江南区意見交換

最終更新日:2016年6月15日

(1)

工事に伴う移転について

(2)

ファミリー・サポートの運用方法について

(3)

阿賀野川左岸の池について
(4) 在宅医療・介護連携ステーションの開設について
(5) 二本木の新駅について
(6) 側溝清掃について
(7) ふれあいウォークの予算について
(8) 市営住宅の相談窓口について
(9) 曽野木地区の交流の拠点について
(10)

大江山地区のコミュニティ交流拠点施設について

質問1

工事に伴う移転について

発言者

 公園線買収の場所において、数百年前からある地蔵様が移転になる。今年の2月に用地対策課から補償金額が提示されたが、移転費用の見積もりを出してみると、補償金額の倍以上の金額を地元で負担しなければ、地蔵様を移転することができない。これについて、区ではどのようにしていただけるのかお聞きしたい。

区長

 この話は私も聞いており、提示されている額と実際の見積額が倍で済まないというくらいの額になっているということを聞いている。しかし、公園線も整備していかなければならないので、その中で何ができるかということをもう一度担当課で考えを、まとめて持ってきてもらうことにしているので、それをきちんと受け、また、ご相談させていただきたい。

質問2

ファミリー・サポートの運用方法について

発言者

 子育てについて質問がある。今年の1月に孫が生まれ、娘が困ったときに区役所に相談したところ、社会福祉協議会が行っているファミリー・サポートという制度があり、そこに子供を預けることができると紹介してもらった。しかし、その内容はそこに加入して、依頼人と受ける側の双方が合致してやっと預けることができるというものだった。窓口は万代のほうにしかなく、どこに住んでいる方なのかということもプライバシーとしてなかなか教えてもらえないということで、条件が合わずに時間があっという間に過ぎてしまう。
 制度自体はとても良いものだと思うが、これから子どもを産むにしても、子育てが厳しい方が多くいると思うので、ファミリー・サポートの運用方法を見直していただきたい。

市長

お孫さんが生まれるのはいいのだけれども、心配事もすぐついてくるということが、最近の子育ての状況と思っている。お母様、お父様の状況で保育を受けられる場合、0歳児保育は非常に厳しい状況だが、複数の保育園の希望を出していただければ受け入れられるというようにがんばっていきたい。今の家庭環境では保育が欠けているとまでは言えず、保育園に入れない場合には、さまざまな子育て支援のサービスをご利用いただきたい。
 今までファミリー・サポートの窓口は新潟市に一つしかなかったが、今回、各区役所に子育て相談のワンストップサービス窓口を設けた。まずはご相談に行っていただければ、新潟市の0歳児の子育て支援にはどのようなものがあるかということを一覧リスト的に見ていただくことができると思う。そして、このケースだとどれが一番おすすめで、受けやすいということについても、できるだけ親身にご相談に応じられるように、各区役所で取り組ませていただく。
 新潟市も多様な子育て支援を行っているが、なかなか伝わっていないということを受けて今年度開設したので、最初から非常に高いレベルで受け答えができるというところまでいかないかもしれないが、親切な応対を徹底させていきたい。

質問3

阿賀野川左岸の池について

発言者

 阿賀野川河川公園の左岸には池があるが、真っ赤になっていて景観もよくない。ここに上流から少しでも水を入れてもらえれば、もう少し景観が良くなると思うのでお願いしたい。

区長

 近日中に現地を確認し、改善するところは改善していきたい。

質問4

在宅医療・介護連携ステーションの開設について

発言者

 在宅医療・介護連携ステーションの開設について市長から説明もあり、新聞にも説明が載っていた。近年、収入が年金だけで施設に入れないひとり暮らしの高齢者が大勢いると推察している。そのようなステーションができた場合、医療関係者や介護の従事者だけの連携ではなく、連携ステーションを中心にして、ひとり暮らしで困っているような人と直接連携できるように期待している。
 また、このステーションの内容についてもう少し詳しくお聞きしたい。

市長

新潟市は、来年度から始まる新しい介護保険制度の改革に対応するために、現在準備を進めている。これについては基本的に地域で医療、介護が受けられるようにするということなので、医療・介護・看護チームがしっかりと訪問という形でニーズに対応できるようにしていく必要があると思っている。
 現在、看取りまでやっていただけるチームは8区すべてで立ち上がっているが、区の人口に対して資源、マンパワーが少ないという部分や、地域によってはほとんど空白の部分もある。残念ながら江南区もそのようなエリアがあるということで、これを早急に埋めていく必要があるということが一番大事なポイントだと思っている。
 新潟市医師会も、5年くらい前までは介護との連携についてあまり念頭になかった。しかし、この2~3年で急速に医療と介護の連携ということが進んできており、在宅医療・介護の連携は、病院や診療所がステーションという形になると思う。
 東区の臨港病院、秋葉区の新津医療センターの二つが先に立ち上がった。これを順次、8区に設置し、医療・介護・看護チームの空白エリアをなくしていくということが重要である。
 生活支援、生活習慣病予防、介護予防の運動に取り組むということは、地域ぐるみで取り組んでいただかなければ効果が出ないので、地域包括ケアシステムづくりは、基本的に地域づくりなのだということが、私どもの今の到達点である。その地域包括ケアのモデル事業に、現在、コミュニティ協議会、NPO、民間企業などさまざまな方から手を挙げて取り組んでいただいているが、この生活支援、健康づくり、介護予防の運動も地域で空白がないように取り組んでいただきたい。
 今後、基本的には中学校区になると思うが、地域包括支援センターのブロックごとに健康の度合いの見える化をしていくので、このエリアで一番大事な健康づくりのポイントは何かということを把握していただきながら、健康づくりには地域ぐるみで取り組んでいただく。
 医療・介護・看護チームの立ち上げについては、新潟市が責任を持って、関係者に働きかけて、空白エリアをなくしていく。そして、基幹病院等が医療、介護の連携のステーション、情報のステーションになるという重層的な取組みを行うことで、ようやく少し安心という部分が出てくるのだと思う。
 残念ながら年金では施設へ入れないという方もいらっしゃる。現在、地域で医療、介護、看取りまで行うということを先導いただいているグループから、そのような方が自分の家、地域で医療、介護が受けられるというシステムを作る必要があるということで、先進的に取り組んでいただいているという事例もある。こういう場合、市では住宅リフォームなどで、そのような方たちを支援していきたいと思っている。
 小規模多機能型の福祉施設、あるいは高齢者向けのグループホームも今後、充実させていかなければならない。多様な要素があり、さまざまな方から取り組んでいただかなければ、超高齢社会の中で安心・安全なまちが作れないということだと思うので、ここは今年度全力を挙げて取り組んでいく。また、具体的なエリアでご心配な点などがあれば、お聞かせいただきたい。

質問5

二本木の新駅について

発言者

 割野地域では、二本木に駅を作っていただかなければ地域の発展はないのではないかと思っている。この件についての現在の状況をお聞きしたい。

市長

 二本木地区に新駅を作るということで、地域の皆さま、関係者の皆さまに非常に一生懸命取り組んでいただいているということについては、敬意を表している。
 従来、新駅を作るときは、区画整理事業の力で作っていたということがこれまでの経緯である。我々もその区画整理事業の熟度が上がるようにという形で情報を共有し、行政としての情報提供などの支援はしてきたが、経済環境もあって、熟度が上がってきていないということが現状だと思っている。
 今後、中央環状道路が横越地区、江南区に入ってくるので、良い影響を引き出していく。そして我々も農業特区をやらせていただく中で、例えば、ローソンが江南区でローソンファームを作り、将来は野菜や果物を加工するものも作りたいという意欲もあるようだ。他の大手グループも関心を持ってくれているということで、そういったものを起爆剤にしながら、中央環状道路の効果も含めて、開発の機運を高めていくタイミングになるように、我々も情報を共有して、また、どのような行政の支援があるのかということについてもお伝えしていきたいと思っている。ご心配をおかけしているが、また情報をお届けしながら前進できる道を探していきたい。

質問6

側溝清掃について

発言者

 側溝の泥あげについて、高齢者ばかりでは大変なので区役所で何とかしていただきたい。

区長

 やはり高齢化が進んでくると難しくなってきているというお話は聞いている。しかしながら、区が順番に1年間に1回という形で行うにしても、経費については計算していませんが、億単位ではなく数十億単位になるのではないかと思う。
 これまで地域の力で何とかお願いしてきたという現実があるのでご了解いただきたい。その中で、側溝の蓋をもう少し軽量化することはできないかなど、さまざまな話を伺いながら工夫をし、お手伝いをしていきたいと思うので、必要な支援などについては個別にご相談させていただきたい。

質問7

ふれあいウォークの予算について

発言者

 地域公民館が昨年度限りで廃止になり、今まで地域公民館が担っていたものを今度は自治会が引き継がなければならないということになるかと思う。その予算は、全部自治会もちでやらなければならないのか。

区長

 地域公民館事業補助金というのは、旧横越町の時代から、地域で行う伝統文化やスポーツに対して補助を行うという非常にローカルな形のもので、合併後も継続するということだったが、平成23年度の合併事業調整において、平成26年度末で廃止予定と方針が決定されたと聞いている。その後、何か必要があった場合は、地域活動補助金や他の名目の補助金をご活用いただくようにお願いしたいということで説明会を何回か行い、そこでご了解をいただいている。
 今後は、新しい形のメニューの補助金などもあり、自治会の自主事業として行う際に、区の中で今後どのような支援ができるか相談させていただきたい。

質問8

市営住宅の相談窓口について

発言者

 曽野木の市営住宅に住んでいる人は江南区民であるが、市営住宅についてなにか相談をする場合は、市役所の住環境政策課に行かなければならない。できれば江南区役所で相談できるようにしていただきたい。
 例えば、住環境政策課では、市営住宅は市の土地なので勝手に花等を植えないでくださいという指導をしている。ところが、江南区の美化活動で花や肥料などの補助金を出している。このような状況になっているので、相談窓口を一本化してほしい。

市長

地域にお住まいになっている方たちのお気持ちというのは非常に大事なので、地域にとって良い環境が生まれることを市営住宅のグループ、団体の皆さまから支持していただいているということについては、柔軟に考えていくべきだと思う。
 住環境政策課に言って、おかしいということがあれば、江南区にご相談いただきたい。将来的には江南区の職員と住環境政策課の職員が一緒になってお話を聞けるという形にしていきたいと思う。

質問9

曽野木地区の交流の拠点について

発言者

 今年度、曽野木地区の交流の拠点として、曽野木団地の跡地に施設を建てるということで、100万円の調査費をつけていただき、これから曽野木も魅力ある地域になるのではないかと非常に多くの期待を持っている。その施設に対しては、これから10年、20年先もみんなで利用できるような施設を造っていただきたいということで要望を出すが、市全体としてもバッグアップをぜひお願いしたい。

市長

 ようやく調査費という段階まできた。これについては地域の皆さまとしっかり意見交換をして、これからは複合的な施設にしていく。その一つのモデルになっていただきたいと思っている。
 現在、政令市の中で市営住宅、県営住宅を除く公共施設の、市民一人当たりの面積が一番広いのは新潟市だというデータも出ている。そういう面では、できるだけ良い施設に機能を集中させて、そこに区バス・住民バスあるいは営業路線のバスがつながるということで利便性も上げていきたいと思っている。これは全域ではなかなかできないので、まずは学校統合が進んでいる中央区の下町で学校としての機能がなくなった施設、建物をどうするかということを地域と一緒に考えて、地域づくりにとっても良かったと思ってもらい、施設の複合化が前進する大きなきっかけにしていきたい。
 田園地帯では潟東地区が三つの小学校を一つにするということで、これらをファシリティマネジメントの先行モデルという形に位置づけてきた。旧新潟市の中で、特に昭和の大合併の地域に良い施設機能がないというおしかりもいただいている。これについては中学校区単位が基本になると思うが、それぞれのエリアにある公共施設について見える化を図り、これを基に、できるだけ持続可能で均一的なサービスに近づけるにはどうすればいいかということを考える段階に、今年度から入っていきたい。
 曽野木地区は昭和の大合併でいち早くお仲間になっていただいたのに、当時は合併建設計画がなかった。今後は曽野木においても地域の市民会館的なものの建設に手をつけるということで、エリアの中で公共施設の機能があまりにも差があるというものについて、少しずつバランスをとっていく。まずは曽野木の交流センターを良い形にしていきたいと思っているので、意見交換をお願いしたい。

質問10

大江山地区のコミュニティ交流拠点施設について

発言者

 大江山コミュニティ協議会も、平成24年ごろにコミュニティ協議会ができてから継続してコミュニティ交流拠点施設の建設についてお願いしていたのだが、その後、要望したことについての回答というものが、区長懇談会でもなかったように思う。
 今の改善センターの機能を強化するのか、新しく整備拠点として何か考えているのかというような意向も含めて、今後どのように対応するのかお聞きしたい。

区長

 江南区は5地区ある。一人当たりのコミュニティ施設の面積でいうと、曽野木が圧倒的に少なく、亀田や大江山の3分の1くらいしかなかったため、現在、曽野木の話を先行している。大江山地区の一人当たりの面積はそれほど少なくない。交流センターなどがあるので、そこについて、これからどのように活用していくのかという話を伺いたい。意見交換をより積極的にさせていただきながら、今後、検討していきたいと考えている。

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市民生活部 広聴相談課

〒951-8550 新潟市中央区学校町通1番町602番地1(市役所本館1階)
電話:025-226-2094 FAX:025-223-8775

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