第16回新潟市行政区画審議会会議録

最終更新日:2012年6月1日

 平成18年3月24日

司会

 第16回新潟市行政区画審議会を開会いたします。
 まず、委員の異動についてご報告申し上げます。平成18年2月15付けにて阿部委員より辞任届けが出されましたので、2月15日付けで辞任ということで取り扱わせていただきましたことをご報告申し上げます。
 異動後の審議会委員名簿につきましては、机上に配布させていただきました。
 本日の出席状況でございますが、熊谷委員、末崎委員、堅田委員、齋木委員が所用によりご欠席でございます。審議会委員が半数以上出席しておりますので、本審議会設置条例第4条第2項の規定に基づき、本日の会議が成立していますことをご報告申し上げます。
 それでは、開会にあたりまして、会長からご挨拶をお願いいたします。

長谷川会長

 皆様こんにちは。本日もご多忙のところ、第16回新潟市行政区画審議会にご出席をいただきまして、まことにありがとうございます。
 前回、2月14日開催の第15回審議会でお決めいただきました方針に基づきまして、2月24日から3月9日の期間に区名意向調査を実施いたしました。そして、集計が終わりましたので、本日はそれにつきましてご審議いただきたいと願っております。よろしくお願いいたします。

司会

 ありがとうございました。
 それでは、この後の進行につきましては、本審議会設置条例に基づきまして、会長にお願いいたします。

長谷川会長

 議事に入ります前に、本日の次第と資料の確認を行いたいと思います。

事務局

 それでは、お配りしてあります次第をご覧いただきたいと思います。
 本日の次第につきましては記載のとおりでございます。
 議事につきましては、区名についてをご審議いただきたいと思っております。
 資料でございます。
 資料1、区名意向調査結果。
 資料2、政令指定都市調査特別委員会中間報告(平成18年3月2日)。
 資料3、区名候補選定に対する考え方について(回答)。
 資料4、前回審議会後に寄せられた要望。
 以上でございます。資料に不足がございましたらお申し出いただきたいと思います。

長谷川会長

 ありがとうございました。資料に不足ございませんでしょうか。
 それでは、議事に移りたいと思います。
 まず、2月24日から3月9日までの間に実施いたしました区名意向調査についてでございます。この調査結果につきまして、事務局から報告をしていただきます。それではお願いいたします。
・資料1、2、3、4説明・

長谷川会長

 ありがとうございました。
 資料3について、私から補足をさせていただきます。市議会への回答でございます。時間的な余裕がありませんでしたので、皆様にお諮りしてはございません。しかし、問題点は、「民意」と「区の一体感の醸成」ということで、これらのテーマにつきましてはこの本会議でも十分議論していただいたところでございますので、考え方は一致したと思いまして、副会長と相談の上、このような形にまとめ上げてご回答申し上げたということでございます。ご報告しておきたいと思います。
 それでは、審議に入りたいと思います。まず、事務局の説明についてご質問があれば承りたいと思いますがよろしいでしょうか。
 それでは、資料1にまとめられました調査結果を受けまして、ご議論をいただきたいと思います。
 前回第15回審議会において、区名意向調査の基本的な考え方を策定したわけでございますが、その考え方に基づいて皆さんからご意見をいただきたいと思います。考え方といいますのは、リーフレットにも明記してございますが、「原則として、区名意向調査で各区において最も応募の多かった候補を各区の区名とするが、全市的な整合性を考慮して、最終的に審議会で選定して答申する。」それが基本的な考え方ということで、これについては前回異論なくお受け止めいただいたと理解しております。
 それではご審議いただきたいと思います。どうぞご自由にご発言をいただきたいと思います。区名案募集では15,000位の応募でしたね。今度は、倍以上の33,000を超える有効数がございます。
 それから非常に印象的なのは、各区の応募数ですけれども、19,000から21,000という非常に一定した数が入っているということ。これは極端に少ない区とか、極端に多い区とかありませんね。これも非常に印象的な結果であります。

伊藤委員

 区名意向調査の結果を見せていただきますと、一番多い応募数だった候補は、その区にお住まいの方のご意見も多かったのが大半でございますが、5区のみ全市的な応募と居住区の方の意向がずれている。やはり、5区について集中的に審議をする必要があるのではないかと思います。数の多さをとるのか、住民の意向をとるのか、一番大事でございますので、5区の選出委員の意見等も聞かせていただければと思います。

長谷川会長

 他にいかがでしょうか。

斎藤委員

 意向調査の前は方位を候補に入れるかどうするかという話も出ていましたけれども、こうやって結果を見てみますと、全部東西南北と方位が入って、大変完結で分かりやすくて良かったのではないかと思います。

長谷川会長

 そうですね。4つの方位、それから中央というのがありますしね。

江村副会長

 検討委員会では、方位について非常に固く考えて外したのですが、当審議会で皆さんのご意見を伺った結果、意向調査で方位を入れたんですね。結果として、審議会の皆さんの判断が市民のご意向に合っていたのですね。検討委員会の考え方が少し偏狭だったかということになりますね。

北沢委員

 この調査結果について、私は大変良かったと思います。それは今ほど意見がありましたように、東西南北中央ということで、地理的に非常に分かりやすいことです。それから、区名の字数が少なく、住所の中に今後必ず明記しなければなりませんけど、そういう点から考えても良かったと思います。
 3区の中央ですけれど、これは審議会で中央と地方ということで、一種の差別ということもありましたけど、全体の結果から見ますと、東西南北中央ということで、あくまでも中央というのは地理的な意味だということで、他の区の方からも理解されるのではないかと思います。
 それから5区については、秋葉という山の名前があって、これはランドマークという点では良かったと思います。
 その点で、8区の角田というのは次点になっておりました。この点は私自身の考えですけれど、少し残念だったと思います。
 全体を見てそのように感じました。結果としては、大変良かったと思います。

長谷川会長

 全体的な整合性といいますか、そういう点から良かったというご意見ですね。

金城委員

 今ほど来話がありますが、非常に良かったと思います。何と言いましても居住区の人たちのこの意見がここへ反映されないと、ということで自分が住んでいる区のものは、これは一生懸命家族あるいは友だち同士で討議しながら考えるけれども、他区についてはそこまではならない。資料1の表を見ますと、ほとんどの区で居住区と全市的な票が一致しているのが非常に良かったと思います。

長谷川会長

 ありがとうございました。この表の数を見ますと、自分の住んでいる区だけでなくて、他の区に対しても相当関心を持っていただいて応募していただいたというふうにみえますが。少なくとも20,000は各区一定に入っているわけですから。

羽田委員

 1区から8区まで見ますと、大体居住区の票と全市の票とまとまっているのですが、5区につきましては居住区の票と全市の票が1位と2位で逆になっているようです。この対応についてはどのような考えで持っていくのかというのがあるだろうと思います。

長谷川会長

 先ほども伊藤委員がご指摘になっております。この点についてはご議論させていただきたいと思います。

佐藤委員

 今のご意見で、秋葉は全体としては確かに約9,000集まりましたけれども、居住区の人は1,000人に足りないんですね。地域の方たちは、1,665も緑を押していらっしゃるのですから、全体では違いますけれども、私は緑をあげる方が収まりも良いし、緑豊かな5区のイメージである方が風情的に好きです。よろしくお願いします。

与田委員

 5区の問題は最後まで大変なんですけれども、私は、区名案募集の時には票でとらなかったから、では今回は地元の票をとるかとかそういうことではなくて、やはりルールどおりやるのが一番良いだろうと個人的には思っています。緑がどうやって出たかという経緯はまた別の次元として考えても、何しろ今回についていえば、基本的には一番多い票をとるということで審議会として出したわけで、居住区だけではなくて全住民の方から応募してもらいたいということで出したわけですから、その結果に従ってやるのが、これ以上もめることを防ぐという意味からいっても、個人的には良いと思います。
 私としては審議会の意見として一番多いものを選ぶというのが、審議会としてのあり方としては正しいのではないかと思います。
 私のもともとの考えは区名は数字で表すのも良いというものですが、今回はルールどおりというのが一番よろしいでしょう。方位が入ったという話がありましたけれど、私も検討委員としては方位は反対で、中央とか方位はやらない方が良いというのは私の持論であったんですけれども、結果として民意が反映されたのであれば、それはそのまま受けましょうというのが一番よろしいんではないかと思っております。

原山委員

 5区出身の委員としてお話を申し上げさせていただければ、居住区の住民の意見と全市的な意向調査の数が食い違っているのは5区だけだと。
 これは単純に考えて、緑という居住区の票というのは、単刀直入にいえば一部の居住住民の票なわけでありまして、そういった観点から先ほどのお話に戻させていただきますと、私は新津という名前を区名に残していただきたいという声をずっと最初から挙げておりまして、実際行政区画審議会の中で候補に残すことができなかったというので非常に残念な思いをしているわけでございますが、でもその経緯の中で行政区画審議会の基本的な方針と、全市的な観点からの区の一体感の醸成から新津という名前を区名の候補から外したということで、これは皆さんで審議して出した結論ですので納得せざるをえない。そうなると、今回の場合も、当然全市的観点から見て数の多いところを優先して選定するのが妥当なのではないか。
 これを先ほど少数の方の意見がありましたように、居住区住民の意見をここで急に尊重しましょうと。これは今まで私が申し上げてきたことと全く同じでありまして、それがここで通るのであれば、私は本当に人間不信になってしまう位の気持ちでございますので、その辺は十分理解していただいた上で、今回の区名意向調査の数を検討していただきたいと思っている次第でございます。

長谷川会長

 分かりました。ありがとうございました。

佐藤委員

 一部の住民の意見の集約だということを地元の方からお聞きしましたので、分かりました。撤回します。

小山委員

 ここで1区から8区まで全部に丸をつけた方はどの位おられたのか。もし分かったら参考までにお聞かせいただきたいと思います。

事務局

 今ほどのご質問の件でございますが、端的に申し上げますと分かりません。

田辺委員

 今の5区の話にも絡むんですけれども、資料4にもありますように、1区と8区の方から該当地区の意向を重視してほしいというような要望書が出ておりますし、私自身も8区に住んでいるわけですが、例えば8区ですと、居住区からしますとほとんどが西蒲といった中で、角田というのは4番目になろうかと思います。それが全体の意見でいきますと、ほんの少しの差になっているわけですね。角田というのが前に出てきたとしたら、これは少し問題があったのではないかなと思います。
 それと、私も家族に意向調査に関して応募してと私なりに説明したんですけれども、家族は自分の区のことは分かるけれども、他の区のことは分からないと。そんな無責任なことはできないということで、自分の区だけに丸をつけて、他の区はつけませんでした。
 そういったことからも、5区に関しては、5区の方から、また全市的な面から慎重に審議していった方が良いのではないかと思います。

長谷川会長

 ありがとうございました。5区の件は非常に重要な問題であることは私も分かっております。
 5区の件に関して、ただ今までいただいているご意見は、これまでの審議の状況から考えれば、とにかく市全体の観点から考えてきたのであるから、その原則のとおりにすべきであるというもの。ただ、区名の候補を挙げる時に確かにいろんなご意見をいただいて、その中で各区の住民の方々のご意見も伺ってきた。そして、これでは無理だという名前として旧市町村名を区名候補から落とさせていただいたという、そういう経緯があるわけですね。
 意向調査について考えれば、これは全市的な観点から議論すべきことであるということで、終始一貫してまいったわけでございますけれども、いろいろ率直なご意見を伺いたいと思います。

小田委員

 先ほどの原山委員の発言、非常に関心を持って聞かせていただきました。言葉を非常に慎重に表現されておりまして、この数の分析を原山委員なりにストレートにおやりになったものだと思っておりますし、私自身も13回、14回の会議の模様、それからその頃に聞こえてきました様々な世論の中で、緑というものがこういう数字に出てくるということはある程度予測できておりましたし、委員の多くの方もお持ちになっていたものだと思います。
 今ここで居住区の皆さん方のご意見がこうだからということで、先回の申し合わせ事項の原則を覆すようなことが仮にあれば、おそらくこの区名決定、行き着く所を知らない位の混乱に陥るだろうと思います。これは全市的な一体感の醸成、それから皆さんからの合意を図る意味においても、得られましたこの結果についてはストレートに受け止めまして、しかも秋葉というのはこのエリアを代表する地名ですので、新しいまちづくりにはぴったりの区名だと受け取って、これを決定すべきだろうと思っています。無理な理論付けはかえって今後の混乱のもとになると私は思っております。

江村副会長

 今の皆さんのご意見それぞれお聞きしました。
 もう一度振り返っていただきたいのですが、今回の区名意向調査では、区名が全市に共通のものであるという大前提で、それで市内に在住する皆さんにお諮りしたわけです。
 全市の皆さんに参加の機会を提供したわけですから、その結果は全市の意向の反映であろうと思いますけれども、その際に申し上げましたのは、原則として、区名意向調査で各区において最も応募の多かった候補を各区の区名としますが、全市的な整合性を考慮して、最終的に審議会で選定して答申します。これは前回ご確認いただきました。
 今の5区の問題ですけれども、私どもが考えまして、居住区の数を入れましたのは、そもそも応募数が拮抗した場合での判断材料としてということであったので、居住区の意見というのは大変参考にはなるんですけれども、ご覧になりますと、全市で秋葉が約9、000件、それに対して緑が約5,700件で、約3,000件の差があります。この数字の中の3,000件というのはかなりの大差でありまして、一方居住区の数字はそれほどの大差はない。いろいろなご意見がありましたけれど、居住区としては違和感は比較的少ないものと思います。
 そういうことですので、私としてはこれまでの審議会の考え方に従ったご判断をお願いすべきではないかと思っております。

長谷川会長

 ありがとうございました。関連したご意見どうぞ。

与田委員

 全員が一言ずつ発言されたらどうですか。

長谷川会長

 私もそう思います。それでは、そのようにいたしましょう。

小林委員

 私が応募したのと必ずしも一致しないというのが市民の多数の意見であるということで、先ほどからいろいろあったように、全市的な観点からこれに従うべきだと思っています。

小山委員

 感想を述べさせていただきたいと思いますが、居住区の人があまりにも自分の区の名称について関心が薄かったのではないかという寂しい思いがいたします。

高橋委員

 私ども審議会の考え方というものが示されて、それを踏まえて今回の意向調査で住民の皆さんの結果がこういうふうに出たわけでございますので、私はこの意向調査の結果そのものが私どもの答申になれば良いと思っております。

田村委員

 大変短い期間の中で3万を超えたということは評価をすべきではないか。市民の関心が高かったかと。他の政令指定都市に比べましてもこれは決して少なくないと思いますし、そういう中で私が応募したのはほとんど1番でなかったのですが、やはりこれが民意なのかなと。そして、与田委員がおっしゃったように、やはりこれはぶれてはいけない。審議会で方針を前回固めたわけであります。全市的なものであると。
 区名というのはその地域の人にとってもそうですが、新潟市民全員にとっての区名でもありますから、1番になったものを答申すべきと考えます。

外川委員

 私も自分が応募したものとほとんど違いましたが、でもすっきりというような印象はありますので、これで良いと思っております。応募してくださった方は、それなりの志や意向を持っていると思うので、これを尊重して答申にということで良いのではないでしょうか。

羽田委員

 確かに住民の地元の意向を大切にしてという要望が出ているわけですが、ただ審議会が決めたことは、全市を対象にして、全市の人がどういう考えを持っているかということなので、この結果を尊重するのがよかろうと思います。

早川委員

 私は前に中央を3区にぜひ入れていただきたいという発言をしており、ここに圧倒的な数で中央が出ておりますので、ルールを守ってこのままで決めていただきたい。こんなふうにお願いするところです。

原山委員

 私は5区出身の委員として、ぜひ地元の名前を残したいということで、この行政区画審議会の皆さんの中で様々な意見を言わせていただき、また非常に熱くなってしまった場面も多かったと思いますが、その辺はぜひ十分ご理解をいただき、この場でお許しをいただきたいというお願いと、あとは区名意向調査の結果を見ますと、区名案募集の時よりも非常に多数の応募数があったということと、居住区の住民の方々の票を見ても、非常に自分の住んでいる区を大切にしているということが分かったのではないかなということを感じております。
 5区にとっても、あれだけ新津という名称を残したいということで、行動された方が多数出たわけですので、これは結果はどうであれ、よしとしなければいけないんだなと。これは私自身の考えであります。
 5区出身の委員としては残念な結果ではありますが、ただ他の区から選出されて審議をされてきた委員の方々は、思い描いた結果だったなというのが大半でございましょうし、私も5区出身ということを抜いて、行政区画審議会の委員といたしましては、非常に気持ち良く終われるのではないかなと思っております。

長谷川会長

 原山委員には、5区の中で意見の調和に向けて非常にご尽力されたというふうに伺っておりますので、これまでのご努力に敬意を表したいと思います。ありがとうございました。

樋口委員

 私はこういうふうにして見せてもらって、中央が入ったというのが個人的にどうかなというのがありまして、少しこだわりで一言言っておきます。
 意向調査の結果を見てみると、新・新潟市として、皆さんが自分の場所というか、位置づけというものを認識して票を入れていらっしゃるんだなというのを思いますと、初めのうちはどうなのかなと思いながら見ていたのですが、やはりなるべくしてなったのかなというのがありまして、良かったと思いました。

深川委員

 いろいろなご意見がありますけれども、妥当な線かと私は考えております。
 ただ8区で、角田というのは居住区の応募が非常に少ないのですけれども、地元で角田や多宝というのは地域を表すからやめましょうという申し合わせがあったんです。ですから、居住者以外の票はかなり多いということですので、地元ではそういう意見があったということを報告しておきます。

藤井委員

 まず応募数でございますが、ご指摘のあったとおり、短期間の割にはかなり多かったのではなかろうかという点は評価させていただきたいと思います。私も地区事務所へ行って応募してきましたけれど、結構多くの人が応募していたのを拝見しましたので、これは評価しております。
 それから区名でございますけれども、東西南北、それなりに体系性があるなという感想を持っております。それ以上に、それぞれ地域の方が新潟市としての一体感という、その観点で区名を応募されたという点は大変敬意に値するというふうに思っております。
 そういうことで、第1位のものを答申結果とするという点で、私も同じ意見でございます。

柳澤委員

 区ごとで応募の一番多かったのが7区なんですね。私は実はここが一番心配だったんです。この前に区名案募集をやりましたが、あの時は制限なしで、あまり縛りをかけるとなかなか応募してくれないのではないかということでした。その時、坂井輪ではあまり応募してくれなかったんですね。
 その後、何回か審議会があり、その中で地元紙がこれについて報道されましたね。あれから住民は非常に関心をもつようになって、区名意向調査では、非常に期間が短い中で応募が多くきた。地区事務所の専用箱の所に来て書いている人も見ました。これは良かったと思っておりましたら、居住区の応募は7区が一番で約6,000票でした。そのうち約半数以上が西ということで、私は当初、東西南北というのは軽く考えて名前をつけたんじゃないかとあまり好きではなかったのですが、住民の意向を聞いてみると、郵便局も西、警察も西、それに西地区事務所もあり、西というのは非常に慣れ親しんでいる名前ということで、こういう結果になったのではないかと思っております。住民もそういう点では関心を持っていたんだなと思います。
 それから5区の話ですが、これは居住区の数でとなると、いろいろ問題が出てきますから、全市の数をとる方が良いのではないかと。これは私の意見です。

吉田委員

 3区は、初めは中央という名前が出ておりませんでした。それで、多くの住民の方からどうしてなのか、中央にぜひしてもらいたいと言われ、本当にそうだなと思っていました。この名前を載せていただきましたことを感謝しまして、そして意向調査の結果をまことにありがたいと思っています。本当に皆様のご努力に感謝いたします。

蚊爪委員

 感想ですけれども、意向調査の結果で明確な差が出たこと、それから結果的に東西南北中央が出たことは良かったのかなと思います。
 少し残念だったのが、4区につきまして、5つの候補で明確な差が出なかった。そういう意味では魅力が乏しかったのかどうか気になっているところです。

長谷川会長

 ありがとうございます。全体としてはよろしいと。

加藤委員

 この案を尊重したいと思います。私も家族にこの企画について説明をしまして、そこで初めて我々も新潟市の一員だなということで、お互いにそういう話になったんです。どちらかというと自分たちの区のことばかり考えがちですが、その区名を選定する時に、初めてそれぞれの区が旧のどこになっていて、どんな特性があったという話にもなったりして、家族で新潟市の各区についての理解が深まった。様々な所でそういう話題も提供できたのではないかと思います。そういうことから考えますと、この自分の区だけの応募でなく、新潟市全体について応募するということで大変意味があったのかなという感想を持ちました。

長谷川会長

 ありがとうございました。一通りご意見を伺いました。
 それでは、この審議会といたしまして、この議論は尽くされたと判断してよろしいでしょうか。
・異議なし・

長谷川会長

 ありがとうございました。
 それでは、審議会として市長へ答申する各行政区の名称について決定したいと思います。皆様のご意見を拝聴させていただきますと、区名意向調査の考え方にありますように、調査で各区において最も応募の多かった候補を各区の区名とするということで決めてよろしいでしょうか。
―拍手―

長谷川会長

 ありがとうございました。
 それでは、市長へ答申する各行政区の名称を事務局から読み上げていただきたいと思います。

事務局

 1区、北区(きたく)。
 2区、東区(ひがしく)。
 3区、中央区(ちゅうおうく)。
 4区、江南区(こうなんく)。
 5区、秋葉区(あきはく)。
 6区、南区(みなみく)。
 7区、西区(にしく)。
 8区、西蒲区(にしかんく)。
 以上でございます。

長谷川会長

 ありがとうございました。
 以上で市長に答申する各区の区名が決ったということでご了承いただきたいと思います。
 これで答申をするわけでございますけれども、その答申書についてお諮りをしたいと思います。骨子を作らせていただいております。ご覧いただきたいと思います。
・区名答申 答申書 骨子 配布・

長谷川会長

 この骨子、一番左に章立てが書いてございます。
 はじめにという前文です。
 それから各区の名称。1区から8区まで、今決めていただきました名称を書きたいと思います。
 区名選定にあたってについての説明でございます。
 その次に、検討の経緯でございます。
 はじめにの前文のところで、これまでの経緯について軽く触れたいと思います。
 区名選定にあたってでは、区名についての基本的な考え方を示して検討してきましたということを説明したいと思います。
 検討の経緯では、意向調査のリーフレットに記載した経緯、それから考え方がございます。
 最後に附帯意見がございます。附帯意見について皆様のご意見をいただいて、確認をしておいた方がよろしいかと思います。附帯意見について読み上げますと、今考えているのは2つございます。これについてご意見を伺いたいと思います。
 「当審議会は区名選定において、住民の意向を伺いながら丁寧な審議に努め、最終的には全市的な観点から答申を行なったものである。今後市としても、この答申の内容について地域住民の方々に丁寧に説明し、理解を得る取り組みをお願いしたい。」これが(1)でございます。
 (2)は、前回、既にお諮りした点でございますが、「地名は、地域において様々な愛着を持っている人が多く、これまでの歴史や地域の文化とも深く関係することから、地域の意見・要望によっては区名に続き表示される町字名に、旧市町村名等をつけることについて対処をお願いしたい。」ということで、この2つをつけたらどうかということでございます。これについてご意見を伺いたいと思います。
 この(2)で旧市町村名の後ろに「等」とつけたのは、いろいろな候補が出て、それが良い名前だからぜひ残したいというようなことがあれば、それも考慮に入れることはできるのではないかという配慮でございます。

伊藤委員

 附帯意見の(2)は、私も要請させていただいたことが盛り込まれておりまして、大変ありがたく思うんですけれども、この扱いでございますが、行政の方が積極的に案を作って俎上に上げるのか、あるいは住民の方からパワーを示さなければ俎上に上げられないのか、その扱い方によってはかなり違ってくると思いますので、その辺のご意見をお伺いしたいと思います。

長谷川会長

 いかがでしょうか。答申に書くだけなのか。それとももう少し積極的に何か続きなどを説明するのか。

事務局

 現在のところ決定はしておりませんが、このような形での附帯意見というものをいただければ、市といたしましても、そうした附帯意見を尊重してまいりたいというのが基本でございます。そうした中で、当然いただいた区名の答申内容については、市として各地域にご説明してまいりたいということで考えております。その中で、当然にこうした附帯意見もついていますということを説明することになると思います。
 やはり一番大事なのは、地域の皆様がそうした地名についてどうお考えになるかという部分かと思いますので、そうした声が挙がってくれば行政側としても適切に対処してまいりたいと考えております。

長谷川会長

 これから市長が各地域に廻られるのですね。

事務局

 現在考えておりますのは、4月、5月にかけまして、市長が各地域に出向き、地域の方と意見交換をするものです。そうした場の中で、答申の内容についても説明をしていきたいと考えております。

小田委員

 附帯意見(2)に関連いたしますが、昨年3月までに地名で同じ呼称のものがある場合、それが全市の整合性を図る意味で、例えば南の方にあるものについては南とか、北の方に位置するものについては北とか、それから旧市町村名を冠につけて新しい町名にするという整理がなされていたはずであります。
 附帯意見の(2)で、この住居表示の取り決めに関する定めと、既に先ほど複数の同一地名があった場合の処理と、その辺の整理で引っ掛かるようなことはございませんでしょうか。その処理に仕方について少しお聞きしておきたいと思います。

事務局

 今ほどご発言がございましたとおり、昨年の広域合併に際しまして、合併協義の中で基本的に合併後の町字名につきましては、旧新潟市を基本といたしまして、合併市町村で旧新潟市と紛らわしい町字名には、旧市町村名をつけるなり、ということで区別をしていただくような処理をお願いしたところでございます。
 例えば早通という地名が旧豊栄市にもございますし、旧亀田町にもございましたが、それについてはそれぞれ分かるような形でやっていただきましたし、本町というのも旧新潟市だけでなく、色々な所に本町があるということで、旧新潟市の部分は変更がございませんでしたが、合併関係市町村の本町につきましては、誤解のないようにと変更をいただいたところでございます。
 小田委員がおっしゃいましたような整合性、あるいは何らかの問題が出てくるかという部分につきましては、今現在、思い当たるような節はございませんが、いろいろと地域によってこのようなご要望が出てきた段階で、個々に対応しなければならないのかなというふうに考えております。

北沢委員

 今の町名の重複する点ですけれど、区名が浸透すればその必要は少なくなるのではないですか。今までは新潟市ということでいろいろありましたけれど、ここで決めた区名が浸透してくれば、無理に町名を昔の市町村名なりを入れる必要はないので、むしろ住民に対して混乱を生じさせるのではないでしょうか。

事務局

 例えば当審議会でご議論いただきましたように、区割りにあたりましては、町字名を分断するような形の部分が出てきております。当然にその同じ町名を区割り線が分断したとしても、区名がつく関係で問題は起きないと考えてはおりますが、ただこの附帯意見の主旨は、そうした中で、それぞれの旧市町村で、旧市町村名に愛着があるという地域の合意があれば、町字名の所につけることができるというような附帯意見のご趣旨かと思っておりますので、重複するかどうかという部分よりも、地域の皆様にそういう旧市町村名の愛着があるので変更したいということであれば、最終的には議会での議決が必要になりますけれども、対応は可能ということでございます。

加藤委員

 (1)ですが、よく意味が分からないのですけれども、これは検討の結果の中に載ってくる話だと思うんですよね。
 そうするとここで言いたいのは、主としてこの答申の内容について住民の方なりに丁寧に説明しなさいと。理解を得る取り組みをお願いしたいというんですが、我々の立場からすると、こういう意見を審議会として答申をするという役目であって、それを採用するかどうかというのは市の判断になるわけです。
 それについて十分に説明しなければならないという話を我々が言うべきでないと思いますし、特別に付けてほしいというご事情があるのなら良いのですけれども、敢えて当たり前のことを附帯意見に書くことが本当に必要なのかどうか、私は疑問に感じました。

長谷川会長

 確かにその点はありますね。率直なご意見を。

小山委員

 附帯意見の(2)のことに関連するんですけれども、今まで新潟市を背負ってきた比較的高齢者の方は旧市町村名を残したいという意見が十分強いようでございますし、これから新潟市を背負っていく若い方々はあまりこだわらない。行政でこれから説明に入る場合は、その辺の調和を十分とっていただきたいと思います。

長谷川会長

 貴重なご意見だと思います。
 確かにこの(1)は、はじめにのところに章立てに書くべきところですね。特に、こういう審議会としての決め方、結果について十分説明してくださいということだろうと思います。

柳澤委員

 今おっしゃるように、(1)の上から3行目、行ったものであるまで消して、今後市としてもということになれば、より明確になるのではないですか。市で説明をしていただく時、こういうことになれば良いのではないかと思うんです。

与田委員

 この答申結果がそのまま住民の方々の理解を得るようになるためには、市議会決議というのがいるじゃないですか。そうすると、これが決まるという前提で(1)の附帯意見を出すような格好になるのは、加藤委員の議論でいえばおかしいのではないかという形になりますから、とるのであれば全部とる。附帯意見は1つの方が、アピールもしやすいわけです。そういう形で、ただし区名を審議した立場として言いたいことがあるのであれば、この結果として区名が決まった際には、ぜひ新しい区名については十分な理解を得るご努力をいただきたいという位の言い方の方が良いのではないかと思います。

樋口委員

 (2)ですけれど、地域の意見要望によってはとあるんですけれど、地域の意見要望というのはどのように吸い上げるのでしょうか。
 それから、全区的に同じ扱いでやるというようなことも書いた方が良いのかなと思うんですけれど、どうでしょう。

長谷川会長

 分かりました。どういう手続き、どの範囲でできるのかというようなことについて、もう少しご説明いただけたらと思います。

事務局

 どの単位ということですと、該当する町字の部分だけでございます。区全体の中でということではございません。1つの町字に属されている地域の皆様が、例えば旧市町村名をつけたいという合意があれば、行政側でそのような対応をさせていただく。先ほど言いましたように、議会の議決が必要になりますので、議会への提案ということになろうかと考えております。

長谷川会長

 政令指定都市移行前だったら地域審議会等へ出せば良いのですか。

事務局

 提出につきましては、地域審議会というよりは、行政へお出しいただくことになります。

深川委員

 (2)の問題で、既に私たちの地域は各町内で出ております。合併した後、他の地域でも松崎とか下山とかあったわけですが、西松崎とか西下山とかいう形で変わっております。ですから、あまり心配することはないかと思います。ただ変えたいということはあると思うので、その辺はご理解いただければ結構かと思っております。

長谷川会長

 行政で丁寧に説明するということでよろしいんじゃないでしょうか。
 それでは、(2)はこれでよろしゅうございますか。この附帯意見だけは、きちんとこの場でお決めいただいた方が良いと思います。

江村副会長

 附帯意見の(1)については、書くかどうかというご意見が多かったのですが、その主旨をご説明いたします。実は私どもこれまでいろいろな段階を踏んで手順を踏んで検討を進めてきたのですが、それにもかかわらず、未だに検討の経緯とか判断の理由が分からないという人が沢山いらっしゃいます。
 それについてはご承知のように、私ども再三再四いろいろ説明をしてきたはずですが、その経過を理解いただけなくて、既に私どもとしては解決済みと思うようなことにまでさらに検討を求めるご意見が出てくるのはご覧のとおりであります。
 そういうこともありますので、端的に言えば、我々やるだけのことは一生懸命やりました。あとは市や議会の方でぜひ筋のとおった対応を、住民の皆さんのご理解をいただくようにお願いしたい。そういうことであります。
 従って、それがいらないということであれば、外しても良いと思うんです。いつも私が懸念しますのは、検討経緯の説明が足りないと言われるのが心残りなのです。今回の意向調査にもあれだけのことを場所を割いて入れたのですが、それでもなおかつそういう意見なんです。あとは市の責任で、ぜひ主旨をとっていただいて、分からない点をはっきりさせていただきたいと思います。委員の皆さんに代わってお願いのつもりで入れたわけです。

与田委員

 よく読みますと、この答申の内容についてと書いてありますね。地名とか区名の話だけではありませんね。答申内容についてということであれば、そういう今副会長がおっしゃったようなご主旨もありますし、ついていてもよろしいんではないかと思います。

長谷川会長

 今度の経緯とか選定にあたって、ご説明いただきたいということなんですね。それはあった方が良いと私も思いますし、こういう形でいかがでしょうか。

小林委員

 (1)の附帯決議の部分は、はじめにの方で盛り込まれるだろうと思っていたものですから。この経緯の中でいろいろあったということははっきりさせて、そのことをはじめにのところでしっかりしていただくということでいかがかなと思ったので。

長谷川会長

 確かに少し重複するかもしれませんね。
 それでは、ただ今のご意見もございますし、はじめに、それから章立ての内容ですね、それについては副会長と私にお任せいただきたいと思います。よろしいですか。
・異議なし・

長谷川会長

 ありがとうございます。しっかり内容を書きたいと思っております。附帯意見としては、(1)と(2)と、この文面でいきたいと思いますので、ご承知おき願います。
 それでは、答申の実施でございます。現在の予定としては、3月28日の午前に、副会長と私とで市長に答申させていただきたいと考えております。しかし、前回の区割りの際と同じように、ご都合のつく皆様におかれましては、ぜひご同席をお願いしたいと考えております。詳細な日程につきましては、事務局から後ほど連絡をしてもらいたいと思っております。
 当日ご欠席の方があれば、同日付でこの答申書を郵送させていただくということでお願いしたいと思います。
 以上をもちまして、昨年10月5日に市長から諮問をいただいた区名についての審議は全て終了いたしました。
 会長として一言お礼を申し上げたいと思います。本当に副会長はじめ委員の皆様におかれましては、長期間にわたってお忙しい中、ご審議をいただきましてまことにありがとうございました。
 その中でも検討委員の皆様におかれましては、この本審議会に加えて、さらにこの検討委員会においてもご審議をいただいたわけでございまして、重ねて御礼申し上げたいと思います。
 区名案募集と区名意向調査の2回にわたって市民のご意見をお聞きし、特にこの旧市町村名の取り扱いにつきましては、地域審議会などから地域の声を聞かせていただいたわけでございます。それらをできる限り審議に反映させるなど、私ども丁寧な審議を行なうことができたと思っております。
 委員の皆様のご協力によりまして、この新しい政令指定都市の誕生にふさわしい誇るべき区名の答申がなされるということで、大変嬉しく思っておりますとともに、非常に自負しているところでもございます。
 区割りを含めますと1年間の長きにわたって、16回にも及ぶ審議会の審議、まことにありがとうございました。皆様のご協力に改めて感謝申し上げます。特に原山委員におかれましては、今度5区は秋葉区になるわけでございますが、今後も区の中の一体感の醸成ということで、引き続き今後ともご尽力をいただきたいと願っているところでございます。よろしくお願いいたします。
 それでは以上をもちまして、第16回、最終回でございますが、新潟市行政区画審議会を終了いたします。
 どうもありがとうございました。

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