上所小学校 実践報告

最終更新日:2020年3月19日

スタートカリキュラムの自校化について

 モデル案として示された週案をベースにして、自校化することとした。
 主に前年度の1学年主任を中心に1学年で作成を行った。4月になり、新しい1学年部が、昨年度作成したものを引き継ぐようなかたちで、カリキュラム作成を行った。
 検討・立案の段階で、大きく2点が話題にあがった。
 1点目は、校時表の枠と4つの〇〇タイムの設定の仕方、時数の持ち方についてである。1時間を45分として校時表通りに運用する方がよいか、それとも、軽重を付けて時間設定をした方がよいかということである。検討の結果、休み時間や各種健康診断等との兼ね合いから、全校の動きとそろえた方がよいと判断し、校時表通りに日程を組むこととした。
 2点目は、もともと行っていた6年生との交流についてである。これまで、朝の支度やトイレの使い方、着替えなどを手伝うことで、6年生が下学年に優しく接することの大切さを学ぶという側面があった。活動の在り方や関わり方の見直しをねらいに即して、検討する必要があった。そこで、「自分でできることは自分でする」「支援者は、手を出しすぎない」という基本方針を職員や6年生が共有することで、1年生と6年生のどちらにとっても、よりよい関わりとなるようにした。

取組の実際

スタートカリキュラムにかかわる取組

緩やかに小学校に慣れるように時間・内容・空間的に広がりをもたせるようにした。
 時間・・・1週目は給食なしで下校、2週目は給食あり4時間で下校、3週目以降は5時間あり。
 内容・・・最初はゆったりタイムが多め、以降、なかよしタイム、わくわくタイム、ぐんぐんタイムを入れ、教科学習を緩やかに入れていく。
 空間・・・自教室⇒1年生教室⇒校地・校舎へ
 人的・・・学級担任、6年生、学年の先生、その他の先生、学級の仲間、学年の仲間とだんだん関わりを広げられるように、様々な人と活動を共にできるようにした。

園との交流にかかわる取組

 2月上旬に、近隣の5園の園児を招き、けん玉・めんこ・こま・あやとり・お手玉などの昔の遊びを教えてあげる活動を行った。

成果と課題

スタートカリキュラムについて

○緩やかに接続したことで、多くの子どもたちが落ち着いて朝から過ごすことができた。
○職員や6年生が事前に1年生との関わり方について共有を図ったことで、自立した1年生の姿が多く見られた。
●ゆったりタイムの内容について、児童の実態等に応じてアップデートしていく必要がある。

園との交流について

○新1年生が春からの学校生活に期待感を高めることができた。
●実施時期や回数の妥当性について、検討する必要がある。

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