女性の視点で新潟市の防災を考えるワーキンググループ

最終更新日:2013年9月20日

ワーキンググループの様子

検討結果報告書

ワーキンググループ検討結果報告書

意見概要(報告書抜粋)

いただいたご意見と現在の市の状況

「自助」「共助」「公助」の定義

自助・共助・公助の定義
いただいた主なご意見 現在の市の状況
  • 市民は、防災(備蓄品、避難所運営など)について、「公助」に頼りきりで、自分のこととしてとらえていない現状がある。
  • 大人だけでなく、子どもたちも含めた市民一人ひとりが、「自分の命は自分で守る」という『自助』の意識、「共に助け合う」という『共助』の意識を持つことが必要。

行政による災害対応(「公助」)には限界があることから、自分の命は自分で守ることの「自助」、地域で共に助け合うことの「共助」を強化し、それぞれが連携することで、被害の最小化を図る『減災』を推進します。
新潟市地域防災計画において、

  • 『減災』を基本方針として地域防災計画の総則に定義します。
  • 「自助」、「共助」、「公助」の主体及び役割を明確化します。

平成25年度 新潟市地域防災計画修正案のパブリックコメント(市民意見募集)を実施しています。(平成25年10月15日から11月14日)

避難所運営について

避難所運営について
いただいた主なご意見

現在の市の状況

(避難所運営で必要だと考えること)

  • 女性が意見を言いやすい仕組み(平常時の地域防災への女性の参画も重要)
  • 災害時要援護者等、避難者一人ひとりへの配慮(乳幼児スペース、福祉スペース、児童スペースの設置、など)
  • 男女のニーズの違いに配慮した運営(女性専用の物干し場や授乳室、男女別の更衣室、トイレ、休養スペース等の設置、女性用品の配布を女性が行う、女性の相談を女性が受ける、など)
  • 正確な情報をすばやく、避難者に伝えること 
  • 避難所外の避難者のニーズも把握し、物資や情報を提供すること

(避難所運営マニュアルの改訂)

  • 避難者の多様なニーズに配慮した避難所運営を行えるよう、ワーキンググループでのご意見を踏まえて、高齢者、障がい者、妊産婦、乳幼児等の要援護者への配慮や、授乳室や男女別の更衣室の設置、女性による女性用品の配布など、男女のニーズの違いやプライバシーを考慮した「避難所運営マニュアル」を改訂しました。(平成25年8月改訂)
  • 改訂後のマニュアルをベースに、避難所ごとに地域住民、施設管理者、行政が共同して、実情に合ったオリジナル版への改訂を進め、地域主体の運営(共助)を推進していきます。

「避難所運営マニュアル」はこちらから(「避難所運営マニュアル」のページ)
 
(自主防災組織への女性の参画の推進)

  • 地域の女性リーダーの育成を図るとともに、自主防災組織の活動に「女性の視点」を反映させるため、市民に示している編成例・活動形態事例を女性の意見を取り入れた編成例に変更し、周知します。

「自主防災組織」はこちらから(「自主防災組織」のページ)

備蓄品の見直し

備蓄品の見直し
いただいた主なご意見 現在の市の状況
  • 食糧品の備蓄は、すべて自助とし、公的な備蓄は飲料水のみとすることについても検討するべき
  • 市の備蓄内容を市民にもっと周知することが必要
  • 災害時要援護者や多様なニーズに配慮した備蓄内容の見直し
  • 食物アレルギーに対応した食糧の備蓄を推進します。
  • 「とろみ剤」や「ウエットティッシュ」など、今後、備蓄内容の見直しを検討していきます。
  • 市の備蓄内容を市民へ周知し、市民一人ひとりの備蓄を推進します。

市の備蓄内容はこちらから(災害備蓄のページ)

ワーキンググループ概要

このワーキンググループが目指したもの

 東日本大震災では、避難所での物資の備蓄や提供の問題、プライバシー等に配慮した避難所運営が十分になされていないことなど、男女共同参画の視点から、さまざまな問題が浮かび上がりました。
 こうした問題は、防災、震災対応への女性の視点の欠如、災害時要援護者や女性への配慮不足、平時における防災の検討や災害現場での意思決定に女性の参画がなかったこと等が要因と言われています。
 そこで、新潟市では、女性の視点で新潟市の防災を考えるワーキンググループを設置し、さまざまな立場の女性から集まっていただき、それぞれの経験等を基に、すべての人を尊重した『みんなで支え合う防災』を目指して、意見を出し合ってもらいました。

メンバー

メンバー
所属 役職

氏名
(敬称略)

備考

にいがた女性会議運営委員
(防災会議委員代理)

大橋 宏子 男女共同参画社会の実現に向けて活動する団体

新潟市防火連合協議会婦人防火部長
(防災会議委員)

鈴木 良子 地域防災に精通している

NPO法人 ワーキング・ウィメンズ・アソシエーション理事(防災会議委員) ※WGリーダー

菊野 麻子 新潟市の各種審議委員を務めるなど働く女性として多方面で活躍

新潟市社会福祉協議会地域福祉課課長補佐(防災会議委員代理)

牧野 智子

ボランティア及び地域福祉活動を支援する部署より

NPO法人 ヒューマン・エイド22代表

椎谷 照美

中越地震被災地母子支援、東日本大震災母子避難支援を行っている

新潟市東区役所総務課
見守り相談員(北区・東区担当)

増子 明子 避難者のさまざまな声を聞いている

新潟市秋葉区役所健康福祉課
主査

吉村 眞美

避難所運営担当部署より

このワーキンググループの特徴~メンバーと事務局が意見を出し合うワーキンググループ~

このワーキンググループは、審議会等のように、委員だけが意見を言うのではなく、ワークショップの手法で、一つの議題について、メンバーと事務局が共に考え、意見を出し合ってまとめました。

開催日等

開催日等の表
開催日時 会場 検討テーマ
第1回

平成25年5月13日(月曜)
午前9時30分~11時30分

市役所本館3階
「対策室3」

  • ワーキングメンバー顔合わせ
  • ワーキンググループの説明
  • 新潟市の防災の現状説明
  • 検討内容の選定
第2回

平成25年6月6日(木曜)
午前9時30分~正午

市役所本館5階
「501会議室」

  • 検討テーマの選定
  • テーマ「備蓄品の見直し」

 現状の説明、意見出し、まとめ

第3回

平成25年6月17日(月曜)
午前9時30分~正午

市役所本館3階
「対策室1」

  • テーマ「避難所運営」

 現状の説明、意見出し、まとめ

第4回

平成25年7月3日(水曜)
午後2時~4時30分

市役所本館5階
「501会議室」

  • 「自助」「共助」「公助」の定義とやるべきこと(1回目)

 (「助け合いの気持ちの醸成」、「地域防災における女性の参画」)

第5回

平成25年7月22日(月曜)
午前9時30分~正午

市役所本館3階
「対策室1」

  • 「自助」「共助」「公助」の定義とやるべきこと(2回目)

 (「助け合いの気持ちの醸成」、「地域防災における女性の参画」)

  • 第3回ワーキンググループでの意見を踏まえた

 「避難所運営マニュアル」の修正案検討

第6回

平成25年8月8日(木曜)
午前9時30分~正午

市役所本館3階
「対策室1」

  • 「自助」「共助」「公助」の定義とやるべきこと(3回目)

 (「助け合いの気持ちの醸成」、「地域防災における女性の参画」)

  • ワーキンググループの検討結果を踏まえた「地域防災計画の修正方針案」検討
市長報告会

平成25年9月20日(金曜)
午後4時~5時30分

市役所本館3階
「本部会議室」
「市長応接室」

  • ワーキンググループでの意見を踏まえた「地域防災計画修正方針」の説明
  • 検討結果を市長へ報告

ワーキンググループの様子

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このページの作成担当

危機管理防災局 防災課

〒951-8550 新潟市中央区学校町通1番町602番地1(市役所本館3階)
電話:025-226-1143 FAX:025-224-0768

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