市報にいがた 平成31年2月17日 2689号 1面・2面
最終更新日:2019年2月17日
新潟で見つけよう 自分らしい働き方
来月から、2020年3月卒業予定の学生の就職活動が本格化します。本市では人口減少対策の一つとして、若者世代の市内就労の推進に取り組んでいます。新潟には働きやすく魅力ある企業や、そこで自分らしく生き生きと働いている若者がたくさんいます。
これから就職活動を始める家族や身近な人と一緒に、地元での就職について考えてみませんか。
問い合わせ 雇用政策課(電話:025-226-1643)
学生と企業若手社員の交流会の様子
2020年3月卒業予定者就職活動スケジュール
こんな悩みありませんか?
就職活動の悩み、解決のカギは以下にあります!
「新潟で就活」のカギ
大学生の質問に市の担当職員が答えます
雇用政策課 笹原
新潟国際情報大学3年(右から)丸山祐吾さん、金子和樹さん、吉野拓哉さん、笠原悠史郎さん
Q 仕事をしている自分がイメージできなくて…。
就活も何から手を付けていいか分かりません。
金子さん
A 自己分析をしっかりと!
まずは仕事選びの「軸」をはっきりさせましょう。自分の「得意なこと」「なりたいもの」など、自分自身を見つめ直して将来を見据えましょう。
「若者のための労働ハンドブック」には、役に立つ情報が満載です。
Q 新潟だと、希望に合う就職先がなかなか見つからないのでは…。
吉野さん
A 実は魅力的な企業が多いんですよ!
「企業ガイドブックにいがた」ホームページでは、市内や近郊の企業約400社の企業情報や採用情報を業種ごとにチェックできます。自分に合った企業がきっと見つかるはずです。セミナーや合同説明会などの開催情報もぜひご覧ください。
Q 全国や世界を相手にする仕事がしてみたい!
そんな企業、新潟にありますか?
笠原さん
A 意外な分野で世界一の企業も。
市内には食料品、化学、金属製品などの業種で、世界的に有名なもの作り企業が多くあります。
県の企業紹介ガイドブック「にいがたモノ・クリエイト」では、世界的に注目される企業を紹介しています。
Q 就活に行き詰まったとき、相談できるところはありますか?
丸山さん
A ニーズに合った相談窓口があります。
市や国・県では、さまざまな目的や内容に応じて就職相談窓口を設けています。就職応援サイト「にいがたで働こう」では、各窓口へのリンクを紹介しています。気軽に相談してみてください。
保護者が今できること・やるべきことは?
心配のあまり、ついお子さんに過度に干渉してしまいがちですが、まずは今どきの就活事情を把握し、適度な距離感で見守りましょう。市では、就職活動に役立つ情報を「にいがた就職応援便」として、就職を控える学生の保護者へ年3回程度直接お届けしています。
申し込み 所定の申込書を雇用政策課(市役所分館)へ
※申込書は市ホームページに掲載
また、「親に心配を掛けたくない」とお子さんからはなかなか相談しにくいこともあるので、就活について親子で気軽に話せる関係を築いておくことも大切です。県では、県外在住の学生が県内で就職活動をするときにかかる交通費や宿泊費の助成を行っています。詳しくは県ホームページをご覧ください。
県ホームページ内
市内企業で働く若手社員に聞きました
株式会社シアンス 栗山昂繁(たかしげ)さん(中央区出身・在住、28歳)
ITを通して新潟の発展に貢献
以前から、生まれ育った地元の発展のために働きたいという思いが強く、新潟市内で就職先を探しました。若手社員が多く活気がある職場だと感じたことと、子どもの頃からずっと取り組んできたラグビーを働きながら続けられることが、入社の決め手になりました。
現在は、お客様にWebサイトを提案する営業の仕事をしています。お客様の直面するさまざまな課題に対し、ITを活用して解決に向けたお手伝いをすることで、自分の仕事が地域の発展につながっていると実感しています。また、新潟は人と人とのつながりや企業同士の横の連携がとても強く、仕事を通じて多くの人と深く関わることができます。これは都会にはない良さだと思います。
プライベートも充実
仕事をしながら、県のラグビー国体成年チームに所属しています。職場の理解もあって、終業後の練習に欠かさず参加できています。そのかいあって、昨年の北信越国体で優勝し、国体本大会に出場することができました。
私生活では最近子どもが生まれました。職場には育児休暇を取得している男性社員もいて、近くに住んでいる両親も協力してくれるので、自分も安心して子育てと仕事を両立できています。
幸せに生きることが人生の目標
これから就職活動を始める人は「自分ができること・できないこと」「今までやってきたこと・これからやりたいこと」など、自分について深く考え、家族や友人など周りの人と話し合うことが大切です。その中で、この先自分がどうなりたいか、どんな仕事をしたいかが見えてくるのではないでしょうか。
人生の目標は人それぞれですが、最後に行き着くのは「幸せに生きること」だと思います。私は今、大好きな地元で充実した生活を送ることができ、新潟で就職して本当に良かったと思っています。
可能性を狭めず自分に合った企業選択を
同社 採用担当 遠藤香那子さん
当社は10年以上前から「働きやすい職場づくり」に取り組んできました。栗山さんのように仕事とスポーツを両立させるなど、社員一人一人の多様な価値観に合った柔軟な働き方ができます。また、若手社員が多く、早くから責任ある役割を担うことができ、自分の能力を生かしたやりがいのある仕事に挑戦することもできます。
新潟の中小企業の中にも、働きやすい環境が整い、面白いことに取り組める企業はたくさんあります。苦手意識や先入観で可能性を狭めず、多くの選択肢から自分に合う企業を見つけてほしいですね。
※同社は「働きやすい職場づくり推進賞」を受賞。関連記事は3面に掲載
仕事を探している人向けの相談窓口などは別冊情報ひろば2面に掲載しています
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