新潟市では、学校が今まで以上に地域に開かれ、地域と共に歩むことができるように「地域と学校パートナーシップ事業」を行っています。市内全ての小・中学校に配置されている地域教育コーディネーターが、学校、社会教育施設と地域活動を結ぶネットワークづくりや教育・課外活動への地域人材の参画、学びの拠点づくり、教育活動の地域への発信などに取り組んでいます。
今号では、南区内小・中学校全17校の取り組みを紹介します。

学・社・民の融合による教育を進め、人づくり・地域づくり・学校づくりに取り組む事業。

「学」… 学校
「社」… 公民館、図書館などの社会教育施設
「民」… 地域住民、家庭、地域の諸団体や企業

問い合わせ　南区教育支援センター　電話：025-372-6635

3年生は、新飯田特産のナシの花粉付けや袋かけ、摘果の体験をしました。年間を通して地域の方と交流し、調査・体験活動をもとに、新飯田の魅力を発見しています。

蚕の成長と農作物の豊作を祈って小正月に行われていた繭玉飾り。1年生は毎年、ボランティアの皆さんと宝船や七福神の繭玉をミズキの木に飾り付ける体験をしています。

ボランティアの皆さんの力によって学校が支えられています。毎年、感謝の気持ちを込めて、地域の皆さんと一緒に収穫した餅米でもちつき大会を盛大に行っています。

茶道・卓球・フロアカーリング・手芸クラブでは、毎回地域の方から指導を受けています。達人の技を教えてもらいながら皆さんと触れ合うことのできる大切な時間です。

大型紙芝居クラブでは、児童12人と地域のボランティアの方が力を合わせて、紙芝居を作りました。「しろね そよ風の杜」を訪問し、完成した作品を披露しました。

「臼井のいいね！発見活動」を進めています。地域の関係団体とも連携して、「狸の婿入り行列」や「臼井棒踊り」などの地域行事や伝統芸能へ積極的に参加しています。

シニアクラブ
公民館との連携事業として3年目の活動になりました。苔玉作りや合唱、笑いヨガなど、今年度は5回、学校を会場に開催しました。3年生は年間を通して交流しています。

地域の温かい支援を得て、米、ネギ、モモ、サツマイモなどを育てる体験を通して、耕作者の工夫や願いを学んでいます。感謝の思いを実感する貴重な学びの場です。

地域の人たちが利用する施設や集う場所に花の苗を植えて、緑を増やす活動をしました。地域の人たちに喜んでもらい、子どもたちは、地域を大切に思う心が大きく育っています。

凧クラブでは、地域の方の指導を受け6畳の凧を作っています。毎年子ども凧合戦に参加し、その凧を揚げて盛り上げています。凧が揚がった時は跳びはねて大喜びします。

地域に根ざした教育を、地域と一体となって進めています。食育では、栽培から調理まで、さまざまな活動で月潟地域の「人・もの・こと」と関わりながら、学びを深めています。

環境整備ボランティアの皆さんから、花いっぱい活動を進めていただいています。また、門松づくり講座に大勢の地域の方が参加し、地域の学びの拠点づくりになりました。

家庭科のミシン実習やりんごの皮むき実習でボランティアの方にサポートをお願いしています。生徒は、ミシンや包丁の使い方をマスターすることができました。

臼井の伝統芸能「棒踊り」を、「棒踊り振興会」の皆さんから指導していただきました。生徒による棒踊りは、体育祭や狸の婿入り行列まつりなどで披露します。

地域・保護者の大勢の皆さんからの支援を得て、（仮想）株式会社「北の塔」を立ち上げました。生徒が育てた作物を開催した市場で販売するなど貴重な会社運営体験ができました。

3年生の受験対策として行う面接指導において、地域の皆さんから面接官としてご協力いただきました。本番さながらの緊張感の中、厳しくも温かいご指導を受けることができました。

子どもたちが育つ地域と学校のパートナーシップを大事にして、祭りや清掃などさまざまな活動をしています。「防災訓練」では、子どもたちが防災グッズの作り方を地域の皆さんに教えました。

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