市報にいがた 平成31年1月20日 2687号 2面
最終更新日:2019年1月20日
住宅火災を防ごう
冬は空気が乾燥し火災が発生しやすい季節です。
火災は予防が大切です。火の取り扱いには十分注意しましょう。
問い合わせ 消防局予防課(電話:025-288-3230)
火災の少なさ4年連続 政令指定都市で第1位
本市の平成30年の出火率(人口1万人当たりの出火件数)は1.6件で、政令指定都市の平均出火率2.3件と比較すると少ない数値です。一人一人の防火対策と地域での啓発活動が、安心安全なまちづくりにつながっています。
火災発生件数の推移(平成27年から平成30年新潟市)
住宅火災の原因ワースト3(平成30年新潟市)
1位 電気配線類(コンセントなど) 11件
2位 放火(疑い含む) 8件
3位 電気機器 6件
住宅火災が原因で死亡した人は5人(平成30年新潟市)
全て70歳以上の人でした。
火災は財産だけでなく、命をも奪う恐ろしいものです。
しっかり防火対策をしましょう!
住宅防火 5つのポイント
ポイント1
コンセント・電気コード、電気機器からの出火を防ぐ
- たこ足配線をしない
- ほこりがたまらないように掃除する
- 使っていない 電気機器のコンセントを抜く
ポイント2
放火されないように家の周りを整理整頓
- 家の周りに新聞束など燃えやすいものを置かない
- 物置や車庫は必ず施錠する
ポイント3
ストーブの近くに燃えやすいものを置かない
- ストーブの上で洗濯物を乾かさない
- 給油タンクのふたをしっかり締める
ポイント4
寝たばこは絶対にしない
- たばこの火は水で確実に消す
- 灰皿はこまめに掃除する
ポイント5
コンロに火を付けたまま、そばから離れない
- 料理中の電話は火を止める
- 揚げ物は特に注意
- 安全装置(調理油加熱防止装置など)が付いたコンロを使う
このような対策も大切です
- 火災を小さいうちに消すため住宅用消火器を設置する
- 地域の消防・防災訓練などに参加して知識・技術を得る
- 寝具やカーテンは防炎品を使用する
消防局予防課 加東
住宅用火災警報器の設置は義務です
火災で死亡した人の多くは「逃げ遅れ」が原因です。特に夜間は、熟睡していたために出火に気付かないというケースがあるので、煙や熱を感知して警告音で知らせる火災警報器は早期発見に有効です。
本市では火災警報器の設置が義務化された平成23年から平成30年の8年間で105件、鍋の焦げ付きなどを早期に発見し出火を未然に防ぐ事例がありました。未設置の家庭は、早急に設置してください。
設置する場所は…
すべての寝室に設置します。寝室が2階以上にある場合は階段にも設置が必要です。
設置した後は…
年に数回ほこりを払い、点検ボタンを押して作動確認をしてください。交換目安は設置から10年です。
※詳しくは市ホームページに掲載
火災が発生したら119番通報
- 知らせる
火災を発見したら大声で周囲に知らせ、すぐに119番へ通報しましょう。 - 早く消す
一般的に屋内では火が天井に燃え移る前までが初期消火の限度です。天井まで上がった火は消火器でも消すことができません。 - 逃げる
煙に巻かれないように速やかに避難しましょう。一酸化炭素を吸い込むと少量でも体が動かなくなり、逃げ遅れることがあります。
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