秋葉区意見交換2

最終更新日:2017年2月1日

平成28年11月19日(土曜)午前

(1)

福祉バスについて

(2)

スマートウェルネスシティについて

(3)

シニア半わりの手続きについて
(4) 乳がん検診について

(5)

地域の飲食店への啓発について
(6) 健康のチェックコーナーの設置と福祉バスの活用について
(7) 青少年の健康意識について
(8) まちの活性化について
(9) 資料の活用と福祉バスの規制について

質問1

福祉バスについて

発言者

 私たちのコミュニティ協議会で、毎年、福祉バスを利用させていただいているが、多くの人数になると年間1回しか使用できない。できれば2回くらいにしてもらえたらありがたいので、福祉バスの利用状況や現状などが分かればお聞きしたい。

区長

 現在、手元に福祉バスの状況を持ち合わせていないので、利用状況については後ほど届けさせていただく。

市長

 現在、西蒲区では福祉バスとスクールバスをうまく連携させ、事業費をかなり削減することで福祉バスのサービスをより充実させようという取組みもある。しかし、西蒲区でできたことが南区では通用しなかったので、地域それぞれの特性もあるが、バスの資源をできるだけ有効活用するのが基本である。現在の状況、今後の見込みなどは、後ほどデータでお届けしたい。

質問2

スマートウェルネスシティについて

発言者

 スマートウェルネスシティの活動についてだが、秋葉区はこのようなことをどの程度行っているのかがよく分からない。私は、健康のために1日に大体1万歩以上は必ず歩いているのだが、そうすると年間でどれくらいのポイントになって、どのようなメリットがあるのか。このような良い取組みが多くあると思うが、実際、我々の地域のところまで詳しい内容が届いていない。PRが足りないのではないか。ぜひ、このような良い取組みがあれば、コミュニティ協議会や町内会などにまで話を下ろしてもらいたい。

市長

 私はこれだけ歩いたと、本当に頑張っていただいている方も多いが、これまでスマートウェルネスシティに関する取組みは、このような健康教室に参加して、この万歩計を使った方にというように限定的に行っていた。これはある面ではデータをしっかり把握するという社会実験的な期間でもあったのだが、今後はさらに未来ポイント、あるいは健幸マイレージを広く普及させたい。未来ポイントなどについては、このような健康教室や環境美化に参加した方にはポイントを差し上げてきた。非常に熱心な方は、自ら情報収集をして活用していただき、ポイントのお得感も出てきた。今後はコミュニティ協議会を通じて、中学校区単位で健康度の見える化をし、非常に頑張っていらっしゃる中学校区にモデルになってもらって、さらに健康度を上げていただく。それを国を挙げて行ってくれれば一番ありがたいが、おそらく国はそのような方向にはいかないと思うので、過渡期的には新潟市がインセンティブを感じていただけるように、モデル指定するようなことも考えていきたい。今後は、コミュニティ協議会単位、中学校区単位で健康を競い合うような形になっていただけると非常にありがたいので、未来ポイント、健幸マイレージなどについてもよりきめ細かくコミュニティ協議会の幹部の皆様にまず知っていただき、そこから自治会長、住民のもとへ伝えていく。そういう段階に今年度はキックオフ、来年度からはより本格的にというように思っている。

質問3

シニア半わりの手続きについて

発言者

 高齢者おでかけ促進「シニア半わり」は、65歳以上の方のバスの運賃を半額にするものだが、この手続きが秋葉区ではできなくて、江南区まで行かなければならないと聞いている。せっかく良い制度なのに、高齢者がわざわざ江南区まで行くのは大変である。このような公共交通機関の利用に係る手続きであれば、出張所なり区役所で手続きができるような方法を取っていただきたい。

市長

 今年の9月から始めさせていただき、基本的にはICカード「りゅーと」で65歳以上だと証明できるものを持ってきていただく。相当多くの方がいらっしゃるために最初の1週間は新潟市役所にも窓口を設けさせていただき、その後は新潟交通に引き継いだ形である。また、シニア半わりのICカード対応ができない路線が西蒲区、南区などにある。これについては、どのような方式ならばICカードを使わなくてもシニア半わりが利用できるのかについて、新潟交通と話し合っており、合意できそうなところまできている。

区長

 手続きについては、新潟交通の営業所で行うことになっているが、秋葉区に営業所がないため、江南区や京ヶ瀬営業所まで行かなければならず、そこへ行くバスも少ない。区役所に期間限定の出張を行ってほしいと新潟交通に話をさせていただいているが、なかなか実現にまでは至っていないのが現状である。おっしゃるとおり、大変不便な場所に営業所があるので、期間限定でも区役所で受付ができるように、引き続き、協議を進めていきたい。

市長

 新潟交通はそこまで手が回っていない部分があり、また手続きには機械を持ってくる必要があるので、まずは市役所を先行させ、その後は新潟交通の窓口に行ってもらう形にした。本当は各区役所で受け付けられるのが一番良いと思うが、いつでも受け付けられるようにすることは難しい。これは新潟交通にとってもバスの利用者が増えることにつながるので、例えば、年度替わりなどなら受けられないかといった営業、サービス精神もより発揮してもらうようにお願いしながら協議していきたい。

質問4

乳がん検診について

発言者

 女性が一番かかるのが乳がんである。集団検診の中で、乳がん検診は前よりも検診が受けやすくなったとはいえ、日数が少ないように思う。もう少し工夫をして、日数を増やしていただきたい。

市長

 新潟市は胃がんが多いというような大まかな傾向はつかめているが、その中でどのような特定健診をどのような項目で、どのように行えばいいかをより詰めていく必要があると思っている。そのような中で、介護と医療を徹底的に連携させなければならないため、福祉部と保健衛生部を連携させる連携担当理事を置いた。

医療・介護連携担当理事

 がん検診についてだが、先ほどの説明にもあったように、健診を受けていない人が多い。その理由としては、心配なときにはいつでも医療機関を受診できるからである。調子が悪くなったら医者へ行けばいいという方が多く、中には、普段、血圧の薬をもらいに医者に行っているから大丈夫なのだという方もこの中に入るのだと思う。しかし、医者にかかるのは治療のためであって、健診は早期発見、早期治療が目的であるので、目的が全然違う。乳がんのデータは今、記憶にないが、例えば、胃がんの場合だと、早期発見した場合と自覚が出てから医者にかかった場合とでは5年生存率が、県のデータではだいぶ違ってきている。そのため、まずは健診を受けてもらい、そこで早期発見して治療してもらうほうが絶対に有効だということはデータでも出ている。

保健衛生部長

 乳がん検診の受診率は、ここ数年15、6パーセント、高くて17パーセントといったところで、5人に1人の方もまだ受けられていない。この受診率を何としても上げていきたいので市としても工夫をしているが、検査日数を増やすことも一つの方法であると思う。経費の問題や現場のマンパワーの問題などがあるので、そのあたりを含めて、今後、検討させていただきたい。

市長

 まずは情報をしっかりお届けすることを先行させていただき、20パーセントの壁が破れない、目標になかなか到達しない場合にどういう手があるのかは、先行で頑張っている自治体を参考に、また一歩一歩前進していきたいと思っている。

質問5

地域の飲食店への啓発について

発言者

 全国的にも糖尿病が原因で介護状態に至ることが多いと思うが、あるテレビでは野菜を先に食べると、糖の吸収が抑えられるので、その地域の飲食店では野菜を先に出してもらうような取組みをしているというものを見たことがある。野菜は健康の基本であり、そのようなことを地域の飲食店に広めれば啓発になるのではないかと考えているのだが、市や区ではそのような方針や取組みはないのか。

市長

 例えば、韓国などでは飲酒やご飯を食べる前にカボチャのスープを飲むと非常に体に良いということで、かなり広まっているようだ。今後飲食店に「ちょいしお生活」、減塩に協力していただく中で、これは有効だと思えるもの、あまり手間のかからないもの、むしろ売りになるようなことなどを新年度、全市的に取り組んでいきたいと感じている。

区長

 かねてから秋葉区では新潟薬科大学、商工会議所と連携してまちなか活性化実行委員会を立ち上げ、その中で健康部会やまちなか部会、里山部会を作り、新年度、どのような形で取り組んでいくかについて、健康部会のほうで検討させていただいている。幸い、「学生ランチマップ」や「酒っ衆っ歩っぽ」といった取組みを通じ、お店とも良い関係づくりもできているので、新潟薬科大学のマップを利用して、薬膳を出すなど、健康レストラン的なものを指定するような取組みを新年度行えないか健康部会で検討している。もう少し話が詰まったら皆様にもお知らせできると思う。

質問6

健康のチェックコーナーの設置と福祉バスの活用について

発言者

 生活習慣の未病の見える化をはっきり皆さんに出す方法として、健康のチェックコーナーをせめて区役所に一つ設置していただきたい。また、福祉バスや社会福祉協議会のバスをぜひ私たちボランティアが活用できるようにしていただきたい。茶の間単位などで福祉バスを利用して、たとえば3か月に1度チェックコーナーに行き、健康度の見える化を行えば、それが楽しみや健康への励みになると思う。

市長

 未病の段階で健康づくり、健康指導に従っていただくと、非常に効果が大きいと聞いている。これについてまだまだやるべきことが多くあると思うが、一つは大丈夫だと思っていても未病の領域に入っているかもしれないというような資料を区役所などに置かせていただくことを広めていきたいと思う。
 もう一つは、現在、最初にモデルでやっていただいた実家の茶の間に保健師を派遣して、そこで検査や簡単な測定ができるものも置いて、保健師にチェックしてもらったり、健康相談を受けられるようなことを行っている。フィンランドにはそのようなものが身近にあり、いつでも健康指導が受けられるネウボラというものがある。それを新潟市なら、地域の茶の間などに毎月第何曜日に保健師がいるのかをお知らせし、その日に地域の茶の間に行き、健康指導を受けられるように、徐々に充実させていきたいと思っている。そのためには、まず各区に一つモデルハウスを作る必要がある。保健師も家庭訪問だけでは、これから手が回らない。この日は、皆さんから来ていただければ、しっかりとチェックをするようなこともやらせていただきたいと思っている。先ほどの健康相談なども行っているが、これも情報が届いているかどうかというと、まだまだ届いていない方が多いと思うので、そのようなものも各中学校区の健康度の見える化の中で合わせてお届けしていく。そのようなことを健康寿命延伸に地域ぐるみで、ある意味では地域の競い合いで取り組んでいく中で、改善をしていきたいと思っている。福祉バスの活用などについては、今後また検討をさせていただきたい。

質問7

青少年の健康意識について

発言者

 健康というのは、一朝一夕にはできないと思う。やはり学校教育の頃から健康への意識をそれぞれがどのように持っていくかに尽きるのではないか。

市長

 やはり小さいときからの生活習慣は非常に大事だと思っている。しかし、食の状況一つ取っても、若いお母さん、お父さんが、食育の知識が非常に少ないことも事実ではないかと思う。市では、まず学校給食を完全米飯給食にすることを実施した。これは各地で親の反対運動も起きたが、家庭での子どもたちの食事が好きなものばかりに偏っている現状を考え、市としては学校給食で昔から健康に良いと言われた日本食、ご飯の力をお示ししようとしている。しかし、市が取り組んでも、大体1か月90食の内で学校給食は20~23食しかお届けできない。あとは家庭の問題であることを訴えるために、完全米飯給食運動を実施させていただいた経緯がある。
 現在は、食育と農業体験を新潟市のすべての子どもたちに体験していただいて、その食育の情報を子どもたちからお母さん、お父さんに届けてもらうことも非常に重要である。また、幼稚園でも食の情報をお届けする。そのときに若いお母さん、お父さんが来てくれる率が幼稚園は一番高いので、そこでもお届けするといったことをやり始めているが、まだまだ不十分である。子どもたちが小学4年生と中学1年生で健康診断を受けるのだが、1,000円払うことが壁になっているのか、受診率が非常に低い。このような健診費用は国が負担し、無料で受けられるように制度を変えなければならないと国に訴えている。児童手当と現物給付のバランスが悪すぎることも訴えている。子どもの頃からそのようなことをあらゆる機会で行っていく。そのときに今の学校が十分かといえば、まだまだ不十分なところもある。それは、国に制度改善を求めるものもあるし、学校の先生方の意識改革をさらに進める必要もあるので、できることはこれからできる限り行いたいと思っている。

質問8

まちの活性化について

発言者

 市が活性しているところは元気なまちが作られているという印象がとても高い。例えば、県外では宮崎県日南市や千葉県柏市、新潟県内だと小出地区あたりに元気塾などが作られているようだ。現在、秋葉区でもまちなか活性化運動というものを行っているようだが、積極的に取り組みたいという思いの市民をもう少し自由に参加させて、活性化に取り組ませようというような動きがあってもいいのではないか。

市長

 まちなか活性化は、NPOも含めていろいろな方から参加してもらう必要があると思っている。市としても提案事業というものを年に何度か募集させてもらったり、あるいは自治協議会の提案事業というものもある。良いことを始めようとしても、金、人がいないことなどから最初がなかなか回らないといったお話が多いため、最初の立ち上げの資金の支援など、さまざまな制度があるので、できるだけご活用いただきたい。またそのような手が挙がりやすいように、我々もさらに努めていきたい。これからは行政が押しつける施策だけではなく、皆様に施策の主体になっていただくことも重要だと思っている。

区長

 現在、秋葉区では行政だけではなく、さまざまな団体が一生懸命活動されている。問題は、このような人材をどのように次の世代に育成していくかである。今年は女性を対象に、これから男性と女性が同じ社会参画をしていく中で、女性の方たちの目線を持って、その方たちがどうまちづくりに参画していただけるのか、興味を持っていただけるのかを考えた。今回は、Akiha女子きらきらプロジェクトのAkihaきらきらカフェを4回シリーズで開催させていただいた。来年度以降、どのような形で進めていくかについてだが、まずは基本的なものを出して、次年度は活躍するような場を作り、3年スパンくらいで、人材育成を行おうとしている。今後、それをどのように広げていくのかは、また検討させていただきたい。

質問9

資料の活用と福祉バスの規制について

発言者

 本日の健康寿命の延伸についての説明では、しっかりとした資料が使われていた。この資料を有効に活用するためにもロコモ予防などの会やさまざまな会で、少し時間を取り、スライドを用いて説明していただきたい。その中で健康に対する注意も十分できると思うので検討していただきたい。
 また、福祉バスの件だが、私どもは絵の会で年2回使わせていただいている。福祉バスの利用できる範囲には規制があるのだが、秋葉区の隣の五泉や村松など、ちょっとした近辺のところも何キロ以内という対象に入れていただきたい。

市長

 これからよりきめ細かく、また中学校区単位の健康度まで見える化できれば、さらに身近な自分のことと捉えていただけると思うので、より分かりやすい、見える化した資料で、地域の方のところへお願いに行きたい。そのようなときに、職員が説明役になれること自体が、職員の意識を改革することにもなるので、より多くの職員が説明できるようにしていきたい。

区長

 さまざまな制約のある中で福祉バスを運行させていただいているが、どのような問題点があるのか検討させていただきたいと思う。

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