江南区意見交換

最終更新日:2013年7月2日

(1)

BRTについて、平成31年度に駅南への整備が終わるということでは遅い。交通の便が悪くBRTを必要としている駅南への整備を急いでほしい

(2)

防犯灯の合併地域と旧新潟市のサービスの地域格差の解消をしてほしい

(3)

区の行う自転車区めぐり環境の整備推進についてお聞きしたい
(4)

防災対策についてお聞きしたい。以下の3点

  1. 海抜表示をしてほしい
  2. 防災無線を整備してほしい
  3. 災害用のラジオを配布してほしい
(5)

BRTについて本数が増えることで一時的に乗客が増えても持続するか懸念がある。中心部への自動車の乗り入れに関することと都市計画について合わせて対策が必要ではないか

(6)

除雪について合併地域と旧新潟市のサービスの地域格差の解消をしてほしい

(7)

BRTについてお聞きしたい。以下の4点

  1. 議会が民意を反映していないのではないか
  2. 説明会でアンケート調査を行ってほしい
  3. 結節点の用地をどのように確保するのか
  4. 冬場の排雪をどのように対応するのか
(8) 防犯灯や除雪の地域格差の是正に5年もかかるのは遅いのではないか
(9) 発言者が落ち着いて市長の説明を聴くために、発言者について予め受付して番号札を渡すなどの工夫が必要ではないか

質問1

BRTについて、平成31年度に駅南への整備が終わるということでは遅い。交通の便が悪くBRTを必要としている駅南への整備を急いでほしい

発言者

 BRTの第2期が平成31年では遅すぎる。駅南にはビッグスワンやいくとぴあ食花、ハードオフエコスタジアム、市民病院があり、BRTが必要とされている。駅南にBRTを導入していただきたい。

市長

 駅南を最初にすべきだというご意見も一部いただいていたが、まずBRTを導入するにはバス優先レーンを整備するか、マイカーを制御する必要がある。センターレーンを近い将来取り入れたいと思っている東大通り、萬代橋、柾谷小路については、みなとトンネル、あるいは柳都大橋ができて、マイカーの交通量がかなり減った。
 1車線のところも運行するので、BRTを導入するためには必ず複数レーンがあり、マイカーが少ないということが絶対条件ではない。しかし、弁天線、公園線については、新潟県警とバス専用レーンについて意見交換しているがすぐには難しい。
 できるだけ早く、連節バスの効果を出したいと思っているので、土曜日、日曜日にビッグスワン、ハードオフエコスタジアムなどが利用され大量輸送が必要な時、新潟交通と相談して、連節バスを弁天線、公園線に投入するということは、十分可能だと思う。また、それで利便性を感じてもらい、マイカーは無理に弁天線を通らなくてもいいという市民合意を作り、その後、完全なBRT路線という形で、駅南に導入したい。
 弁天線、公園線に一刻も早く連節バスを導入するにはどうすればいいのか、地域と意見交換しながらできることをさらに取り組んで、少しでも効果を実感していただき、本格的な導入に備えていきたいと考えている。

質問2

防犯灯の合併地域と旧新潟市のサービスの地域格差の解消をしてほしい

発言者

 新潟市内では、防犯灯の維持管理費について、合併前から公費負担が100パーセントで、合併後もそのまま市が負担している地域と、旧新潟市などの自治会住民が50パーセント負担している地域がある。税負担と行政サービスの地域差別の解消を求めて、市長に要請してきたが、今も新潟市は解消策を示していない。
 市長が、公平感を欠く実例と認識し、これまでも不公平感の解消を答弁しながら、未だに差別解消の工程表も示していない。防犯灯の地域差別解消の決断を速やかに行うことを求める。

市長

 合併により、旧亀田・横越地域と、それ以外のところは違うということは、やはり差別感を感じることだと思う。しかし、合併して、旧新潟市域が悪くなったわけではないということも事実だ。
 できるだけ早く差別感を解消できるように、防犯等のLED化で電力料金の負担を少なくすることができるので、順次、LEDに切り替えていただく。また、その支援をするということで考えている。
 一気にやるということはできないので、5、6年かけてやっていきたい。全く動いていないわけではなく、できるだけ早く解消しなければならないと思っている。

質問3

区の行う自転車区めぐり環境の整備推進についてお聞きしたい

発言者

 自転車区めぐり環境の整備推進のことについてお聞きしたい。

市長

 区長から、今の状況を説明して下さい。

区長
 江南区全域を対象に、健康づくりを兼ねて自転車でめぐるマップは案ができている。ルートの素案は、警察との協議もほぼ終わったので、これから説明し、今年度から2年から3年かけて、すべての整備を終了したいと考えている。

質問4

防災対策についてお聞きしたい。以下の3点

  1. 海抜表示をしてほしい
  2. 防災無線を整備してほしい
  3. 災害用のラジオを配布してほしい

発言者

 災害対策について、市長と区の両方お聞きしたい。よその地区では、海抜何メートルという表示があるが、向陽では一回も見たことがない。早急につけていただきたい。
 この地区の避難場所は向陽高校だけである。他にも中央福祉センター、ふれあいパークなど、早急に避難場所に指定してほしい。
 また、防災無線がほとんど整備されていない。長岡市は、単身世帯に電源を切っていても自動的に入るラジオを配布している。税金の使い道として、防災に使用したほうが有意義なのではないか。

市長

 新潟は大雨のとき、浸水対策が必要な海抜ゼロメートル地域が広範囲に広がっている。津波はむしろエリア限定である。大雨対策、浸水は全市域で心配な状況であり、常に最も優先順位の高い災害予防が必要だと考えている。海抜表示が、現在、どうなっているかは区長から答えさせる。
 大水、浸水の時、どこが避難所として活用できるのか。大雨浸水の時の避難所と、津波を伴わない地震のときの避難所では性格が違う。地震の時は、津波を伴わない場合になるが、できるだけ身近に避難所があったほうが良い。地域によっては、避難所は水没するところもあるので、大水対応、大雨対応の時のパターンを分類し、市民の皆さまにも周知しながら、情報の徹底、避難の訓練をやっていただかなければならないと思っている。
 防災無線、同報無線も海、あるいは川沿いに設けているが、数量が妥当なのかどうかというご意見はいただいている。基本的には無線よりも、災害時に自動的に起動するというラジオを新潟市全域に配付を開始している。
 町内、自治会に一個とすると、自治会の戸数がものすごく多いところも一個、少ないところも一個ではとても足りないので、さらに配付を拡充していく。今年度、来年度と、できるだけ早く自治会の方と意見交換しながら配布していきたい。

区長
 浸水するエリアを対象に、建設業協会からパネルをいただいたりして、全市的に海抜表示を行っている。その他に、現在、県でも津波想定の見直しを行っており、それが発表されると、またエリアを拡大していく。
 また、区の自治協議会提案事業ということで、命を守る町歩きの一環として、10小学校区あるうちの5つの小学校区では、昨年度表示が終了した。今年度、早急に残りの5つの小学校区で表示を進めることで段取りしている。

市長
 県の津波想定は、精度をさらに上げるということで、5月中に示すものが少し遅れる。結果が出たら、表示を追加して実施していきたい。

質問5

BRTについて本数が増えることで一時的に乗客が増えても持続するか懸念がある。中心部への自動車の乗り入れに関することと都市計画について合わせて対策が必要ではないか

    発言者

     市長の説明では、バス路線トータルで本数を増やすことにより、バスが使いやすくなって、利用者が増えていくというような考え方である。確かにバスの本数を増やして、一時的に乗客が増えるということはあるだろうが、長期的に見て持続するかと言うと難しいのではないか。
     公共交通のネットワーク、サービスを改善していくということは大事なのだが、もう2点を加えた三位一体で進めていけば、より効果が出るのではないか。
     一つは車の使い方をどうするか。
     車を自由に乗れる中で、バスの本数を増やしただけでは、市民は車からバスに必ずしも切り替わらない。フランスのストラスブールのように、中心部には車で入りづらいような道路の構造にしたり、あるいはバイパスを有料にするなど、車を使うには少し不便という程度に何か行わないと効果は出ない。
     もう一点は、都市計画。
    郊外型の都市計画では市民は車を使う。車ではなくて、公共交通を使ったほうが便利な都市の形にリフォームしていくことと、車がなくても快適に生活できるようにするための交通体系を作っていくことをぜひ、同時進行で進めてほしい。

    市長

     今回はBRTエリア区間を決めて、そこで新潟交通の初期投資経費を節減することで増便を実現する。しかし、それだけで次の段階に進めるとは言えない。
     例えば、駅南を当初考えていたバス専用レーンにしようとすると、マイカーの抑制と規制の前に、誘導・協力のお願いというような形で行っていきたい。そして、ある程度、マイカーの協力を得ることにより、バス優先レーンならできるのではないかと考えている。
     ヨーロッパなどでは、劇的にマイカーの閉め出しをやっている。それが市民の誇りになっている部分もあるが、今の日本の地方都市でそれを言い出すと、BRT反対どころではなくなってしまうかもしれない。そのような混乱を避けるために、段階を踏んでやっていくことが必要だと考えている。
     都市計画も非常に重要で、これまでは、JRの駅が近くにあるとか、そういうことを考慮せずに行ってきた。これからはできるだけ、JRの便が良いところに住宅団地を造り、郊外型大型店は抑制という方向を打ち出していく。
     今、話のあった三位一体というのは、基本的には賛同できると考えている。しかし、段階的にやらないと、日本の地方都市では協力が得られにくい。基本的にはコンパクトシティを考え、旧新潟市のまちなかだけではなく、地域それぞれのまちなかを大切にし、JR最寄り駅、あるいは高速バスの最寄りバス停にパーク・アンド・ライドを整備しながらまちづくりを行っていく。パーク・アンド・ライドという考え方をまちづくりの時に必ず考慮していく必要があるという認識は持っている。
     しかし、段階を踏んでいくのが現実的で、今回はバスをきっかけに新潟のこれからのまちづくり、持続可能なまちづくりについて議論する機会と考え、意見交換をさらに密にやっていきたい。

    質問6

    除雪について合併地域と旧新潟市のサービスの地域格差の解消をしてほしい

    発言者

     市長が前回のまちづくりトークで、政令市移行後6年目に入り、除雪について前向きに総括する。直ちに不均衡をなくすということは困難とは思うが、江南区として年次計画で進めたい。事業仕分けを参考にして、本年度予算で明確にすると発言した。しかし、問題が3点ある。
     第1は、江南区の中で新市域はすべての生活道を除雪しているにも関わらず、旧市域では、市道以外は少しも除雪されないだけではなく、逆に補助金まで削られた。
     第2は、法定外道路は政令市移行に伴って、所有権は新潟市に移った。管理責任は、市が負っているのに、除雪を自治会にやらせることは筋が通らない。
     第3は、全市の自治会除雪経費を100パーセント市が補助しても、わずか1,880万円で済むというにも関わらず、市は市道以外の除雪に対する100パーセント補助を拒否し続けている。
     市は、市民の命と暮らしを守るために、道路の種類に関わらず、生活道路はすべて除雪してほしい。

    市長

     旧亀田・横越の制度について、合併移行後、市が制度支援をしなかったらもう除雪は行いませんという業者が多くいた。それを、出動しない時も待機手当を出すという形として、合併後に途端に除雪が悪くなったと言われないように、市では新しい制度支援を行ってきた。
     しかし、すべての生活道路の除雪を、すべて行政が行うことがいつまで持続可能かということについて、これから提起していく必要がある。一方では、現在、差別感につながっていることも事実なので、旧新潟市のやり方も変えていかざるを得ない。

    区長
     除雪路線について、区では5メートル以上であったものを4メートル以上の市道を対象にしている。また、お願いになるが、丸山と茗荷谷地区は市道の道路密度、公道の密度が低いので、冬期間だけではなく夏場も含めて安全な道路になるように、市道認定にご協力いただければありがたいと思っている。

    市長
     基本的には、除雪というものは非常に生活に密着しているので、できるだけ差別感はなくしていく方向で実施していきたい。

    質問7

    BRTについてお聞きしたい。以下の4点

    1. 議会が民意を反映していないのではないか
    2. 説明会でアンケート調査を行ってほしい
    3. 結節点の用地をどのように確保するのか
    4. 冬場の排雪をどのように対応するのか

    発言者

     BRTについて、お聞きしたい。
     昨年の10月、まちなか地域再生調査特別委員会が岐阜市へ視察に行き、BRT導入については、路線編成と合わせて既存のバスの有効活用を図るべきであり、時期尚早と感じたとのことであった。
     また、2月定例会の環境建設常任委員会において、BRTの予算凍結を求める付帯決議が委員会で可決された。本会議に上程すべきなのに、委員長は本会議に上程しなかった。
     また、2月定例議会の本会議において、平成25年度一般会計予算の議案を、賛成多数で、原案どおり可決した。議員は、市民の代表でありながら、議会で何をしているのか分からない。
     BRT導入について、まちづくりトークの各会場でアンケートをしたらどうか。
     青山の乗り継ぎ点にはある程度広い場所が必要で、空き地が見あたらないが、どのように解決するのか。
     積雪時における運行や排雪について、どのように解決するのか。

    市長

     市議会の有志が岐阜市に視察に行ったという話は承知している。しかし、この視察の時刻、時間が適切だったかどうか、少し疑問も感じている。付帯決議、それからの対応については議会のことなので、私から申し上げることではない。
     平成25年度当初予算を議会で認めていただいた。1人でも多くの市民の皆さまからご理解をいただき、9月議会で連節バスの契約案件を、2月議会では、新潟交通との運行事業協定の大枠を示したうえで、次の予算を認めていただくという形で考えている。今後、議会ともしっかりと情報交換していきたい。
     新潟交通は顧客を大事にするが、バスを利用していない方の意見をあまり聞かなかった。しかし、BRTは公設民営なので、新潟市ではすべての階層に意見交換をしていくということになる。このことをアンケートで集約できるのかどうか。税金を使うので全部アンケートさせてくれということにすると、予算は成り立たない。
     連節バスを8台でスタートさせた時、年間の負担が1億5,000万円。その内、国費が半分で、新潟市の税金の負担は7,000万円強となる。これと現在の区バス、住民バスの税負担で展望のないまま支出している1億2,300万円と、どちらが市民に責任が果たせるか。新潟交通にも建設的な意見を言っていこうという方が良いのではないかと思っている。
     青山の乗り継ぎ点については、当面、現在のスペースを活用していくということにしている。しかし、7月ごろの説明会で、新潟交通とともに、第1期はこういう形で乗り継ぎ点を作りたいということを説明しなければならないと思っている。
     雪への対応については、30センチ積雪では普通のバスでもスムーズに走行できなくなるが、現在の超低床バスが運行できる積雪量について対応する。新潟は雪が20センチ以上積もる日はあまりないが、BRT区間は除雪をより手厚くやる。

    質問8

    防犯灯や除雪の地域格差の是正に5年もかかるのは遅いのではないか

    発言者

     除雪と防犯灯に関してお願いしたい。
     市は、今回、除雪対象の拡大、あるいは防犯灯のLED化を促進するというように施策の充実を図っているが、これと差別の解消はリンクしない。差別の解消を自治会にゆだねていることはおかしいのではないか。また、合併から8年経ち、さらにあと5年から6年というのは少し常識的にもおかしいと思う。

    市長

     防犯灯の件で5年から6年かかるというのは、新潟市全域ではそういう計算になるということである。不公平感が強い、差別感の強いエリアを考慮していくということは必要だろうと思う。江南区の大きな課題については、例えば、特色ある区づくり予算を活用するとか、工夫できるのではないか。
     除雪についても、旧新潟市の部分を上積みして、旧亀田・横越に近づけたいと思っているが、全部行政任せということがこれから続けられるか。業者が確保できるかということも含めて、完全に大丈夫というものではない。相互に工夫をし、地域の力を活用させていただきながら、できるだけ持続可能な方法に変更していく。改善していただくことも必要であろう。

    質問9

    発言者が落ち着いて市長の説明を聴くために、発言者について予め受付して番号札を渡すなどの工夫が必要ではないか

    発言者

     まちづくりトークの質疑応答について、あらかじめ開会10分前くらいに発言希望者を集めて、くじ引きなどで順番を決め、番号札を渡して番号順に発言させれば、発言者はイライラしながら待つよりも良いのではないか。

    市長

     提案は十分考慮に値すると思う。しかし、他の人と私とのやりとりを聞いて発言したくなる方もいる。そのため、まず最低限、発言したいと思う人は登録などをし、時間があれば他の方も発言できるというような形も含めて考えたい。少なくとも手を挙げた方については、必ず全員発言をしていただいているので、焦る気持ちは無用だということを最初に伝えればよかったかもしれない。

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