中央区意見交換2

最終更新日:2015年7月31日

(1)

コミュニティ施設を作ってほしい。

(2)

活動拠点を作ってほしい。

(3)

BRTのために、木を切らないでほしい。
BRTについて、もう一度、立ち止まって考える勇気が必要ではないか。

(4) 南地区センターの駐車スペースとコミュニティセンターについて
(5) 運賃面での施策をさらに充実させてほしい。
(6)

BRTの時刻表について

質問1

コミュニティ施設を作ってほしい。

発言者

 私たちの地域には、コミュニティ協議会としての施設がない。地域には6,000世帯あり、26自治会や、PTA、民生委員児童委員協議会など、様々な団体が集まってコミュニティ協議会を組織しているが、その中でコミュニティ協議会用の施設を作ってほしいとの8,600の署名が集まった。皆が一緒になって活動できる拠点としての施設を早急に作っていただきたい。

市長

 女池地域は人口が非常に多いが、学校も含めて、地域の方が使える施設が少ないことは認識している。活動するに当たっての土台となる活動費については、まだ不十分だと思うが、今年度多少増額し、あるいは使いやすいよう改善した。地域によって相当の差があるので、コミュニティ協議会の拠点がない地域については、空き家の活用なども含めて活動しやすいよう、個別に一つ一つ改善していきたい。
 また、活動をきちんとしているところに活動支援費を差し上げることは当然であると思うし、例えば、ひまわりクラブを運営している地域には活動支援ではなく、事業費を差し上げている。木戸コミュニティ協議会は、活動費、事業費を公明正大にするために、NPO法人の看板もかけている。
 コミュニティ協議会が地域の安心安全、子どもたちの育ち、学校支援、地域福祉の担い手になってもらえる地域には、ぜひお願いしたい。そのため、昨年度から、コミュニティ協議会や自治連合会などの様々な団体からモデル事業に手を挙げていただいている。活動に応じた支援費を差し上げることは当然なので、今後もさらに拡大していきたい。
 女池コミュニティ協議会の施設については、のちほど個別に回答させていただきたい。

質問2

活動拠点を作ってほしい。

発言者

 私たちの地域には7,400の世帯数だが、行政の施設は老人憩いの家「山潟荘」しかない。平成19年から山潟地区コミュニティ協議会として活動拠点の新設をお願いしているが、山潟会館を利用してはどうかと言われ続けてきた。しかし、山潟会館は市の施設ではない。実態をふまえて、山潟地区の交流の場や活動の場となるような拠点を作っていただきたい。

市長

 山潟地区コミュニティ協議会の現況については、十分認識している。コミュニティ活動を幅広く展開していただくには、活動拠点をしっかりと持ってもらうことが必要であるが、現在活動拠点が貧弱なのは、旧新潟市を中心とした中央区かと思う。にいがた未来ビジョンでもコミュニティ協議会との共存をしっかりとやっていくとしているので、中央区長も十分に勉強していると思う。山潟コミュニティ協議会に対しては、恐縮な状況にあると認識しているし、幅広く活動いただいていることについて、とても感謝している。今後、また個別にご相談をさせていただきたい。

質問3

BRTのために、木を切らないでほしい。
BRTについて、もう一度、立ち止まって考える勇気が必要ではないか。

発言者

 BRT計画の資料の中に、専用走行路を作って連節バスが走る写真があり、東大通の半纏木などの樹木がなくなっていることにがっかりしている。西堀ローサ出会いの広場で、新潟市プロジェクトと題してDVDが流されているが、新潟駅万代口から東大通中央分離帯の樹木をなくし、連節バスが走っているDVDだった。
 BRTのために、市役所、白山駅、新潟駅前の樹木が多く切られ、その他にも白山小学校のポプラ、NEXT21のネグンドカエデ、シロノキも切られており、悲しい思いである。
区のビジョンにも書いてあるように、樹木を守り、育むことで愛着と誇りを持って、「自然と共生できる安らぎのあるまち」を作っていただくためにも、今後、倒木や虫食いのある木以外は、絶対に切らないと約束してほしい。
 また、BRT計画について、新潟交通は全体の利用者数は大きくは増えないだろうと考えていると、第3回の新潟市のBRT導入区間運行事業者審査委員会で明言されている。また、東大院生が、全く費用対効果もなく、CO2も減らないと、研究データを用いて述べている。先行事例の盛岡でも失敗しており、市民の多くがこんなに反対しているのに何故強行に進めるのか。もう一度、立ち止まって考える勇気が必要ではないか。住民バス、区バス、公共交通の充実は必要だが、連節バスでなくても良いと思う。新潟の借金をこれ以上増やさないでいただきたい。

市長

 現在、新潟市は年間2億数千万円を区バス・住民バス、路線バスの補助に使わざるを得なくなっている。このまま放っておくと、今後その金額が毎年、3億円、5億円とどんどんふくれあがっていく。これを何とか防ぎたい。
 新潟交通は5年間、営業バス路線の走行キロ数をキープし、今後はさらなる減便、廃止は新潟市と相談してからでなければできないことになった。このために市が使うお金は6億5,000万円である。これは5年間だけではなく、6年目以降も有効である。例えば、連節バスは、15年から20年走ることができ、乗り継ぎ・乗り換え地点も整備されたものが6年目以降も残る。6億5,000万円が仮に10年間となれば、1年では6,500万円、20年となれば、3,250万円の支出である。これは現在持ち出さざるを得ない2億数千万円と比べると、はるかに事業効果が高い。本市は財政が厳しく借金があるからこそ、新バスシステムに舵を切っていく。
 専用走行路と東大通の中央分離帯の緑地帯はほとんど関係なく、半纏木を全面的に伐採することは市の計画にはない。ただし、センターレーンの走行にすると、一部の緑地帯を停車場にすることになるが、東大通でも1か所である。まずは社会実験のような形でやらせていただきたい。
 全体の利用者は多くは増えないという新潟交通の発言について、現在では新潟交通のトップが利用者増を目指すことを正式に表明している。全国の地方バス交通ではほとんど言えないことを新潟交通の社長は明言しており、市もその方向を目指してがんばるということである。
 DVDは、様々なまちづくりをイメージしてもらう、問題提起をしていただくための材料であり、この方向でまちづくりを進めるといったことはまだ何も決まっていない。

質問4

南地区センターの駐車スペースとコミュニティセンターについて

発言者

 南地区センターが非常に活用されているが、駐車スペースが少なく、道路が渋滞している。駐車スペースを確保するため、空き地を購入するか、借りていただきたい。
 また、私たちの地域にはコミュニティセンターがないので、上所コミュニティ協議会の施設を何とか考えていただきたい。

市長

 南地区センターは、大勢の方からご利用いただいており、近辺の人口はこれからも当分増えていく状況と認識している。こんなに世帯の多い地域でコミュニティ活動ができる施設がないというご指摘、ご批判もいただいている。今後、どのように公共施設を整備、あるいは統合し、そして利便性を上げていくかについて、ファシリティマネジメントとして、一つの施設を複合的に使うことを計画している。
 どの地域に人口当たりで施設が不足しているかについては調査済みなので、多くの市民の皆さまからご意見をいただき、具体的な動きに展開していきたい。

区長

 南地区センターの状況については本当によく分かっている。健診などがあると混雑するので、皆さんに乗り合わせをお願いしたり、公共交通を利用していただくよう、ご案内の際には常に呼び掛けている。また、今後の状況については、南出張所長などとも意見交換をしながら、課題解決に向けて考えていきたい。

質問5

運賃面での施策をさらに充実させてほしい。

発言者

 BRT新バスシステムの導入に際して、運賃面での施策をさらに充実させてほしい。
 提案としては、均一区間の拡大、ゾーン制運賃の導入、3年前に期間限定で設定された一日乗車券の常設。さらに、北方文化博物館分館などの観光施設や小売業、飲食業と連携し、一日乗車券を提示すると、割引や優待を受けられるような施策を進め、郊外から市内への行き帰りだけではなく、来た方にまちなかを回遊してもらえるような仕組みを作っていただきたい。そのことにより、まちなかが元気になり、さらに小売業、飲食業の売り上げが伸びれば、税収も見込めると思う。
 運賃施策の場合、新潟交通が主体となって取り組むと思うが、市は小売業や飲食業、観光業者との連携に努めて、場合によっては新潟交通の尻を叩くような感じで、進めていただきたい。
 富山市はLRTの延長で、一日乗車券を適用範囲に入れたことで、まちなかの飲食店のアルコールの売り上げが6割増えているという。公共交通は、まちづくりのツールの一つなので、複合的な施策を組み合わせて、さらに進めていただきたい。

市長

 運賃面で効果が出ることは、市民多数の願いである。まずは今まで社会実験でやっていたシニア半わりを、今後大きく広げたいと思っている。まちなかにお年寄りが出ていただくことは、健康寿命の延伸や豊かな暮らしにもつながるので、これを優先させていただきたい。区バス・住民バスにも、今年度からシニア半わりを導入していくことを第一弾としている。
 また、1か月ほど前に、富山市長から新潟市にお出でいただき、ソフト面での富山市の多彩なサービスを勉強させてもらった。また、富山市から利用できるものはどんどん利用してくださいというあたたかい申し出もいただいた。LRTが飲食店や小売店の売り上げを伸ばしており、まちなかを活性化させているというデータ的な裏づけがあるので、参考にさせてもらい、店舗の利益を上げ、まちなかの活性化にもつながることを新潟市でも示せるようにしたい。
 一日乗車券も、交流人口を大きく伸ばすために非常に有効だと思うので、まずは土曜日、日曜日という形になると思うが、研究し、できるだけ早く実現させたい。
 また、外からの団体について、例えば富山市では、一定の規模の団体にはLRT乗り放題の券を付ける形で、よそから来た方にサービスしている。これも新潟市として検討しており、大きな学会やスポーツ大会などの参加者などに、一日、あるいは学会や大会の期間中乗り放題にして、新潟を楽しんでもらいたいと思っている。BRT新バスシステムは、まちなかを楽しくし、新潟の市民の暮らしを豊かにするためのツールなのだと常に頭に置いて、新潟交通と話をしていきたい。

質問6

BRTの時刻表について

発言者

 市から提示されたBRTの詳細な構想を見ると、外の道路から白山駅構内にバスが入ってくることになっている。ところが、新潟交通の提示した時刻表を見ると、構内まで乗り入れられないと思う。白山駅前後の停留所の間隔は1分で設定されているが、ロータリーを回るとなると、混雑していなくても2分以上かかるのではないか。
 白山駅は、JR、バスの乗り換えの拠点でもあるが、白山駅広場の必要性はないと思う。BRTはJRと並行して走っているので、途中でわざわざ乗り換える必要性は低い。今、急いで整備をする必要はないと感じる。
 再編後の路線は増便すると言っているにもかかわらず、平日の朝の時間帯をピンポイントに削ってしまうのは何故か。使いたい時間帯に限って言えば、明らかに減便である。現状では5分間隔で走っているものが、再編後10分間隔となっている。いくら増便といっても、市民が使いたい時間に乗れなければ、不便と言わざるを得ない。
 最後に、PDCAというが、すでに計画(P)の段階で、明らかに瑕疵が存在している。実行に移す前に、できるだけ改善し、再度、より良いものを提示していただきたい。
 また、今回の改編で、古町行きがほぼ消えるが、古町を素通りというのはすごく悲しい。

市長

 古町については、通過するのではなく、古町に用のある方に降りてもらうことを想定している。様々なご意見をいただいているので、可能な限りダイヤの改善を行い、1か月前に確定して9月5日にスタートする。それ以降も、至急改善すべきものは至急改善し、次年度に持ち越せるものは次年度に改善するというような形でPDCAを回していきたい。

都市政策部長

 時刻表については、新潟交通が確認しながら製作している。最終的なダイヤについては、1か月前に公表させていただく。
 今回のBRTの大きなポイントは、JR駅とバス路線のネットワーク化である。JRとバスが競合し合わず、お互いネットとしてつながることで、新潟市全体の交通体系を築くべく進めている。9月5日は始まりであり、それで終わりではない。当然、見直しを進め、市民の皆さまにとっての使い勝手の良いシステムになるよう進めていく。

このページの作成担当

市民生活部 広聴相談課

〒951-8550 新潟市中央区学校町通1番町602番地1(市役所本館1階)
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