秋葉区意見交換

最終更新日:2016年7月11日

(1)

熊、猿の出没について

(2)

新津駅周辺の観光対策について

(3)

住民バスの運営について
(4) 矢代田駅から鎌倉までのサイクリングロード、バイパスの表示板について
(5) 空き地の活用について
(6) 県道主要地方道新津村松線の渋滞について
(7) 緊急時の情報伝達方法について

質問1

熊、猿の出没について

発言者

 秋葉区金津地区では、先月の21日から小学校区内で、猿と熊の頻繁な出没の情報が寄せられている。5月31日に通学路付近で熊が目撃され、学校ではグラウンドでの体育の授業や校外学習等を自粛し、この3週間は昼休み等も屋外で遊ぶことができていない。また、集団下校という措置を取っているので、6時間目をカットしてセーフティスタッフの皆さんや近所の皆さんに見守られながら子供たちが帰るという状況もある。このような状況が続き、地域住民も子供たちも大変ストレスが溜まっている。関係団体からは熊避けの鈴等を購入していただいて、児童に配付しているが、なかなか数が集まらず、全児童に行きわたっていない。一刻も早く熊を捕獲するか、児童の安全な登校のためにバスでの送迎等、区または市の取組みを要望する。

市長

 熊、猿について、本当に心配な状況が長期間続いており、地域の方の協力を得て集団登下校を行っている状況だということは伺っている。鈴が足りないという話なので、今後市として早急に対応していきたい。バスでの対応が必要だというご要望については、金津は一番心配なところかもしれないが、かなり広範囲に熊が動き回るため、ほかのエリアでも出没する。そうなるとバスの対応というのは相当大変になる。基本的には捕獲に全力をあげ、登下校が一番心配なので、そのときの鈴の確保などは、改めて教育委員会に指示をして配付したいと思っている。

区長

 今まで経験したことのないような出没状況で、これまで注意喚起に努めてきたのだが、注意喚起だけでいいのか、明日、早々に庁内の関係部署で打ち合わせをし、方向性について検討する。逐次連絡を取らせていただきながら対応していきたい。

質問2

新津駅周辺の観光対策について

発言者

 今年度、新潟薬科大学が駅前に開設されたが、新津地区には少し離れたところに鉄道資料館がある。このように施設が分散していると有効な効果が薄いのではないか。そこで、鉄道資料館を新津駅周辺に移して一体化をはかり、大規模なプロジェクトを組んで、他市町村、県外から人を呼ぶような対策は考えていないのか。

市長

 新津は鉄道のまちとしての歴史があり、新潟市にあるさまざまな文化関係の施設を専門家から点検していただいたときに、鉄道資料館は全国から集客できる新潟市の代表的な施設だという位置づけをいただいた。従来以上に拡充する改修を行い、また実物、実車両の展示についても今後も強化していき、充実を図っていく。また、鉄道車両を製作している車両製作所もあり、これが公開されるときは、全国から鉄ちゃんが集まってくれるということなので、非常に重要な観光資源、交流資源であると思っている。鉄道資料館については、商店街の方からも、駅前にというご意見をいただいているが、相当膨大な事業費になる。当面、駅周辺でできるものについては、商店街の方にも独自に鉄道の資料などを発掘していただき、それを巡る商店街巡りはどうか。また、土日にイベントがあるときは行きやすいようにシャトルバスを出しているが、これからも駅周辺には、新潟薬科大学の第二の駅前キャンパスも予定されているということなので、駅周辺にも小さな鉄道資料館のようなものを作り、もっと楽しみたい方は鉄道資料館に行っていただくという形を当面続けさせていただきたい。幸い、鉄道資料館も改修して、訪れる方が飛躍的に増えた。これは区の合併建設計画のレベルを超えて、新潟市全体の取組みとして充実させ、しっかりとシャトルバスを導入して、当面、様子を見せていただきたいと思っている。鉄道の資料は大宮駅の近くの鉄道文化記念館とは全く違って、面白いという意見もいただいている。また、新潟市が千の風つながりで提携を進めている愛媛県の西条市は、新幹線生みの親と言われる十河信二さんの出身地で、良い鉄道記念館があるので、そことも連携をして、相互に資料を置くという形で大宮からも、そして四国を訪れた方からも新潟、新津にお出でいただくという取組みを充実させたい。

質問3

住民バスの運営について

発言者

 秋葉区の中で、コミュニティで住民バスを運営してみようと手を挙げたのは山の手コミュニティだけだと伺っている。私はその委員に選ばれた。現在、公共交通機関と住民バスをリンクして便利になるかどうかを勉強しているのだが、新潟市の中で、赤字を出さずに住民バスが運行されているところはあるのか。またあるとすれば、それはどのような理由で赤字なく運行できているのか。そして、住民バスを走らせるという状況ができたときに、何をどう勉強して社会実験を行えばいいのかを教えてくれる、あるいは一緒になって勉強してくれる専門のスタッフはいらっしゃるのか。もしいれば、その方を派遣していただきたい。

市長

 区バス・住民バスは各地で試行錯誤をしながらできるだけ利用率を上げていただくよう取組みを進めている。住民バスで赤字にならないようにするのは少し難しいので、市では区バスについても30パーセントの収支率を基本にしている。住民バスについては、非常に人口が薄く、走る距離が長いところについては、個別に一律収支率何パーセント、それ以下は順次廃止ということでは済まないという形で取組みをしている。これについても、新潟交通が営業バス路線を減らしていくと、営業バス路線の補助ということで大変なお金が出ていくことになるが、昨年度から営業バス路線を5年間は減らさないと新潟交通が約束をしてくれたので、この5年間の中でできるだけ区バス・住民バスの充実を図りたいと思っている。具体的には地域のことを一番よく知っている秋葉区の方と都市交通政策課で、専門のチームを組んでもらって、皆さま方と意見交換をするということが、一番ありがたいと思っている。

区長

 住民バスについては、個別にルートを決めることによって、どれくらいの世帯数があるかで、補助率が変わってくるような制度になっている。具体的にいえば地域課と都市交通政策課の担当が連携しながら、また皆さまと一緒になって勉強させていただければと思う。

質問4

矢代田駅から鎌倉までのサイクリングロード、バイパスの表示板について

発言者

 旧小須戸町が新潟市に合併するときの条件の一つであった合併建設計画だが、合併後10年以内に実施をするという約束になっているはずだ。しかし、矢代田駅から鎌倉までのサイクリングロードの工事は、未だに終わっていない。旧小須戸町との約束違反ではないか。
 区長の説明にもあったように、この3月27日にバイパスが開通し、車の交通量が減少して、矢代田小学校の通学路は非常に安心だと思っていたのだが、よく調べてみたら、車が減っているのは矢代田から鎌倉方面であり、田上方面から矢代田へ行く車はほとんど変わりがない。その原因と思われるのは、田上から鎌倉へ来たときに、左側へ回るバイパスが開通したという標示板がないために、皆が従来の道をまっすぐ行くのではないかということである。より安全な通学路のため、標示板を付けていただきたい。

市長

 合併建設計画については、基本的に約束ごとだが、その後の社会的な状況で必要度が薄れるなど、環境の変化ということもある。基本的には特に後期計画を推進するときに、一件一件個別に点検をして、議員の皆さまとも話し合いをしながら、地権者の協力が全く得られないものについては、除外させていただいている。また合併後10年経ち、少し期限を延ばしていただいているということで、一件一件、精査をしながら進めていくという状況である。新潟市は、全国の大都市の中で最も合併建設計画をしっかりと履行しているまちの一つだと思っている。

区長

 信越本線沿いのサイクリングロードの話だと思うが、今年度また一部延長させていただいた。終点のところまで一挙にいければいいのだが、予算の絡みもあり、部分的になるが、今年度、延長する工事をさせていただきたい。バイパスの標示については、付ける方向で検討させていただく。

質問5

空き地の活用について

発言者

 現在、旧小須戸小学校の跡地と新栄町の市営住宅の空き地は草が大量に生えている。近年、郊外にどんどん新しい家ができており、農家の方が土地を離れている。まちの住民が少なくなってくると商店にも差し支えていくのではないかと思うのだが、このような敷地は一切かまわないでおくのか。それとも、これから徐々にこの空地の活用を考えていただけるのか。

市長

 新潟市としては、基本的に今まで公共施設で使用していたものが空いた場合、売却できるものは売却したいということである。それも地域のためになる方向でという前提条件のもとで行う。最近は景気の状況で売れない時期が続いていたが、このところ少し景気が回復してきたということなのか、かなりしっかりした価格としっかりした計画で民間の手に委ねることができるようになってきた。今、一番大きいのは、新潟市の旧卸売市場の跡地であり、今年度中に売却し、環境の良い住宅地を作っていただくことで提案を募ろうと思っている。なかなか旧町村の土地が売れないという状況はあるが、これもどうすれば活用が可能になるのかということを考えていく、民間活力をできるだけ活用したいというのが基本である。

区長

 小須戸小学校の体育館の跡地について、今現在、具体的な活用計画は決まっていない。今後どういった活用方法があるのか、整備費用、そしてまた費用対効果など考慮しながら、地域の皆さまと検討させていただきたいと思っている。それまでの間、草に関しては、公衆衛生の保全を図っていきたい。また、市営住宅の跡地についても、今のところ同様に具体的な活用が決まっていない。地域の皆さまとご相談させていただきたい。

質問6

県道主要地方道新津村松線の渋滞について

発言者

 県道主要地方道新津村松線から下流、第三小学校の付近までの川と並行している市道の都市計画道路の大渋滞について、最近、特にウオロクの前から、土日になると非常に渋滞になる。川と並行している空間などは都市計画道路の路肩が両サイドで2メートル狭くなっている関係で、なおさら渋滞がひどいのではないかと思う。そのため、夏場になると、排気ガスの問題と川のところに蚊が発生して非常に環境が悪い。そのような環境問題と渋滞対策について、一刻も早く対策をお願いしたい。

区長

 程島からウオロクの方に向かう道の渋滞は、たびたび皆さまからお話をいただいている。かつては川を埋めて拡幅するというようなお話もいただいていたが、車が走る重量を確保するためには、その川全体を橋と同じ造りにしなければならないということで、費用的に現実的には難しい。また1級河川というしばりも出てくる。環境問題については、庁内、あるいは地域の方とどのようなやり方があるのか、どういう駆除の仕方があるのかをご相談させていただきたい。当面の渋滞については、山谷の方の信号の時間調整で少し解消できないかを検討させていただいている。なかなか抜本的な対策は難しい状況にあり、そこが混むから、新津駅の前を通って第一中学校の方へ抜けるという負のスパイラル的な状況にもなっている。市としても、台数的な調査も含めて、どのような抜本的な手法が取れるのか、あるいはどういったやり方で一時的でもそれを軽減できるのかを引き続き検討させていただく。

質問7

緊急時の情報伝達方法について

発言者

 私は現在、自治会の会長をやっている。役場から熊が出たという話があると自治会で班長に話を下ろすのだが、そこから先は班長の判断になり、熊が出たという正しい情報が伝わらないことがある。情報というのはスピードと正しく伝わることが大切だと思っている。私たち住民には熊が動き回るため、生きた情報を得る術がない。五泉市や加茂市などでは、行政無線が活かされていると聞いている。安全なまちづくりを実現させていただきたいと思っているので、その辺のお話をお聞きしたい。

市長

 熊の出没情報は大事なので、防災メールでしっかりと連絡を行う。また、新津の場合は、FMにいつの活用もあるので、基本的には防災メールかFMラジオで主だった方にはお伝えし、それを今後、どのようにネットワークで全域に徹底するかということは、それぞれの自治会の事情などもあると思うので、一律にはできないと思っている。

区長

 基本的に、目撃情報を覚知すると、まず防災メールで一般の皆さまのところに流し、同時に教育支援センターを通じて全ての小中学校に流す。ただ、それも私どもが目撃情報を警察、あるいは直接目撃したということを含めて確認してからの行動になるので、どうしてもタイムラグが生じてしまう。できるだけ私どもが入手した情報は、素早く防災メールで学校全校や皆さまに流し、同時にFMにいつで流したり、広報車で周辺のパトロールを行っている。その間に熊が移動しているかもしれないが、秋葉区では注意喚起を中心に今まで動いてきた。山がつながっているので、生息はしていなくても、遭遇する可能性はあるのだという共通認識をみんなで持っていく必要があると思っている。その上で、防災行政無線を一挙に整備するのは大変な費用がかかるので、皆さまと相談させていただいた中で、どのような情報伝達の手段がベターなのか検討させていただく。

このページの作成担当

市民生活部 広聴相談課

〒951-8550 新潟市中央区学校町通1番町602番地1(市役所本館1階)
電話:025-226-2094 FAX:025-223-8775

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