蚊が媒介する感染症について

最終更新日:2012年6月1日

蚊が媒介する主な感染症

日本脳炎

日本脳炎ウイルスを保有するコガタアカイエカが媒介します。近年、日本での患者発生はほとんどなくなってきました。しかし、東南アジアでは多くの患者が発生しています。

デング熱

デングウイルスを保有するネッタイシマカやヒトスジシマカなどが媒介します。熱帯・亜熱帯地方の広い地域で多くの患者が発生しています。
日本では海外において感染し、帰国後に発症する輸入症例が年間約200例報告されているほかは、過去70年以上国内における感染報告はありませんでしたが、平成26年8月に東京代々木公園においてウィルスを保有した蚊に刺されて感染したとみられる事例が報告されました。
感染経路はウィルスを保有した蚊に刺されることで伝搬しますが、人から人への直接的な感染はありません。
症状は、通常3~7日の潜伏期の後、突然の発熱に始まり筋肉痛、関節痛、眼窩痛をともなうことが多く、通常は7~10日ほどで回復します。
治療は、ワクチン等はなく対症療法が主体となります。
予防法は、媒介蚊であるヒトスジシマカに刺されないよう注意することと、併せて身の回りの蚊の駆除及び発生源を作らせないことが大事です。

マラリア

マラリア原虫を保有するハマダラカが媒介します。熱帯・亜熱帯地方の広い地域で多くの患者が発生して、蚊が媒介する感染症で最大のものといえます。現在、日本国内での感染例はありませんが、地球温暖化により日本でも流行するおそれがあると言われています。

ウエストナイル熱

ウエストナイルウイルスを保有するイエカやヤブカなどが媒介します。今のところ海外帰国者の感染例はありますが、日本国内での感染例はありません。鳥の体内で増えたウイルスが蚊を介してヒトに感染しますが、通常、ヒトからヒトへ感染することはありません。

平成11年米国のニューヨーク市周辺で流行が報告され、その後米国の大部分の地域やカナダに流行が広がってきており、日本への侵入が心配されています。

チクングニア熱

ヒトスジシマカ、ネッタイシマカによって媒介されます。ウイルスの分布はアフリカ大陸、インド、スリランカ、アジア(フィリピン、マレーシア、カンボジア等)、また、北イタリア等で流行しています。主な症状は発熱、激しい頭痛、関節痛、筋肉痛等です。レニオン島では、流行が始まった一昨年春以来の感染者が約26万人に達し、人口の3分の1が感染し、230人以上が亡くなったと報告があります。今後アジア各地での流行が広がってきており、日本への侵入が心配されています。

ウエストナイル熱とは

ウエストナイル熱とは、昭和12年にウガンダのウエストナイル地方で初めて分離されました。現在、ウエストナイルウイルスは、アフリカ、ヨーロッパ、中東、中央アジア、西アジア、北米など広い地域に分布しています。北米では、平成11年に初めてニューヨークでウエストナイルウイルスが確認され、62名の脳炎患者が発生し、そのうちの7名が死亡しました。平成16年、米国では患者2,470名、死亡患者88名、カナダでは患者25名、死亡患者0名が報告されています。ウエストナイルウイルスは感染しても、大部分の人は無症状か感冒様症状が見られるだけで回復します。しかし、まれに脳炎などの重篤な症状を呈する患者もみられています。ヒトからヒトへの感染はありませんが、輸血、臓器移植、母乳を介しての感染を疑わせる報告があります。ウエストナイルウイルス(フラビウイルス科フラビウイルス属)に感染して起こる病気で、潜伏期間は3~15日です。発熱、倦怠感、悪心、悪寒、頭痛等の症状がみられます。現在のところ、ワクチンや治療薬はありません。多くの人は症状が出ないまま治りますが、高齢者や、免疫機能の低下している人では重症化することがあります。
ウイルスは鳥(主にカラス)と蚊の間で感染が繰り返され、蚊を介してヒトに感染します。

チクングニア熱とは

チクングニア熱は、トガウイルス科アルファウイルス属のチクングニアウイルス(CHIKV)が人に感染する病気です。熱と筋肉痛や関節痛を主な症状とする急性の発疹性熱性疾患です。昭和28年にタンザニアで発熱患者から初めて分離されて、今日までに西アフリカ、中央アフリカ、南アフリカとアジアの多くの地域で繰り返して検出され、これらの地域で繰り返される流行の原因であるとされています。ヒトスジシマカ、ネッタイシマカによって媒介されますが、ヒトスジシマカのウイルス感受性はネッタイシマカより高いと報告されています。
アフリカでは昭和27年に初めて流行が報告され、その後、タンザニア、ウガンダ、ジンバブエ、南アフリカ、セネガル、ナイジェリア、中央アフリカ共和国、コンゴ、キンシャサでの流行が報告されています。アジアでは昭和33年にタイで流行が報告され、カンボジア、ベトナム、ラオス、ミャンマー、マレーシア、フィリピン、インドネシアで流行が報告されています。
最近では平成17年にコモロ諸島で流行がおこり、その後インド洋のモーリシャスを初めとした島国への流行の拡大が報告されました。特にレユニオン島での流行では、平成17年の3月から平成18年の2月までの期間に、15万人以上の患者が発生し、死者237人が報告されていますが、この大流行の主要な媒介蚊はヒトスジシマカでした。平成18年にはインドやスリランカで流行が報告されています。平成19年7月からイタリアでも、ヒトスジシマカによる国内流行が発生しています。

日本国内ではウエストナイルウイルスに感染した蚊や鳥は発見されていませんが、沖縄県において、米国旅行中に感染したと考えられる疑い患者発生事例がありました。
ウエストナイル熱とチクングニア熱流行地域へ渡航予定の方は、以下に御注意ください。

ウエストナイルウイルスの感染を防止するために
流行地へ渡航する際は、虫よけスプレーの使用、長袖、長スボンの着用等、蚊に刺されないように注意してください。

蚊に刺されないことが肝心です。ワクチンも、予防薬もありません。具体的な予防方法は、チクングニア熱は、日中に蚊に刺されない工夫が重要です。

帰国時又は帰国後、突然の発熱など心配な症状がある場合
空港検疫所の健康相談室や、お住まいの区の福祉保健センター等で御相談に応じています。

流行状況等についての情報は、随時更新されますので、下記を御確認くさだい。

厚生労働省検疫所ホームページ

新潟市保健所環境衛生課のホームページ

このページの作成担当

保健衛生部 保健所環境衛生課

〒950-0914 新潟市中央区紫竹山3丁目3番11号(新潟市総合保健医療センター3階)
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