかりと伴走しながら地域の方と情報共有をして取り組んでいくということが非常に重要だと思う。南区の場合は、すべての空き家を調査するということで、その中で本当に有効活用できるものが出てくれば、大変ありがたい。

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市民生活部 広聴相談課

〒951-8550 新潟市中央区学校町通1番町602番地1(市役所本館1階)
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