市報にいがた 平成31年2月17日 2689号 情報ひろば
最終更新日:2019年2月17日
知ってる!? にいがたの「潟」 地域の宝「潟」を巡ろう
古くから越後平野の湖沼は「潟(かた)」と呼ばれてきました。市内には16の潟があり、多くの動植物が生息・生育しています。地域の宝である潟に出掛け、それぞれの潟の「個性」を感じてみませんか。潟の詳しい内容は冊子「みんなの潟学(かたがく)~越後平野における新たな地域学」に掲載しています。
問い合わせ 潟環境研究所(電話:025-226-2072)
潟の紹介
1. 福島潟(北区新鼻甲、ほか) オニバスが生息する市内最大の潟。冬にオオヒシクイが飛来。春に菜の花が群生。 野鳥観察舎 雁晴れ舎(がんばれしゃ) 観察施設 水の駅「ビュー福島潟」
2. 内沼潟(北区内沼) かつて福島潟とつながっていた小さな潟。江戸時代に福島潟から分離。
3. 十二潟(北区十二、ほか) 阿賀野川の一部が残った三日月湖。かつては阿賀野川の本流。地元では「古阿賀」とも呼ばれる。
4. 松浜の池/ひょうたん池(北区松浜) 阿賀野川と日本海のすぐそばの砂丘地に位置。希少なトンボ類が生息。
5. じゅんさい池(東区松園2) 初夏にはホタルが飛び交う。池の名前は水生植物「ジュンサイ」に由来。
6. 鳥屋野潟(中央区鳥屋野、ほか) 都心部に自然環境を残す潟。冬に数千羽のハクチョウ、カモ類が飛来。桜の名所。 野鳥観察舎 鳥観庵(とりみあん)
7. 清五郎潟(せいごろうがた)(中央区清五郎) 鳥屋野潟の南側に位置。ハクチョウのねぐらにもなる。潟の名前は新田開発に携わった人名に由来。
8. 北山池(江南区北山) 亀田砂丘のくぼ地にできた池。春に緑色の桜が咲く「御衣黄(ぎょいこう)」がある。初夏はハスの花が咲く。
9. 六郷ノ池(秋葉区六郷) 阿賀野川の河道跡にできた池。ヘラブナ釣り場として知られている。
10. 北上の池(秋葉区北上) 能代川左岸の堤防沿いに位置する小さな池。地元では「切所(きりしょ)」とも呼ばれる。
11. 佐潟(西区赤塚) 市内唯一のラムサール条約湿地。冬に多くの野鳥が集まる。初夏にハスの花が咲く。 野鳥観察舎 潟見鳥(かたみどり) 観察施設 佐潟水鳥・湿地センター
12. 御手洗潟(みたらせがた)(西区赤塚) 佐潟の北側にある潟。潟の名前はかつて近くの神社へ参拝する際に、この潟で身を清めたことに由来。
13. ドンチ池(西区赤塚、ほか) “尼寺(あまでら)”などの多くの伝説が残る池。池の名前は土地などの権利争いがあった場所「論地(ろんち)」に由来するといわれる。
14. 金巻の池/水戸際池(みとわいけ)(西区金巻、ほか) 中ノ口川の堤防が破堤(はてい)してできた池。地元では「宮池」とも呼ばれる。
15. 上堰潟(うわせきがた)(西蒲区松野尾) 角田山の麓の潟。春に桜や菜の花が咲く。豪雨の際には、雨水の流出量を調整する機能を持つ。
16. 仁箇堤(にかつつみ)(西蒲区仁箇) 農業用水として利用。昭和中ごろまでカモ猟が行われていた。
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