ハバロフスク市の概要
最終更新日:2020年3月27日
地理
ハバロフスク市は、アムール川中流域右岸に位置するハバロフスク地方の州都です。モンスーン気候に属し、夏は気温、湿度ともに高く、一方冬は気温が低く雪の少ない気候です。
歴史
ハバロフスクという名は、17世紀の探検家エロフェイ・ハバロフにちなんで付けられたもので、鉄道駅の前に記念の像があります。1858年にハバロフカという軍の哨所が建設されたのが始まりで、1880年の市制施工後、1893年にハバロフスクと命名されました。現在、ハバロフスク市には極東・北極圏発展省本部のひとつが置かれており、「最も良く整備された都市」の全国コンクールで過去3回優勝(2004年、2006年、2009年)するなど、ハバロフスク地方の中心都市として大きく発展しています。
こんなまち
ハバロフスクは、シベリア鉄道、河川交通、航空路が交わるロシア極東の重要な交通拠点です。
新潟とは、昭和48(1973)年に定期航空路(約2時間)が開設されました。平成23(2011)年以降は、東日本大震災の影響などにより運休となっていますが、平成25(2013)年より夏季チャーター便が毎年運航されています。
市内には、博物館、劇場、コンサートホール、アイスアリーナなどの文化・スポーツ施設、また太平洋大学、鉄道大学、医科大学、体育大学などの高等教育機関や科学アカデミーの支部、学術研究所が多数あります。平成5(1993)年には、日本総領事館が開設されています。
主な産業は、機械製造業、金属加工業、建設業、食品工業などで、ハバロフスク地方の工業生産の中心となっています。平成27(2015)年、ロシア政府が進める新しい極東政策の一つである新型特区がハバロフスクに設置され、日本企業も進出するなど、今後ますますの経済発展が期待されています。
ハバロフスク市内を流れ、中国との国境の一部を構成するアムール川(中国名「黒龍江」)は、北流してオホーツク海に注ぎます。冬には完全に凍結し、氷の上で釣りを楽しむ市民の姿は、冬の風物詩です。川沿いには公園や船着き場が整備され、市民の憩いの場となっています。
平成25(2013)年夏、アムール川水系で大規模な洪水が発生しました。ハバロフスク市でも大きな被害が出たため、新潟市では義援金を募り、寄付しました。
平成27(2015)年、両市は姉妹都市提携50周年を迎え、祝賀事業を行いました。
平成30(2018)年からは、電子ビザでハバロフスク空港から入国できるようになり、現地を訪れる日本人観光客が増加傾向にあります。
アムール川沿いに広がるハバロフスク市
冬のハバロフスク
アムール川にかかる橋(自動車道と鉄道の2層構造)
提携年月日
昭和40年4月23日
新潟市において姉妹都市提携の宣言に調印した日
提携の経緯
昭和37(1962)年に新潟市長がハバロフスク市を訪問して両市の交流促進について協議し、昭和38(1963)年に駐日ソ連大使が新潟市を訪問して以来、両市の問で児童画や版画などの交換が始まりました。
その後、行政や各界の指導者が相互に訪問。新潟地震の際には災害直後に救援木材が寄贈され、両市の関係が深まりました。
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