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市報にいがた 令和元年8月18日 2701号 2面

最終更新日:2019年8月18日

見守りで安全な通学路へ

 子どもたちが安全に登下校できるように見守りをしている「子ども見守り隊」。本市では105団体が各地域で日々活動しています。北区葛塚東小学校区の「東小みまもり隊」隊長の滝澤さんに活動について聞きました。

問い合わせ 学校支援課(電話:025-226-3299)

滝澤富夫さん
北区 東小みまもり隊隊長
滝澤 富夫さん

「子どもたちが元気にあいさつをしてくれるので、私たちも元気が出る。子どもたちの成長を見られるのもやりがいの一つです」

きっかけは地域の声

 滝澤さんが東小みまもり隊を立ち上げたのは9年前。
 「当時は校区内で不審者がたびたび目撃されていて、保護者や地域の方から子どもたちを心配する声がたくさん出ていました」。
 自治会長になった滝澤さんは近隣の24自治会に呼び掛け、地域の防犯力向上を目指して活動を開始しました。
 隊員は毎朝、交通量が多い交差点に立ち、児童の登校を見守ります。隊員が交差点に立つことで、「子どもを安心して学校へ送り出せる」という保護者の声が増えたほか、車を運転する人のマナーも向上したそうです。

パトロールで防犯を強化

 6年前からは、青色回転灯を付けた車両による通学路などを中心としたパトロールも始めました。
 「活動の合言葉は『何か起きてからでは遅い。起きないようにしよう』です。不審な車を見かけたときは近づかないことが一番大切。その上で、可能な範囲でナンバーを覚えるよう子どもたちに声掛けをしています」。
 不審者情報などが入ったときは警察や学校などとも連携し、パトロールを強化しています。

一人一人ができる事を

 滝澤さんは、見守りは地域全体で行うことが大切だと言います。放課後に児童館やひまわりクラブへ行く子どもは帰宅時間が決まっていないため、さまざまな時間・場所で行う“ながら見守り”が効果的です。
 葛塚地区では「葛塚わんわんパトロール隊」が犬の散歩に合わせた“ながら見守り”を行っています。
 「一人一人ができることに取り組み、地域の『安心感』が増したと感じています」。
 子どもの安心・安全に力を入れている地域であることを理由に、同校区を移住先に選んだ人もいるそうです。
 「たくさんの人が見守りに参加することで、防犯力はぐっと上がります。子どもが安心して学校に通えるよう、一人でも多くの人が見守りに参加してくれるとうれしい」と語ってくれました。

活動周知看板
見守り活動を行う自治会などの地域団体へ活動周知看板を配布しています。
※詳しくは市民生活課(電話:025-226-1110)へ

犬の散歩をしながら見守りをしています

馬場雄子さん
馬場 雄子(ゆうこ)さん(葛塚わんわんパトロール隊)

10年前に結成し、現在の隊員数は約400人。北区葛塚地区を中心に小・中学生の見守り活動を行っている

 葛塚わんわんパトロール隊は犬にオレンジ色のリードとバンダナを着け、散歩をしながら子どもの見守りをしています。散歩をするときは子どもたちに少し注意を向けたり、不審な人などがいないか周囲を見渡したりしています。大切なのは無理をしないこと。できるときにできる範囲でするようにしています。

葛塚わんわんパトロール隊

ながら見守りを始めませんか?

ながら見守り 腕章

 ながら見守りは「犬の散歩」「買い物」「庭の手入れ」など、普段の生活で外に出る用事を子どもたちが帰宅する時間帯に合わせるだけで行うことができます。
 本市では、ながら見守り活動の周知を目的に腕章を配布しています。腕章を着けての見守りに協力をお願いします。 ※個人のみが対象(1人1枚に限る)。免許証、健康保険証などの本人確認書類の提示が必要。無くなり次第終了

配布場所 北区・江南区…区役所区民生活課
東区・中央区・西区…区役所総務課
秋葉区・南区・西蒲区…区役所地域総務課
問い合わせ 市民生活課(電話:025-226-1110)

警察からのメッセージ

左京秀明室長
新潟県警察本部
生活安全企画課 安全安心推進室
左京 秀明(さきょう ひであき) 室長

問い合わせ 県警察本部(電話:025-285-0110)

安全のための約束事を確認

 犯罪者の多くは子どもが一人になる瞬間を狙っています。日が暮れて外に人が少なくなる時間帯は特に危険です。外が暗くなったときは子どもを一人で帰らせず、親などが迎えに行くようにしましょう。また、「一人では遊ばない」「外出時は行き先を親に伝える」など、安全のための約束事を家族で確認しておきましょう。
 防犯で大切なことは、“もしも”の場合を想定して日頃から心構えを欠かさないことです。

不審者に遭ったらすぐに逃げる

 不審者に遭ったら大声を出してすぐに逃げ、近くの大人に助けを求めてください。不審者が見えなくなっても、助けてくれる大人がいる場所まで“逃げ切る”ことが大切です。子どもが駆け込み、助けを求める場所として「こども110番の家」を市内に約2千9百カ所設置しています。玄関や商店などの入り口に掲げている表示板(写真)が目印です。

表示板

迷わず通報を

 子どもの帰りが遅いなどの異変を感じたら、すぐに学校・警察へ通報してください。初動をすぐに取ることで被害の発生や拡大を防ぐことができます。
 一番危険なのは「大丈夫だろう」「もう少ししたら帰ってくるだろう」と一人で判断した結果、対応が遅れてしまうことです。結果的に事件性がないケースもありますが、それはそれで一安心できます。いつもと違うと感じたときにはためらわず通報してください。

たくさんの人で見守りを

 犯罪者は誰かに見られたり、声を掛けられたりすることを嫌います。たくさんの人の見守りが防犯につながります。
 ながら見守りに協力をお願いします。

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