第15回新潟市行政区画審議会会議録

最終更新日:2012年6月1日

平成18年2月14日

司会

 新潟市行政区画審議会を開会いたします。
 本日の出席状況でございますが、阿部委員、堅田委員、熊谷委員、田辺委員、藤井委員、末崎委員、加藤委員の7名の委員が所用によりご欠席でございます。審議会委員が半数以上出席されておりますので、本審議会設置条例第4条第2項の規定に基づき、本日の会議が成立しておりますことをご報告いたします。
 それでは、開会にあたりまして、会長からご挨拶をお願いいたします。

長谷川会長

 皆様こんにちは。第15回行政区画審議会をこれから開催いたします。ご多忙のところお集まりをいただきましてありがとうございます。
 前回以降、検討委員の方々とご相談させていただき、副会長と私でたたき台を作ってまいりました。本日はそれについてご審議をいただきたいと思います。
 合わせて区名意向調査の実施方法について、これにつきましてもご審議いただきたいと思います。審議の最終段階にさしかかってきていると考えられます。しかし基本方針をしっかりと堅持して、慎重に審議してまいりたいと思いますので、よろしくお願いいたします。

司会

 ありがとうございました。
 それでは、この後の進行は、本審議会設置条例に基づきまして会長にお願いいたします。よろしくお願いいたします。

長谷川会長

 議事に入ります前に、本日の次第と資料の確認を行いたいと思います。よろしくお願いいたします。

司会

 次第をご覧いただきたいと思います。
 議事につきましては、区名についてをご審議いただきます。
 本日配布いたしました資料でございます。
 資料1、第14回行政区画審議会審議概要。
 資料2、「政令指定都市調査特別委員会」会議録概要(意見・要望)。
 資料3、区名候補一覧(案)。
 資料4、区名意向調査の実施について(案)。
 なお、本日、区名案候補一覧をA3版の資料でございますが、参考のために机上配布させていただきました。資料に不足がありましたらお申し出いただきたいと思います。

長谷川会長

 よろしゅうございますでしょうか。
 それでは、議事に入らせていただきます。
 まず、前回の審議の概要を作成いたしました。それをご確認いただき、本日の会議の参考にさせていただきたいと思います。
―資料1、資料2説明―

長谷川会長

 ただ今の資料1、資料2について何かご質問ございますか。
 それでは、先ほど挨拶で申し上げましたように、検討委員の方々からもご意見をお聞きし、副会長と私で区名候補のたたき台を作ってまいりましたので、その説明をさせていただきます。資料3としてお配りさせていただいております。ご覧いただきたいと思います。
 また、区名案の絞り込みにあたりましては、区名意向調査の実施方法も見据えた中で検討する必要がございました。その中で資料4として、区名意向調査の実施方法についても案としてご提案させていただいております。
 このたたき台の作成にあたりましては、以下の点を基準としました。
 検討委員会から先に報告書をいただいております。これは、区名についての基本的な考え方を踏まえ、また地域の皆様のご意見も伺いながら、丁寧にご議論していただいた結果の報告書でございます。従いまして、この報告書を基本として考えてございます。
 また、ご報告を受けた後で審議会での議論によりまして、審議会委員の皆様からも追加の案をいただいております。また、多くの市民の方々からもご意見をいただいているところでございます。
 それらを参考とさせていただいた上でまとめさせていただきました。
 それでは、これから副会長から説明をお願いします。よろしくお願いいたします。

江村副会長

 それでは、本日お諮りいたします候補区名案と、それに基づきます区名意向調査の概要案につきまして、私からご報告申し上げます。
 まず、資料3の区名候補一覧でございます。これは私どもが検討いたしました各区5つずつの候補案でございます。また、机上に審議の参考として、A3横長の表をお配りいたしました。これは、左側から右の方へ検討委員会の当初の報告案、その後の当審議会委員から出た区名案、そして一番右側が期限内に当審議会に市民の皆さんや市民団体などからお寄せいただきました区名案でございます。これを各区ごとにまとめてございます。これを参照しながらご説明をお聞きいただきたいと思います。
 まず、区名案の選定にあたっての考え方について若干申し上げます。
 ご承知のとおり、今回の区名選定問題は、14市町村の大同合併という大変複雑な背景を踏まえまして、新・新潟市全体としての区名に対するコンセプトが重要であるということから、当審議会では区名についての基本的考え方を確認いたしまして、以後はそれに基づきましてそのものさしに沿って検討を重ねてきたところでございます。
 今回の最終的な候補の選定にあたりましては、それを踏まえつつ、さらに地域全体を理論的に考える視点、それにもう1つ、地域住民が愛着を持てるものとする視点、この2つの視点からの検討、配慮も必要かと思います。
 そこでこの調整案では、そういった視点を斟酌いたしまして、これからご説明をいたしますような区名を選びまして、その中から意向調査によりまして地域の皆さんからご選択をいただくことが妥当ではないかと考えた次第でございます。
 なお、区名候補の数につきましては、前回の審議会では上限を6つといたしましたけれども、この段階ではあまり数が多いと意見が拡散してしまう。その一方で逆に少なすぎると選択肢が狭まってしまうというふうな問題がございますので、やはり市民の意向を調査する際は、5案からの選択が適当ではないかと考えたわけでございます。
 それでは、1区から順に調整区名案と、その取捨選択の理由などを逐次ご説明申し上げます。
 まず、1区でございます。当初案から豊北を外しまして、代わりに東みなとを入れました。東みなとを入れました理由は、地域の意見、要望を斟酌したためでございますが、地域審議会からも特に強いご要望が出ておりますことを勘案いたしました。
 一方、豊北を外しましたのは、この候補区名案の中には合成語が2つ入っております。また北を表すものが3つもございましたため、その中で豊北を外しました。
 それから2区でございます。2区につきましては、当初案から港東を外しまして、代わりに東を入れました。東を入れました理由は、旧新潟市域をはじめ広く慣れ親しんだ地名であること。そして当地区の住民からもご要望がたくさん出ていることを勘案したものでございます。
 それからご意見が出ておりました、王瀬、中央東は外してございます。王瀬につきましては歴史的に由緒ある名称でございますけれども、地域になじみが少なく、広く慣れ親しんだものではないのではないかということで除外いたしました。
 それから中央東につきましては、地区に類似名称がありますので、混同は避けるために外しました。
 3区でございます。3区につきましては、信濃を外しまして中央を入れました。中央を入れましたのは、区内に市役所、県庁、新潟駅等がございまして、都市機能や経済の中心地で商業集積も進んでいるということを勘案いたしましたが、これにつきましては選択の余地を残しますために、中と合わせて候補といたしました。
 なお、地域の住民からもこの中区及び中央区に対しては意見が沢山寄せられております。
 信濃を外しましたのは、前回の当審議会のご意見に従いました。信濃川はありますが新潟の中心に長野県の旧国名の信濃ではどうも紛らわしいということでしたので外しました。
 それから港でございます。3区の港につきましては、これは2区においては西港の一部とそれから空港がございます。ということで港を候補にしてございましたので、3区からは除外いたしました。
 4区でございます。4区につきましては、検討委員会の案どおりといたしました。
 なお、沢海、中央のご意見がありましたが、沢海につきましては、歴史的に古い由緒のある名称でございますけれども、読みが難しいということで外させていただきました。
 それから中央につきましては、これは先ほど3区で中央を挙げましたが、地理的な中央という概念もございますけれども、中央のイメージとしてはやはり都市機能、商業集積等が高い地域ということが一般的ではなかろうかと思いますので、3区の候補といたしましたので、4区の候補とはしませんでした。
 5区でございます。5区につきましては、当初案から新須を外しまして、金津を入れさせていただきました。新津、小須戸地区が金津保という古い伝統的な地域に属していた歴史を考慮したためでございます。なお、読み方は地域の読み方に従って、(カナヅ)といたしました。
 なお、金津につきましては、ご承知のように古代の燃える水から発生した石油の里というイメージも入れてよろしいかと思います。
 新須を外しましたのは、これは地域をイメージできるような合成語ではないと思われたことから外しました。
 それから東、蒲原、中蒲、新津緑、これが候補に挙がっておりましたが、いずれも5区を表す名称としてはなじまない、あるいは範囲が広すぎるというご意見がありましたため除外いたしました。
 なお、新津緑につきましては、先般ご決定をいただきました旧市町村名の議論を勘案いたしまして除外いたしました。
 6区につきましては、検討委員会の案どおりでございます。
 なお、案の小吉につきましては、地名としての小吉が8区の中之口地区に現在でもございますために外させていただきました。
 7区でございますが、夕映を外しまして西を採用いたしました。西を入れました理由は、旧新潟市域をはじめ、広く慣れ親しんだ名称であるためということと、地区の自治連合会から一致して西についての申し入れがあったことを勘案いたしました。
 なお、当初案の中にございました夕映は7区の区名案に海や夕日に関するものが多いことから、その中からこの案を外しました。
 それから佐潟につきましては、新潟と潟が重なって言いづらいのではないかということで除外いたしました。
 8区につきましては、検討委員会の案のとおりでございます。
 なお、越王、瑞穂、緑、八、西とございます。この案が出ておりましたが、越王につきましては、読みが難しく、特産の果物の名前でもございますけれども、広く地域を表す名称としてはどうかということで除外いたしました。
 瑞穂と緑につきましては、ひらがなと漢字の差はございますけれども、他の地区の候補名と重複しておりますため除外いたしました。
 それから八区につきましては、ほかに数字の区名が出ておりませんので、全市的な整合性を考慮して除外しました。
 西でございます。これは区名としては西という言い方も考えられるわけでございますけれども、ただ8区の場合は区内のほとんどが西蒲原郡に所属していたということもございますし、西蒲という名称をここに入れてございますので、その方がなじみが深く愛着があるのではないかというご意見が多く、これを除外いたしました。
 区名案の説明は以上でございますけれども、若干補足をいたします。
 まず、各区の今回の調整案にはご覧のように方位がいくつか含まれております。検討委員会では方位の考え方につきましては、全市の位置付けを重視したものでございましたけれども、しかし今回追加いたしました東、中央、西の名称につきましては、いずれも新潟市市域の全体で広く馴染まれてきた呼称でもあり、また先ほど申し上げましたような見地から、当該地区住民のみならず、他の地区からも候補区名としての理解、納得が得られるものと判断いたしました。
 また歴史的な沿革や地形、地物に関しましての区名案につきましては、特に専門の小林委員からはいろいろ有益なご示唆をいただきましたし、また検討委員会としても歴史的な重要性については多面的で慎重な論議を重ねたところでございます。
 しかし対象区名につきましては、その認識度に残念ながら年齢層や地域ごとにかなりの格差がございますので、基本的な考え方に従いまして一部を除き、候補対象から除外いたしました。
 再三申し上げてまいりましたように、この区名問題につきましては全ての方が一致して納得されるような案というのは至難でございます。ただ私どもとしては地域づくりの基本である互譲相助、お互いに譲り合い、そして助け合う、こういった見地からのお取りまとめをお願いいたしたいと思います。区名案につきましては以上でございます。
 次に、関連がありますので、資料4の区名意向調査の実施についても申し上げます。
 まず目的でございます。新潟市行政区画審議会では、政令指定都市新潟の8つの行政区の区名について、市民の皆様から募集した区名案の中から、いずれが選ばれてもよいよう、重複などを調整し、各区5つの候補を選定した。
 今回の意向調査は、選出した各区の候補の中から、それぞれの区にふさわしい名称を選択していただくために実施するものであります。
 調査の考え方でございます。原則として、区名意向調査で最も応募の多かった候補を、各区の最終的な区名として答申をいたします。
 調査期間は、2週間といたします。前回の区名案の募集の際は、広く時間をかけて良い案を沢山出していただくために3週間といたしましたが、今回は数点の候補の中から選択してもらうものでありますし、市民のご関心の高いことから、先回よりも短い2週間といたしました。
 調査対象者は、新潟市内にお住まいの方といたします。先般の区名案募集の際は、より広い範囲から区名案をお出しいただくために、在住、在勤、あるいは団体等も対象といたしましたけれども、今回は区名は最も関係する在住者に限定いたします。
 選択対象区でございます。これは全ての区を対象といたします。1つの区のみの応募でも、また複数の区の応募でも可能といたします。
 各区について1案のみの選択といたします。
 記載事項でございますが、専用用紙に記入される場合は、区名候補の中から最もふさわしいと思われる区名案に丸印をつけていただく選択制にいたします。
 任意の書式に記載の場合、その場合はこの区名候補の中から最もふさわしいと思われる区名案を記載していただきます。
 それから住所と氏名を必ずご記入をいただきます。
 提出方法は、前回同様、郵送、ファックス、Eメール、あるいは市役所の本庁舎、支所、地区事務所、連絡所へご持参をいただいても結構でございます。区名意向調査専用箱をこれらの所に設置いたします。
 注意事項をつけましたが、1つの区で2つ以上選択した場合は、無効とする。これは当然のことだと思います。
 1つの区に対して、2回以上応募した場合は無効とする。
 区名候補以外の区名案を記載した場合は、無効とする。
 その他につきましては、これも当然のことですが、お寄せいただいた個人情報は、区名意向調査の目的以外には使用しないということを明記いたしました。
 以上、説明のとおりですが、1つ、補足いたします。
 この区名意向調査についてご審議いただきました後で、区名意向調査を行う募集の要領、書き方、あるいは内容を記載した前回同様リーフレットを作りまして、全世帯にお配りすることになりますが、その中に当審議会の基本的な考え方と、これまでの検討経緯を広くご説明できるような欄を設けたいと思っております。
 これは再三今までに問題になったことでありますが、民意の捉え方につきまして、様々なご意見がありました。民意の捉え方についてはいろいろな角度があるわけでございますけれども、大切なのは民意であるということは当審議会でご確認いただいたとおりでございます。
 その民意に即して、ご承知のように今回の審議会ではあらかじめ論議、検討を行いました上で一定のルールを定めて、そのルールに沿ってここまで審議を重ねてまいりました。これは一貫してその方針でやっておりますが、ただいまだに前提要件や考え方にご理解がいただけない。あるいは若干曲解をしている向きもありまして、いまだにそういった意見、要望が出てまいりますのは、非常に私どもとしては残念だと思います。
 こうした点を勘案いたしまして、今回の区名の意向調査に関しましては、検討経緯をつけて改めて当審議会としての説明責任を果たすことにしたいと思っております。
 後ほどこれにつきましてはまた会長からお話があるかと思いますが、以上でご説明を終わります。よろしくご審議をお願いいたします。

長谷川会長

 ありがとうございました。大変詳しい説明をしていただきました。
 それでは、これからただ今ご提案申し上げましたこの案、資料3、資料4、これを基にしましてご議論をいただきます。
 区名候補について、それから区名意向調査の実施の方法について、これは分けて議論をするということもできますけれども、これは先ほどの説明にもありましたように、密接に関連してございますので、分けずに、区名候補、それから区名意向調査の実施方法についてご意見を賜りたいと思います。
 どなたからでも結構でございます。忌憚のないご意見をいただきたいと思います。伊藤委員どうぞ。

伊藤委員

 区名候補の一覧を見せていただきまして、私の理解を深めるためにもお教えいただきたいのでございますが、7区に西というのがございます。これはもともと西地区というふうに呼んでいたということを教えていただいたんですが、8区に西蒲というのがございます。確かに7区は西地区と呼ばれていたのでしょうけれども、新しくできる区の配置を見ますと、8区が西なのではないかなという意見が、おそらく多々出てくるのではないかと思います。それに対して答弁ができるのかどうか。私は個人的には8区の西蒲にプラス西というのを並べて、3区の中央と中のようにするのが望ましいのではないかなと個人的には思います。

江村副会長

 伊藤委員のご指摘、もっともでありまして、検討委員会でも方位の問題につきましては縷々検討いたしました過程で、前に説明しましたが、方位からいうと7区よりも8区の方が西だというご論議もありました。
 ただ先ほどもご説明いたしましたように、この最終的な取りまとめ段階になりますと、それをどちらの方にしたら良いかというのはなかなか決着がつかない。ということから、一般的に西新潟と言われてきた地域というのは、これは新市域、旧市域にかかわらず、今の7区の方がウエイトが高いんじゃないか。
 8区の方を西新潟という言い方をしたことは、合併前にもありませんので、そういうふうな点を勘案すると、7区の方が妥当ではないか。
 8区の場合には、先ほどご説明したように、西蒲原としてのまとまりがあったので、西蒲という名称を候補として残すということにしたわけでございます。

長谷川会長

 よろしいでしょうか。柳澤委員どうぞ。

柳澤委員

 7区の場合、なかなか広くて、また特徴的なものがないんですよ。はっきり言って。西新潟については関屋分水から西の方になるということが、住民にしみついている面もあるわけです。
 特に警察も新潟西警察になっていますね。それから郵便局も新潟西郵便局、それらをその場所に作る場合、直接当事者には聞いておりませんが、おそらく名前をつける時にそういう呼び名しかなかったんではないかと思います。それが住民の中でこれだけ急速に人口が増えた中で、そういう歴史的なものはもちろんありませんし、西なんて言ったってどこを指して言っているのかということがあるんですが、しかし関屋分水から西の方は大体西だということが住民にしみついているという面があります。その辺は理解をしていただきたいなと思います。以上です。

長谷川会長

 他に関連して。小田委員どうぞ。

小田委員

 もう1点、お聞かせをいただきたい点がございます。これも過去3回議論をいたしました、中央と非中央、このことについて、先ほど江村副会長のお話では、行政、経済、その他の中心的機能を持っている所であるから、ここに信濃を排して中央を加えると説明をいただきました。
 今までの議論の中で中央の持つイメージ、それから中央と中央でない、いわゆるこれを区別するという、悪い意味での捉え方の釈明はどのように整理をされましたでしょうか。お聞かせを願いたいと思います。

江村副会長

 検討委員会としては、実は中央という名前はとりたくないということで皆さんにご報告をしました。理由は、地方と中央という対立の図式が名前に出てくるのはどうも好ましくない。
 ただ、それにこだわらなくても良いんではないかというご意見も、その後の論議の中に出ていましたね。周辺の方々が中央と地方ということについてのアレルギーがないのかなと。ないのであれば候補に挙げても差し支えないのかなという意味で、中と中央と両方残しました。

高橋委員

 中央はやはり新潟市民の方々が、私の耳に入ってくるのは、まず中央ということはこれは当然の理であるといわれておりますので、中というよりも中央と言った方が、新潟県から全体から見ても、新潟市は中央というふうになろうと思いますので、そういう意味で私どもは自治団体も中央ということを支持をしたわけでございます。

長谷川会長

 早川委員どうぞ。

早川委員

 私も3区のことについてお話したいと思うんですけれども、私たち自治連合会のほうでそれなりのすり合わせをいたしますと、これは正式ではございませんけれども、やはり中央というのが圧倒的に多い。これは現実だと思います。
 その内容をいろいろ聞いてみますと、ほかの皆さんは中央集権的なイメージが非常に強いんじゃないかというご意見を持っておられますけれども、そうじゃなくて現実的には県庁あり、また市役所あり、そして国の出先機関がありということになって、位置からいってもやはり中央は間違いないというふうなことで、この中央というのはぜひ入れていただきたいという意見が非常に多い。
 ただその中で検討委員の皆さんが、中というものを入れておりますので、こういう問題になりますと、できるなら中央ということになるんでしょうけれども、中央が他の地域の皆さんにイメージ的に非常に悪いというようなことであれば、万やむを得ず中ということでも良いんじゃないかと、自治連合会ではこのような話になっております。以上です。

長谷川会長

 中を加えておく意味もあるということですね。田村委員どうぞ。

田村委員

 私も検討委員会の委員として議論をしまして、まさに今の中央、それから西、あるいは東というのはいろんな意見があるわけで、ただその意見がどちらが正しいかというのはなかなか難しい。
 そういう中で区名を決めていく際に、誰に問うのかというところが第一だと思います。もし区内の住民の方だけになりますと、やっぱり昔ながらの西や中央という意見も強いかもしれないんですが、そもそも区名を募集した基本的な考え方に立ち返りますと、全市的な一体感、整合性とか未来志向、そういうことが必要になってまいりますから、仮に8区の人から見てちょっと西というのがおかしいんじゃないかというのになれば、別の声が出てくるかもしれませんし、あるいは3区以外から中央というのは適切じゃないという声が強いかもしれません。
 そういうことを含めて、区名の意向調査を全市でやるということで、この辺の市民の考え方というのが見えてくるんじゃないか、おそらくいろんな意見がこれから議論しても沢山出ると思いますが、そういう方向で進めるべきじゃないかなと思います。

長谷川会長

 ありがとうございました。深川委員どうぞ。

深川委員

 前にも申し上げたんですが、検討委員会でだいぶご苦労なさって出してくださったんだろうと思うんですけれども、検討委員会で出していただいた角田と多宝というのは、5ヵ町村の中では特定の地域を表すことになるので、できるだけ遠慮してほしいという意見が非常に強うございます。
 それとさっき伊藤委員からもお話がありましたように、西蒲原というのが現実にまだ残っているわけです。全然なくなったわけじゃない。その辺がどうかなという気がするんですけれども、西というのがさっきもお話がありましたように、あっちもこっちもなかなか調整が大変だろうと思うんですが、その辺はあえて申し上げませんが、西蒲原と西蒲という重複が確かに出てくるはずです。今後そこをどうするかという問題もあるんですが、その辺もまた検討していただければなと考えております。
 そういう意見が強いということを、私の方から一言申し上げさせていただきます。

長谷川会長

 ありがとうございました。先回もそういうご意見は伺っておりました。小林委員どうぞ。

小林委員

 私の追加で出しました案も含めてよく検討していただいて、今回の検討委員会の案にほとんど賛成であります。ただ3区の中央に関しまして、先ほどから問題がございましたように、前回の5区とはちょっと性格を異にして、その名称が良いということを言うのはもっともだし分かるんですけれども、そうではなくて、中央という言葉は他の7つの区の関係するところでこれをどう受け止めるかという問題だと思います。
 そういう点で、まずは4区で中央という区名案が出てきている。そのことについてそちらの方でそういうご主張があるならば、整合性があるとは言っても、この中央はいかがかという、これはちょうど5区で起こった問題と共通しているところがあると思うんですね。同じ構図だとは申しませんけれども。
 やはりこの3区が中央で良いのかという、こういう問題は委員会の中でどうかと。私自身はちょっとその辺が少し、他に中央に違和感があるということでなければ、5つの案の中の1つにあることは妥当かなと思うんですけれども、ポイントはそこにあるのかなと思います。

長谷川会長

 ご意見を伺いましょう。樋口委員どうぞ。

樋口委員

 今区名候補の一覧を見せていただいたんですけれども、この北とか、方位ですね。方位は新潟市全体として見たところで納得いくものの方が、私は旧新潟市の住民の方の思いも分かるんですけれども、こうやって広げた時に他の地区の方がこれを見て何なんだろう。新潟市で使い慣れているからという言葉があって、それは分かるんですけれども、それは旧13市町村の方も同じ思いなわけだから、そういうふうな方たちに納得ができるような、十分説得力のあるようなものでなければ、この方位はちょっとおかしいのではないかなという思いがするんです。やはり前回の新津の方とか、小須戸の方の思いとかも考え合わせますと、やはり全市的に見て、ああ、ここは新潟市の中の北だよねとか、南だよねということで方位を使うべきだと思います。

長谷川会長

 ありがとうございました。先ほど副会長の説明にもありましたように、検討委員会では確かに全市的な観点から報告書を作られたわけですね。その時には方位というのははっきりした観点があったわけですが、ただ本審議会でご提案申し上げてご意見を伺うとやはり地区住民といいますか、住民の方が愛着の持てるという観点も必要ではなかろうかということで、これは方位というよりも親しみの持てる名称という性格が強くなっているんですね。その辺、副会長いかがですか。

江村副会長

 おっしゃるとおりです。

長谷川会長

 どうぞ。小田委員。

小田委員

 先ほどの方位の意見に関係してでありますけれども、先回も申し上げました。また審議会委員の追加提案の中でも書かしていただいたんですが、方位についての全市的整合性を大事にするというのが検討委員会の過去6回にわたる会議の中でのお答えでございました。
 そこで前回の会議の時に申し上げさせていただいた、旧新潟市域を含む、あるいはその一部を含む地域における方位の使い方と、旧新潟市域以外の市域の方位とはこの辺のところを区別して考えないと誤解を招いたり、あるいは方位についてのせっかく合理性をもって方位を用いるわけですけれども、その合理性が失われる可能性もあるという意見を申し上げたはずであります。
 そのことについて、全市的な整合性と方位の合理性が損なわれるという点について、検討委員会の、それから江村副会長のご意見はどうなのかお聞きしたいと思います。

江村副会長

 全体的な整合性と地域の愛着といいますか、親しみやすさ、愛着というのはイコールじゃないですね。同じ並列的に考えるわけにいかないですね。だから先ほども申し上げました検討委員会としては全部の市域を地図で見ると、ここは西で、ここは東で、一番端だからよかろうと思ったんですが、しかしその愛称をそこで使うか、それとももっと親しく愛着のある地域がどうしても使いたいというならば、そこに割り振るかというのは、まさに調整の問題だと思います。
 調整した場合に、西の場合には8区ですね。8区でお使いになるという話がなければ、7区の皆さんは各連合自治会全部が西にしてほしいという要望をいただいております。
 そうすると私どもとしては比較考量した結果、7区に西を使わせていただいても良いのではないかということです。他の地域も同じことでございます。

柳澤委員

 私は地域で説明した段階では、東は信濃川から東の方は東と、それから新潟島、それから関屋分水から西は西と、こういうことが今まで住民が呼び慣れている名前なんですね。東の方へ行ってくる。あるいは新潟島へ行ってくるというのが普通、住民同士で話をしているのがそういうことで、そういう点では合併して40年近くなるわけですから、呼び慣れてきているというところに、私は非常に強い意見がある。
 区名案の募集で「西」について約1,000票近くが入ったと。それが先ほどから申しているような親しみがあるということからその結果になったとこんなことを言っている人もいるんです。
 7区の場合、坂井輪だとか内野だとかいう名前も含めて、それらを称して、大体西ということで呼び慣れてきているというところに非常に愛着があったのかなと感じております。
 そういう点で、皆さんからご理解をいただければ良いんじゃないかと思います。

長谷川会長

 ありがとうございました。他のご意見はいかがですか。吉田委員どうぞ。

吉田委員

 私どもの方もいろいろと検討しまして、せっかく中が出ているのだから、これを中にしないで中央にしたらどうだという話が圧倒的に多かったのです。それでぜひ中央にしていただきたいと申し出たわけですけど、私どもも昔から住んでおりますと新潟島とよく言いました。本当に新潟島というのは親しみのある名前でございましたけれど、本当に今ここでお願いしたいのは、中が出ているなら中央にしていただきたいという、これは住民の声でございます。

長谷川会長

 その中央というニュアンスというのは、非常に中央集権的な、例えば今市長が主張している分権型とは何か少しそぐわないような感じがありますけれども、その点についてはどういうふうにお考えになりますか。それとの整合性の点については。

吉田委員

 県庁や市役所もございますし、古町や沼垂なども一緒になっており、大勢の声が、中というより中央が良いんじゃないかとおっしゃって、私もそれに感銘しております。
 早川委員もおっしゃったように、そういういろいろな皆さん、住民の声を重視した方が一番良いのではないかと思います。

長谷川会長

 伊藤委員どうぞ。

伊藤委員

 やはり7区の西に私はちょっと引っ掛かりがあるものですから、もう一度だけ意見を述べさせていただきます。
 住民の方のご意向は十分に伺いました。必要条件、十分条件かどうかの話になると思います。やっぱり全体のバランスということが私は十分条件だと思うんですね。
 つまり7区が西、もっと西にある8区が西でない。例えば私が初めてこれを見た場合、おそらく7区が最初にできた西の地域であって、おそらく8区がそのあとに加わったのかなと私は市の全体を見た時に、ネーミングをそのように考えます。
 これから未来に向かって、子孫に残す名前をそこの地域だけの必要性、愛着性だけで考えて良いのか。これはまたもちろん新津の名前を除いた旧市町村名を使わないという議論とレベルは違いますけれども、しかしそれが新津の人たちにとっては必要であった。しかしそれは十分条件ではなかったというふうに考えますと、やっぱり7区の方が西を応援することは十分条件ではないと私は考えます。そのことについて、これからずっと市民の方々に、あるいは子孫にしっかり説明できるのかどうか、そこが私は気になっているところです。

長谷川会長

 他のご意見はどうでしょうか。小山委員どうぞ。

小山委員

 この表ですね。この表の市民団体からの意見がありますが、それがこの表に取り入れられた、取り入れられないというものがあると思うんですけれども、取り外してくれという要望については何かこの表にはお考えがあったんでしょうか。例えば4区の梅田は全体的にうまくないというので、外してほしいという要望が出ていると思いますが、それについては検討委員会というか、何かお考えがあったんでしょうか。

江村副会長

 特に強い理由はありませんが、検討した結果、これはこのままで立派な呼称であろうということなので外しませんでした。他の地域についても各々検討しましたが、積極的な理由がなければそのままにしました。

小山委員

 もう1点ですが、このある区名を入れてほしいと、こういうことになって考え方から外れたと。ところがそれと同じような、4区のことを言っているんですけれども、中央が外れているわけですね。そして3区に中央が入っているわけですね。仮に最終的に意向調査をした結果、3区の中央が3位とか2位になった場合には、何か入れ替えというようなお考えはできるんでしょうかどうでしょうか。

江村副会長

 おっしゃる意味は、3区で中央が次点ないし3位になって外れたら、補欠当選ができるかと。それはちょっと無理かと思います。

長谷川会長

 他にいかがですか。早川委員。

早川委員

 検討委員会で作られましたこの区名候補一覧を見ますと、5つに絞られておりますけれども、非常にそれぞれの名前に秘められた意味、そういうものが深く私たちも考えさせられるような感がいたしまして、非常に良い選定だったんじゃなかろうかと思います。
 それで意向調査の実施になりますけれども、目的といたしまして、この調査の中で応募の多かった候補を答申するというふうに、考え方として書いてございますけれども、この意向調査でトップになった場合、それを即答申をするということになりますと、政治的な問題というものがこれに加味してこないのかなというふうな、ちょっと心配があるんですが、その辺のお考えはいかがでしょうか。

長谷川会長

 これはあくまでもご提案でございまして、いろんな考え方があると思います。もっとも適切だとお考えの案をむしろ教えていただきたいと思います。この調査方法についてもご意見を。これも非常に関連があると思うんですね。
 この資料4の方法といいますのは、ここでご提案している方法というのは、1人が8つの区の名前を1つずつ選ぶことができるんですね。それでその中で、原則としてですが、最も応募の多かった候補を各区の候補案と、最終的な区名の案として選ぶということです。
 ただ以前から方法については改めてご審議いただくということでご意見は伺っていたんですが、例えば各区に住んでいらっしゃる方はその区だけについて投票するということも、それもありうるんですね。
 ただ全市的な整合性ということも基本的な考えに挙げておきますので、こういう方法をご提案させていただきました。

金城委員

 今ほどのいろんなご意見がありましたが、区名候補の一覧ですね。これは非常に方位とかいろんな話が出ましたが、非常によくできていると思います。これで通していただければと思います。
 それで今度資料4にいきまして、区名意向調査の実施というところなんですが、こういう形で検討委員会とか会長、副会長でこういう素案を出していただいてのことなので、この選択対象区というところなんですが、ここに2つの方法が書いてございます。
 私の考え方なんですが、できたら自分の区、当該区ですね。各区につき1案のみの選択とするということで、当該区に住んでいる人たちだけが自分の区の意向調査をする。その方がせっかくこうして慎重審議をして区名候補一覧ということで5案ができていますので、自分の住んでいない他区のものまでまた干渉しようとすると、これまたいろんな形で今の方位じゃございませんが、旧市内とか新・市内とかいうことで、方位の形でもっていろいろと意見が出まして、ましてやできたら原則第1位のものを区名にするというような調査の考え方も考えますと、できたら自分の住んでいる区の5つの意向調査は、その当該区だけのものにしていただければなと思います。

江村副会長

 さっきのご説明、ちょっと私言葉が足りなかったんですが、今金城委員が言われました選択対象ですね。これは全ての区を対象とするというのと各区につき1案を選択するというのは、これは2つの案ではありませんで1つなんです。全部の区を対象にして、それぞれの区について1つずつ選んでください。
 例えば1区だと、1区から2つ選ばないでくださいという主旨なんです。そこがこれから皆さんにお諮りしたいポイントなんですが、この私どもの考え方でぜひ皆さんにお諮りしたいのは、原案は、14市町村が合併してできて新しい政令指定都市になるわけですから、市民が新潟市の全域について意見を出し、かかわれるようにするために、区名意向調査は居住区のみ、今金城委員がおっしゃったとおり、1区に住んでいる方は1区だけの投票をしますよというやり方にするのが良いか、それとも全市でそれぞれお互いの区を、今中央区の問題が出ていましたが、中央区について全市の意見を聞いた方が良いのか、あるいは折中案で、全市から意見をとるけれども、区内の住民のご意向と全市のご意向、2本立てでとって、最終的に当審議会で調整するという案もあるわけです。そのどれが良いのかというのをこれからお諮りしなければならない。説明が足りませんでした。失礼しました。ぜひご意見を伺いたいと思います。

長谷川会長

 田村委員どうぞ。

田村委員

 先ほども申しましたけれども、この案というのは非常にまさに議論がある中でできている。中央もそうですし西も。中央は良いけれども西はだめという人もいるでしょうし、西は良いけれども中央というのは言葉としてどうか。現実に他の区にも影響がありますし、また我々の市民生活を考えても、新潟市の中で、住んでいるのは7区だけれども、実際働いているのは3区だったり、様々関連もあるわけですから、ここは全市的なことを考えますと、一番自分の住んでいる区に入れたいのは当然そうでしょうけれども、それ以外にも入れていただくということを可能にすると。そういう意味でこういう考え方になっていますし。
 確かにおっしゃるように自分の区だけというのも考え方でありますし、また住民自治ということを考えるとそれも有力な手法でありますが、今回こうやって議論しても様々な意見もございますので、この段階に及びますと、できるだけ住民の意向を広くとろうということの中では、全市的なことが良いと思うんです。
 ちょっと確認というか教えていただきたいことがあるんですが、提出方法の中で連絡所へ持参というのがあるんですが、これには図書館とか公民館とか、いわゆる市民が日常使うような施設も含まれているんでしょうか。もし可能であればできるだけそういう施設にも幅広く箱を置いてやるということは必要じゃないかと思うんですけど、その辺はいかがでしょうか。

事務局

 その点につきましては事務局でお答えさせていただきます。
 前回区名案を募集させていただいた時には、市役所本庁舎、それから各支所、地区事務所、連絡所に専用の箱を置かせていただきまして、募集をさせていただきました。今田村委員がおっしゃる方法もあろうかと思いますけれども、その部分もいろいろとご意見をいただければというふうに考えております。

長谷川会長

 他にいかがでしょうか。調査方法ですね。自分の区の所は自分たちで決めたいという考え、それから全市的な観点からいえば、やはり他の区に対しても自分の意思を表したいというふうなことですね。小田委員どうぞ。

小田委員

 これもまたご提案をいただいた副会長に聞きたいのでありますが、この区名の検討に入る前の一番最初の私どもの申し合わせに、基本的な考え方として、区名はまちづくりの主体となる市民の意見を広く聞くことから始めるというのが1つの確認であり、それから今度案を募集をして案を整理をし、再度意向調査にかける時の意向調査に対する基本的な原則も、私どもは決めておりました。
 それは全市的な観点から整合性などを考慮し、最終的には審議会が判断をして決定する。そしてその区名の意向調査の多寡について、基本的には尊重するが、という表現にとどめておきました。
 そうしますと先ほどの意見にもありましたように、その多寡は基本的には尊重するんだけれども、全市的な整合性をこの審議会のところで加えるという1点をつけ加えておいたわけであります。
 今回ご提案をいただいた案については、全市的な観点から全市民の意向を集約するという点では、この会議のスタートの原則論に立っているのでありますけれども、はっきりと今ご提案をいただいた意向調査の結果については、その多寡をもってこれを審議会の意見として答申をするというふうに明記をされております。
 冒頭の約束ごと、これについての差異が少しこの中には含まれるはずでありますが、ここをお話いただければ幸いです。

長谷川会長

 いろんなまだつけ加える要素は多々あると思います。例えば、この原則と言うのは入っているといえば入っているかもしれませんね。その募集したあとで全市的な整合性を考慮して審議会で最終的に選定するというような表現もつけ加えることはできると思います。むしろそういうご意見をいただきたいと思います。
 ただこの資料3で、検討委員会の報告はまだ残っていたんですが、この資料3になりますと、もう重複するところはないですね。この案ですとないです。ですからどの区で多数のなるものがどこかの区で重複するということはありませんので、数で原則最多のものを選択するということは可能なんですね。ただしそのままそれが自動的に決めるということにするのか、再度といいますか、集計した後でこの委員会で整合性を改めて検討した上で、最終的に決定するというようなこともそれは当然いれることはできると思います。この審議会の役割というのはそこかもしれないですね。

江村副会長

 大変極端な例ですけれども、1位と2位が同数だとか、あるいは1票差だとか想定できないことはないですね。そのときは審議会で決めなければいけませんね。それを5票でも差だというのか、それとももう一度全市的な観点で調整するのかというのは、その余地は審議会の機能としては持たしておいた方が良いかもしれませんね。投票の多寡をもって即というのはできないので、原則としてとしました。そういうことが起こりうる可能性はあるわけですね。

長谷川会長

 例えばこの原則というのが簡単すぎるということであれば、先ほど申し上げたような丁寧な書き方はできると思います。その方が良いかもしれませんね。柳澤委員どうぞ。

柳澤委員

 先ほどから5つの区名案をかなり入れ替えをしていただいたり、つけ加えたりしていただいたわけですが、これは非常に江村副会長がご苦労されてそういう形をとられ、さらにまた意向調査についても、市民の皆さんから意向を聞くということですから、そういうことになりますと私は限定するということはまずいと思うんですね。
 やっぱり自分の居住している区域以外についても意見を言えるというようなそういうことが、当初からそういうことできているわけですから、ここで区名を5つに絞ったから自分の住んでいる所だけというのは、何でそうなったのかと、またこういう意見も出てくるし。
 それからもう1つは、副会長が言われたように、同数といいますか、本当に同数というのが出てきた場合、どっちをとるかということになると、これは非常にいろいろ意見があるだろうと思うんですが、そういう点で審議会が機能しなければならないだろうと思うんですが、そういうことも一応考えておかなければいけないだろうということについては、今副会長がおっしゃるとおりやっていただいて、非常にご苦労してここまで絞り込んできていただいたんですから、そういうことで、自分の住んでいるところの区、さらにその他の7つについても、1つずつつけてもらう、こういうことが私は最も開かれた状態じゃないかなと思います。

長谷川会長

 ありがとうございました。この件について他の委員の方のご意見を伺いたいと思います。

江村副会長

 柳澤委員の今のご意見は、全市でやるけれども、集約するときには各区ごとの、各区内の住民の皆さんが出された投票と、他の区から出た全体の投票と各々出してきたものを考慮するということで考えて良いんですか。

長谷川会長

 今の柳澤委員のご意見は、そういう集計した時にどうとりますか。同数だとか非常に微妙な時は別として、非常にはっきりした結果が出ている時にはどういう最終決定をした方が良いとお考えですか。全市的な集計、それから各お住まいの方々の意見と二通り出るわけですね。その時どちらをとるかというようなことは、あらかじめ決めるというか、それこそ原則ですけれども、その方針は。

柳澤委員

 そういうような場合になると非常に微妙だと思うんですが、やっぱり当該の居住しておられる人たちの意見を取った方がどうかなと私は思います。

長谷川会長

 全市的な意見は集めるけれども、最終的に決定するのは住んでいる人の意見ということですね。小田委員どうぞ。

小田委員

 今の心配事は相当の確率で発生する可能性があろうかと思います。そうするとここを全会一致できちんと整理をしておかないと、今までの区割りの時、あるいは区名の候補に挙げるか否かの議論よりも、むしろ紛糾する恐れがあります。これが先行政令都市の中での過去の例を見ても明らかであります。
 全市的な整合性のもとで全市民の意見を集約するということは、これは十分私どもの最初のスタートからのルールでありますから、これはこれでよろしいかと思います。集計の方法も今の技術ですから、どんな方法でも集計は可能であります。
 そうしますと区名の候補をいただいた時もそうでしたけれども、地域の人たちの意見と全市的な意見が一致すればこれはこれでよろしいのであります。1区から4区、5区、6区、7区、8区のように一致した場合はこれ何等問題もございません。
 ところがより地域のものの意見ということになると、地域の方の意向は某、全市的なものはこれというふうにして分かれる可能性は極めて大きい。全体的なルールからすれば、全市的な数の多い方を持って優という、今の表現をストレートに読めばそういうわけでありますけれども、そういたしますと居住区のものというように分類して発表したり、分類して審査をするということになりますと、相当の確率で分かれる可能性が出ると。これは整理をしていく必要があろうと。

江村副会長

 さっき申し上げたように一定のルールで決めまして、それで今まで私どもずっと論議をしてきたわけでありますから、その問題についてきちんとものさしは決めていかなければいけませんね。それでさっき私がご説明したようないくつかのやり方があるということでご説明したんですが、小田委員がおっしゃるとおりだと思います。

長谷川会長

 北沢委員どうぞ。

北沢委員

 今、江村委員の言われたとおりなんですけど、ここでまた住民投票して、その結果が区内の人とそれから全市的な意見が食い違った場合に審議会でうんぬんということにやるのか、はっきり基準を示して、投票結果がどうなるかというのをここではっきり決めた方が良いと思うんです。そうしないとまた「多数決を無視する」という「住民の意見が反映されない」と批判を受けるおそれがある。その点は全体の数でやるかというのははっきりさせることと、それから順番が狂う場合にはこういう場合に、審議会でもって順位が変わる場合はどういう場合があるかということも明示すべきだと思います。

長谷川会長

 金城委員どうぞ。

金城委員

 結局そういうことがあると困るということで私先ほど申し上げたわけなんですが、居住区のみでお願いしたいと申し上げたわけです。全市を見ていますと、8区あるわけなんですが、いろんな形でもって関心の高い地域が自分の区以外の7つの区の所も全部投票してくれたと。関心の高い所はそれでよろしいんですが、関心の低い所は100票から150票ぐらいしか入ってなかったと。しかし1,300票も1,500票もあったというような可能性もある。
 関心の低い地域は今の1、2、3、4、5、6、7、8、で良いじゃないかと。そんなに難儀して決めなくても良いじゃないかという人たちも結構いるんですよね。だからそういうことから考えますと、今ほどお話がありましたように、5つの候補を出して意向調査をした結果が、当該地区の数が少なく、その他の地区からの数が多かった場合に、そこの当該区内に住んでいる住民の意思を無視して全体的に多いからそうしちゃうんだという形は私はちょっとどうかなと思いまして、先ほど居住区のみでと申し上げたわけなんです。
 いずれにしましても、個人的な意見でございますが、できたらそうなった場合、当該区内に住んでいる意見を数が少なくても尊重してあげれば良いんじゃないかなと思います。

長谷川会長

 ありがとうございました。

田村委員

 確かに今の意見も分かるんですが、私の家族はさいたま市民として、さいたまでは非常に混乱をしたというのをよく知っております。
 それから市全体で投票した上で、地区の意見を優先するとなると、それは二重の基準になってしまって、仮に地区の人の意見を優先するならば、そもそも投票の基準を居住区のみにしなければならないと思うんです。そうすると、最初から全市の一体性ということを考えてやるんであれば、やはり全市民から投票して、その1位を原則とする。ただ同票とかそういう場合は若干の余地はある。しかしそうじゃなくて本当に地区の声というんだったら、それぞれの地区だけでやるべきだと思うんです。
 私としては現在のこの候補に挙がっているものはそう言いながらやはり議論もあるのもあると。そういう地域ごとの利害もからむと。全市的なことを考えるとやはり全市民で投票していただく。その中で1位というのが原則としてよろしいのではないか。
 もちろん関心があまりなければそれで8区全部書く必要もないわけですよね。それは私は7区ですから7区だけ書いても良いわけです。そこら辺のところは、全市的なことを考えるんだったら全員でしょうし、地域だけで決めるというんだったら地域というようにしないと、両方とってどうなると、またこれは大変なことになると思います。

長谷川会長

 そういう時のことを想像していただきながら。

江村副会長

 例えば金城さんがおっしゃったように、例えば1区の皆さんが、豊が良いとおっしゃった。ところが全市的に見た場合、豊浜が多かった。その時にどうするか。方位の場合も同じですね。だからそれを避けるために1区だけでやれば、すんなり豊で決まるんじゃないかと、こういうことですね。
 田村委員のご意見は、そうしないで全市的な観点から市を満遍なくやる。どっちにしろ、調整が必要になる。調整を必要としないやり方は各区ごとにやるのが一番ですね。区内の意識があるから。ただそうするとさっきの話が出ていた方位の問題ですね。ご異論のある方がいた場合に、それをどうするかという問題がある。だから皆さんがこの案で方位の問題についてもこれでやってみるかとおっしゃれば、金城委員のおっしゃったやり方でやった方がすんなりかたはつきますね。だけどいろいろ意見があるんだから発言したいという方が多ければ考えなければいけない。その点はどうですかね。どちらも一理あるということですので、どっちにしなければならんというわけにはいかないですね。

長谷川会長

 北沢委員どうぞ。

北沢委員

 投票の方法なんですけれど、1人1区ということは制限しなくても良いんですけれど、専用用紙なんですけど、これを1区しか書けないようにした方が良いのではないですか。そして、複数区に投票したかったら、2枚も3枚も用紙をもらうというようなことにすれば、割合によその区に対して投票数は減るのでないでしょうか。
 というのは、区名案募集については、8区連記になっているんですね。そうしますと自分の関心のある区を1つ、2つ書いて、あとの6区については適当でいいやというふうに書く人がいたもので、やはりそういうように自分の関心のある住んでいる区、隣りの区や何かには本当にこうしてほしいというのはあるんですけど、全部を8区について本当にしっかりした考えがない人もいるんですけれども、そういうのは区名案募集で出てきたと思うんですけれど、そういう観点があるから、原則1枚の用紙に1区しか応募できないとする。それで関心がある、自分が勤めている区とかそういう所があったら用紙を2枚にして応募できるようにすれば良いのではないかと思ったんです。

江村副会長

 今のご意見は同じことだと思うんですね。1枚の用紙に8区全部ありますね。8区あって住所を書いていただく。お名前を書いていただく。
 例えば私は7区に住んでいるんですけれども、私の住所を書いて、7区の区名を書いて、他の区もみんな書きますね。私の所属するのは7区ですから、7区を除いて他のはオミットすれば、今北沢さんがおっしゃったのと同じ効果になる。選別の過程で。

北沢委員

 そうですけれど、市民全体がどこの区でも応募できると。この原案になっているので。

江村副会長

 それを避けるために1枚にする。じゃあそれで自分の区しかできないということにしてしまうのであれば、私が言ったようなやり方でおのずから削除できるんですね。私の住所の所の区名だけを残して後は集計しなければ良い。

北沢委員

 だけど市民に書かせるんだったら、最初から書く欄を設けない方が良いんじゃないですか。市民は書く欄があれば、それはやはり書くと思うんですけどね。2枚、3枚の用紙で、自分の住所で名前を書くというのに対して抵抗を感じる場合もありますけど。

小林委員

 私は今回の区名はどの区にいようとも、新潟市民であれば全ての区について自分のよし悪しの意思表示ができると。ただここに5つ、当審議会が責任を持って提案した中でありますから、これ以外のものが出てくるなんていうことはあり得ない。私どもはそれぞれ同等な価値を持って意向を伺うという立場であろうかと思いますので、まずは原案の形でやったらいかがかというふうに思います。
 問題になっている同数の場合どうするか。それは地区住民の多数意見となった所をとればいいんではないかと思います。

長谷川会長

 ありがとうございました。

柳澤委員

 今の件ですが、これは二通りの集計をされるわけでしょう。7区なら7区の中で区の中の居住したものの出た数と、それから区以外から出たものの数が出てくるわけでしょう。ですから二本立ての集計で出るんすから、どういうふうにして出そうが、さっき言われたようにやはり5つの候補を挙げたんですから、この5つの候補の中から選んでもらうということを前提に立ってやってもらわなければならないのじゃないかなと。
 ですから二通りの集計が出てくるわけですから、それをさっき私が言っているのは、同数になった場合は区の住民の意見を尊重すべきだ。こういうことを申し上げたので、そういうことであれば今の問題はおのずと解決していくんじゃないかなと思うわけです。以上です。

長谷川会長

 小田委員どうぞ。

小田委員

 私もたびたび申し上げておりますように、どう判断すべきかのときの頼りになるのはルールブックであります。民意を反映させる基本も、ルールをどう守って、ルールをどう実施するかでありますから、私どもがスタートのときに決めたルールをどう解釈するかによって若干変わってくる面もある表現もございましょうけれども、基本原則どおりにおやりになるべきだろうと思いますし、先ほどの江村副会長がご提案されたことはまさにそのルールにのっとっての話だろうと思います。
 調査の対象も当該居住区に関わらず、全市民から応募することによって、全市民のまちづくりの参加意欲が、意思が明確になりますし、それから私どもだけで議論してきた様々な問題点、それから疑問点、課題も、中央にしろ、方位にしろ、81万市民がどう判断するかによってそれがきちんと整合性がとられる面が出てまいります。
 よって調査はもちろん先回の区名案募集と同様に、全市民の参加をお願いする。そして原則としては今度はその多寡によって決定する。いろいろな問題が生じた場合、考察として様々な集計が今の技術で、あるいは方法で可能でありますから、そういう困難な問題が生じた時に別の集計の方法でのものを材料として、私ども区画審議会が審議をし決定をする。こういうふうなルールにしておけば問題は少ないだろうし、発生はしないだろうと。
 いわゆる調査の分類はいくつでもできているわけですから、それは資料として私どもがいただいておく。そして同数とか僅差とか、あるいは類似した名前が各々の隣接部でトップになったような場合、どう審査するかについては様々なデータを、集計結果をデータとして私どもが参考にするということをしておけばよろしかろうと思います。あくまでも全市民の参加、全地区の応募も可能としておく。これでよろしいかと思います。

長谷川会長

 小田委員のご意見は、各区の最終的な数は各区の住民ではなく、全体の結果で決定するということですね。

小田委員

 そうしますと、私たちの問題点の整理をしたことが、より市民の中にも提供することであります。市民の判断を仰ぐことにもなろうかと思います。

長谷川会長

 そうすると二通りご意見が出ました。金城委員どうぞ。

金城委員

 固執するわけじゃございませんが、それはもちろん全体から意見をいただいて、その数からやっていくのは良いと思います。私も固執はしませんが、ただ、先回のように81万の中で1万や1万4、5千しかなかったものですから、その時に自分たちが考えなかったのに、今回の区名意向調査でもって票が大きく増えるというようなことはおそらくないと思います。ないと思いますが、そういう杞憂というか心配事で私ちょっと申し上げただけなので、固執はしません。今ほど小田委員がおっしゃったように、本当に全市からこの5つの中から、この5つも絶対これは選んだものですから、これ以外のものは出てくるわけはないんですから、良いと思います。以上申し上げておきます。

長谷川会長

 小山委員どうぞ。

小山委員

 今いろいろとご意見が出ていますけれども、分からないのですけれども、私はこの意向調査の結果ですが、これはやはり我が区の区名は我が区の区民が最終的に決められたと、他の区の人が決めたんじゃないというような方法がとれれば一番良いということで考えておりますので、要望しておきます。

長谷川会長

 分かりました。樋口委員どうぞ。

樋口委員

 私は小田委員の意見に賛成で、今までいろいろのことで区名とか区割りを話し合ってきましたけれども、いくつかの市町村で1つの区になるわけですから、いろいろな思いとか葛藤とかも見聞きしてきて、その中で新しい区を決める時に、自分たちの該当する区が本当は全市的で見られたらどんなイメージで見られているのかということも、これからのまちづくりを考える上で出てくるのかなって思いました。
 例えば私は豊栄の人間で、福島潟は身近でそんなたいしたことはないと思ったんだけど、全県的にみても全国的に見ても、私が考える以上に福島潟というのは周りの皆さんの思いがあったということがありますので、やはりここは新しいまちづくりを考えていく上でも、全市的な意向をとって、確認というか知ることも大事なのではないかなと思いました。

長谷川会長

 ありがとうございました。そろそろ最終的にまとめないといけないんですが、確かにこの資料3は検討委員会の原案ではしっかりと全市的な観点、未来を見据えたグローバルな観点から選ばれたわけであります。
 ただそれには少し、住んでいる人の愛着の持てるものという視点も必要だということで、この若干修正が加えられているわけであります。
 しかし、そうはあってもこれは全市的な問題であることは確かなわけで、区名の候補を挙げる段階では区の中の一体感というのが必要だったわけですが、これからは全市的な一体感といいますか、そういうものも大事なわけで、確かに候補の中からどれが選ばれてもいいように工夫されているわけでありまして、今樋口委員がおっしゃったような、他の住民からもどういうふうに見られているかと、これは非常に大事なことではないかと思うんですね。
 というわけで、これも今のいろんな方のご意見を伺っていますと、両方同数くらいあるかなとは思うんですが、もういっぺん確認をさせていただきますが、やはりこの原案のような、この表現法は別でございますけれども、全ての区を対象としたような調査方法、しかし原則としてですが、最も応募の多かった候補名をそうすると。
 しかし、最終的な整合性という観点は、この委員会で最終的には審議の上決定するというような形が良いのではないかと思うんですが、必ずしも各区のご意向を無視するわけでもございませんし、投票の結果どうなるか分からないわけで、各区の住民の方々のご意見を、ご意向を全く無視するというようなことではありませんですよね。
 そういうわけで原案のような形で答申をさせていただけないかと思うんですが、これについていかがでしょうか。

伊藤委員

 私個人的に申し上げます。資料3にはいささか思うところがございます。

長谷川会長

 この資料3でございますが、これについても先ほどからご意見を伺っております。この8区に対してこそ西だというご意見もございます。ただいかがでしょうか。この8区に西を入れた場合、7区をどうしましょうか。除くということに対してどうお考えですか。

伊藤委員

 他に2つの候補がございますので、それを入れればよろしいのかなと思いますが。1つ、8区の多宝というのがどういう意味なのか教えていただきたいんですが。

長谷川会長

 多宝というのは山の名前ですね。

江村副会長

 海に向かって弥彦山の右に、多宝山という山がある。その多宝山は8区に所在する。弥彦山は弥彦村ということですので、宝が多いというので、入れたんです。

長谷川会長

 それから確かに方位という、伊藤委員のご指摘の方位でございますけれども、確かに検討委員会の原案、もともとの案は、報告書にはそういう一貫した方針があったわけでございますけれども、それだけでは少し足りないんではなかろうかという要素として、基本的な考え方の中に入っている1つの住民が愛着が持てるという要素もこれは無視できないんではないか。
 それは無視したらむしろこの基本的な考え方から矛盾する場合もあることはあるんですね。3つの考え方が。だからそういう場合はむしろどっちかに決着するよりも、やはり両方入れる方が、選ぶ時の候補でございますから、候補としては挙げておいても良いんじゃないかと思うんですね。その辺はいかがですか。8区に西を入れるべきだという方位の考え方ですね。
 それでは両方非常に密接に関連してあるということで、ご意見は両方分けないで同時に伺ってきたわけでありますけれども、お決めいただくのは資料3と資料4と別々にやった方が良いだろうというご意見もあります。
 まずいかがでしょうか。資料3をこの原案でお認めいただきたいんでございますけれども、伊藤委員のようなご意見もあるということは重々承知の上でご提案申し上げているんですが、この資料3のような形でいかがでしょうか。
・異議なし・

長谷川会長

 それでは皆さんからのご異議がないということで、資料3のとおりと認めさせていただきます。
 それから資料4、この原則というのはもう少し丁寧に書いた方が良いのかもしれませんけれども、全ての区を対象として行うという方法で、そこで最も応募の多かったものを最終的な区名として答申すると。こういうような方法でございますが。これについてはいかがでしょうか。ご承認いただけますでしょうか。
・異議なし・

長谷川会長

 はい。そういうふうにさせていただきたいと思います。
 確認をさせていただきたいと思います。この資料4はもう少し丁寧な言葉の方が良いように思うんです。
 最終的には全市的な整合性を考慮して、審議会で最終的に選定するというような言葉を入れておいて良いんじゃないかと思うんですが、そういうことでいかがでしょうか。

江村副会長

 「原則として区名意向調査で最も応募の多かった候補を各区の区名とするが、全市的な整合性を考慮して審議会で最終的に選定する」こういうことでしょうね。
 審議会のフリーハンドは残しておかないと、何かあった時に困ると思うんです。何があるか具体的に言えと言われても今は分からないんですが、そういうことで最終的には当審議会の責任において決定するということをつけ加えておいたらいかがでしょうか。

長谷川会長

 そうですね。そうすると集計は二通りあるわけですね。

江村副会長

 居住区分と全市分ですか。

長谷川会長

 それでは念のため、事務局で読み上げていただけますか。

事務局

 「原則として、区名意向調査で各区において最も応募の多かった候補を各区の区名とするが、全市的な整合性を考慮して、最終的に審議会で選定して答申する。」
 以上でございます。

長谷川会長

 それでは以下、その他の項目についてもお願いします。

事務局

 それでは、調査の考え方の他の部分を確認させていただきます。
 調査期間につきましては、区名意向調査実施期間は2週間とする。
 調査対象でございますが、新潟市内にお住まいの方。
 選択対象区は、全ての区を対象とするということで、この際には1つの区のみの応募でも複数の区の応募でも可能とする。各区につき1案のみの選択とする。
 記載事項でございますが、専用の用紙に記入の場合は、区名候補の中から最もふさわしいと思われる区名案に丸印。
 任意の用紙に記載の場合は、区名候補の中から最もふさわしいと思われる区名案を記載。
 記載事項の1点は住所、それから氏名。
 提出方法でございますが、郵送、ファックス、Eメール、または市役所本庁舎、各支所・地区事務所・連絡所へ持参ということでございますが、先ほど田村委員からお話がございましたので、これ以外の公共施設の設置につきまして、事務局の方で検討させていただきたいと思います。
 注意事項でございますが、1つの区で2つ以上選択した場合は、無効とする。
 1つの区に対して、2回以上応募した場合は、無効とする。
 区名候補以外の区名案を記載した場合は、無効とする。
 その他といたしまして、お寄せいただいた個人情報は、区名意向調査の目的以外に使用しない。以上でございます。

長谷川会長

 ありがとうございました。資料3、この区名候補の一覧についてもご確認をいただきましょうか。

事務局

 それでは資料3、区名候補の一覧をご覧いただきたいと思います。
 まず1区でございますが、阿賀北、北、豊浜、東みなと、豊
 2区でございますが、阿賀西、旭、通船、東、港
 3区でございますが、中央、中、白山、万代、柳都
 4区でございますが、芦原、梅田、江南、湖南、瑞穂
 5区でございますが、秋葉、金津、さつき、美咲、緑
 6区でございますが、果豊、南、みのり、桃花、若葉
 7区でございますが、汐美、新川、西、文教、美浜
 8区でございますが、角田、多宝、西蒲、穂波、美郷
 以上でございます。

長谷川会長

 ありがとうございました。それではこういうふうにご確認をいただきましたが、よろしゅうございますか。
・異議なし・

長谷川会長

 ありがとうございました。それではいつから意向調査ができるかということでございますが、事務局の準備期間を含めて2月24日から入れるということでございます。
 それから、先ほど副会長からご紹介がありました、リーフレットについてでございますけれども、区名案を募集した時と同じようなリーフレットを作りまして、そこには検討の経緯、区名についての基本的な我々の考え方を明記したいと思います。
 それから、区名意向調査の基本的な考え方が、ただいまご確認いただいたそういうことをきちんと書いた上で、投票していただくということにしたいと考えております。
 そういう基本的なことで、あと具体的なことにつきましては、副会長と私にご一任いただければと思います。事務局とよく連絡をとりながら、適確なものを作りたいと思っております。そういうことでよろしゅうございますか。
・異議なし・

事務局

 今ほど会長からご発言がございましたが、今日合意をいただきましたので、募集開始につきましては、2月24日から開始できるのではないかと考えておりまして、2月24日に開始をいたしますと、3月9日までの間の2週間ということになろうかと考えております。

長谷川会長

 それでは、本日大変重要なご審議をいただいたわけでございますが、全て終了いたしました。慎重で丁寧なご審議をいただきまして感謝しております。市民の皆さんから意向をお聞きする上で、非常に良い候補が出そろったのではないかと考えております。ご協力大変ありがとうございました。
 次回は集計結果が出てから開催するということになります。再びご審議のほどよろしくお願い申し上げます。時期がまいりましたら、事務局からご連絡を差し上げたいと思っております。
 それでは、以上で第15回行政区画審議会を終了させていただきます。
 ご協力ありがとうございました。

このページの作成担当

政策企画部 政策調整課

〒951-8550 新潟市中央区学校町通1番町602番地1(市役所本館4階)
電話:025-226-2057 FAX:025-224-3850

このページの作成担当にメールを送る

本文ここまで

サブナビゲーションここから

第15回審議会

注目情報

    サブナビゲーションここまで